
まるで
カシワバアジサイのように、自分の重みで傾いた派手な花を見つけました。花弁だけ見ると
サクラソウかと思うような雰囲気です。ただ、背丈が1m近くもある全体の姿に眼を向け直すと、ぜんぜんお門違いの推量であることがわかります。
近づくと、根もとに小さな札が挿してあり、「ノボタンの一種」とありました。ここは、以前も
エアーポテトを撮らせていただいたお寺さんで、そのときも奥さまが「うちのが変なものが好きで…」と教えてくれたことを思い出しました。
帰宅後、ノボタンを調べてはみたものの、これと思われる姿は出てきません。たしかに、白い毛が輝く葉はノボタンそのものなのに、英名で
スパイダーフラワーと言われる、あの蜘蛛の脚のようなシベが見えないのが困りものです。

…と思ってグッと寄った写真をよく見たら、かなりさびしいものの、それらしく屈折したシベがささやかについてはいるようです。
そんなわけで、きょうのタイトルはオーナーの表現のままに「ノボタンの一種」としておくことにします。<補注1> この写真を見て、ブリさんが「オオバシコンノボタンでは?」と教えてくださいました。確認したところ、葉の厚さや大きさ、あるいは茎に四稜が目立つという特徴が符合したので、「ノボタン(の一種)」としていたタイトルを変更しました。ありがとうございました!!(2011年11月8日)
<補注2> YListでは、この野牡丹(Tibouchina grandifolia)の和名はビロードノボタンであり、別名は一つも取り上げていません。ただ、この名前は一般にまだ認知されていないように思えるし、ビロードの形容詞はほかのTibouchinaにもあてはまってgrandifoliaだけのものとは思えないので、当面、この和名は採用せずにおきます。
なお、一部の植物サイトではオオバノボタンとしているのを見かけますが、これは同科別属のMiconia calvescensの和名とされていて(Wiki)混同を招くので、参考までとしておきます。(2021年秋)
2010年のきょう<サルビア・インボルクラータ> 2009年のきょう<シイクワシャー(ヒラミレモン)> 2008年のきょう<ハヤトウリ> 2007年のきょう<ノアサガオ> 2006年のきょう<ハマナス> 2005年のきょう<ノジギク> 2004年のきょう<ハヤトウリ>