« 2025年9月 | トップページ | 2025年11月 »

10月31日(金) コバンノキ

251031phy_flexuosus
掲載三度目にして初めて自然体で撮れました。標高500mほどの山道(福岡県)をトコトコ歩いていたらヒョイと出くわして、西日本に自生することを確認できました。
思えば過去二度の撮影地はどちらも関東の標本園でした。そもそも小柄な木なのに、やたら煽って空を入れてみたり、色づきかけた葉を妙に素っ気なく写したりで、意識しすぎだったと反省です。野山徘徊でようやく確かめたコバンノキの素顔です。
その印象はと言えば、主脈が意外に目立ちました。これまでは全体に嫋(たお)やかな佇まいの木だと思っていたのに、なんの、ずいぶん骨太です。それが証拠に、材は杖として利用できるそうで、山で脚でも挫いたときは思い出しましょう。

過去のきょう 2024 サンビリーバブル・ブラウンアイガール(ヒマワリ) 2023 ブドウホオズキ 2022 イソツツジ 2021 オウゴチョウ(オオゴチョウ) 2020 ローゼルソウ 2019 ニワウルシ(シンジュ) 2018 メハジキ  2017 オヤマボクチ 2016 ハヤトウリ 2015 ミツガシワ 2014 フジバカマ 2013 ダイズ 2012 サンゴジュ 2011 サボテン(金鯱) 2010 ヒキオコシ 2009 エノキ 2008 ゴマキ 2007 ノゲイトウ 2006 マルバフジバカマ 2005 ツワブキ 2004 ミゾソバ

| | コメント (0)

10月30日(木) 熱帯スイレン(ミセス・エミリー・グラント・ハッチングス)

251030mrs_emily_grant_hutchings
通販サイトでは夜咲きと紹介されているのに、午前10時過ぎに撮りました。ラッキーだったのか、温室に育つ故にサービス精神が向上したのか不明です。
もっとも、販売するナーセリーの写真ではこの多弁が180度完全に開ききっているので、これはひと晩のお勤めを終えて窄みかけている状態かもしれません。
ともあれ、熱帯スイレンはこれまで過去4度取り上げている(↓)のに、品種名を添えられたのは今回で二つに過ぎません。エミリー夫人がどんな人か知るわけもなく、この掲載は純粋に花色のきれいさに魅せられました:::と言わずもがなの弁解です。

<熱帯スイレンの過去記事・掲載順>2013年3月16日 ☆ 2014年3月20日 ☆ 2015年10月9日:ブルーギガンティア ☆ 2016年12月20日

過去のきょう 2024 ヒロハタマミズキ 2023 セイヨウハシバミ 2022 キビ(イナキビ) 2021 ゲンゲ(レンゲソウ) 2020 タマスダレ 2019 ヤナギバルイラソウ 2018 カルミア  2017 コムラサキ 2016 タチバナモドキ 2015 サンゴノボタン 2014 アズキナシ 2013 マルバノキ 2012 キンエノコロ 2011 オウゴンカズラ(ポトス、ゴールデンポトス) 2010 ホソバタイサンボク 2009 ニワナナカマド(チンシバイ) 2008 ズミ 2007 マムシグサ 2006 キチジョウソウ 2005 ダンチク 2004 ツリバナ

| | コメント (0)

10月29日(水) ハクサンボク

251029vib_japonicum
同属のガマズミの実は山でのおやつになるのに対し、これだけいい色になってもハクサンボクの実は酸っぱすぎてあまりいただけません。あるいはフォルムもこの紡錘型からは大きく抜け出すことができず、なにかあと一歩の感がありました。
しかし、この日のこの「抜け感」には惹かれました。女性のお化粧ではこの「抜け感」がとても大切らしく、コスメの宣伝文句には繁く登場します。
なるほど、古稀を過ぎた爺さんが心揺すられてバシャバシャやるわけで、この輝くような透明感は美に直結しているのでしょう。ということは、そのうち「ハクサンボクのエキスから作りました」みたいな化粧品が登場……するわけはないですか。

過去のきょう 2024 ミズトラノオ 2023 カリヤス 2022 チョウセンゴミシ 2021 チャンチン 2020 キンカチャ 2019 ルリマツリモドキ 2018 ウメガサソウ  2017 ノコンギク 2016 ダルマギク 2015 アブラススキ 2014 イヌコウジュ 2013 ノササゲ 2012 マテバシイ 2011 シマトネリコ 2010 ヒヨドリバナ 2009 アツバキミガヨラン 2008 コバノガマズミ 2007 マルメロ 2006 アッサムニオイザクラ(ルクリア) 2005 ミセバヤ 2004 ハクモクレン

| | コメント (0)

10月28日(火) シマトネリコ

251028fra_griffithii
お洒落な住宅のシンボルツリーとして一世を風靡したシマトネリコなのに、10年一昔とはよく言ったものです。L型側溝とコンクリ塀に挟まれたわずかな隙間に実生したど根性(この言葉もかなり錆びつきました)は褒めるとして、ここのお宅の人に見つかって抜去されるのは時間の問題::::明らかにお邪魔虫の境遇です。
もともと沖縄以南の産ゆえの「シマ」トネリコで、このブログには2008年夏に初登場しました。当時はかなり「なんだろ、これ?」状態だったのに、いまや放任すると根が張りすぎて危険と言われ、緑地では除去対象とされ、立派な「問題児」です。
これこそ、あの大国の強引爺さんがフェイクと言い張る温暖化の結果です。あの人のお宅にこれをたくさん植えればどうよ!と思ったら、あそこ、メッチャ広くて、シマトネリコの100本や200本、芝「草」みたいなもんでしょう。これぞwwwです。

過去のきょう 2024 ダクリカルプス・キナバルエンシス 2023 ケンタッキー・イエローウッド 2022 シロバナセキヤノアキチョウジ 2021 コゴメガヤツリ 2020 ゴキヅル 2019 エゴノキ 2018 イヌエンジュ  2017 ホテイチク 2016 ケヤキ(品種不明) 2015 ハシバミ 2014 ムクゲ 2013 シリブカガシ 2012 ススキ 2011 マメヅタ 2010 ケナフ 2009 キミガヨラン 2008 イヌザンショウ 2007 ツルコケモモ 2006 クヌギ 2005 クコ 2004 ニラ

| | コメント (0)

10月27日(月) アルテルナンテラ・カメレオンとコプロスマ・ビートソンズ・ゴールド

251027alt_chameleon
一挙に2種を掲載という荒業(あらわざ)です。できればチマチマと一日1種で日記を続けたいのに、なぜ?と言えば、両種のこのチビちゃんぶりが原因です。
写真左隅にスケールを入れ込んでいて、後方のアルテルナンテラの背丈が10cm少し、前方のコプロスマはその半分くらいに過ぎません。ただし、性状としては小さなコプロスマが木本なのに対し、アルテルナンテラは多年草です。
そのアルテルナンテラは、園芸種名(カメレオン)でわかるように葉色が変化します。オレンジ色が若葉でまだ小さく、そこから真っ赤を経て銅葉に至ります。
一方のコプロスマは素性がはっきりせず(販売元が非公開主義)、上に掲げた種名はあくまでネットの画像照合結果に過ぎません。アルテルナンテラが霜に弱いのに対し、こちらは耐寒性があるようで、来春以降はここを独り占めかもしれません。

過去のきょう 2024 カラメドハギ 2023 カランコエ・ティルシフローラ 2022 ロサ・ムリガニー 2021 ヤモメカズラ・白花種(ペトレア・ボルビリス・アルビフローラ) 2020 マルバインドゴムノキ 2019 ガマズミ 2018 チョコレートコスモス  2017 クワクサ 2016 トウガラシ(観賞用・品種名不明) 2015 ヤブソテツ 2014 センダングサ 2013 ヒガンバナ 2012 スダジイ 2011 モクゲンジ 2010 ノハラアザミ 2009 ツヅラフジ(オオツヅラフジ) 2008 原種シクラメン 2007 ニガウリ 2006 タウコギ 2005 ミゾソバ 2004 ヤマノイモ

| | コメント (0)

10月26日(日) カトレヤ・キャサリン・リーヘイ・ヨーク

251026cat_kathryn-leahey_york
久しぶりにCattleyaなんぞ載せてみようか…と思い、念のため過去記事を調べてみました。ススゥ~=血の気が引く音です。これ、カタカナで書いたら、カトレアですか、カトレヤですか。自分、6つの記事(↓)でバラバラに両方使っていました。
発音記号だとkǽtliəなのでアでしょうが、綴りにyがあります。学名はローマ字読みという慣例ならヤになります。かつ、自分的な先行事例としてFireは綴りにyを含まないのだからとファイアーに統一しています。Cattleya=カトレヤに統一です。
ちょっとぉ、アタシの紹介はどうなるの!?とキャサリンさんがムクレています。いやあ、怒ったその顔がまた素敵です。紫桃系夏咲き大輪として有名種だそうで、あらら、このごろ急に寒気が来ているというのに、温室のなかはまだ夏でした。

<今回、カトレヤに表記統一した記事・和名50音順>カトレヤ(品種不明) ☆ カトレヤ・ルンディ・アルバ・コチア ☆ ブラッソカトレヤ・マイカイ・マユミ ☆ ブラッソレリオカトレヤ・ペンシルバニア・スプリング・ローランド ☆ レリオカトレヤ・サンタバーバラサンセット・ショウタイム ☆ レリオカトレヤ・リグレイ
<補注> カトレ「ヤ」表記を頭に擦り込むため、BLCの掲載で早めのおさらいをしました。(2025年11月1日

過去のきょう 2024 クロウメモドキ 2023 ブナ 2022 アズキ 2021 コチレドン・熊童子 2020 セイヨウフウチョウソウ(クレオメ) 2019 レモンマリーゴールド 2018 ヤマコウバシ  2017 シセントキワガキ 2016 ヒイラギ 2015 エゴノキ 2014 コバノガマズミ 2013 カツラ 2012 ツルニンジン(ジイソブ) 2011 メキシカン・ブッシュ・セージ 2010 アキチョウジ 2009 ムクロジ 2008 ヤマラッキョウ 2007 フェイジョア 2006 ヤクシソウ 2005 ホンコンカポック(シェフレラ) 2004 ツワブキ

| | コメント (0)

10月25日(土) エレモフィラ・ニベア

251025ere_nivea
写真左右に配した銀葉の木、二つを同じと見るか別物とするか、迷い中です。じつは右側が少し曰く付きのエレモフィラで、4月にここに掲載しています。
その記事で怪しい経緯を述べていて、ニベアと断じるのはためらいモノなのです。対するに右は今月ホムセンで入手した「エレモフィラ・ニベア」で、今度のナーセリーさんが付けていてくれた名札はおそらく正解だと思われます。
さあ、いまから半年、この両者を見比べつつ、枯らしてしまうことがないように大事に育てないといけません。めでたく春を迎え、2本ともに同じ花を咲かせたらお慰みで、もしそれらに微妙な差があったらどうしましょ…と「とらぬ狸の皮心配」です。

過去のきょう 2024 ヤマシャクヤク 2023 ナガバビカクシダ 2022 フィクス・ティネケ 2021 コルディリネ・テルミナリス・アイチアカ 2020 キリモドキ(ジャカランダ・ミモシフォリア) 2019 モッコク 2018 ウワバミソウ  2017 アメリカイヌホオズキ 2016 ヤハズソウ 2015 ハナミョウガ 2014 ホトトギス 2013 サラシナショウマ 2012 キンモクセイ 2011 ヒメイタビ 2010 トラノオスズカケ 2009 カキノキ 2008 コウヤボウキ 2007 クロウエア・エクサラタ 2006 スプレー菊(イエギク) 2005 キヅタ 2004 コスモス

| | コメント (0)

番外編 : ストリートビューに出演(笑)

Googlestreetview
うわ、Googleビューの撮影車に、ワタシ、もろ撮られちゃいました。
いまさっき(2025年10月24日正午)、メダカの餌やりに玄関から出たら、ワタシの目の前を水色の軽自動車(だったと思う。上の写真はGoogleから無断借用したもの。でも、こんな立派な普通車ではなかったような)がススーッと走り抜けて、その屋根には例の360度カメラが!!
ウチの前はかなり細い路地なので、メッチャ近距離で写されたはず。もちろん顔は消してくれるし、以前も表札を消すよう依頼したら、結構な処理スピードだったので、まあ問題はないですけど…。でもねえ、メダカの餌を手に持って、ノホホンと立ち尽くす様子が、「全世界」に流布しちゃうわけです。ひぇーーー。
で、楽しいのはその恥ずかし画像がいつ出るか?です。現在のストリートビューは2019年8月撮影、その前は18年8月でした。ちなみにこんな「奥地」が最初にストリートビューに登場したのは2010年の夏でした。
たしかに、ごくローカルなこの町内も、住宅・住民の新陳代謝はけっこうなもので、まめな更新は必須なのでしょう。Googleさん、次にお出でになるのはいつでしょう。今度は正装して家族そろってお待ちしています!!

| | コメント (0)

10月24日(金) ハマゴウ

251024vit_rotundifolia
地を這う性質のハマゴウの、その鎌首をもたげたような2本の枝だけに迫ってしまったことが反省点です。もう少し匍匐性の全体像も入れ込むべきでした。
そんな懺悔が必要になった理由は、このうすらボンヤリした色・形の実をなんとかわかりやすく撮りたかったからです。後ろに1個だけ、黒くなった実は見えていても、大勢はこのうすらボンヤリの姿をやや色濃くしたまま年を越してしまいます。
そんな冬の姿と、そしてこの果実を生み出す夏の花とをつなぐ画像をようやくとらえることができました。かつ、夏の記事には冒頭の反省を覆すような追録画像を挟んだことも思い出しました。案外やるじゃん=はた衛門さん!と態度急変です。

過去のきょう 2024 シデコブシ 2023 ルス・ティフィナ・ラキニアタ 2022 アサガオ 2021 メマツヨイグサ 2020 ゼフィランサス・エイジャックス 2019 イヌタデ 2018 トサミズキ  2017 ヒゼンマユミ 2016 ヒイラギモクセイ 2015 ハナセンナ(アンデスの乙女) 2014 ウダイカンバ 2013 モミジバフウ 2012 ホウチャクソウ 2011 フウセントウワタ 2010 シュウブンソウ 2009 ゴマ 2008 キランソウ 2007 ホウキギ(コキア、ホウキグサ) 2006 オタカンサス 2005 オリーブ 2004 ニシキギ

| | コメント (0)

10月23日(木) ガジュツ

251023cur_aerugenosa
花は初夏に咲くそうで、同じウコン属でも過去2回とも9月に花序の写真を載せているふつうのウコンとは見せ場が少しズレています。その苞は、資料画像によればウコンとは違い紫っぽいピンク色(別名:ムラサキウコン)で、うーむ、来年こそ…。
そんな具合で、見分けのための花はなく、葉はサイズも質感も両者かなり似ているのにこれをガジュツと決めつける理由は葉の主脈です。ウコンのそこにはなんの陰りもないのに対し、ガジュツにはこうして紫色の影が強く入ります。
そこで悩むのは、別名につく「紫」は苞の色を言ったものか葉の筋の色を言ったものかです。その答えは「包葉の色や根茎の切り口が紫色」(出典:東邦大資料)だそうで、そんなにあちこち紫なのであれば、そりゃあムラサキウコンなのでしょう。
おっと、そうまとめたら標準和名のガジュツの立つ瀬がないわけで、これは漢字で書けば莪朮であり、お隣の大国での呼び名および生薬名なのでした。

過去のきょう 2024 オオヒナノウスツボ 2023 ヨウサイ(クウシンサイ) 2022 ラバグルート 2021 オウゴチョウ(オオゴチョウ) 2020 キャッサバ 2019 フクロモチ 2018 ムカゴイラクサ  2017 イワオモダカ 2016 ヒナタイノコヅチ 2015 ナガボノワレモコウとワレモコウ 2014 シロヨメナ 2013 シロホトトギス 2012 ケンポナシ 2011 ウコンサンゴバナ(パキスタキス・ルテア) 2010 アカバナ 2009 マユハケオモト 2008 マルバグミ 2007 ツリバナ 2006 チカラシバ 2005 ホウキギ(コキア、ホウキグサ) 2004 マユミ

| | コメント (0)

10月22日(水) アシタバ

251022ang_keiskei2
アシタバの花がまだまだ元気でした。図鑑的には10月まででも、たぶん来月も見られそうな気がします…という出だしが本題ではないことは明らかです。
写真が甘くて悔しいのですが、拡大すると襟足から背中、脚の付け根や腹の節などが金茶色の毛で蔽われていて豪華です。お腹の長さは遠目でもわかるので、そんな特徴からすればこれはキンケハラナガツチバチ(注)だと思われます。
アンテナの長さで雌雄を見分けるというものの、頭を花に突っ込んでしまって、判別ができません。草木だけで手一杯のくせに、蝶(20日)やら蜂やら、寄り道がおもしろくて困ります。写し込むべき部位はわかったので、次はボケなしで参りましょう。

<補注> リンク先の11枚目写真で「ムシ4号」としています。なお、その上(10枚目)の「ムシ3号」は金毛ではない、「ただの」ハラナガツチバチです。

過去のきょう 2024 アポイカンバ 2023 アメリカシモツケ 2022 シュウメイギク 2021 センニチコウ・ファイアーワークス 2020 坊ちゃんカボチャ(セイヨウカボチャ) 2019 ヤクシソウ 2018 モミ  2017 ツルグミ 2016 トチュウ 2015 ジュウガツザクラ 2014 マルバノキ 2013 パパイヤ 2012 ホトトギス 2011 アメリカヅタ 2010 トリカブト 2009 オキナワスズメウリ 2008 ウラハグサ(フウチソウ) 2007 ケショウビユ(イレシネ・ヘルブスティー) 2006 ホソバアキノノゲシ 2005 シャクチリソバ 2004 ベニバナトキワマンサク

| | コメント (0)

10月21日(火) ノコギリヘラシダ

251021dep_x_tomitaroana2
手が届かなくて葉裏を写せなかったという不幸を画像ソフトが救ってくれました。かろうじて葉裏のソーラスが見えていそうな部分の色を自動調整したら、あのタイヤ痕を思わせるヘラシダ型の胞子嚢が2個、クッキリと浮かび上がりました。
その葉はなにかの理由で欠損部が目立つものの、もし完全品でも、このシダの胞子嚢は3~4個しか並ばない(裂片が短い)ので、OKでしょう。
ヘラシダとナチシケシダ(未収録)が自然交雑したものだそうで、今度は那智方面でシダ探しかぁと心が重くなります。いつもは園芸品の果てしない開発競争に音を上げているくせに、いやいや自然界だってえげつなく種を増やしてくれるものです。

過去のきょう 2024 ホソバショリマ 2023 カナムグラ 2022 キサントステモン・ヨウンギー 2021 シロモジ 2020 ロウバイ類(種類未詳) 2019 シャムソケイ 2018 センウズモドキ  2017 シュウカイドウ 2016 エビスグサとカワラケツメイ 2015 ハグロソウ 2014 サツマイモ 2013 アマチャヅル 2012 キンメイモウソウチク 2011 コミカンソウ 2010 レイジンソウ 2009 ミゾソバ(白花) 2008 ハマトラノオ 2007 ウメバチソウ 2006 アキノキリンソウ 2005 サザンカ 2004 モッコク

| | コメント (0)

10月20日(月) リコリス・オーレア

251020lyc_aurea_20251019172201
きのうのプリンセス駅伝に聞き慣れない会社が出ていました。クラフティア…テロップで福岡県の会社だとはわかっても、いったい何屋さんですか。
へえぇ、九電工が今月に社名変更したばかりだそうで、名門の名前がこんな軽いものになっていいのか!と義憤に駆られました。しかし、ユニフォームは伝統のまっ黒に黄色帯が胸に入っていて、安心というか物足りないというか、微妙です。
で、こちらは黄色に黒です。リコリス・オーレア、自分で食傷気味(↓)に思っていたら、クロアゲハが助演に馳せ参じてくれました。おとなしいはずの蝶なのに、寒さが来る前の栄養補給中なのかせわしくて、どうにか静止画像を得たら、その翅にはずいぶんと欠損が目立ちました。もう10月も下旬で、この蝶の活動期間も終わりです。

<リコリス・オーレアの過去記事・掲載順>2004年8月26日 ☆ 2005年9月6日 ☆ 2008年9月2日 ☆ 2010年9月19日 ☆ 2010年12月10日 ☆ 2021年8月25日

過去のきょう 2024 ハカマカズラ 2023 ローズマリー(マンネンロウ) 2022 ネコハギ 2021 ダイモンジソウ 2020 オカノリ 2019 ハチジョウアザミ 2018 ツクバネ  2017 アベマキ 2016 ホンカイドウ 2015 ユーカリ 2014 ネコノチチ 2013 ラクウショウ 2012 ヤクシソウ 2011 キクダイダイ 2010 サルビア(サルビア・スプレンデンス) 2009 アオノリュウゼツラン 2008 イワダレソウ 2007 アケビ 2006 アキギリ 2005 キダチチョウセンアサガオ(八重) 2004 ゴールデンピラミッド

| | コメント (0)

10月19日(日) キンポウラン

251019yuc_aloifolia_cv_marginata
いいものを見ました。年を経たキンポウランが朽ちて倒れたのに、その古い幹から新しい命が立ち上がっています。すでに立派なサイズになった2本以外に、まだ小さな芽も噴き出していて、園芸種と言えど生命力は原種と変わらないようです。
そう言えば、キンポウランの過去記事ではその素性に気が及んでいません。今回、学名を見ていて、キンポウラン(Yucca aloifolia 'marginata')がセンジュラン(Y. aloifolia)の園芸開発品(覆輪種)だと気づいた次第です。
ああぁ、いまごろ気づいてくれましたか…とキンポウランも苦笑いでしょう。

過去のきょう 2024 チョウマメ(クリトリア) 2023 セレベス(サトイモ) 2022 オスモキシロン・リネアレ 2021 ミムソプス 2020 クロウエア・エクサラタ(ホワイトサザンクロス) 2019 ムクゲ 2018 アカバナツユクサ  2017 バアソブ 2016 トダシバ 2015 カワミドリ 2014 原種シクラメン(ヘデリフォリウム) 2013 コナギ 2012 カンノンチクとシュロチク 2011 ヒシ 2010 タヌキマメ 2009 エノキウツギ(ウオトリギ) 2008 マツブサ 2007 ミヤマガマズミ 2006 ヨモギ 2005 イシミカワ 2004 ギシギシ

| | コメント (0)

10月18日(土) ハマスゲ

251018cyp_rotundus
川の土手道が金茶色に飾られていて、うーん、カヤツリグサ類は苦手なんだよなぁ…と顔をしかめながら、取りあえず草姿全体全体を撮影して帰りました。
ところが穂や葉を見比べていくと、どうもこれは強害草として迷惑がられているハマスゲのようで、その証拠となる塊根を確認していません。手で引っ張るだけでは抜き取りにくいらしく、移植ゴテ持参で出直して得たのが嵌め込み写真です。
念のため書いておくと、これはカヤツリグサ属のくせにスゲを名乗っていて、自分の最初の見立て(カヤツリグサ類)は間違いではありませんでした。かつ、浜と形容されていてもまったくところ構わずに跋扈します。救いはこの塊根が香附子(こうぶし)という生薬になることで、たしかに爽やかでやや薬っぽい「香り」が感じられました。

過去のきょう 2024 ウラジロフジウツギ 2023 ペカン 2022 キヌワタ(リクチメン) 2021 コシロノセンダングサ 2020 サンヘンプ(コヤシタヌキマメ、コブトリソウ) 2019 ヒモサボテン(ドラゴンフルーツ) 2018 クロキ  2017 ハンノキ 2016 ウルシ 2015 エゴノキ 2014 ガマズミ 2013 アカガシ 2012 シマススキ 2011 アレカヤシ 2010 コウリンタンポポ イヌショウマ 2009 ヒメグルミ 2008 クスノキ 2007 スズラン 2006 サラシナショウマ 2005 タイワンホトトギス 2004 ハナミズキ(アメリカヤマボウシ)

| | コメント (0)

10月17日(金) ウツギ

251017deu_crenata
ウツギについては、花の散り方に文句をつけたり、枯れきった実を時事ネタに引っかけて笑ったり、ちょっと斜に構えていたことを反省しながら撮った一枚です。
まだ幾分の生気を残した実は、頭についた花柱痕がまだ割れず、小リンゴ状です。もっとも正体はカラッカラの蒴果なので、食べてみる気は起きません。
そんな実よりも、きょうの主題は葉でしょうか。今季の命を失いかけ、風に舞い散る一歩手前には滅びの美学があります…ん、単なる自己投影ですか。
まあ、有り体に言えば過去記事が1月と6月しかなかったわけで、まずは秋の様子をカバーできました。あとは春の芽吹きをとらえて、ウツギ卒業と参りましょう。

過去のきょう 2024 クロホオズキ 2023 イヨカズラ 2022 テリハバンジロウ 2021 アエスクルス・パルビフローラ(ボトルブラッシュバックアイ) 2020 シキミ 2019 トウチャ 2018 アサガオ 2017 ヤブツルアズキ 2016 ジョウロウホトトギスとキイジョウロウホトトギス 2015 ヒダカミセバヤ 2014 サイカク 2013 タイアザミ 2012 シマトネリコ 2011 アンゲロニア 2010 ヒイラギモクセイ 2009 キチジョウソウ 2008 ヨウシュイボタ 2007 トウガラシ(タカノツメ) 2006 スズメウリ 2005 クロマイ 2004 サザンカ

| | コメント (0)

10月16日(木) オンシジューム・チャーレスワーシー(オンシディオダ・チャーレスワーシー)

251016onc_charlesworthii
鉢の札にはOncdaとあって、これは蘭の属名を示す略号のはず、調べればすぐに正体はわかるだろうとお気楽に帰宅しました。案の定、これはOncidioda(オンシディオダ)のことで、OncidiumとCochliodaとの異属交雑で生まれたものと知れました。
ところが!なのです。WFOでこの属名にあたると、this genus name was unplacedだそうで、実際、この蘭であろうものをOncidium Charlesworthiiとする海外ページがいろいろと出てきます。蘭の専門ページがそういう傾向のようです。
素人には経緯や事情がさっぱり?です。きょうのタイトルが長~くなったのはそんなワケで「どっちかは当たるだろう」という情けない安全策です。かわいらしい見かけの花の裏にややこしい背景というのはこの世界によくある話で、まったく疲れます。

過去のきょう 2024 アメリカハナノキ 2023 マルバプルメリア(プルメリア) 2022 オオセンナリ 2021 クレープジンジャー(フクジンソウ) 2020 ソバ(高嶺ルビーNeo) 2019 イヌショウマ 2018 オオモクセイ 2017 ゴマキ 2016 ガマズミ 2015 ツクバネガシ 2014 ヒメザクロ 2013 ニッサボク 2012 ツルニンジン(ジイソブ) 2011 アラカシ 2010 ユーパトリウム・チョコレート 2009 キバナノツキヌキホトトギス 2008 エゾユズリハ 2007 アキカラマツ 2006 ツリフネソウ 2005 シュウメイギク(ピンク) 2004 タイワンホトトギス

| | コメント (0)

10月15日(水) 白絹姫錦

251015tra_fusucata_variegata
トホホのお花でした。これでは、そこらの道端に咲くムラサキゴテンの方がまだ豪華ではありませんか。いやぁ、羊頭狗肉とは言いませんが、「白絹姫錦」というあまりにも厳かな名前に、つい花まで格調高いのではないかと期待してしまいました。
なるほど、立派にトラデスカンチアではあるわけで、かつ揶揄している和名にしても花のことは一切語っていないわけで、惑わされたこちらが間抜けでした。
ただ、こうして接写してみると、苞や葉の毛だらけを再確認しただけでなく、苞のなかに複数の花を持っていることもわかりました。そりゃそうだよ、苞だもの…とこれもまた間抜けなことを考えながら、花以外の美貌に改めて眺め入りました。

過去のきょう 2024 ハルナユキザサ 2023 マルバフジバカマ 2022 ホウライアオキ 2021 テイカカズラ 2020 サンタンカ(イクソラ・シネンシス) 2019 イロハモミジ 2018 キイジョウロウホトトギス 2017 ツルギキョウ 2016 ノダケ 2015 コメナモミ 2014 マルバルコウ(マルバルコウソウ) 2013 ワレモコウ 2012 テイカカズラ 2011 トウネズミモチ 2010 オオオナモミ 2009 シロホトトギス 2008 ツルシキミ 2007 オオベンケイソウ 2006 クズ 2005 シュウメイギク 2004 ノブドウ

| | コメント (0)

10月14日(火) ジュステキア・ブラジリアナ(ディアンテラ・ノドサ)

251014jus_brasiliana
垂れ下がって先が3枚に分かれた下唇が目立ちます。色もかなり目立つピンク色で、それが長い花穂にたくさん咲くので、全体の姿はなかなか派手です。
ジュステキアとしては先にスピキゲラを取り上げました。ただしJusticia(キツネノマゴ属)としては下に掲げるようにわりと親しみやすいものも収録しています。
それらの見かけには案外に差があって、分類しにくいだろうことが想像されます。今回のこの種も、多くはディアンテラ・ノドサとされるものの、WFOではそれを含めて20以上の学名をシノニムとしています。なおYListはどちらも未掲載です。
もっとも、二つの種小名は役に立つ意味があって、brasilianaは原産地を示しているし、nodosaは「節くれ立つ」ことを言い、茎の節々に注目させてくれます。

<このブログ既収録のキツネノマゴ属・学名abc順> ☆ Justicia brandegeeana(コエビソウ) ☆ J. brandegeeana 'Yellow Queen'(コエビソウ・イエロークイーン) ☆ J. carnea(サンゴバナ) ☆ J. procumbens(キツネノマゴ) ☆ J. procumbens var. leucantha(シロバナキツネノマゴ) ☆ J. spicigera(ジュステキア・スピキゲラ=メキシカン・ハニーサックル ↑)

過去のきょう 2024 カムロザサ 2023 ブッドレア・クリスパ 2022 オニバス 2021 ゲンゲ(レンゲソウ) 2020 オカヒジキ 2019 タイアザミ 2018 ヒロハザミア(ザミア・フルフラセア) 2017 クマノミズキ 2016 アカシデ(ソロ) 2015 サワフタギ 2014 キミノクロガネモチ 2013 サネカズラ 2012 ナルコユリ 2011 ヨモギギク(タンジー) 2010 ヒルムシロ 2009 ヒシ 2008 ヒメマツバボタン 2007 ベンケイソウ 2006 ホトトギス 2005 ポポー 2004 キツネノマゴ

| | コメント (0)

10月13日(月) ハス

251013nel_nucifera
ちょっとした工芸品です。「はた衛門作」と偽ってみますか。しかし、このオブジェの真の作者は自然と言うべきか時間と言うべきか、要は池の辺で見たまんまです。
それが証拠に、茎はまだしっかり緑です。これがひと月前だと、蓮台(花托)とその穴に嵌まっている実はこうまで乾かず、実はまだ黄色で、いかにも「食品」でした。
そう言えば、先月からお店には蓮根が出回っていて、蓮根の走りはまた蓮の実の季節でもあったのです。しかし、蓮根のようにどこにでも並ぶモノではなくて、来年の9月は蓮根産地の道の駅あたりを捜してみねば…と、先の長い話です。

過去のきょう 2024 ニシキコウジュ 2023 ミニドラゴンフルーツ 2022 トクサバモクマオウ 2021 アルタイルリマツリ 2020 フヨウ 2019 ヤツデ 2018 シャクチリソバ 2017 キレンゲショウマ 2016 ホソバヒメミソハギ 2015 コバギボウシ 2014 カラスウリ 2013 ツマベニアナナス 2012 ヤマハンノキ 2011 ツリバナ 2010 デンジソウ 2009 センキュウ 2008 ハグマノキ 2007 ユキザサ 2006 ナワシログミ 2005 イヌサフラン 2004 ガマズミ

| | コメント (0)

10月12日(日) シマウチワドコロ

251012dio_septemloba_v_sititoana
マンリョウの木に絡んで育っていて、写真としてはゴチャゴチャです。しかしこれ、稀少な保護育成植物なので文句は言えず、ありがたくお姿頂戴してきました。
変種名がsititoanaということからわかるように、七島の産です。つまり、和名の頭に載る「シマ」は伊豆七島を指していて、八重山の島々やら、今年は礼文島にも出かけた身としては、なんだか島の名乗りを独占されたなぁとほのかに不満です。
かつ、シマに続くウチワドコロの変種なのかというとそうではなく、母種はキクバドコロ(ともに未収録)だというから厄介です。ふつうの感覚ならシマキクバドコロになるはずなのに、そうではない深い背景や事情があるのでしょう。とりあえず「珍しいものを見たもんね」と収録しておき、おいおいと知識を深めることにしておきます。

<補注> おととい掲載のオニドコロ、およびその記事でリンクしたヤマノイモに続いてのDioscorea(ヤマノイモ属)で、このブログにはその2種のほかにも以下の属メンバーを収録しています。(和名50音順)
エアーポテト(ニガカシュウ) ☆ カエデドコロ ☆ ダイジョ(紫ヤマイモ)

過去のきょう 2024 グロブラリア・サルコフィラ・ブルーアイズ 2023 コバノギンバイカ 2022 ゲッカコウ(チューベローズ、オランダズイセン) 2021 ツルアリドオシ 2020 ホソミキンガヤツリ 2019 ヤブラン 2018 タイワンアカマツ 2017 フシノハアワブキ 2016 ヤブツバキ 2015 カラコギカエデ 2014 ヤブツバキ 2013 サガリバナ 2012 ハマビシ 2011 モンテンボク(テリハハマボウ) 2010 カシワバハグマ 2009 ベニバナチャ 2008 ナツメ 2007 ジュウガツザクラ 2006 ヤブタバコ 2005 ダンギク 2004 コムラサキ

| | コメント (0)

10月11日(土) オオチゴユリ

251011dis_viridescens
おお、思い切り真っ黒になったねえとオオチゴユリの実を褒めながらの撮影です。ただ、夏には緑色の実がもっと多かったので、途中の脱落者もいたようです。自然の落伍なのか、あるいは動物に食べられたか、確かめる術がありません。
Disporum(チゴユリ属)というのはホウチャクソウを代表にして人間の食には不向き(危険)です。しかし、鳥はそういう植物も平気な場合があるし、小動物も案外に毒抜きして食べていたら面白いのに…と荒唐無稽なことを考えてニヤつきました。
さて、前回はこのスタイルの良さに絡めて言及したオオタニくんが、PO地区シリーズではまったく冴えません。おかげでフィリーズとは第4戦までもつれ込み、延長の末、相手エラーで薄氷を踏むような勝ち抜けでした。お気楽に「オオタニくんすごいねえ、ドジャース強いねえ」と楽しみたい爺さまは、血圧上がりそうで難儀です。

過去のきょう 2024 テオシント 2023 セイヨウウツボグサ 2022 ユズリハ・黄緑中斑 2021 ゼノビア・プルベルレンタ(スズランノキ) 2020 ツルウメモドキ 2019 コクサギ 2018 コブナグサ 2017 エノキグサ 2016 ツユクサ 2015 ミズカンナ 2014 ツルドクダミ 2013 ダリア(雪乃) 2012 ウンナンオガタマ 2011 ツヅラフジ(オオツヅラフジ) 2010 アメリカセンダングサ 2009 コンニャク 2008 クマノミズキ 2007 ハブソウ 2006 サンショウ 2005 ワタ 2004 ケープヒルムシロ

| | コメント (0)

10月10日(金) オニドコロ(トコロ)

251010dio_tokoro
心形の葉がふっくらと幅広です。混同しやすいヤマノイモの葉はもう少しほっそりして長めだし、なにせ対生です。それに比べると、オニドコロの葉は互生なので蔓の反対側に相手がいなくて孤立しています。優しいハートが単独で孤独です。
もっとも、今回の見どころは8月初めに比べればサイズアップした実です。雌花の元側で、かろうじて子房であることを主張していたことを思うと、2カ月という時間はそれが立派な実であることを形・寸法・色で示してくれました。かつ、夏には花房の方向が定かではなかったのに、いまはまるで縄暖簾のように幾本も下垂しています。
そしてここからはもうこの実は膨らむことをやめ、ひたすら内部の種を充実させ、冬、この莢を開いて種を風にのせることで今シーズンの役目を終えます。

過去のきょう 2024 ジャボチカバ(キブドウ) 2023 ヤマボウシ(シナヤマボウシ)・ウルフアイ 2022 オオミクリ 2021 オオブタクサ 2020 アカバナ 2019 サツマタデ(ホソバタデ) 2018 ヒメザクロ 2017 コバノチョウセンエノキ 2016 ヤナギバルイラソウ 2015 ウラジロモミ 2014 シラハギ 2013 ハマビワ 2012 キバナアキギリ 2011 バナナ 2010 ウナギツカミ 2009 ハゼノキ 2008 カラハナソウ 2007 アブラガヤ 2006 リンドウ 2005 ソバ 2004 シャリンバイ

| | コメント (0)

番外編 : HTTPS

Https
「遅れ馳せながら」というのも烏滸がましいことで、ようやくこのブログをHTTPS化しました。大した内容もないし、面倒は勘弁…ということで放置してきたものの、ブログに次いでHPが、NIFTYさん、今月からようやくHTTPS化できるようになったのです。
いや、自分のHP(はた衛門の蔵)の内容もセキュリティ云々には無縁と思うものの、じつは自分は自治会のHPも担当していて、そちらが無防備ではさすがにヤバイのです。そこで、まずはブログで手慣らしということでやってみたら、あらら、クリックたったの2回でなんなくHTTPS化完了です。
なんだ、こんなに簡単ならHPもひょいひょいと思ったら、ぜんぜんうまくできなくて、NIFTYの説明だと「10月から順次」だそうで、ちと慌てすぎたみたいです。「順次とはどういう意味でその順番は?」と質問しても、いつものNIFTY流糠に釘応答でしょうから、慌てず騒がず、ジトーッと(ときどき)操作してみましょう。

<補注> 11日朝、自分のHPを開いたらHTTPS化できていました。おととい、表紙ページを少し弄ってはみたものの、そのときはまだ「保護されていない通信」だったので、たぶんNIFTYが言う「順次」が自分のHPに来たのでしょう。
ちなみに自治会のHPはまだ「保護されていない通信」のままなので、いつ変わるか、楽しみに待ちます。(2025年10月11日朝)
⇒ 続いて自治会のHPもHTTPS化できました。(2025年10月21日夕方)

| | コメント (0)

10月9日(木) ギンヨウジュ(レウカデンドロン)

251009leu_argenteum_fem
ふーん、こんなだったのかぁ…と3年後の宿題提出です。枝葉しか写せず、特性をほとんど掴めなかった過去からすれば、雌雄異株とわかって一・二歩前進です。
まずはこれ(↑)が雌株のはずです。この蚊とんぼみたいな雌花が受粉すると、松笠状にボディが膨らみ、枯れ色まで成熟すると割れて剥がれる段取りです。
251009leu_argenteum_mal
そしてこちら(↑)が雄株で、雄花がまだ若すぎて蕾なのでしょう。これが一斉に熟して咲いたら、かなりの花粉がばら撒かれる(風媒)ことでしょう。
残念ながら被写体は生木ではないので、継続観察が不能です。南アフリカには今生行くことはないはずで、どこか植物園で続編を取材できればラッキーです。

過去のきょう 2024 レンゲショウマ 2023 ツクシオオガヤツリ 2022 ヘアピン・バンクシア(バンクシア・スピヌロサ) 2021 モチノキ 2020 マルバヤナギ 2019 カジカエデ(オニモミジ) 2018 ツルギキョウ 2017 テンニンソウ 2016 ホソバアキノノゲシ 2015 熱帯スイレン(ブルーギガンティア) 2014 ミクリ 2013 サクラタデ 2012 シナノキ 2011 ツルウメモドキ 2010 アキニレ 2009 ツルドクダミ 2008 オケラ 2007 オヤマボクチ 2006 アロニア 2005 ギンモクセイ 2004 ハナミズキ(アメリカヤマボウシ)

| | コメント (0)

10月8日(水) ヒメジソ

251008mos_dianthera
久々にヒメジソVSイヌコウジュの見分け問題です。とは言いながら、今回の現場にもこの1種しかなく、両種並べての見比べができません。牛の歩みそのものです。
それでも、葉の刻み(鋸歯)が少ないところから、まずこれはヒメジソと見ました。ところがそれにしては萼が毛深すぎます。毛深い=イヌコウジュのはずです。
そこで萼の毛をしみじみ見ていたら、3裂した萼上唇のうち真んなかの1枚が短いことに気づきました。これはイヌコウジュには見られない特徴です。かつ、邪魔に思えた剛毛も、花茎や葉には生えておらず萼だけです。
そしていろいろ参考例を見ていると、毛深くないはずの姫様も萼に限っては白毛を生やした写真が見つかります。というわけで、今回のこれはヒメジソとなりました。

過去のきょう 2024 ヒメクマヤナギ 2023 スイフヨウ 2022 ヤグルマハッカ(ワイルドベルガモット) 2021 赤オクラとウグイスナス 2020 ゴマナ 2019 ハスノハカズラ 2018 オオカナメモチ 2017 ツルアジサイ 2016 ベニバナトキワマンサク 2015 ユーカリ 2014 ニンジンボク 2013 ネコノチチ 2012 ボタンヅル 2011 オクモミジハグマ 2010 ヤマハッカ 2009 ハネミギク 2008 ホソバヒメミソハギ 2007 マツカゼソウ 2006 ユウゼンギク 2005 カリガネソウ 2004 ギンモクセイ

| | コメント (0)

10月7日(火) イヌワラビ

251007ani_niponicum
これはまだ取り上げたことのないシダだなと、訳知り顔で葉を裏返しました。そしてそこに整然と並んだ逆ハの字の胞子嚢を見出し、むふ、シケシダの仲間だなと考えたところが素人の浅はかさと言うか生兵法は怪我の素と言うか、回り道でした。
どんなに捜してもオオシケシダ属にこんな種類は見つからず、葉身の先が急に細くなることとか、葉軸や葉柄に赤みがさしているという条件から浮かんだのがメシダ属のイヌワラビでした。その特徴を言う基本用語が「2回羽状複葉」で、対するにシケシダは単羽状複葉です。かなり大切な見分けポイントを無視していたことになります。
そんな経緯で、イヌワラビと決めるダメ押しポイント=葉軸や葉柄の鱗片を写せていません。それらしいものが見える写真がありはしても、ゴミと区別がつかない程度で、いずれ再会したときに根もと近辺までジトーッと写しまくる必要があります。

過去のきょう 2024 アサマフウロ 2023 サルビア・ネモローサ・カラドンナ 2022 アカガシワ 2021 ミカイドウ 2020 ネズミサシ 2019 サカキ 2018 タイヌビエ 2017 ゴキヅル 2016 トウガラシ(ブラックパール) 2015 チョウマメ(クリトリア) 2014 ペンタス 2013 シマスズメノヒエ 2012 コクテンギ 2011 オオミサンザシ 2010 ハッカ(ニホンハッカ) 2009 ヒメヒゴタイ 2008 ミヤギノハギ 2007 コガネバナ 2006 ヤマジノホトトギス 2005 オギ 2004 ハス

| | コメント (0)

番外編 : ナタマメを食す

Can_gladiata
断面の形がミソです。福神漬けに入っている「あれ」です。やっぱりね!
もちろん、これは白花種のナタマメです。赤花種の豆を食べて生きていられるかを試すには、まだこの世に未練がありすぎです。食べて1週間、異常ありません。
ここから豆が充実し出すとやたら豊満ボディになります。その前段階を茹で、軽く塩をしただけのシンプル料理がビールの友にはなかなかでした。
福神漬け状態にスライスして味噌汁の具という手もあるし、ほかの野菜やお肉と油で炒めるのもイケそうです。次に入手できたら、それらを試してみましょう。

| | コメント (0)

10月6日(月) ジャコウソウ

251006che_moschata
あれれ、こんなかわいい実、これ、なんだろう?と取ったのが左側の写真で、なんだろ・なんだろと捜し回って見つけたのがジャコウソウ(写真右側)でした。
へええ、キモイ系の花に比べると笑えるくらいに実は愛らしいものです。ところが、この緑の膨らみ、どうも果実という風体ではなく、割ると薄皮でした。
つまり、萼が種を包む形なわけで、これをふつうに「実」と言っていいのかわからなくても、取りあえず機能的に実であることは事実です。困るのはこのパーツの呼び方だけでなく、香りもそうです。今回も麝香どころか匂いらしきものはまったく感じなくて、3回挑んで全部空振りなのだから、この草の名前にはかなり異議ありです。

過去のきょう 2024 カスミザクラ(ウスゲヤマザクラ) 2023 ホソグミ(ロシアンオリーブ) 2022 コヤブレガサ(ホソバヤブレガサ) 2021 ミズオオバコ 2020 スズメノヒエ 2019 イポメア・トリカラー、ほか 2018 セイタン 2017 ミズナラ 2016 イソフジ 2015 マーガレットコスモス 2014 シナユリノキ 2013 テイキンザクラ 2012 ツルボ 2011 キセルアザミ 2010 アンズ 2009 ヤマボウシ 2008 タラヨウ 2007 コメナモミ 2006 シラハギ 2005 コブシ 2004 ザクロ

| | コメント (0)

10月5日(日) ワタラセツリフネソウ

251005imp_ohwadae
なにをいまさらツリフネソウ?と、自分で照れています。いや、照れるは間違いでビビリ果てています。キツリフネと洋物(ハナツリフネソウ)と、基本のツリフネソウ以外の2種を収録しただけで満足感に浸っていた自分は浅はか過ぎました。
しかも、その基本のツリフネソウの写真がどれも役に立たなくてメゲています。このワタラセツリフネソウを特定するのは、花の中段に見えている裂片で、その先っぽが黒くなっています。「ふつう」のここは黒くはならない(かつもっと長い)らしいのです。
恥ずかしいことに、「ふつう」の過去写真はすべてそこを捉えていません。このシーズンのうちに新規撮影できるか、あるいは過去ファイルからたまたま使えるショット(↓)を見つけ出せるか、いずれにせよワタラセを知ってツリフネの学び直しです。
そんなわけで、あまりのショック&恥ずかしさによって、きょうはこの写真一枚で終わりにしておきます。「変な花」で済ませていたツリフネ、学び直しが必須です。

<追録> とても古いファイル(2004年)から、とりあえず「ふつう」の必要な部分(白丸)がわかる写真(右側)を見つけました。よく「烏賊の足」と称されるように、長くのびて先細になっていて、色の変化はありません。
Comp_20251005115401
対するにワタラセ(左側)は細くならないし、先が萎縮して黒変しています。両種の相違点はほかにもいくつか解説されてはいても、とりあえずこの一点だけで判断できるので、今回の勉強はここまでにしておきます。(2025年10月5日夕刻)

過去のきょう 2024 アサマヒゴタイ 2023 ニチニチソウ(極小輪タイプ) 2022 オウゴンカシワ 2021 シラカンバ 2020 クレロデンドルム・インキスム 2019 カラスザンショウ 2018 エノキグサ 2017 シロガネヨシ(パンパスグラス) 2016 アレチウリ 2015 オニヤブソテツ 2014 ホソバオケラ 2013 ガマ 2012 ナツハゼ 2011 コナラ 2010 タイワンレンギョウ(デュランタ) 2009 フジカンゾウ 2008 センブリ 2007 コバノガマズミ 2006 オオバショウマ 2005 ワラベノカンザシ 2004 キンモクセイ

| | コメント (0)

10月4日(土) カイヅカイブキ

251004jun_chinensis_cv_kaizuka
球体なのに六面体にも見えて、とても可愛げのある実です。サイコロの目が全部1になっているみたいで、こんなに見え見えでは八百長には使えません。
実ができる=雌株(ふつうは雌雄異株)であって、うまい具合の出会いでした。春には雌雄の株それぞれに花とは言いにくい花をつけるので、この木で雌花を撮らせてもらい、その足でどこかに雄株を探しに行くという楽しみができました。
十字対生する鱗状の小さな葉が茎(小枝)に密着していて、剪定されたりすると怒ったようにその葉の先が尖るのはふつうのイブキと同じです。それを思うと、稔り具合もよろしくて葉も穏やかに整ったこの木は幸せ状態にあるのでしょう。

過去のきょう 2024 タチテンノウメ 2023 コナラ 2022 ヤマハハコ 2021 パープルファウンテングラス 2020 タマブキ 2019 ステルンベルギア 2018 ヒヨクヒバ 2017 アワブキ 2016 サザンカ 2015 ハンノウツツジ 2014 ホソバヒイラギナンテン 2013 シナサワグルミ 2012 クサヨシ 2011 ナガエコミカンソウ 2010 ギンミズヒキ 2009 アキグミ 2008 イノコヅチ 2007 キジョラン 2006 シラヤマギク 2005 ウスギモクセイ 2004 メキシカン・ブッシュ・セージ

| | コメント (0)

10月3日(金) ヒナタイノコヅチ

251003ach_bidentata_varfauriei
ほーらね、と鼻の穴全開です。ヒナタイノコヅチの茎がフサフサと毛だらけです。そして、7月に予告したほどボロボロではなくても、葉には欠損部が目立ちます。
…と思って参考サイトを見ると、秋でも葉がきれいな写真があります。特になにかに食害されたとは思えない状態です。むむう、志木の虫が乱暴なのですか。
まさか君か?とアリンコを問い詰めても、コヤツ、デカイだけで葉を食べる様子はありません。資料を見ると「蟻は雑食」とあるので、容疑が完全に晴れたわけではなくても、雰囲気的に無罪です。こんな毛深くてマズそうな葉、誰が食べる(注)のやら。

<補注> 調べていたら、イノコヅチの葉はおいしく食べられると知りました。ヒナタは毛深いので、食材に向くのはヒカゲの方でしょうが、そのうち試してみましょう。

過去のきょう 2024 アズマレイジンソウ 2023 ソリダゴ・ファイアーワークス 2022 アメリカサイカチ・サンバースト 2021 ヌルデ 2020 フッキソウ 2019 クリ 2018 センニチコウ 2017 ナツエビネ 2016 ナンテンハギ 2015 コウホネ 2014 ビャクブ 2013 タカノハススキ 2012 ヤマコウバシ 2011 キャラボク 2010 アオハダ 2009 サイカチ 2008 エゴノキ 2007 ノブキ 2006 マルバハギ 2005 タケノコイモ 2004 クサギ

| | コメント (0)

10月2日(木) シロヨメナ

251002ast_leiophyllus_v_leiophyllus
野歩きにまさかピンクの染料を持ち歩いているわけもなくて、これは見たまんま、ズルはなしの写真です。なのに蕾のときはピンク、開くと純白、マジックです。
つまり、シロヨメナは野道をめでたく紅白で飾ってくれる存在なのです。大谷くんがレッドカーペットなら、はた衛門はシロヨメナ街道か、とほほ。そうそう、きのうは2発、幸先の良いポストシーズンスタートでした。きょうもオネガイ!!
と話を捩らせていないで、シロヨメナです。目を凝らせば、開いた花びらの裏側中心部の筋はうっすら薄紫ではあります。せっかく持っていたピンクの色素も、花びらの拡大につれて薄れるようだし、その色素も裏側だけに備わっていたのでしょう。
ということは、開き始めの花びらを無理に開き、表側が白いことを確認すべきなのに、そういうことを思いつくのは決まって机でモニターを見つつなのです。これがホントの机上の空論で、しかもあしたにはきれいに忘れているのだから世話がありません。

過去のきょう 2024 オオバアサガラ 2023 コーヒーノキ 2022 プラティケリウム・ホルタミー 2021 オオバナオケラ 2020 ツユクサ 2019 サワギキョウ 2018 ハイビスカス・アーノッテアヌス 2017 ウバメガシ 2016 コウヤボウキ 2015 ナンテン 2014 ムクゲ(ルーシー) 2013 サザンカ 2012 オオケタデ 2011 ソリダスター 2010 ヤブマメ 2009 スイフヨウ 2008 ハナヅルソウ 2007 タマシロオニタケ 2006 ステルンベルギア 2005 ガマズミ 2004 クジャクソウ

| | コメント (0)

10月1日(水) サンザシ

251001cr_cuneata
サンザシの実が色づく、そのスピードに驚いたのがこの写真のポイント1です。まだ暑さにヒーヒー言っていたころは完全に黄緑色だったのに、あれから20日ほど(実際の撮影日の対比)でこんなにおいしげに真っ赤でした。
色相環でおよそ120度もの隔たりが、日数なら20日か!?と愚にもつかぬことを考えながら、その間に朝夕がずいぶん過ごしやすくなったことを反芻しました。
…と考えながら写真を見つめ直していたら、あらら、どなたかがつついた痕(白矢印)を見つけました。撮るときは気づかなくて、したがってその実はボケています。
ということは、色だけではなく味も仕上がっているのではないかというのがこの写真のポイント2になりました。かつて、11月11日に撮影した(記事掲載は12月2日)とき、実がやや発酵状態だったのは無理のないことだったといまごろ確認できました。サンザシの実とは大違いで、爺さんの知識収集は牛の歩みです。

過去のきょう 2024 ナガミノツルケマン 2023 ユーフォルビア・ラクテア・クリスタタ(春峰) 2022 サゴヤシ 2021 コウシュンカズラ 2020 ウラジロガシ 2019 カラタネオガタマ 2018 ホオズキ 2017 ラセイタソウ 2016 シカクマメ 2015 ナガボノワレモコウ 2014 ヒメジソ 2013 ジュズダマ 2012 サンショウ 2011 ハゼノキ 2010 ギンドロ(ウラジロハコヤナギ) 2009 チャノキ 2008 マルバプルメリア(プルメリア) 2007 アケボノソウ 2006 ゴンズイ 2005 ハゲイトウ 2004 シュウメイギク

| | コメント (2)

« 2025年9月 | トップページ | 2025年11月 »