番外編 : アバラ雲

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夕方6時半過ぎの空が不気味でした。アバラ雲と名付けてあげたら、正式には波状雲(はじょううん)というものでした。天気が下り坂に向かう予兆だそうで、ホントかどうか、明日の具合が楽しみです。

⇒ 翌日(11月3日)、朝はかなりの快晴、昼ごろいったんドンヨリして風が吹き荒れたものの、その後持ち直し、夕方も気持ち良い空でした。やはり雲の形「だけ」で先の天気を当てるのには無理があるようです。

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番外編 : アピオス花茶

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笊一杯に収穫したアピオスの花を3日にわたって天日干ししました。きれいだった赤色は失われ、サイズは半分以下になり、はっきり言ってゴミです。
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7月の末に開き始めたら、その後、花房はドンドンドンドンできては開き、蔓がのびるに従い、果てしなく咲き誇りました。それを残さず摘むのはわりと面倒でした。
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さて試飲です。色? はて? 香り? はて? 味? はて?
しょうがないのでチョウマメ茶のときを真似てレモンを垂らしたらピンクになりました。アントシアニンが含まれてはいるようです。
ただ、ワタシの鼻と舌はこれをお茶として認めないので、残りを焙じてみました。茶は心なし茶色になり、香りも焙じ茶に似て、お茶を飲んでいる気分は出ました。
さて、また花がドンドンできたら、摘みますか? もうやめておきます。蟻ンコがこの花大好きなので、ヤツらのために地面に置いてくることにします。

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番外編 : 樹液酵母

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縦寸20~30cm、横幅5~6cmのブニュブニュ・シワシワ物体が2本、クマノミズキの幹に貼り付いていました。形と色と質感と、三拍子そろったキモさです。
なんじゃこれ~?と触ったら、お水がジョワ~とこぼれました。濡れた指を恐る恐る舐めてみたものの、味は感じません。ただのお水??
これ、樹液酵母という、わりと有名な物体でした。幹の傷から流れ出た樹液に天然酵母が繁殖して発酵したところに赤カビが付着して繁殖したものだそうで、酵母やカビの種類によって、このブニュ&シワの形状や色合いには幅があるようです。
野山徘徊20年余、初めて見ました。冥土の土産というヤツでしょうか。

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番外編 : 分蘖

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葉(小葉)の形が丸からコスモスに変化することだけを目撃したかったパクチーなのに、もう一つ「重大な」事実を見せつけられました。根もとがずいぶん賑やかです。
分蘖(ぶんげつ・ぶんけつ)という現象はイネに特有だと思っていました。なんの、こうしてパクチーも根もとでたくさん「茎分かれ」していました。調べると、トウモロコシミント類シソモロヘイヤとか、おっとゲンノショウコまで茎分かれ仲間でした。
蘖(げつ)の字はふだん使わなくて、自分でも「ひこばえ」は仮名書きしますが、本来はこの漢字をあてます。つまり、地際から生じる新芽を蘖と称するわけです。
もう一点、この漢字の読みは「げつ」なので、分蘖という単語は「ぶんげつ」と発音するのが本来です。ただ、米農家さんもふつうは「ぶんけつ」と言うし、多くの資料は「分けつ」と表記して、この表外字と発音のむずかしさから逃げます。
さあて、自分はこれから上の写真のような状態を見たときになんと発音しどう表記するか、悩むほどの問題ではなくとも心は迷います。

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番外編 : 技術の進歩、しみじみ(Anker Soundcore Mini 3)

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中央に置いた黒い塊が主役です。周りのモノは、その主役のサイズを示すスケールで、要ははた衛門氏ご愛用のマグカップよりも小さいぞと言いたいわけです。
これがスピーカーだなんて、10年前だったら「馬鹿にすんな」だったでしょう。ところがこのAnker Soundcore 3、夏川りみちゃんの突き抜ける高音も、ポール・チェンバースの唸るようなベースも、楽勝で鳴らしきるのです。聴いていて笑いが止まりません。

じつはこれ、4年前の迷走劇のリベンジです。あのとき、Bluetoothでハズレを引いた結果、有線接続で妥協したものの、やはり手元で操作できないのは不便でした。
それが、先日の東伊豆旅行でBluetoothスピーカーに目覚めたのです。そもそも部屋にそんな機器がある宿は初めてでした。インバウンドとやらの客には部屋のテレビまで持ち帰る輩がいると業界の人から聞いていて、まさかVictorブランドの「素敵で手ごろなもの(SP-WS02BT)」が、なんの警戒手段もなく置かれているとは驚きました。
そして、音にも感心しました。その前に、接続の簡単さも確認しました。奥様もたやすく自分のスマホをつなぎ、好きな曲を堪能です。当然ながら、みんなのスマホに入っていない曲もYouTubeでどんどん流すことができます。
さてウチに帰り、みんなが「あれいいよね」と言うものの、いやいや「あれ」は高いし、形がいかにもスピーカー然として遊びがありません。そこでSoundcore Miniです。先行モデルの改良版的位置づけ(2→3)だったのも決定要因になりました。
すごいもんです。そりゃあ、本来のオーディオと比べるのは野暮というものだし、ケチって1個だけ(2個繋ぐことも可)なので、音像定位などを追いかけるものでもありません。あくまでも気軽に、少し離れたソファでノターッと、食卓でユターッとするための道具です。お風呂でもOKということで、そのうちザブーッ(注)もしてみましょう。

<補注> ザブーッと言っても湯船に漬けたわけではなく、壁にかけて(そのためのヒモ付き)使ってみました。ふつうの部屋と同じにいい感じ(妙にエコーすることなく)で、スマホをジップロックに入れて使うよりはずっと気軽になりました。(2025年3月10日)

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12月17日(火) イザヨイバラ

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15日が満月で、翌日16日が十六夜の月…今年の12月はずいぶんと暦がデキすぎでした。なにか慶事があっても良さそうなのに、下界はお先真っ暗でございます。
とか言いながら、爺さまはのんびりと十六夜の月を撮ってご機嫌です。前もって得ていたイザヨイバラ(注)の写真にそれを貼り付け、ニマニマ・ニターリです。
それにしても、バラの花の欠けがこれだけわかりやすいのに比べると、十六夜の月の欠け方はじつにビミョー(右上部分)です。これは16日の月齢が14.9(当日正午の値)、つまりほぼ満月だったという悲しい巡り合わせのせいです。
そんな憾みを残しながらも、16日の夜はうまい具合に寒風もなく雲もなく、こうして子供の理科の勉強みたいなことをして遊べたのだから、大・大・大満足です。

<補注> かつての記事には八重と一重、それぞれのイザヨイバラを載せています。

過去のきょう 2023 ハチジョウキブシ 2022 コガタムラサキオモト 2021 ムラサキバレンギク(エキナセア・シャイアンスピリット) 2020 ムユウジュ 2019 セッカタマシダ・ダフィー 2018 ウォレミマツ(ジュラシックツリー) 2017 イヌカラマツ 2016 テッケンユサン(アブラスギ、ユサン) 2015 オリーブ 2014 パキラ 2013 アツバキミガヨラン 2012 フウ 2011 クリスマスローズ(ニゲル) 2010 ニワウルシ(シンジュ) 2009 アキニレ 2008 ハマヒサカキ 2007 キジョラン 2006 ヤブコウジ 2005 ローズマリー 2004 トウネズミモチ

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番外編 : 芋がらのお料理

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自分で育てたサトイモはことのほかおいしかったのに、じつは芋がら(長~い葉柄)は即廃棄していました。食べられることは知っていても、その下処理が面倒なことはわかるし、ウチのシェフがそれをやってくれないことは見え見えだったからです。
なのにアライさ~ん、ひと抱えもの芋がら、持ってきてくださり、ありがとね・涙。新聞紙にくるんだまま、二日ほど放置したものの、旦那、出番ですぜ。
ゴム手袋をつけ、皮を剥きました。思った以上に薄いし、一気に広くは剥けません。2~3mmの細~い皮を、ツー、ツーと剥くこと20分、根気の作業です。
で、芋がらの食べ方はフレッシュとドライの両方があって、まずは生にトライです。軽く茹で、水に晒してあく抜きし、食べやすい寸法に切ってできあがりです。
酢味噌をかけていただくと、こりゃ絶品でした。シャキシャキとした歯ごたえ、豊かな瑞々しさです。お酒が進みすぎて、芋がらが危険物とは恐れ入りました。

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番外編 : 水無月モドキ

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夏越祓(なごしのはらえ)には数日遅れてしまったものの、その日に食すべき水無月…らしきものを自作してみました。バナナサンド以来4年ぶりの新作です。
外郎(ういろう)であるべきベースは愛玉子(オーギョーチ)でヒンヤリ冷菓です。そして上に載せたのは小豆ならぬ丹波黒豆、北野エースで近ごろ評判の「丹波黒」です。見た目は甘納豆なのに、そこまで甘くはなく、じつに上品味です。
一発勝負の実作をしてみての反省は、愛玉子と丹波黒の馴染みが良くなかったことです。丹波黒を載せるタイミングをもう少し早く、少し沈むくらいにすべきでした。しかし、馴染み不足を補うためにかけた蜂蜜がけっこうアタリ…結果オーライでした。

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7月24日(日) オオボウシバナ

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過去掲載の2回が2回とも、たった1個の花を大事そうに写しています。それが今度はけっこうな広さに植えられて、少しなら染料(アオバナ)を作れそうです。
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そして、昼を回っていたので、多くは萎んでいました。たくさんある+縮んでいる=1個だけ花を頂戴してもいいかな…ということで、爪の上で潰してみました。滴るほどにジューシーで、そのお汁で皮膚や爪がすぐ染まりました。
面白いので、シャツの裾に擦りつけたら、しっかりブルーに染まりました。さてこれが落ちなければカミさんにお目玉喰らうぞと思いつつ、あえて翌朝まで放置したあとで洗ってみました。きれいに消えました。さすがの下絵用染料です。

過去のきょう 2021 ルリトウワタ(オキシペタルム) 2020 サスマタモウセンゴケ 2019 ラシャカキグサ 2018 タイワンウリノキ(シナウリノキ) 2017 タマアジサイ 2016 ガマズミ 2015 ヤノネボンテンカ(タカサゴフヨウ) 2014 オニユリ 2013 ナンキンハゼ 2012 キリンソウ 2011 シオデ 2010 ショクダイオオコンニャク 2009 コクサギ 2008 ホテイアオイ 2007 ソバナ 2006 ツキヌキニンドウ 2005 ニワウメ 2004 ルリヤナギ

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5月4日(水) ゲンゲ(レンゲソウ)

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恥の記録から丸々1カ月以上が過ぎ、今度は学習の記録をしてゲンゲとお別れとなりました。中学の理科で習った根粒菌を確認したかったのです。
写真右側が掘り起こした株で、矢印をつけた箇所に米粒ほどの物体が見えます。これが根粒で、老眼ではかなり見つけにくいレベルのものでした。
なお、この粒は「根粒」であり、「菌」はこれを割って顕微鏡で見つけるものでした。こんな基本も知らず、「ゲンゲには根粒菌」と丸暗記していました。
あと、切り戻し以後も立派に復活し、写真左側のようにたくさん花をつけたゲンゲのタフさにも感服しました。GWごろが見ごろとは言え、3月中旬には開花し、どうかすると秋にも花咲くのだから大したものです。
ただ、残念ながら環境良好とは言えないプランターではうどんこ病が出てしまい、9月から続いた長いお付き合いにもついに終止符を打つことになりました。

<追録> 悲しい結末にうちひしがれて徘徊していたら、ゲンゲが咲いている田を見つけました。思わず地面まで指を差し入れた図がこれ(↓)で、自分の人差し指は先から付け根までほぼ10cmです。
やはり元気に育てばゲンゲはマッチョであり、背丈が30cmを超してお互いが絡まり合うという状態は不憫だったことを再確認しました。
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過去のきょう 2021 ヤモメカズラ(ペトレア・ボルビリス) 2020 ハナミズキ(アメリカヤマボウシ) 2019 シロバナフジ 2018 サンカヨウ 2017 セキショウとショウブ  2016 ビオラ・つぶらなタヌキ  2015 ハハコグサ  2014 ダイオウグミ  2013 ゼンマイ  2012 イチハラトラノオ(市原虎の尾)  2011 セイヨウバクチノキ  2010 ベニシダ  2009 トウカエデ  2008 ニワトコとムベ  2007 キモクレン  2006 ヒメコウゾ  2005 スズラン  2004 ハルジオン

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