
プルメリアという名前は、お店や商品にわりと使われていて親しみがあるわりに、実物には初めてお目にかかりました。近所のお花好きのお宅に感謝です。
花の直径が4~5cmもあって、しかも布を折り畳んだような作りがまるで造花みたいです。長い花筒のなかにシベが隠れている構造がこんな冗談っぽい姿の原因です。甘くていい香りもするし、これならレイの材料にされるのも頷けます。
そんな花にも目を惹かれる一方で、葉脈のはっきりした硬質の葉もおおいに鑑賞に値します。熱帯の木なので、冬は花も途切れ、この葉まで落ちてしまうようでも、秋口までなら屋外でこうして元気に過ごせています。
<補注1> ふつうはこれ(Plumeria obtusa)をただプルメリアとするものの、標準和名はマルバプルメリアです。なお、少し見分けにくい同属の仲間にインドソケイ(Plumeria rubra)があります。(2016年9月16日)
<追録> 花が黄色いプルメリアもありました。(撮影:2020年9月4日)

<補注2> プルメリア・プディカを収録しました。(2022年11月30日)
<補注3> マルバプルメリアの葉の美しさを堪能しました。(2023年1月19日)
<補注4> マルバプルメリアの枝の逞しさを堪能しました。(2023年10月16日)
2007年のきょう<アケボノソウ> 2006年のきょう<ゴンズイ> 2005年のきょう<ハゲイトウ> 2004年のきょう<シュウメイギク>