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1月31日(土) トウジュロ

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遠くからだとヤシの並木かと思えて、関東平野もついに南国かと思ったら、その正体はトウジュロでした。シュロ属とは言えヤシ科ではあるので、遠望した印象を間違いとは言えなくても、トウジュロ並木なんて必要か?と八つ当たりです。
そう言えば、少し前のこと、存在意義が見いだせないメタセコイア並木を見ました。あのように「誰も見てくれない」並木には首を傾げても、このトウジュロは公園に並んでいたので、この季節ならみんな「南国みたい」と喜んでくれるのでしょう。
シュロ属はヤシ科のなかでは比較的寒さに強くて、そういう「喜ばせ」需要には向いています。しかし、発芽後だと寒気にやられていたはずなのに、このごろはノラジュロ(勝手に生育)も増えました。棕櫚だらけ日本になど住みたくもありません。

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1月30日(金) ランヨウアオイ

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落ち葉を舐めるようにして花を捜したのに見つかりませんでした。それでも、なかなか会えなかったランヨウアオイについにお目もじできて満足感高めてす。
ランヨウは「乱葉」で、葉に白斑が入ることを乱れと見たというのが通説です。ところが、すでに収録した同属種にも、タマノカンアオイヒメカンアオイには同じ斑紋を見ることができて、肩透かしと言うか腰砕けと言うか、素人は眉が曇ります。
そこで着目するのは葉の基部であり、その両側が耳形に外側に開きます。これは過去収録のAsarum(カンアオイ属↓)にはない特徴です。

<既収録のAsarum(カンアオイ属)・和名50音順>ウスバサイシン ☆ カンアオイ a. ☆ カンアオイ b. ☆ コシノカンアオイ ☆ センカクアオイ ☆ タマノカンアオイ(リンクは本文中) ☆ ヒメカンアオイ(リンクは本文中) ☆ フタバアオイ ☆ ミドリウスバサイシン

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1月29日(木) ヨーロッパモミ

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まるで雨のあとのように艶やかな葉に驚きます。もちろん関東はずっとお湿りなしで、ウチの鉢物なんてすぐカラカラになって、水遣り加減の難度高めです。
ヨーロッパモミとはまたずいぶん大雑把な名前で、ギリシャとノルウェーじゃあ、ずいぶん気候が違いそうです。と思ったら、欧州中部・南部が原産地(注)だそうで、はてその辺を括る言葉を知りません。しかたないのでヨーロッパモミで納得しましょう。
ただ、そんなお里に比べればこの辺の寒気など平気なようで、逆にジメジメの夏は苦手と言います。まかり間違って高原の別荘オーナーとかになったらば、庭に5本・10本植えてあげてもいいかなとか、オツムに蝶々が止まってる爺さんです。

<補注> ドイツの黒い森は、このモミとドイツトウヒが主要な樹種だそうです。
なお、同じように「ヨーロッパ」という冠を載せたヨーロッパブナ収録のときは、その名づけがアバウトだとはまったく思いませんでした。

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1月28日(水) タイワンハマオモト

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ちょっとばかり早まったなぁと前の掲載を笑いはしても、あれと今回と二つで一つ、いい役割分担をしてるじゃないかと自己満足というか正当化です。
同じ温室でも3週間違えば状況は大違いでした。タイワンハマオモトさん、こんな美人さんだったんですね。ふつうのハマオモト(ハマユウ)に比べると、花びらがシュッと長くて細く、そのくせあまりクチャクチャにはならず、すっきり見えます。
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すっきりしないのは名前で、和名が台湾を名乗るのに、学名(変種名=sinicum)は中国のものだと言っています。その登録はどなただろうと思ったら英国のお方で、話を面倒にするのはもっぱら和名なのでした。幸い(?)にオガサワラハマユウという別名があって、この花をそう呼ぶようにしたら、日本各地はさらに静かになります。

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1月27日(火) ジュズサンゴ

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この一枚の主題は萼です。恥ずかしながらジュズサンゴはいままで数カ所で見ていて、赤い実と白い花のコントラストがいいねと、すでに収録もしています。
ところが、果穂に並ぶのは赤い粒だけと思っていました。実には萼が伴うというあたりまえの事実に今回気づいて、愕然としたワケです。ガクッ(萼)…。
しかも、真っ赤になるまでには色に段階があることもわかりました。さらに言うなら、4弁の花の中心では純白の子房が膨らんでもいます。
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見たつもりでいたものにいくつも新鮮な美を見つけられる…これって目が節穴なのではなくて脳が幸せパターンなのだろう:::ということにしておきます。

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1月26日(月) テンリュウ(クレイニア・ネリイフォリア)

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ユーフォルビアの種類だろうなと思ったらまったくかすってもいなくて、打ちひしがれました。これでキク科ですと? 秋の菊花展に並んでみろよ、お前!!
学名がKleinia neriifoliaだそうで、おっとテツシャクジョウと同属でした。かつ、シノニムがSenecio kleiniaとくれば、その同属にはノボロギクやらキオンとかがあって、いや、そういう「健全な」キク科さんたちはこんなにのたくっていないでしょうよ。
もっとも、海外サイトにはじつにショボイ、しかしたしかにキク科らしい花も紹介されていて、なるほどと頷くしかありません。また、和名テンリュウは漢字だと天竜をあてるところまではわかっても、意味解説が見つかりません。天竜川流域に育つわけもなし(原産地はカナリー諸島)、天に駆け上る竜のイメージなんでしょうなぁ。

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1月25日(日) 黒葉サトイモ

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同じものをかつて夏に載せていて、そこにはこれが冬は苦手と書きました。それなのにこの堂々たる様子で、これぞ大温室の威力まざまざという1枚です。
ただ、さすがの環境でも葉の更新が少しは鈍くなるようで、傷んだ葉が哀れです。それでも葉の色変化は夏と変わらなくて、と言うか、緑みが弱まった分、銅葉の性向がはっきりわかるようになって、茎の色まで大迫力です。
古い葉を刈らないでおくと1mほどにはなるので、いかに自分好みの色合いではあっても、手元で育てるのは無理だよねぇと悲しくなります。

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1月24日(土) ディオーン・スピヌロスム(ジャイアントディオーン)

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どうしたってこの白い砲弾!?に眼が釘付けになります。しかし、この木の見どころは深い緑色をして鋭い形の葉です。生長がものすごく遅い(家庭栽培だと年に数cm)ので、これだけのサイズ(葉身1.5mオーバー)はかなりレアものです。
そして驚くべきはこれでもまだ「ささやかサイズ」なのです。ソテツの縁戚としては世界最大で、その高さは15mに及ぶと言います。
おっと、話を白い砲弾に戻せば、これはおそらく雌株(ソテツ類は雌雄異株)であり、雌花だろうと思います。雄株がなくて受精ができなくても球果にはなるらしいので、またの機会にはそれが幹からぶら下がった姿も見たいものです。

<補注> 仲間のザミア科メンバーは、このブログではこれまでにヒメオニソテツヒロハザミアを収録済みです。

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1月23日(金) ヒマラヤスギ

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きれいなシダーローズを拾えたので、以前の実生苗の記事ではそこに追録するつもりとしていたのを計画変更です。差し渡しが6cmあって、貫禄の美貌です。
この「バラ」の下側部分の「花びら」は、地面に落ちたときに飛び散るのでしょう。周りはその残骸だらけです。そして、きれいな「バラ」はすぐ持ち去られるので、このくらいの別嬪さんを手に入れられたのはちょっとした幸運でした。
この「バラ」およびその下の「脱落花びら」を失ったキャンドルスタンド状態の松笠は、かつて大晦日にその姿をここに収録しています。そして、このブログにヒマラヤスギを初掲載してから17年、季節ごとの姿がどうやら1周したようで満足です。

<補注> シダーローズのように有名ではないものの、カラマツの松ぼっくりもまたなかなかに「バラ」です。

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1月22日(木) フシノハアワブキ

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思わず「ニャン」とか「ネコパーンチ!」とか声に出しそうになります。10月の記事に「あとはマニアックに冬芽の様子」と書いた計画が実現しました。
その文脈では、関東では植栽品を稀に見るしかないフシノハアワブキの冬姿なんぞ、なかなか撮影できないよという言い訳気分が濃厚でした。なので、写せたことがまずうれしくて、その上にこんなコケティッシュな姿だったので、かなり舞い上がります。
赤茶色の毛で蔽われた裸芽であり、枝先でモコモコしているのはおそらく花芽、あとの下についているのが葉芽だろうと思います。ということは、成り行き上、さらにマニアックに、この冬芽がほどけるタイミングも狙う必要が出てしまいました。

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1月21日(水) オリヅルシダ

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この和名からは当然にオリヅルランを思い浮かべるわけで、図鑑によればあれと同じように細い蔓(葉軸)を長くのばしたその先に無性芽がつくらしいのです。ただ、残念ながらこの場所ではそれが見つけられず、再戦が必至です。
そこで悔し紛れに言えば、その折り鶴がなくても十分に美しい葉です。常緑性とは言え冬の低温はつらいでしょうに、とても艶やかで健全な姿でした。
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それは葉裏でさらに明らかです。柔らかな白色が穏やかな雰囲気で、行儀よく並ぶ胞子嚢にも好感が持てます。羽片の左右が非対称で、お茶目です。

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1月20日(火) ニジノタマ(セダム・ルブロティンクツム)

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ニジノタマは「虹の玉」とあてますが、標準和名はカタカナのままでした。で、虹なら七色でしょうに、こりゃ、真っ赤です。やや看板に偽りありです。
ならば葉が紅変しない暖かな時期はどうかと言えば、どうにも単純な緑色です。よほど好意的に捜せば、やや寒くなって葉が緑色から赤に変わるとき、緑の先端部がうっすらピンクから赤に移行しますが、それも七色には遠くて、うーむむ。
もっとも、こういう名前はつけた者勝ちだし、ルブロティンクツムなんてスラスラ出るオツムでもないし、諦めてニジノタマです。春にはいかにもSedum(マンネングサ属)らしい黄色い花をつけるので、そのころにまた「虹じゃないし…」とぼやきましょう。

<補注> 姿が似た感じのSedum(マンネングサ属)として、タマツヅリ(セダム・モルガニアヌム)を先行収録しています。(2017年3月16日

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1月19日(月) ルビーネックレス(クラスオトンナ・カペンシス)

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這うようにのびた茎が懸崖状態に垂れ下がり、それが寒さで赤紫になりました。気温が零下に下がっても、あるいは霜にあたっても耐える強さがあります。
ルビーネックレスという名前は、グリーンネックレスとペアにして覚えやすいし、そのどちらもキク科で、咲く花がオマケ的なところも似ています。正式にはクラスオトンナ・カペンシス(学名・注)ですが、無理せずに通称最優先で覚えるつもりです。
ただ、一応弁解しておくと、これはオーストラリアでの呼び名を借りたもので、日本の流通業界が勝手につけたものではありません。ならば和名はと言えば「紫月(しげつ)」と格調高く、多肉にはこういう風流な名前をつける慣習もあるし、否定はできません。ただ、発音しにくく聞き取りにくいという難があって、自分的にはパスとします。

<補注> 従前はOthonna capensisだったものがCrassothonna属に変更されました。capensisは「ケープ地方(南アフリカ)産の」の意味で原産地を示します。

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1月18日(日) ダイギンリュウ

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二度目の冬越し中のため、室内撮影となったダイギンリュウです。避難させるのが少し遅れたせいで、部屋に来てからもハラリ・ポロリと葉を落としていたものが、このごろようやく止まりました。そしてうれしい若葉が出始め、ホッと一息です。
ただ、期待の花はまだまったくその気配さえ見せません。フード型の風変わりな花がついたら、これが園芸種のCucullatusで間違いないとわかるのに無念です。
情報があまりなくて、その花のつくのが新しい茎か古い茎か、わからないのです。反面、茎や枝はどんどん出てのびるので、きつい剪定が必要です。もし花が古い茎につく性質なら、永遠に花が咲かないように育てているわけで、育てて3年目になる今年はそこらもよく塩梅しながら管理しないといけません。

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1月17日(土) アオネカズラ

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アオネカズラの青根ぶりはかつて見ているので、今回は一般常識とか固定観念にはやや反する「冬緑性(とうりょくせい)」という性質にスポットを当てます。
実際、前回の撮影は12月初め(掲載は年末)だったのに、葉にはまだ勢いがなくて、寒さがここまで募ってからこんなに青々するのだから不思議です。常緑性のシダとは違い、夏にはいったんお休みして消え、木枯らしを待って復活です。
そう言えば、同じ性質のフユノハナワラビを初めて見つけたのもそんな季節でした。さらに、同類のオオハナワラビなんて12月に胞子を飛散させまくっていました。「いい季節」というのは草木それぞれ、きっと人間も同じかなと思ったりします。

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1月16日(金) アオガシ(ホソバタブ)

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西日本の暖地が本来テリトリーとのことで、埼玉近辺で撮影できたこれは植栽品のはずです。タブノキ属であって、ふつうのタブノキよりもさらに暖かい土地が好き(台湾にまで分布)だというので、葉が傷みっぽいのを責めたらかわいそうです。
見かけも分類上もホソバタブと呼ぶのが素直だと思えるのに、それは別名とされ、標準和名はアオガシです。たしかに灰褐色の樹皮(写真右上)を見ればそれを間違いとは言えなくても、初夏に花が咲き、それが実になるとまるっきりタブノキと同じで、たぶんその様子をここに載せるときにまた「タブだよね、これ」と愚痴りそうです。
ダメ押しをするなら、名前的に対にしたかったのであろうアカガシは巨樹と言いたいものを見ていて、対するにこちらはそこまで雄々しくはありません。別名はあえてタイトルにしないことが多い自分ルールに反して、きょうは二重掲題です。

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1月15日(木) アイビーゼラニウム・エレガンテ

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違う種類を寄せ植えしたのではなく、どの葉も同じアイビーゼラニウムです。なのに葉色がこれだけ違って、お得な値段で連れ帰ったわりに楽しめています。
まず目立つのはピンクの縁取りがあって内側が少しダークなパターンです。この品種の説明には「寒季には葉が赤みを呈す」とあったので、冬の楽しみのようです。次は緑のままに周囲が白いタイプで、さらにその白斑のないのが原型なのでしょう。
1本の蔓にこれらが並んでいるので、生長につれての変化かもしれません。春になってもっと蔓の数が増したら、その段取りもしっかり確認できるでしょう。
おっと、春が楽しみなのは葉だけでなくて、花をも待ちかねています。これはエレガンテという園芸種で、白い5弁花が次々に咲くとうれしい説明がありました。

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1月14日(水) エンジュ

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ヒヨドリにも芸達者がいて、樹上で舞を披露…てなわけはなくて、エンジュの実でも大きなヤツを追いかけすぎてバランスを崩したのでしょう。おっとぉーーー。
しかし鳥たちの食行動は素人の理解を軽く超えてくれます。もっとおいしい(人間基準ですが)実を食べ残す年もあれば、あまりうれしくなさそうな実をこうして団体で漁る冬もあって、その関係性を調べたら卒論くらい書けそうです。
そうそう、学校の卒論を書いてから半世紀以上が過ぎて、あの原稿はいったいどこに行ったものでしょう。もしあったところで、恥ずかしくて読む気にもならないでしょうが、誤字脱字とか論理矛盾を見つける遊びには使えそうな気がします。

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1月13日(火) ロサ・デュポンティー

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わりと個性的な姿の実ではあっても、まさかそれだけで品種がわかったわけではありません。バラの植え込みには名札がついていることが多くて助かります。
ロサ・デュポンティーというのは、例のジョゼフィーヌのお庭にバラ園を作ったAndré Dupont (1742-1817)さんに因んだ品種名です。モスカータ系にガリカ系を人工交配したものだそうで、それ以前の自然交配頼りを抜け出した金字塔です。
大きめで白い一重の花は、縁にほんのりとピンクが入ります。梅雨の前後あたりに見られそう(一季咲き)なので、うまく晴れた日に出会いたいものです。

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1月12日(月) フラサバソウ

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地面の保温と幼い緑色の引き立て役、さらにこの芽吹いた苗のサイズ表現まで、イチョウの葉が大活躍です。落ち葉どきの悪評の山(際限なく降ってくる、重さがあって掃除しにくい、不用意に踏むと滑って危ない)はこれで一気に帳消しです。
そんなイチョウ母さんに守られて陽射しのなかに出てきたのは、たぶんフラサバソウだと思います。あと1カ月少しすれば花も咲いて確認ができるはずです。
…という感じですっかり幼生扱いしてはいても、じつは越年する一年草です。過去に開花を取り上げたのは2月と3月で、それ以降を見ていません。このおチビさんがいつごろ種を落とし、それが何月に発芽するのか、知らないことが多すぎです。

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1月11日(日) ヤシャゼンマイ

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そうかぁ。ヤシャゼンマイも常緑性じゃあなかったんだ(注)…と頷いての一枚です。水辺を好むシダなので、「枯れる」ということを想像しにくかったのです。
それにしても、華奢な見かけに反して2回羽状複葉の形がしっかり残っています。葉軸も意外なほどに真っ直ぐで、まるで標本のような枯れ方です。
そう言えば、標本は研究には欠かせないものです。自分はこうやって写真で満足してしまって、撮っていなかった箇所をあとで見たくて涙すること頻々です。それを全草そのまま標本にしてしまえば、いつでも、どんな部分でも見直せます。え、まさかこれから標本保存するとか? どうもまだ初夢から醒めていないようです。

<補注> おととい、クジャクシダの枯れ姿を取り上げたばかりです。

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1月10日(土) チトセカズラ

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長いこと草木を眺め続けてきたくせに、科レベルから初(注)の出会いです。遠い異国の植物ならいざ知らず、兵庫以西広島あたりまでに自生すると言います。
それが植栽されていて、遠出せずに写せたのはラッキーだったとして、学名(Gardneria multiflora)を知って落ち込みます。この種小名は多花性を意味し、その花は黄~橙色の厚い花びら5枚が強く反りかえって、なかなか挑発的な姿なのです。
梅雨のあとあたり、岡山の山道を歩く旅をせねばいけないわけで、さあ、助手たちをあちら方面に連れ出す理由をなにか考えないといけません。

<補注> Loganiaceae(マチン科)Gardneria(ホウライカズラ属)になり、この科の植物は国内に3属7種が存在するとWikiにあります。

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1月9日(金) クジャクシダ

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あ、そうなんだよね…の写真です。シダ類すべてが四季を通じて緑だとは思っていなくても、こうして実際に冬枯れの場面を見ないと、春~秋の姿だけでそれぞれの性質を理解することなんてできないものです。孔雀さん、冬、弱し、記憶!
むずかしいのは同じ属(Adiantum)のなかでも性質が違うことです。属の和名にもなっているホウライシダあたりは常緑性で、孔雀さんよりもっとデリケートそうな姿のくせに冬の寒気を平気でやり過ごします。ここらの差の原因がわかりません。
もっとも、クジャクシダは宿根草なので春にはきれいに再生するわけです。ということを知っていないと、オウチで育てるときは冬に棄ててしまう羽目になります。

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1月8日(木) コプロスマ・ブロンズ・ベイビー

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久しぶりに会った知人を、「うわ、老けたなぁ」と思うことがままあって、きっと向こうだってこちらにそう感じることでしょう。毎日見ていては気づかない変化です。
このコプロスマを撮影して、同じことを考えました。10月の中旬に植え付けた時点の葉色には赤みなど皆無でした。いま、これだけ深い赤みを湛えています。毎日見ていたものだから、その変化に気づかず、写真を比べて驚いているわけです。
さっそく画像検索すると、コプロスマ・レペンスの園芸品種でブロンズ・ベイビーがどうやらウチのお洒落さんのようでした。Evening Glow(和名:夕焼け小焼け)というのもかなり近く感じても、そちらは赤に陰りがあって、とりあえず前者と思っておきます。
春までにはもっと変身したる!とか言わず、そのまま頼むぜ、ベイビー!!

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1月7日(水) ポインセチア(ショウジョウボク)

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ポインセチアのオリジナルは赤(苞葉の色)だとは思うのです。それがピンクの範囲で濃かったり薄かったりなら「あり」だとは思えても、ここまで抜けるとは…。
という驚きはだいぶ昔に通り過ぎてはいた(18年暮れ、色違いものをまとめて撮影)ものの、そして、その写真の左上隅にチラッと黄色系は写り込んでいたものの、今回はあとでモニターで見て、「はて、これなんだった?」としばし考えました。
かなり白に近づいた色と強い凸凹(うねり)の合体が大迫力です。男盛りの雄シベや、まだ小さい腺体が妖しげです。かつ、右下に見える葉はいかにも葉と苞葉の中間みたいに色変化中で、美術と理科の時間が一緒になった楽しさです。

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1月6日(火) カエンキセワタ(レオノチス)

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今年も正月2日の夜、志木のあたりに雪が降りました。ひと冬に1~2回はあることで、もはや日本は熱帯かという心配を多少は和らげてくれます。
しかも、すぐ融けるだろうと甘く見ていたら、きのうもまだ残っていて、熱帯がお里の植物が地植えだと、こんな風に「大被害」を受けてしまいます。まるで凍み餅のようできれいではあっても、この枝がそのまま復活することはないはずです。
ただし、春が来ると枝の元側とか株下あたりから芽が出て再生します。埼玉よりもっと暖かい土地ならここまで枯れずに冬越しもするそうで、いやいや、こんなにもろ異風の植物が元気で暮らしてくれなくてもいいのにと思わないでもありません。

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1月5日(月) コロラドトウヒ・ホオプシー

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5mほどの高さまで育っていて、前に2mオーバーのものでもそのお値段を想像して妬んでいた身としては、もはやなんの感慨も湧きません。一説には「コニファーの最高峰」だそうで、たしかにこれがあればお庭は明るくなることでしょう。
その銀白色の葉が、前の被写体よりもずっと白く見えての再掲載です。この木の解説によれば、春から夏に芽吹く若葉が白くて美しく、冬にかけては葉色が暗く冴えなくなるのだそうです。なのに、自分が見た2本のサンプルで言えば、初夏に撮ったものはくすんでいて、逆に真冬の撮影である今回の木の方が白く見えました。
もちろん、植えられている環境も樹齢も違います。かつ、それぞれの木を通年比較してもいなくて、「あ、こんなに白いんだね」と認識をあらためただけの話です。

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1月4日(日) ホソバリュウビンタイ(ナンヨウリュウビンタイ)

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おおらかなアーチを描く葉軸は、その長さが概ね2mはありました。リュウビンタイの仲間(Angiopteris)ではあっても、ここまでのサイズだとevectaでしょう。
このA. evectaの和名が困りもので、標準はホソバリュウビンタイです。しかし、ふつうのリュウビンタイに比べたら決して細くなくて、羽片の幅ならむしろこちらが広く思えてしまうので、別名のナンヨウリュウビンタイを推したくなってしまいます。
もっと困ったのは、10年前、ふつうのリュウビンタイが生長した状態と考えたものが、どうやらevectaだったらしいことです。その写真では葉軸の付け根に明らかな膨らみが見えていて、これはevectaであることの証明になります。
ということで、今回は納得しきれないまま標準和名優先(別名併記)のタイトルとし、過去のエラー記事も同様の変更を加えることとしました。

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1月3日(土) ビルマネム

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ビルマと冠されてはいても、その種小名(lebbeck)はこの木のエジプトでの呼び名だそうで、熱帯アジアや熱帯アフリカに広く育つもののようです。当然、日本の冬に屋外で見るものではなくて、今年も大温室のおかげを被りまくりの予感です。
豆も葉も、日本で見るネムノキに比べると雑というか大づくりです。花も、いわゆるネムノキっぽい形で咲くには咲いても、色合いが全体に薄緑から茶色に向かうだけで、繊細さとは無縁の味わいのよう(花期に遅れた憾み半分の感想)です。
ただ、この木に寄生するカイガラムシからは優良な紫色の染料が採れて、それがなんと正倉院にも納められていると聞きます。ただ、そのカイガラムシは雄に限るのだそうで、へえぇ、雄が役に立つなんて、若い羊だけかと思っていました。

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1月2日(金) カラスウリとバターナッツ

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瓢(ふくべ)型のカラスウリを見つけました。新年に「福」が来る「べ」。
うぉ、出だしから親父じゃ!と威張りつつ、この字はまた「ひさご」とも読むので、「久」もまた縁起がよろしゅおすなぁと急に舞妓さんになりました。
カラスウリの実がいろいろな形になることは前に取り上げたものの、そこにこの形はありませんでした。このごろ流行りのバターナッツが赤くなったみたいでも、お尻に軸(花柱の痕跡)がしっかり尖っていて、カラスウリに間違いないことを示しています。
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おっと、この瓢のおかげでバターナッツに言及できたので、ちょっと前に撮ったまま出しそびれていた写真(撮影:2024年10月2日)を引っ張り出します。
このカボチャはアメリカで作出されはした(その経緯は錯綜)ものの、素性はニホンカボチャだと言います。そしてそのニホンカボチャが日本原産ではなくて南米のものだそうで、なんでそないガチャガチャなんや!と最後は大阪のおっちゃんです。

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1月1日(木) ヒマラヤゴヨウ

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トップ交替以来、わが瑞穂の国に陽が射し込んできた気がして、そんな期待をヒマラヤゴヨウの姿に託してみました。残念ながら悲しい枯れ色の葉も目立つのは、前任のな~んにもしなかった(かに思える)オッサン「たち」のせいでしょう。
明るければいいとは言わなくても、彼女のおかげで元気がなければリーダーは勤まらないのだと再認識できた国民は多いはずです。お肌の荒れが目立つほど働いて働いて働かないと、大きなものなんて動くわけがないとあらためて思い知りました。
あと心配なのは私らの飽きっぽさとか掌返しの態度でしょう。予算ばらまき過ぎとか、あのお米券大臣が邪魔とか、言いたいことが少しはあっても、このヒマラヤゴヨウのようにドーンと構えて、明るく元気に、みんなで前に進みましょうよ。

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