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2月28日(木) ゴエッペルチア・ランシフォリア

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慣れないうちはマコヤナと一緒くたに見えていたランシフォリアです。情けないと思う反面、カラテア類(注2)だと認識できるようになった自分が誇らしく、複雑です。
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で、もう一歩前へ進むために比較図をこしらえてみました。これを区別できなかったとは!と呆れるほどに違いは明らかでも、ボーッと眺めればよく似ています。
両者の最大の違いはそのフォルムです。おデブなマコちゃんに対し、ランシくんはスラリとして長身です。次に目立つのは葉裏の違いです。ランシは全面がワイン一色なのに比べ、マコもそんな赤紫を見せるとは言え、表と同じ模様があります。
ほかにも、ランシの方の波打ち具合が強いとか、マコの方に細かい筋目模様が目立つとか、葉質はランシの方がごわつくとか、違いは明白です。
などなど挙げて懸命に覚えようとしてはみても、たぶんその違いがどっちの特性だったか記憶しきれないことも明白で、ボーッと眺めて、「やあマコちゃん」「よおランシくん」となるまで親しむことが一番とはわかっているワケです。

<補注1> 後日、ゴエッペルチア・ベラ(開花中)を収録して、こういう葉の模様はカラテア類(注2)としてわりと標準なのかと思い始めました。(2019年3月12日
<追録> 葉柄とはまったく別に地面から花茎が出て、ランシフォリアが開花していました。(撮影:2019年3月17日)
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<補注2> 旧分類では一括してカラテア属とされていたものの多くが、新分類・APGⅣではゴエッペルチア属とされました。このランシフォリアもその移動メンバーなので、タイトルを変更します。(2024年2月)

過去のきょう 2018 スプリングエンジェル(冬アジサイ) 2017 ナズナ 2016 ハハコグサ 2015 ナナコバナ 2014 ゼニアオイ 2013 カタセツム・グレースダン 2012 ラカンマキ 2011 オニシバリ 2010 ナギ 2009 セリバオウレン 2008 シシガシラ(寒椿) 2007 ブロッコリー 2006 ヤブラン 2005 シモバシラ

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2月27日(水) コショウ

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きのうがイタリアンパセリで、きょうが胡椒、お料理シリーズです。いや、そのあとを続ける予定はないので、たまたまのことですけど…。
蔓性植物というのは困ったもので、図鑑では草か木か書かずに「つる性植物」とだけしていることが多く、どうしたものか迷います。あと、余計なことながら「蔓」の字が常用漢字ではないから平仮名にするというのも煩わしいことです。図鑑にあたるくらい趣味がある人は蔓の字くらい読めるでしょうよ!
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おっと、問題は草か木か、でした。そもそもどっちかに分けようとするのがナンセンスとは知りながら、このブログが草と木を交互に収録するというおバカな形である以上、やっぱりどっちかにしたいワケです。
根もとを見ると「草」とは言いにくいし、仲間のフウトウカズラも「木」にしているし、「常緑低木」という解説もないことはないので、胡椒は木です。あらら、そう言えば「コショウノキとは関係ありません」と書く面倒を忘れるところでした。

<補注> 同属のインドナガコショウを収録しました。(2023年1月23日

過去のきょう 2018 ミドリノスズ(グリーンネックレス) 2017 ウメ(緑萼八重枝垂れ) 2016 アカバナマンサクとハヤザキマンサク 2015 バニラ 2014 シラヌヒ 2013 ウンシュウミカン 2012 オオフサモ 2011 キョウチクトウ 2010 コナラ 2009 クリスマスローズ(コルシカス) 2008 チャボタイゲキ 2007 エリカ・クリスマスパレード 2006 マンゲツロウバイ 2005 ジンチョウゲ

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2月26日(火) イタリアンパセリ

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先日、パセリを登場させたので、もののついでにこれも掲載しておきます。見飽きた風情の「ふつう」と違って洒落て見えるのは、イタリアンという修飾語に騙されているのか、あるいは単に目新しかっただけか、定かではありません。
乾燥させて細かく砕き、料理の上に散らすといいとは聞いても、それはかなりの量を収穫しての話でしょう。とりあえず、花や種ができればと、「ふつう」とともに二株ずつ買い込んだだけなので、しばらくは生で簡単に食べておきます。
ちょっと試食してみた感じは、たしかにパセリ味です。ただ、「ふつう」よりは円やかでふんわりしていて、セリの代用にもできたらお得かなというところです。

<補注> 7月になって、花が咲き出しました。(2019年7月16日

過去のきょう 2018 ヤブムラサキとムラサキシキブ 2017 ハオルチア・トーツオサ(五重塔) 2016 マスデバリア・インカプリンス(洋ラン) 2015 スリナムゴウカン 2014 ピレア・ヌムラリフォリア 2013 アミメヘイシソウ(サラセニア・レウコフィラ) 2012 スギ 2011 ラクウショウ 2010 ムクノキ 2009 カンザクラ 2008 オウバイ(梅) 2007 カワヅザクラ 2006 クリスマスローズ 2005 コハコベ

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2月25日(月) オオバノマンゴスチン

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これこそピンポンノキでしょうよ!と1カ月前の憤りをまだ引きずりながら、いや待て、これ、卓球のボールよりはグッと大きいし重いし、と考え直しました。
マンゴスチンの実なんて常食するものではなくて、思い出すのに苦労しながらも、たしかにこの皮が褐色になったら、感じは似ることでしょう。分類的にも、ふつうのマンゴスチン(未収録)とこのオオバノマンゴスチンは属が同じです。
両者が違うのは葉で、自分が和名をつける立場だったら「長葉」としたはずです。それほどにこちらの葉は細長く、「ふつう」の方は「ふつう」型です。
おっと、上で同属と片付けたところを詳述すると、二つはフクギ科(旧分類:オトギリソウ科)フクギ属です。やったー! 去年の沖縄での感動が甦ります。あのフクギとマンゴスチンがつながるなんて、縁は異なもの味なものです。

<補注1> 同じフクギ属には、葉と実の形がオオバノマンゴスチンとよく似たタマゴノキ(キヤニモモ)があります。
<補注2> マンゴスチンと名前的に紛らわしいマンゴーはこちらです。

過去のきょう 2018 ショカツサイ(ムラサキハナナ) 2017 ミラクルフルーツ 2016 ハリエンジュ(ニセアカシア) 2015 ミズヒナゲシ(ウォーターポピー) 2014 アカマツ、ほか2種 2013 コーヒーノキ 2012 シクラメン 2011 エンジュ 2010 ヤタイヤシ 2009 アカバナアセビ 2008 アオキ 2007 オカメザサ 2006 フクジュソウ 2005 アブラナ

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2月24日(日) マツザカシダ

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以前の写真(の被写体と撮影環境)があまりよろしくなかったので、マツザカシダに再登場してもらいます。「マツザカシダ=葉身中央を走る白い斑」ではなく、オール緑の自然品を基準にしたいとは思いながら、まずはきれいな栽培品です。
と、これでシャンシャンだったはずなのに、今回の調べによってWikipediaに間違いがあるのを見つけてしまいました。さてこういうときはどうしたものか、直せるものか試してみたらログインする必要があるみたいで、面倒なので挫折です。
問題箇所はこのマツザカシダを三重県松阪由来とした部分です。これには出典もあるようで、前回のワタシの記事で松阪市は関係なさそうとしたことを取り消すいい勉強になりました。ただし、Wikiはその松阪を「松坂」と表記していて、阪であるべきところが坂になっているのです。かなりの初歩的ミスです。
そして松阪市の読みは「まつさかし」です。これはWikiの問題ではなく、そもそもの名前由来への疑問になります。もし三重(南伊勢)に因んだものだったなら、マツザカシダではなくマツサカシダと発音したはず(注1・2)です。もちろん、長い時間でサがザに変化したことはあり得ても、なにか釈然としないマツザカ問題なのでした。

<補注1> 標準和名はマツザカシダでも、別名としてマツサカシダはあげられていて、松阪由来の根拠にはなりそうです。(2021年1月)
<補注2> しだりおさまからものすごくありがたいコメント(↓)を頂戴しました。(2023年11月29日)

過去のきょう 2018 ヒメサザンカ 2017 ムシトリスミレ 2016 キチジョウソウ 2015 キンレイジュ 2014 アミメグサ(ベニアミメグサ) 2013 オオハナワラビ 2012 モミジイチゴ 2011 ヒオウギ 2010 ウラジロモミ 2009 ヒマラヤスギ 2008 カンザクラ 2007 オステオスペルマム 2006 セツブンソウ 2005 カワヅザクラ

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2月23日(土) ムユウジュ

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こんなビッグチャンスを、わざわざ画角が狭まる望遠で撮ってしまった自分のおバカ加減に呆れています。魚眼レンズとまでは言わずとも、せめてスマホ(かなり広角に撮れる)で一枚押さえておけば良かった…というのは、進歩のない後悔です。
いや、それほどに無憂樹が花盛りでした。6年前の写真を見ると、被写体の花房はけっこう精一杯咲いています。決してハズレの時期ではなかったのに、今回ほど「うわぁー」と見惚れた記憶はないので、あのときと同じこの木が6年で生長したのか、あるいは今年が絶好調なのか、いずれにせよ感動の開花具合でした。
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おかげで、接写できる高さにも花は溢れていました。山吹色が鮮やかで、これだけ小判があれば無憂だなぁというのは脇に置くと、雌シベの子房が意外に目立ちました。無憂樹はマメ科なので、ここが生長して大きな莢をつけるようなのです。情けないことに、いままで花どき以外には振り向くことのない木でした。
夏の温室というのもなかなか乙な場所なので、ブラブラと垂れ下がる豆の莢を求めて汗をかきにくることにいたしましょう。

<補注1> 花の次は実(豆の莢)を見たかったのに、それはなかなか叶わず、若葉の色合いに寄り道しました。(2020年12月17日
<補注2> 同属のキバナサラカを収録しました。(2024年4月5日

過去のきょう 2018 シュンラン 2017 オトコヨウゾメ 2016 ウメ(緑萼、リョクガクバイ) 2015 ツノナス(フォックスフェイス) 2014 クヌギ 2013 オオムラサキ、ほか5種 2012 ヒトツバ 2011 ハイネズ 2010 プリムラ・シネンシス 2009 ギンヨウヒマラヤスギ 2008 サザンカとカンツバキ 2007 スズランエリカ 2006 カラタチ 2005 クマザサ

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2月22日(金) マツバラン

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懺悔と悔悟が渾然一体の写真です。4年前、偶然に我が物となったマツバランを掲載したとき、その姿を「これがマツバランのすべて」とやっていました。
たしかに、葉や根はないという意味では「茎だけ」の植物ではあっても、シダ類ですから、こうして立派に胞子嚢という「茎以外のパーツ」がつくのでした。
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まるで花の蕾のように見えても、三室に分かれたカプセルが開くと、そこから出るのは白っぽい粉(胞子)だけです。このカプセル(胞子嚢)は、若いうちは緑色で、それがだんだんに色が上がってきて、最終的には薄茶になります。
マツバランの「その後」を見つけるのになぜ4年も要したかと言えば、あの偶発的到来品はいつの間にか姿を消したからです。よそで初めて「茎以外のパーツ」を見つけ、激しく動揺したために、二枚の写真は涙と冷や汗で滲んでいます。

過去のきょう 2018 キハダ 2017 ヒトデカズラ(フィロデンドロン・セローム) 2016 ハルジオン 2015 パラミツ(ジャックフルーツ、ナガミパンノキ) 2014 アスコセンダ 2013 ハス(古代蓮) 2012 ヒメシャラ 2011 クコ 2010 ピレア・モリス 2009 ギンヨウアカシア 2008 フィクス・アルテッシマ 2007 ヨウシュクモマグサ 2006 ナガバジャノヒゲ 2005 ミヤマウグイスカグラ

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2月21日(木) マカダミア

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へー、これがあのマカダミアですか。たしかにまん丸な実(注)です。このなかにあのやさしい歯触りの白いナッツが入っているというわけです。
原産地はオーストラリアなのに、ハワイに持ち込まれて商業的に栽培されるようになったのだそうです。その結果があの定番ハワイ土産のチョコなのでした。
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花もけっこう盛りでした。ん、この感じ、なにかを思い出します。そう、これを直立させれば、姿もサイズもバンクシアの花そのものです。なんとマカダミアとバンクシアはヤマモガシ科の仲間同士で、オーストラリア生まれも道理でした。
あれれ、…ということはバンクシアにもこんな実がつく? 調べたら、結実はまれだそうで、たしかにいままで見たバンクシアにはそんな兆候がありませんでした。わーいマカダミアだ!で終わるはずが面倒な課題に展開してしまいました。

<補注> 「まん丸な実」という記述は訂正します。(2024年1月12日

過去のきょう 2018 フクジュソウ(秩父紅) 2017 トゲミウドノキ(サラダノキ) 2016 モクレイシ 2015 ヤマアイ 2014 チョウセンゴヨウ 2013 ハシバミ 2012 コハコベ 2011 キツネノカミソリ 2010 フラサバソウ 2009 キヅタ 2008 ユキワリイチゲ 2007 ヒメイタビ 2006 ナギイカダ 2005 クロッカス

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2月20日(水) パセリ

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白菜大根を載せているのにパセリを無視していることはずっと心に引っかかっていました。ところがなかなか「パセリ畑」というのがないのです。
畑の隅にちょっとだけでも植えてくれないものか、いつもキョロキョロでした。それでハタと気づきました(畑だけに←ああ、きょうは暖かいのに)。
かつて自宅の窓辺でこれを育てたことがあったのです。それがひと晩でなくなって、そのプランターには大きな芋虫がいました。どうやら蝶にとって最高の食草らしく、管理の目がない場所でパセリを育てるのは芋虫育てと同じことになるはずです。
というわけで、パセリに花を咲かせたいとは思いつつ、果たしてそこまで無事にこの株を残すことができるものか、蝶除けネットなど考え中です。

<補注> コメントをいただき、丸坊主にされても来年には花をつけると知りました。そうなると現金なモノで蝶を待ったのに全然現れず、ダメかと思い始めた8月中旬、ようやくキアゲハの幼虫を見ることができました。(2019年8月13日

過去のきょう 2018 ホルトノキ 2017 チチコグサモドキ 2016 メヤブマオ 2015 桜の冬芽4種(その2) 2014 プリムラ・ポリアンサ 2013 トラフアナナス 2012 ウラジロガシ 2011 ヒメムカシヨモギ 2010 ユーカリ 2009 ショカツサイ(ムラサキハナナ) 2008 ウグイスカグラ 2007 エリカ・ファイアーヒース 2006 ナニワズ 2005 イチゴノキ

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2月19日(火) オオアブラギリ(シナアブラギリ)

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自分のパーツが自分に刺さる…こういうことの起こる確率とはどのぐらいレアなものでしょう。しかし、前にも一度、同じような状況を見ています。はた衛門が二度見られるくらい、木々にとっては「よくある」事態なのでしょう
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いや、オオアブラギリの冬の姿に驚いたのはそんな珍事ではなく、その先でした。それぞれの枝の先端は、これ、紛れもなく冬芽(頂芽)でしょうに、芽と言えばエネルギッシュなものでしょうに、この乾き具合はまるでミイラです。
ただ、調べると、たぶんこれでフレッシュ状態のようです。側芽はまだまだほんの赤ちゃん状態だし、花から始まって実の鑑賞だけにとどまっているオオアブラギリとの付き合いは、もう少し深めてみないといけないようです。

<補注> 同属のアブラギリの冬芽には瑞々しさがありました。(2024年5月31日

過去のきょう 2018 ミズヤツデ(ラシア・スピノサ) 2017 ココヤシ 2016 ジンチョウゲ 2015 シマムラサキツユクサ 2014 クスノキ、ほか2種 2013 キンカチャ 2012 エビモ 2011 タチバナ 2010 タコノキ 2009 キバナセツブンソウ 2008 バイモ 2007 カキナ 2006 マサキ 2005 オウレン

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2月18日(月) デンドロビウム・ファレノプシス(デンファレ)

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蘭に詳しい人には笑われそうな感想ながら、この名前、とっても得をしているようにも思えるし、損をしているのでは?と心配したりもしてしまいます。
得な面はもちろんデンドロビウムという蘭の一大勢力の名前にファレノプシス(胡蝶蘭)を重ねていることです。有名+有名=超有名というネーミングです。
マイナス面は、ワタシが当初そう考えたように、デンドロビウムとファレノプシスの掛け合わせ品ではないかと誤解されてしまう(注)ことです。そういう意味では、これをデンファレと省略するのは決して通ぶることではなく、デンファレという一つの品種(原種とその園芸品種群)なのだと認識するためのいい手だと思います。
などなど書きながらあらためて眺めると、はーぁ、たしかにデンドロビウム+ファレノプシスではあるのですねえ。こんな紛らわしい学名にした人を咎めようと思っていたのに、とても素直な人なのだろうと考えが変わってきました。

<補注> 学名(Dendrobium phalaenopsis)で明らかなように、あくまでこれはデンドロビウムです。

過去のきょう 2018 アベマキ 2017 イヌガラシ 2016 ヒメヒオウギズイセン(クロコスミア、モントブレチア) 2015 ウンリュウヤナギ 2014 カラスムギ 2013 フクジュソウ 2012 シラカンバ 2011 ニワウルシ(シンジュ) 2010 ゴレンシ(スターフルーツ) 2009 トウワタ(アスクレピアス) 2008 ハンノキ 2007 カンヒザクラ 2006 タネツケバナ 2005 ウメ

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2月17日(日) カランコエ・オルギアリス(センニンノマイ)

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その名前に気恥ずかしさを感じた「仙女の舞」とは同属の仲間同士です。たぶんあれと対を成す和名なのでしょう。「仙人の舞」だそうで、仙人とは女性も含むのか、あるいは男性だけを言うのか、辞書もその辺はトボケています。
トボケと言えばこの花がまさにそうで、初めは実かと思いました。よく見たらいくつかの緑の先端突起が割れて開いています。同じカランコエでも「仙女」さんの花はデリケートなのに比べ、「仙人」さんのそれはかなりユーモラスです。
花がこうなら実はいったいどんな姿か、好奇心ムクムクです。そう言えば「仙女」さんも花のあとは見ていないし、早めに両方を比較してみたいものです。

過去のきょう 2018 マキシラリア・ポルフィロステレ 2017 カワラハンノキ 2016 ヤマザクラ 2015 ホウライシダとヒシガタホウライシダ 2014 メグスリノキ 2013 タギョウショウ 2012 セキショウモ 2011 ネコヤナギ 2010 スイセイラン(彗星蘭) 2009 バニラ 2008 フクジュソウ 2007 イノモトソウ 2006 ウメ(白梅) 2005 ナズナ

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2月16日(土) ゴエッペルチア・ゼブリナ・フミリオ

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辛抱堪らず花(穂)のないカラテア(注)を10日前に取り上げたら、自制の枠がはずれてしまいました。花はまたそのうちと見切りをつけて、カラテア本来の見どころである葉の美しさに浸っておくことにします。
緑の濃淡だけでこれほど魅せてくれるのは、濃緑模様の端が矢筈に切れていることにかなり依存しています。また、葉表が微妙にベルベット状で、木漏れ陽を怪しく吸収したり、逆に跳ね返したり、葉とも思えぬニュアンスを醸します。
本来のゼブリナは葉裏が紫を帯びるのに、このフミリオ(Calathea zebrina ‘Humilior’)はそこが緑です。園芸種のくせにあえて色を捨てるなんて、付け加えるだけが育種の方向かと思えば、こういう渋め路線もあるのでした。

<追録> 「またそのうち」の機会は意外に早く訪れました。(撮影:2019年5月26日)
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<補注> これまではカラテアとされていた多くの品種がゴエッペルチア属に移されてしまい、このフミリオの標題も変更しています。(2024年1月15日

過去のきょう 2018 オウゴンチク 2017 クロコダイルファーン 2016 コスモス 2015 ウメ(黒雲) 2014 センボンヤリ 2013 ラムズイヤー 2012 キリ 2011 カワヅザクラ 2010 パフィオペディルム・サンデリアヌム 2009 カカオ 2008 ベンジャミン 2007 サルココッカ 2006 ワルナスビ 2005 ヒメオドリコソウ

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2月15日(金) オオホウカンボク

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これは見事な眺めでした。ソフトボールの球より大きな花の塊がこれだけ派手な色だし、一つひとつの花から飛び出た雌シベや花びらの先に散らばる雄シベが賑やかさをいやが上にも高めてくれています。
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こちらはまだ蕾状態も残る花房です。別に蕾まで美しいと言い募るわけではなく、この写真の主役は葉です。偶数羽状複葉で、垂れ下がり気味につくので、花の邪魔になるのが鑑賞する人間にとってはやや難点です。
中南米に分布する木で、英名だと「ベネズエラのバラ」と気張っています。いえ、気張っているのは和名も同じで大宝冠木とご大層です。大というからにはただの宝冠木もあるわけで、そちらは花房がわずかに小ぶりだし、色目も違います。

過去のきょう 2018 ノウルシ 2017 キヤニモモ 2016 ハイビャクシン(ソナレ) 2015 パキポディウム・グラキリス 2014 リギダマツ 2013 ミヤマシキミ 2012 シライトソウ 2011 ハンノキ 2010 モミ 2009 イトススキ 2008 ホルトノキ 2007 オニヤブソテツ 2006 オオイヌノフグリ 2005 マンサク

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2月14日(木) ヒトスジグサ(アグラオネマ・コスタツム・イムマクラツム)

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そう言えばアグラオネマは一つだけ、しかも品種がわからずじまいのものを載せたままだったことを思い出しました。レオンの見直しもしていなくて、懺悔です。
などとしおらしげなことを言いながらヒトスジグサです。ふつう、アグラオネマ属の皆さんはアグラオネマ・○○と学名そのままで呼ばれるのに、このアグラオネマだけ(注)はたいそう立派な和名をお持ちなのです。
ただ、ご面体を拝見すると、この特別好待遇には納得です。主脈が葉身と別色の場合、側脈にもその色が入り込みそうなものなのに、それが一切ありません。白一筋の主脈が偉そうに見えても、分をわきまえた側脈こそが傑物です。

<補注> 本文で「(和名を持つのは)このアグラオネマだけ」としたのは間違いだったことが早速わかりました。セスジグサというアグラオネマもあり、それはAglaonema costatumのことで、白一筋の主脈の脇に斑が入るようなのです。
対して斑のないこの写真のものはAglaonema costatum var.immaculatumで、つまりセスジグサの変種がヒトスジグサという関係のようです。
というわけで、当初「ヒトスジグサ(アグラオネマ・コスタツム)」としていたタイトルに「イムマクラツム」を付け足しておきます。(2019年3月)

過去のきょう 2018 シナミズキ 2017 イワニガナ(ジシバリ) 2016 ヤクチ 2015 コクテンギ 2014 バンダ(洋ラン) 2013 オモト 2012 カラマツ 2011 ノカンゾウ 2010 ヘンヨウボク(クロトンノキ) 2009 リョウメンシダ 2008 コバノカモメヅル 2007 ナギイカダ 2006 アテツマンサク 2005 ヘンヨウボク(クロトンノキ)

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2月13日(水) ビワモドキ

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○○モドキという名前の草木にはだいたいにして憐憫の情を抱きます。別に造物主が手抜きをしてAに似せてBを作ったわけではなく、たまたま名付け親がBより先にAを知っていただけの話なのです。それで紛い物呼ばわりとはあんまりです。
などと言いながら、このビワモドキには「そうだよねえ」と首肯してしまいました。どうにもこうにもこりゃビワの葉だし、元々日本にはなくて、いまでも温室のなかの密やかな存在なので、「モドキ」を不満に思う人はごく少ないことでしょう。
ただ、ホオノキを思わせる花をつけ、丸くて大きな実ができるらしいのに、この木はそんな様子をいっこうに見せません。案外と、私ら鑑賞者よりはご本人がモドキ扱いに腹を立て、花や実をケチっているのだとしたら困ったものです。

過去のきょう 2018 キルトスペルマ・ジョンストニイ 2017 ギンメイチク 2016 アオハダ 2015 ヒメバショウ(ビジンショウ) 2014 フヨウ 2013 アリドオシ 2012 クリハラン 2011 オウギバショウ(タビビトノキ) 2010 ドンベヤ・ワリッキー 2009 マツザカシダ 2008 カマツカ 2007 アブラナ 2006 ネコヤナギ 2005 ユキヤナギ

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2月12日(火) アアソウカイ(パキポディウム・ゲアイー)

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これはたぶん花の残骸ではないでしょうか。例によってアアソウカイはやたらに背が高くて、その天辺のことなので触って確かめることができません。
もう少し早かったらという悔しさと、痕跡とは言え見ることができた喜びと、そして次はいつここに来たらいいのかという戸惑いとが渾然一体の微妙な心持ちです。薄膜状のものは花びらだろうか、その上の太い軸は萼筒か、と、シャッターを押してはモニターで拡大し、しばしこのミイラの分析に没頭しました。
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ふと目を移すと、これはもしかして実でしょうか。次の花を待つよりも前に、この物体の変化追跡(注1)という楽しみもできました。この先、膨らんだ実を眺めて「ああ、そうかい。こんな形だったのかい」と膝を打つことを夢見ておきましょう。

<補注1> 翌月、残念ながらこの「実らしきもの」は消滅していました。(2019年3月末)
<補注2> きれいな開花状態を見ました。(2021年7月23日

過去のきょう 2018 イワガラミ 2017 アマゾンリリー 2016 ウメガサソウ 2015 桜の冬芽4種 2014 キクラミネウス水仙・Teteatete 2013 ムラサキオモト 2012 ヤマコウバシ 2011 モンステラ 2010 レッド・ジンジャー 2009 アブラチャン 2008 オーブリエチア 2007 アリドオシ 2006 ミドリハコベ 2005 ミツマタ

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2月11日(月) ビャクダン

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先日泊まったホテルの部屋に「サンダルウッド」の入浴剤が置かれていました。名前は聞いたことがあっても、自分で使ったことはなく、ラッキーでした。
オレンジがかった茶色の湯からはスパイシーな香りがして、なにやら精神安定効果がありそうです。ただ、この香りが体に残ったら、ちょっと変なオジサンになりそうで、シャワーを強めに使ってしまいました。あーぁ、もったいない(笑)。
で、そのサンダルウッドがこの白檀なのでした。仏壇の線香にも使われるし、当然お香の材料でもあります。その生の状態は、意外にナヨついたものでした。
木本または草本という怪しい境界線上の植物なので、この柔らかみには納得がいきます。ただ幹になった太い部分は完全に木で、あの香りはその芯から抽出するものだそうです。細い枝から採れるものならどんどん再生が効くのに、わざわざ幹を切らなくてはならないとは、あの香りが悩ましいのはそのせいだろうと妄想しました。

<補注1> このビャクダンは、「栴檀(せんだん)は双葉より芳し」のあの栴檀です。
<補注2> 檀の字がつく木としては、栴檀(補注1リンク)に始まり、青檀を取り上げ、この白檀のあと、紫檀(の一種)を収録しています。

過去のきょう 2018 コナスビ 2017 ヤエヤバイ(八重野梅) 2016 シダレウメ 2015 アンスリウム(チューリップ・パープル) 2014 ベニヒモノキ 2013 トウジバイ(冬至梅) 2012 トキワマガリバナ 2011 オンシジューム 2010 コチョウラン 2009 マリアアザミ 2008 タチヤナギ 2007 オキザリス・華恋(かれん) 2006 シナマンサク 2005 ヤブツバキ

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2月10日(日) ネオベンサミア・グラシリス

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わ、くす玉だぁ…とうれしくなりました。花の塊全体は男の握り拳ほどもあって、なかなか立派です。そして色合いがまた反則っぽいかわいさなのです。
ただし、このランの特徴は花ともう一つ、葉なのです。「くす玉」とともにこのランの説明には必ず出てくる「ヨシのよう」というのがそれで、ちょっとランっぽくありません。スッとのびる茎に次々と葉が出て、根生葉がふつうであるランとは異質です。
名前にネオとあるので、作出された園芸種かと思えば、タンザニアの山に育つ珍種(1属1種)でした。ベンサムさんという植物学者にちなんだ学名(Neobenthamia gracilis)だそうで、どうしてネオにされてしまったのか、どこかにネオではないベンサミアがあるものなのか、一つ知れば一つ謎が増える、困った世界です。

<補注> ネオの謎は未解決のまま、花を再掲しました。(2021年9月2日

過去のきょう 2018 ダイオウマツ 2017 ヒメオドリコソウ 2016 ウラジロチチコグサ 2015 ベンガルボダイジュ 2014 球根ベゴニア(ハンギングタイプ) 2013 ミズバショウ 2012 イヌツゲ 2011 ナガバノモウセンゴケ 2010 カトレヤ(品種不明) 2009 ムサシアブミ 2008 ハマボッス 2007 ナワシログミ 2006う ウメ(八重寒紅) 2005 ジャノメエリカ

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2月9日(土) ギョリュウモドキ(カルーナ)

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この時期は公園などの花壇はビオラばかりなのに、あれれ~、なんだかワケのわからないコーナーがありました。高さ20cmほどの枝がパオパオと一面に茂り、そこに小さな飾り餅のような物体が無数についているのです。
寄ってみました。飾り餅はどうやら花とその蕾のようです。枝先にはこれからのびるであろう葉芽があり、株元にはクチュクチュした葉がついています。
引いてみました。ピンクに見えるもの、白&緑のもの、あとオレンジに見えるものなど、いくつかの種類が混植されていました。そして、「カルーナ」という名札もあったので、労せず正体が知れました。ただし、カルーナ(Calluna)にはいくつも種類があり、それらの寄せ植えということで、きょうの副題は属名にとどまります。
そのカルーナは学名であるとともに園芸名でもあります。一方、和名のギョリュウモドキは妙に重々しくて、双方のギャップが大き過ぎです。名前を貸してあげたギョリュウが「俺、そんなチビじゃないけどね」と笑っていそうです。

<補注1> ギョリュウモドキは名前(英名)的にエリカと近いだけでなく、近縁でもありました。(2020年12月7日
<補注2> 蕾の存在はハッキリしないくせに、株全体の色目がクッキリきれいなカルーナがありました。(2021年2月11日

過去のきょう 2018 ツルギキョウ 2017 リュウキュウカンヒザクラ 2016 キンギョバツバキ 2015 アリマウマノスズクサ 2014 ヘンヨウボク(クロトンノキ) 2013 フブキバナ 2012 クズ 2011 グズマニア 2010 セントポーリア 2009 タチツボスミレ 2008 カリン 2007 ハラン 2006 ツクバネガキ(ロウヤガキ) 2005 コエビソウ

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2月8日(金) アガベ・吉祥冠

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葉裏に盛り上がった模様が炎(ほむら)を思わせます。それに引きずられ、葉の周囲を飾る赤い棘までが火のように見えてきて、なかなかのインパクトです。
名前的には、同じアガベ仲間の吉祥天とセットなのだろうと思います。つまり吉祥冠はキッショウカンと読みます。世俗的には中央線・吉祥寺が有名なのでキチジョウカンと読まれはしないか、心配になります。
ただ、そんなことを言ったら吉祥天だってキチジョウテンと読む輩がいないとも限らず、もしそんなヤツがいたら、ワシが炎を立てて説諭してやりましょう。

<補注> 炎状の隆起を見せる仲間を見つけました。(2022年2月23日

過去のきょう 2018 ウメ(緋梅) 2017 アグラオネマ 2016 デンドロキルム・ウェンゼリー 2015 ウチワヤシ 2014 プリムラ・オブコニカ 2013 タカサゴユリ 2012 ナツハゼ 2011 トチノキ 2010 サンタンカ 2009 モミジバフウ 2008 シシガシラ 2007 キャラボク 2006 ナツミカン 2005 オオイヌノフグリ

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2月7日(木) ナツツバキ

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あらあ、お嬢さん、意外と毛深かったんですねえ。これがあの清楚なナツツバキの冬の姿だとは、自分の勝手なイメージはぶっ飛んでしまいました。
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腰が引けたついでにカメラも引いてみると、冬芽よりも実の殻が目立ちます。これも、あの花の「その後」だとはなかなか呑み込みにくい姿です。
などなどの感想はただ己の無知を晒しているだけの話で、昔の写真をいま見れば、花びらの裏側にヤケに水玉がたっぷり載っています。これはそこに毛が密生している証拠です。同じように葉裏も毛深くて、冬芽だけの話ではないのでした。
そして、15年前はウチにナツツバキの鉢植えがあったことを思い出しました。あれはいったいどこに消えたものか…。いつのまに、どんな理由だったか、どうにも記憶はうすらボンヤリで、頭のなかが毛だらけになっているみたいです。

<補注> ふつうのツバキと違い、秋には紅葉を楽しめます。(2021年11月4日
<追録> 生長すると、樹皮は豪快に剥がれます。(撮影:2021年11月8日)
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過去のきょう 2018 ヤマアイ 2017 コブシ 2016 オクナ・キルキー(ミッキーマウスノキ) 2015 チャボリュウノヒゲ(チャボジャノヒゲ、ギョクリュウ、タマリュウ) 2014 トウカエデ 2013 コウヤボウキ 2012 アシボソ 2011 コセンダングサ 2010 ロドデンドロン・クリスティアナエ 2009 ネモフィラ・スノーストーム 2008 ビワ 2007 ヤブソテツ 2006 ボケ 2005 フクジュソウ

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2月6日(水) ゴエッペルチア・マコヤナ

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カラテア(注4)類は温室では下生え的によく植えられています。似たような葉ものが多いなかで、カラテアは茎がない、つまり地面から葉柄が出て、その先に葉が一枚つくという特徴で見分けます。ヒトツバと同じつくりです。
そんなカラテア類が中南米には300種もあるそうで、いろいろ目移りするなかから、かなり派手めのマコヤナを取り上げました。じつはこの派手さにさらに花を添えたくて、掲載をずっと控えてきました。上に「ヒトツバと同じ」とはしたものの、それは茎がないたとえであって、シダではないので立派に花はつけるのです。
このカラテア類をよく知らなかった昔、たまたまカラテア・クロタリフェラの花穂に目を奪われたことがあります。ほかのカラテアも、あのように苞が主体の花をつける(注4)らしく、今回は待ちきれなかったマコヤナを始め、派手な上にもクドクドしい姿を撮影できないものか、悪い趣味に後押しされながら温室の逍遙は続きます。

<補注1> ゴエッペルチア・ゼブリナ・フミリオを収録しました。(2019年2月16日
<補注2> このマコヤナを細身にしたようなランシフォリアを収録した機会にその2種を比較しました。(2019年2月28日
<補注3> 同じマコヤナという種小名を持つルエリアの収録にあたり、マコヤナが人名由来と知りました。(2022年3月3日
<補注4> 従来はカラテアとして一括されていたものの多くが、新分類体系・APGⅣではゴエッペルチア属に区分変更されました。このマコヤナもその一員であり、記事タイトルを変更します。
なお、本文中でカラテア類の花に触れている部分は理解が浅いままの記述であり、ゴエッペルチア属は花びらが明瞭、カラテア属(新)は苞が籠状というのが現在の見分け方法のようです。したがって、文中に引用しているクロタリフェラは新分類でもカラテア属に残りました。(2024年2月)

過去のきょう 2018 ハヤザキマンサク(ハマメリス・ベルナリス) 2017 ハルジオン 2016 アオノリュウゼツラン 2015 サンシュユ 2014 ハボタン(名古屋縮緬系) 2013 アシタバ 2012 ハルサザンカ 2011 ジュズダマ 2010 アイグロマツ 2009 ヒメシノ(コクマザサ) 2008 シュロ(ワジュロ) 2007 ヤバイ 2006 アリドオシ 2005 サンシュユ

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2月5日(火) アボカド

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思いがけず、アボカドの花を見ました。ワサワサと茂って大きく広がる木のあちこちに「おかしな」枝があって、「なんだろう」と目を凝らしたら蕾がたくさんついていて、そのうちの何カ所かでこうして花が開いていました。
考えてみればいきなり実ができるわけもなく、花を見て「思いがけない」とはじつに間抜けな感想です。それにしても、あの実とこの花、ギャップがありすぎです。なんだかタブノキの花に似ていて、両者はなんとクスノキ科の仲間同士でした。それならタブノキの実も食べられるかというと、それは強欲というものです。
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ただ、若い葉の様子もよく似た感じです。4~5mもある大きな木なのにアボカドの若枝はとてもしなやかで、まるで草本のようにノタリクネってのびます。
さてこうなればこの花が「あの実」になるのを待つだけです。どんな勢いであそこまで大きくなるのか、そもそもこの花は結実するのか、ワクドキ(注1・2)です。

<補注1> 残念ながら花穂の軸の先はすべて黒く枯れていて、結実はできていませんでした。(確認:2019年3月14日)
<補注2> 同じ木が4年後には実をぶら下げました。(2023年3月4日
<補注3> アボカドの蜂蜜を試しました。(2024年8月11日

過去のきょう 2018 シロシマシイヤ 2017 オガタマノキ 2016 コショウノキ 2015 ツルニチニチソウ 2014 ホオノキ 2013 ニワウルシ、ほか3種 2012 エビネ 2011 チューリップ 2010 ウラジロモミ 2009 ヒメアスナロ 2008 スイカズラ 2007 マンゲツロウバイ 2006 アリドオシ 2005 ギンモクセイ

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2月4日(月) シソモドキ(ストロビランテス・アルテルナタ)

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光り物に弱いという己の性向は先日確認しているので、それにボコボコが加わったらどうなんだと自己分析を重ねてみました。ダメです。ゲンナリです。やっぱりお肌はスベスベに限ります。なんだ君は! 病気にでもかかったのか?
前に撮影したヘミグラフィス(注)・アルテルナタの葉の表面はスムーズなものでした。ただ、よそのサイトでは今回のような凸凹アルテルナタも見かけるし、それが園芸種になるとその凸凹はかなりハッキリします。
じゃあ、これは選抜育成される前の有望株かと思うのは素人の勝手で、たぶん育て方により季節により、葉はいろいろ変化するのでしょう。とりあえず、アルテルナタの相の両端を見たものとして記録しておきます。

<補注> ヘミグラフィスという属名に関する注意は3年前の記事に書きました。

過去のきょう 2018 サクラバラ 2017 オオオナモミ 2016 ノビル 2015 アコウ 2014 クサソテツ 2013 キソウテンガイ(サバクオモト、ウェルウィッチア) 2012 クチナシ 2011 マンサク 2010 チュウテンカク(沖天閣:ユーフォルビア・インゲンス) 2009 ヒメノキシノブ 2008 ニシキマンサク 2007 ハカタシダ 2006 コウヤボウキ 2005 オウバイ

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2月3日(日) テーブルヤシ

Chamaedorea-elegans
このヤシは俗称をパーラーパームと言います。パームはヤシだからいいとして、パーラーはよく聞く(見る)言葉のわりに正確な意味を知りません。資生堂パーラーとかタカノフルーツパーラーがあるので、ああいうオシャレな空間がパーラーなのかと思うと、街のパチンコ屋がパーラーを名乗っていたりして混乱します。
なるほど、仏語から出た英語で、応接室とか談話室ですか。はた衛門家にはまるで縁のないものなので、知らないのも道理でした。
190203chamaedorea_ele
で、そういうところに似合うヤシだというわけです。ヤシのなかでは小型で、よく目にするのは腰丈程度ではあっても、じつは背丈を超えます。そんなものを置くことのできる空間がパーラーなのでしょう。室内の間接光でOKとはいうものの、こいつのおかげで部屋が真っ暗になるような住まいにはとても不向きです。

過去のきょう 2018 フラグミペディウム・シリミー 2017 フィクス・トリアングラリス 2016 キバナアマ(ウンナンゲッコウカ) 2015 コガタシロアミメグサ 2014 アコウ 2013 オンツツジ 2012 タアツァイ(ちぢみゆきな) 2011 ゴンズイ 2010 サボテン(金鯱) 2009 ノキシノブ 2008 フェイジョア 2007 モンステラ 2006 ソヨゴ 2005 ウメ

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2月2日(土) ジゴペタルム・マリーアン

190202zygopetalum
紫色がこのグループ(ラン科ジゴペタルム属)の特徴だそうで、たしかにほかのジゴペタルムの写真を見ると、花びらの形はいろいろです。見分けというのはパーツの構造でするものだとばかり思っていると、とんだ肩透かしを食います。
寒い時期に花が咲くので、クリスマスギフトに使われるらしく、節分を前に花屋では見切り品扱いされていました。それほど気むずかしいランではないらしいので、こういうときに買い込んで上手に肥育するという手はありそうです。
そう言えばこのランには紫香蘭という和名があって、色だけではなく香りも特徴なのでした。そんなことは知らずに撮影したし、そもそもいい加減な鼻なので、どんな匂いなのか知りたい気もします。あのお店にまだ残っていますかねえ。

<補注> このあと、ジゴペタルム・マッカイ(2019年12月25日)、ジゴペタルム・プリティーアン(2024年1月25日)と同属を収録しました。

過去のきょう 2018 カランコエ・ベハレンシス(センニョノマイ) 2017 トキワツユクサ 2016 ラショウモンカズラ 2015 ガビサンハンショウヅル 2014 モミジアオイ 2013 ミヤコザサ 2012 ウメ(八重寒紅) 2011 ヒョウタンウツボカズラ 2010 リンボク 2009 タチシノブ 2008 ニホンスイセン 2007 イトラン 2006 ムラサキシキブ 2005 ヒナギク(デージー)

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2月1日(金) サワシバ

190201sawasiba
「ヒゲじい」はもうすっかり消え失せてしまいました。あれから2カ月、同じような枯れ野の景色でも、内容は着々と変化しています。あのときまだいい色合いだった葉はアゴ(トビウオ)の日干しになって、いい味を出していました。
それより目についたのは冬芽です。さすが仲間同士(カバノキ科クマシデ属)で、危険なほどに尖鋭な形はアカシデイヌシデを彷彿とさせます。12月の写真をいま見直すと、たしかにその存在はあったものの、まだ目立ち度が不足でした。
さあ、この硬い芽がほどけるまであとどのくらいかかることでしょう。サワシバの若葉や花はまだ観賞した記憶がありません。今度の春こそ、ジックリと眺め、かつ撮らせていただきますほどに、冬芽さん、よろしく!です。

過去のきょう 2018 ユウゲショウ(アカバナユウゲショウ) 2017 ハマビワ 2016 マルバウツギ 2015 フクジュソウ 2014 ベニバナイチゴノキ 2013 ヒマラヤザクラ 2012 ムサシアブミ 2011 オオバギボウシ 2010 カモジゴケ 2009 シノブ 2008 ガビサンハンショウヅル 2007 キンポウラン 2006 ホウレンソウ 2005 アセビ

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