3月11日(水) ホオノキ

考えてみればこの大型の実が真っ赤に染まり、それが朱色の種をヒネリ出してから丸々5カ月が経過しているのでした。秋のうちに種は落ち尽くし、殻は色を失い、ついには冬を越してこうして骸を地べたに晒しているわけです。
冠毛や種髪で風に乗る次世代散布システムに比べ、なんと重厚な命の継承手段でしょう。しかし、見かけの軽重と命のリレーの崇高さにはなんの相関もないと気づきます。このホオノキの実は、オブジェとしての美しさだけを純粋に楽しむことにします。
過去のきょう : 2025 ボタン・獅子頭 および2024~2005年3月11日へのリンク










