12月14日(日) ハイビスカス(ブッソウゲ)

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<駿東記5>三島の街から南へ少し下ると、小さな島が海に浮かんでいます。駿河湾の最奥部になるそこは、三島や沼津の市街地よりさらに暖かなのでしょう。夏の花であるハイビスカスが、なんの保護措置もされず、藪のなかで微笑んでいました。
もっとも、ほかの植物(ススキオオイタビスダジイハゼノキなど)はそれなりに季節の色や姿を見せていたので、常春・常夏の地とまでは言えないようです。
それにしても、です。埼玉や東京の冬ならば温室でしか咲かない花を見られた…そんなプチ贅沢がとても幸せに感じられた今回の駿東の旅でした。

過去のきょう 2024 ケショウビユ(イレシネ・ヘルブスティー) 2023 エランテムム・ワッティー 2022 ヘンリーヅタ 2021 カマツカ 2020 クダモノトケイソウ(パッションフルーツ) 2019 ネジキ 2018 ヨウサイ(クウシンサイ) 2017 フランネルフラワー 2016 ストロビランテス・エキゾチカ 2015 ハイアワユキセンダングサとウィンターコスモス 2014 カリガネソウ 2013 タコノアシ 2012 キジョラン(とアサギマダラの卵) 2011 フサザクラ 2010 ノハラアザミ 2009 サンパチェンス 2008 カラスザンショウ 2007 フウ 2006 ムラサキキャベツ 2005 ハナヒョウタンボク 2004 ホオズキ

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12月13日(土) 相生の松(あいおいのまつ)

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<駿東記4>これをここに収録すべきか、少し迷いました。かつて「アイグロ」マツは載せていて、あれは歴とした交雑種(黒松+赤松)で学名ありだったのに対し、こちらは黒松と赤松が寄せ植え状態になっているだけで、品種とは言えないはずです。
ただ、三島散策のオマケだし、大社の境内にはこの「相生の松」のほかに白松(大社は「三葉松」と表示)もあったのです。立派なその松の幹や葉の様子を、かつての覚束ない内容のシロマツ記事に追録させてもらった義理があります。加えて、これからの老後生活に相生という名が縁起良かろうという魂胆も見え見えです。

過去のきょう 2024 タイワンサザンカ 2023 オオムラサキシキブ 2022 アグラオネマ・ホワイトステム 2021 ホワイトバットフラワー 2020 コーヒーノキ 2019 サルビア・コッキネア 2018 ツルラン 2017 ハゼノキ 2016 セコイア(センペルセコイア、アメリカスギ) 2015 ヌマミズキ 2014 ヒマラヤスギ 2013 サザンカ 2012 カキノキ(次郎) 2011 タヌキマメ 2010 キッコウハグマ 2009 イタヤカエデ 2008 カラハナソウ 2007 ハンカチノキ 2006 カランコエ・ベハレンシス 2005 ワビスケ 2004 イシミカワ

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番外編 : こ、これは!?

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<駿東記3>三島の街で遭遇した(水晶などのお店の看板)驚きの文字です。
えっ? 𰻞(びゃん)より画数多い? いえいえ、落ち着いて数えたら、38画しかないようです。𰻞よりは20画も少なくて、𰻞の王座は揺るぎないものでした。
と言うより、紛れもなく正しい漢字である𰻞に対して、こちらは「招財進寶」の4つの漢字を組み合わせた合字(抱き字とも)でした。「しょうざいしんぽう」…あの声の大きな国の人たちが大好きな縁起担ぎです。
Img_20251209_104258対するにこちらは本物のお宝です。櫛とか簪とは違い、全長40cmはあろうかという帆船模型を鼈甲で作ろうなんて、気宇壮大というか贅沢の極致というか(絶句)。
沖縄で見たベッコウチョウトンボのことを、ずいぶん久しぶりに思い出しました。

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12月12日(金) サンカクアカシア

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<駿東記2> 三島散歩で見つけた不思議な木です。両手では抱えきれないほどの広がりで、枝が奔放すぎるし、葉の尖りが怖いしで、恐る恐る一枚パシャリ…。
流通的にはサンカクバアカシアの名がメジャーでも、標準和名は「バ」抜きです。と言うか、「バ」の有無はさておき、花の助けを借りずにこれをアカシアの仲間と見分けることができてホッとしたのが本音です。確認のためおよび自分のおさらいのため、ブログ収録済みのAcacia(アカシア属)類を下に並べておきます。
さて話をこの危険物さん(笑)に戻せば、出だしで「葉」とした灰緑色パーツは偽葉で、葉に見えるのは葉柄だそう(本来の葉は退化)です。それが不等辺三角形というのもややこしいことです。早春にはいかにもアカシア属らしい黄色いボンボリ状の花が咲くはずなのに、さすがの三島でもいまはその気配すらありませんでした。

<過去掲載のAcacia(アカシア属)・和名50音順>アカシア・コベニー ☆ アカシア・フィンブリアタ(ブリスベンワトル) ☆ ギンヨウアカシア ☆ シキザキアカシア ☆ シキザキホソバアカシア ☆ フサアカシア ☆ ムクゲアカシア ☆ ヤナギバアカシア(アカシア・フロリブンダ)

過去のきょう 2024 ルエリア・バルビラナ 2023 ブドウホオズキ 2022 シンジュノキ(ハッピーベリー) 2021 アリストロキア・サルバドレンシス 2020 センニンソウ 2019 ノックアウトとダブルノックアウト 2018 ウラジロノキ 2017 フジバカマ 2016 タチツボスミレ 2015 スカシタゴボウ 2014 タコノアシ 2013 オオツワブキ 2012 ヤブタバコ 2011 カマクラヒバ 2010 チョコレートコスモス 2009 ネズミモチ 2008 ツルアリドオシ 2007 カラマツ 2006 エピデンドラム・ラディカンス 2005 ノゲシ 2004 イヌリンゴ

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12月11日(木) カラー・エチオピカ(オランダカイウ)

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<駿東記1> 富士の伏流水が湧くのは柿田川だけではなく、三島の街には湧水やそれによる流れがあります。ここ源兵衛川は駅も程近い街なかを1km以上も下っていて、岸辺もあれば流れのなかには飛び石が置かれて、絶好の散歩コースでした。
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そしてそこで見たものは! うわ、カラー(エチオピカ)です。いま、12月の入口です。カラー類はだいたいがGWのあと、早くても3月下旬から咲くものと思っていました。実際、先日のガーベラの項には冬の志木でカラーを枯らした話を書きました。
それが、源兵衛川に手を入れてみるとぬるいのです。伏流水の出る場所でなら、志木でさえホテイアオイやウチワゼニクサが元気に冬越しするのを見ています。ましてや、志木よりも冬の気温が2~3度は高い三島です。さらにここにはなんとキショウブまで花開いていて、羨ましさに涎を垂らしながらの散策と相成りました。

過去のきょう 2024 イロハモミジ 2023 ヒトツバハギ 2022 ドロセラ・アデラエ(ツルギバモウセンゴケ) 2021 ノコンギク 2020 サポジラ 2019 木立性ベゴニア・ホワイトカスケード 2018 ハマヒサカキ 2017 コウシンバラ 2016 イイギリ、ほか2種 2015 イタヤカエデ 2014 ハナゾノツクバネウツギ 2013 ヒマラヤザクラ 2012 アスナロ 2011 ゴクラクチョウカ 2010 ヤマアジサイ 2009 ノイバラ 2008 ラシャカキグサ 2007 シャシャンボ 2006 デルフィニウム 2005 トウカエデ 2004 ウキツリボク(アブチロン、チロリアンランプ)

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番外編 : 礼文アルバム

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志木とは緯度が10度違うので、礼文の日暮れは1時間遅れです。着いた日の夜7時、外はまだ明るくて、利尻富士が霧の向こうにうっすらと見えていました。
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当然に夜明けも早くて、これで5時半です。霧は濃さを増して、すぐそこの防波堤も白くトロケています。漁師さんはもう仕事を終えて船を引き上げていました。
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島の目抜き通りです。自転車のおじさんはお仕事でしょうか。4todosima468
この先は異国・樺太です。
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きれいなトイレはあっても、数がかなり不足です。携帯トイレは必需品です。6azarasi_dai
防波堤のすぐ先に、ゴマフアザラシ(拡大可)が50頭以上確認できました。
そう言えば志木にゴマフアザラシのあらちゃんが現れたのは2011年でした。
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ここが使えていれば、移動はずいぶん楽だったでしょうに…。
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島の目抜きにある漁協スーパーにはレアな鎌がありました。
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濃霧はずっとつきまとい、島の西側へ行けば行くほど、標高を稼げば稼ぐほど、頑なに視界を遮ってくれました。(拡大可)
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そのくせ、西海岸でもフッと霧が流れて名勝・猫岩を拝めたりして…。
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小石を踏みしめつつ、登っては降り、降りては登り…膝と足首、ゴール地点で限界一歩前でした。
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初めて見た形の消波ブロック、ファンキーです。
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旅に同行した婿ちゃんはエゾメバルを釣り上げ、ドヤ顔です。
Canariya
礼文に行ったら、サユリストではなくてもここでしょう。
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帰路、利尻島に立ち寄って散歩した姫沼も霧・霧・霧でした。

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6月19日(木) レブンアツモリソウ

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<礼文記1> 雨と風は植物撮影の天敵なのに、雨はほぼ降らず&10m以上の風があたりまえの島でそよ風しか(岬は別)吹かず、やはりワシは神かと思ったのです。
しかし、濃霧という伏兵にやられました。お花畑が断崖となって海に落ち込む「これぞ礼文島」という景色が、悲しくも白濁・意味不明写真です。
ただ、うまく霧が束の間晴れたり陽が射したりというタイミングはあったし、そこまでツキはなくても足下の花ならそれほど霧に邪魔されなくて、まあまあの運でした。
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で、暮れから正月の「八重山記」に続き、また少しの間、「礼文記」です。その第一弾はもちろんレブンアツモリソウです。このためにはるばる…。
なのに、むぅ、遅かった!というのが上の写真です。袋の枯れ方が勉強だよとか、子房がもうだいぶ大きく(太く)なってるなあとか、涙ながらの観察です。
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とは言え、やはりワシは神で(笑)、捜せばこの程度のものが幾本か見つかりました。もっとも、微妙に黄色具合が違っていて、嵌め込んだものが一番flavum(学名の変種部分=黄色の意)でした。まずは礼文訪問の最大目的を達成です。

<補注> 思いがけず、ホテイアツモリソウまで収録できました。(2025年6月20日

過去のきょう 2024 スギゴケ 2023 アスフォデルス・アエスチブス 2022 マオラン(覆輪タイプ) 2021 カリカンサス・ハートレッジワイン 2020 アセビ 2019 ムクロジ 2018 ミヤマオダマキとヤマオダマキ 2017 ドクゼリモドキ(ホワイトレースフラワー) 2016 ヒオウギアヤメ 2015 アフリカホウセンカ(インパチェンス) 2014 ムクロジ 2013 ササユリ 2012 ガクアジサイ 2011 ナナミノキ(雌株) 2010 キョウガノコ 2009 エゾヘビイチゴ(ワイルドストロベリー) 2008 ミヤマウグイスカグラ 2007 イチヤクソウ 2006 サクラ(染井吉野) 2005 コムラサキ 2004 コムラサキ

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2月3日(月) ツルソバ

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ゲゲ、こ・これは? かつてこれを捜し、志木から三浦半島東端の岬まで片道2時間40分を旅したのはいったいなんだったの? ああ、アホウドリが飛んでいく…。
そうだよね、伊豆は暖かいのだよね、と、夕刻、シャツ1枚で散歩しながら道端にツルソバを見つけて涙する爺さんでした。「道端」ですもんね。翌日、車で走っていても、崖からこれが盛大にブラ下がっているのが見えて、もぉ、ただの雑草でした。
あぁ、昔の記事を読み直すと頬が火照ります。「自生地」とか書いています。知らないというのは罪なことです。まだまだまだ、知らないことだらけなわけで、こりゃあまだまだまだ棺桶には入れないぜ!と思うのは最良の健康法なのでしょう。

過去のきょう 2024 マルバノキ  2023 コハイホラゴケ(ヒメハイホラゴケ)  2022 イエローピタヤ  2021 コウジ  2020 オキザリス・グラブラ  2019 テーブルヤシ  2018 フラグミペディウム・シリミー 2017 フィクス・トリアングラリス 2016 キバナアマ(ウンナンゲッコウカ) 2015 コガタシロアミメグサ 2014 アコウ 2013 オンツツジ 2012 タアツァイ(ちぢみゆきな) 2011 ゴンズイ 2010 サボテン(金鯱) 2009 ノキシノブ 2008 フェイジョア 2007 モンステラ 2006 ソヨゴ 2005 ウメ

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2月2日(日) クスノキ

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樹齢2,100年だそうで、キリストさまよりも早く生まれたわけです。片側の幹は失っても、残った幹は20mの虚空に聳え、この日も緑濃い葉が風にそよいでいました。
熱海に来ることは少なからずあったのに、ここ来宮神社は初めてでした。押すな押すな…とまでは言わなくても半端ないほどの人出で、一周で一年延命というこの古木の裾なのに、0.7周くらいであきらめました。8カ月は長生きできるでしょう。
かつて地元埼玉の「上谷(かみやつ)の大クス」を取り上げていて、あれが全国巨木ランキングで16位(19位)に過ぎないのに対し、今回拝謁の楠は堂々の2位です。1位は鹿児島・姶良にある、やはり楠で、樹高は30mとあります。そう言えば鹿児島の地ものんびり旅はしていなくて、さあ、ご縁はいつ繋がることでしょう。

過去のきょう 2024 ディーフェンバキア・ハワイスノー  2023 キンギョノキ  2022 カラタネオガタマ  2021 ダルマギク  2020 テーダマツ  2019 ジゴペタルム・マリーアン  2018 カランコエ・ベハレンシス(センニョノマイ) 2017 トキワツユクサ 2016 ラショウモンカズラ 2015 ガビサンハンショウヅル 2014 モミジアオイ 2013 ミヤコザサ 2012 ウメ(八重寒紅) 2011 ヒョウタンウツボカズラ 2010 リンボク 2009 タチシノブ 2008 ニホンスイセン 2007 イトラン 2006 ムラサキシキブ 2005 ヒナギク(デージー)

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1月5日(日) ヒハツモドキ

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<八重山記11> 竹富島観光の定番である古風な家並みも、その保存はものいりなことだし、勝手な建て替えはできないのだそうです。折しも屋根の修復をしていましたが、こんな重い土や瓦を運び上げるのがもし夏だったらと怖気を震います。250105pi_retrofractum1
そんな竹富の石垣がPiper(コショウ属)で蔽われていました。現地ではピパーチと呼ばれ、よそ行きに言えば島こしょう(注)、標準和名ならばヒハツモドキです。
おっと、沖縄の常で発音にはかなりの幅があります。竹富ではピーヤシだし、県内にはピパチ、ピパーツ、ヒバーチ、ヒハチ、フィファチなどの変化型があるそうです。
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さらにおっとで、きのうのヤマヒハツ2種とヒハツつながりです。もっともあの2種のヒハツは名前だけ(分類的にまったく別で、当然ながら胡椒成分なし)だったのに対し、きょうのヒハツはモドキとされながらも胡椒直系です。ロングペッパーと味的には大差ないそうで、八重山そばには必需品、島の味を形成するものだと言います。
香辛料とするには実を天日干しして粉にするし、葉を天ぷらにもします。志木でも栽培できればいいのに、冬の平均気温が15度以上も違っては無理な話です。

<補注> 八重山で言う「島こしょう」は、和名シマゴショウであるペペロミア・ボニンシメンシスとはまったくの別物です。

過去のきょう 2024 ナルキッスス・カンタブリクス・フォリオスス 2023 ポンポネッラ(つるバラ) 2022 グレビレア・ピーチズアンドクリーム 2021 ムシトリスミレ 2020 ヒカゲツツジ 2019 ムチゴケ 2018 ツクシカイドウ 2017 セイヨウフダンソウ(スイスチャード) 2016 オドリコソウとヒメオドリコソウ 2015 ドラセナ・コンシンナ 2014 ハクサイ 2013 ボタンヅル 2012 ヤマコウバシ  2011 カルドン 2010 キチジョウソウ 2009 サザンカ(白八重) 2008 ミミズバイ 2007 オオキバナカタバミ(オキザリス・セルヌア) 2006 ナンキンハゼ 2005 ノイバラ

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