11月18日(火) サネカズラ

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繁みから漏れた光の輪を背景にするというあざとい技です。バックは黒が見やすいと一貫して思い続けているくせに、たまにこんな遊びもする柔弱爺です。
この摩訶不思議なサネカズラの実に初めて驚いたのはブログ初年度のことです。あれからはや20と1年、年の経過より歳の積み重なりに辟易します。
ただ、どれだけ時間が経ってもこの実を大切に思い、できるだけきれいに撮ってあげようと思う心を失いたくありません。あ、うちの伴侶さんが呼んでます。「ちょっと、マイナカード更新用のワタシの写真、撮ってぇ」…う、手が震えます。

過去のきょう 2024 シンツルムラサキ(ツルムラサキ) 2023 ヒメジョオンとヒメアガパンサス 2022 キンヨウボク(錦葉木、アフェランドラ・スクアロサ・ダニア) 2021 ハナノキ 2020 スヴニール・ド・アンネフランク 2019 コルディリネ・テルミナリス・アイチアカ 2018 エボルブルス(ブルーコーラルとアメリカンブルー) 2017 ツルリンドウ 2016 アアソウカイ 2015 シマカコソウ 2014 ノダケ 2013 ホトケノザ 2012 ニガキ 2011 ビレヤ・シャクナゲ 2010 シマサルスベリ 2009 ヒオウギ 2008 スイレンボク 2007 エアーポテト 2006 フユノハナワラビ 2005 ムサシアブミ 2004 センリョウ

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11月15日(土) グレビレア・ゴールド(グレビレア・バイレアナ)

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スワッグやリースによく使われる素材で、来月には目につきやすくなります。変わった葉だなと軽く見過ごしてきたのに、たまたま生状態で入手できました。
お店では単にグレビレアということで、いやいや、グレビレアの葉ってもっと細いでしょと思いながら、あれだけ種類が無数にある樹種(↓)なのだから、念のため、おうちでじっくりと調べつつ、思うままに写そうという魂胆で持ち帰りました。
なるほど、グレビレア・ゴールドという名前でたくさん紹介ページがありました。イスラエルで生産されているそうで、あらま、品薄になりはしませんかね。
ただ、海外ページにはそんな品種が見当たらず、どうやらこれが正体か、と行き当たったのがグレビレア・バイレアナです。二つが完全にイコールかは不明で、おそらくバイレアナをさらにお洒落にしたのがゴールドなのでしょう。
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悲しいことにゴールドの開花状態写真が見つからず、バイレアナも開花(花色は白)は稀だそうです。こうなったら、買い求めた枝が発根するまで大事にし、いつか花を見てやりたいもの…とほんのわずかな意欲が心の隅に生まれました。

<既収録のグレビレア・掲載順> ☆ ロビンゴードン(ハゴロモノマツ)<1> <2> ☆ ピグミーダンサー ☆ プーリンダクィーン ☆ ホワイトナイト ☆ アメジスト ☆ スカーレットスプライト ☆ プーリンダスプレンダー ☆ ピーチズアンドクリーム ☆ ラニゲラ

過去のきょう 2024 ギンヨウカエデ 2023 ナンバンアカアズキ 2022 ハマベノギク 2021 エスキナンサス・プルケール 2020 フジバカマ 2019 ゴキヅル 2018 アコレード 2017 レザーウッド(キリラ・ラセミフローラ) 2016 カホクザンショウ(カショウ) 2015 キウイフルーツ 2014 コクサギ 2013 コモチクジャクヤシ 2012 オオバナノコギリソウ 2011 ワイルドオーツ(ニセコバンソウ) 2010 ヘビノボラズ 2009 コウカジュ 2008 ルリフタモジ(白) 2007 イヌマキ 2006 サイカチ 2005 ノコンギク 2004 コセンダングサ

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11月12日(水) ニオイシュロラン

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これぞ邂逅でした。ニオイシュロランの幹がまさかのバッサリ、しかもいかにも「写して!」と言わんばかりに手前側の幹が切られているという幸運でした。
やや残念だったのは、その中心部が虚になっていたことで、これがニオイシュロランに共通の性質なのか、この幹に特有でそれだけ弱っていたのかがわかりません。庭木に詳しいサイト(植木ペディアさん)によると、「大きくなり過ぎた場合、幹の途中で切ることによって新たな芽を吹かせることができる」とのことだし、かつての記事にこの木が豪華に花を咲かせた写真を追録しており、そこには「幹が4本」と明記しています。あのときからでも6年半経過しているので、上記引用の措置をしたと思われます。
ということで、中心部の虚を健全状態と見た場合、年輪は17~18本認められて、そのくらいでニオイシュロランは更新すればいいという知識が得られました。

過去のきょう 2024 サツマノギク 2023 スズメノトウガラシ 2022 ヒメヒゴタイ 2021 クラリンドウ 2020 イヌツゲ 2019 ビルマコプシア(コプシア・フルチコサ) 2018 タムラソウ 2017 イワヨモギ 2016 キッコウハグマ 2015 オオアマドコロ 2014 メガルカヤ 2013 ゴクラクチョウカ 2012 バクチノキ 2011 セイヨウニンジンボク 2010 アコニット(セイヨウトリカブト) 2009 ヤブムラサキ 2008 カキ(品種不明)  2007 イチゴノキ 2006 ケンポナシ 2005 ハマギク 2004 アメリカソライロアサガオ

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11月9日(日) イレックス・エレガンス

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佇まいはまるでモチノキ(Ilex integra)なのに、葉の鋭い鋸歯が邪魔です。全縁を意味するintegraが種小名なのにトゲトゲがあってはおかしな話です。
そこでモチノキ+鋸歯で調べていくと出てきたのがイレックス・エレガンスでした。その学名はI. integra 'Elegance'で、つまりモチノキの園芸種になります。刺々しさが「優雅」とは異な感覚に思えても、「全縁=つまんない、鋸歯あり=お洒落っぽい」という美意識もありかなと、偏狭爺さんにしては大らかな気持ちで受容しておきます。
人の背丈くらいにまとめやすそうだし、これからの時期には庭に賑わいをもたらしてくれるし、「ちょいヒネった」庭木が欲しいという需要に応えてくれる一本です。

過去のきょう 2024 コケモモ(リンゴンベリー) 2023 カラフトイバラ 2022 ムラサキゴテン(ムラサキオオツユクサ) 2021 ディコリサンドラ・ティルシフローラ 2020 マルバアメリカアサガオ 2019 キッコウハグマ 2018 オオムラサキシキブ 2017 ツブラジイ 2016 モミジバフウ 2015 コエビソウ 2014 コウヨウザン 2013 カンレンボク 2012 ソバ 2011 ツメレンゲ 2010 キクニガナ(チコリー) 2009 キクタニギク(アワコガネギク) 2008 ジャコウソウモドキ 2007 シラキ 2006 スズメウリ 2005 ハナミズキ(アメリカヤマボウシ) 2004 キダチチョウセンアサガオ

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11月8日(土) スホウチク

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黄色い稈に緑の筋が入ったスマートな竹です。過去の知識に照らせばキンメイチクということになりはしても、いいえ、これは葉が込み入りすぎです。
この葉の様子には見覚えがあります。ホウオウチクを載せたとき、本当に鳳凰の尾のようだと感嘆したものでした。そしてそれがホウライチクの変種(または園芸種)だと知ったという流れがあって、今回出会えたのこの「鳳凰の尾+ストライプ」タイプは同じようにホウライチクの品種(または園芸種)であるスホウチクと判明しました。
このごろバミューダトライアルの話を聞かないなぁと思ったら、なんと蓬莱トライアングルときましたか。こうなると、その連環の根となるホウライチク(別名:オキナワダケ)を西表で撮影できたのは幸運だったぞといまごろうれしくなりました。

過去のきょう 2024 シナオケラ 2023 ツルムラサキ 2022 グイマツ 2021 トウヒ 2020 クレロデンドルム・インキスム 2019 ハイビスカス・八重ピンク 2018 ヤマトリカブト 2017 コンギク 2016  2015 アサリナ 2014 オオハナワラビ 2013 江戸菊(イエギク) 2012 カキノキ 2011 ジュウガツザクラ 2010 ツルナ 2009 ヤマツツジ 2008 イロハモミジ 2007 オナモミ 2006 サルノコシカケ 2005 イロハモミジ 2004 ヨウシュヤマゴボウ

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10月31日(金) コバンノキ

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掲載三度目にして初めて自然体で撮れました。標高500mほどの山道(福岡県)をトコトコ歩いていたらヒョイと出くわして、西日本に自生することを確認できました。
思えば過去二度の撮影地はどちらも関東の標本園でした。そもそも小柄な木なのに、やたら煽って空を入れてみたり、色づきかけた葉を妙に素っ気なく写したりで、意識しすぎだったと反省です。野山徘徊でようやく確かめたコバンノキの素顔です。
その印象はと言えば、主脈が意外に目立ちました。これまでは全体に嫋(たお)やかな佇まいの木だと思っていたのに、なんの、ずいぶん骨太です。それが証拠に、材は杖として利用できるそうで、山で脚でも挫いたときは思い出しましょう。

過去のきょう 2024 サンビリーバブル・ブラウンアイガール(ヒマワリ) 2023 ブドウホオズキ 2022 イソツツジ 2021 オウゴチョウ(オオゴチョウ) 2020 ローゼルソウ 2019 ニワウルシ(シンジュ) 2018 メハジキ  2017 オヤマボクチ 2016 ハヤトウリ 2015 ミツガシワ 2014 フジバカマ 2013 ダイズ 2012 サンゴジュ 2011 サボテン(金鯱) 2010 ヒキオコシ 2009 エノキ 2008 ゴマキ 2007 ノゲイトウ 2006 マルバフジバカマ 2005 ツワブキ 2004 ミゾソバ

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10月29日(水) ハクサンボク

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同属のガマズミの実は山でのおやつになるのに対し、これだけいい色になってもハクサンボクの実は酸っぱすぎてあまりいただけません。あるいはフォルムもこの紡錘型からは大きく抜け出すことができず、なにかあと一歩の感がありました。
しかし、この日のこの「抜け感」には惹かれました。女性のお化粧ではこの「抜け感」がとても大切らしく、コスメの宣伝文句には繁く登場します。
なるほど、古稀を過ぎた爺さんが心揺すられてバシャバシャやるわけで、この輝くような透明感は美に直結しているのでしょう。ということは、そのうち「ハクサンボクのエキスから作りました」みたいな化粧品が登場……するわけはないですか。

過去のきょう 2024 ミズトラノオ 2023 カリヤス 2022 チョウセンゴミシ 2021 チャンチン 2020 キンカチャ 2019 ルリマツリモドキ 2018 ウメガサソウ  2017 ノコンギク 2016 ダルマギク 2015 アブラススキ 2014 イヌコウジュ 2013 ノササゲ 2012 マテバシイ 2011 シマトネリコ 2010 ヒヨドリバナ 2009 アツバキミガヨラン 2008 コバノガマズミ 2007 マルメロ 2006 アッサムニオイザクラ(ルクリア) 2005 ミセバヤ 2004 ハクモクレン

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10月28日(火) シマトネリコ

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お洒落な住宅のシンボルツリーとして一世を風靡したシマトネリコなのに、10年一昔とはよく言ったものです。L型側溝とコンクリ塀に挟まれたわずかな隙間に実生したど根性(この言葉もかなり錆びつきました)は褒めるとして、ここのお宅の人に見つかって抜去されるのは時間の問題::::明らかにお邪魔虫の境遇です。
もともと沖縄以南の産ゆえの「シマ」トネリコで、このブログには2008年夏に初登場しました。当時はかなり「なんだろ、これ?」状態だったのに、いまや放任すると根が張りすぎて危険と言われ、緑地では除去対象とされ、立派な「問題児」です。
これこそ、あの大国の強引爺さんがフェイクと言い張る温暖化の結果です。あの人のお宅にこれをたくさん植えればどうよ!と思ったら、あそこ、メッチャ広くて、シマトネリコの100本や200本、芝「草」みたいなもんでしょう。これぞwwwです。

過去のきょう 2024 ダクリカルプス・キナバルエンシス 2023 ケンタッキー・イエローウッド 2022 シロバナセキヤノアキチョウジ 2021 コゴメガヤツリ 2020 ゴキヅル 2019 エゴノキ 2018 イヌエンジュ  2017 ホテイチク 2016 ケヤキ(品種不明) 2015 ハシバミ 2014 ムクゲ 2013 シリブカガシ 2012 ススキ 2011 マメヅタ 2010 ケナフ 2009 キミガヨラン 2008 イヌザンショウ 2007 ツルコケモモ 2006 クヌギ 2005 クコ 2004 ニラ

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10月27日(月) アルテルナンテラ・カメレオンとコプロスマ・ビートソンズ・ゴールド

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一挙に2種を掲載という荒業(あらわざ)です。できればチマチマと一日1種で日記を続けたいのに、なぜ?と言えば、両種のこのチビちゃんぶりが原因です。
写真左隅にスケールを入れ込んでいて、後方のアルテルナンテラの背丈が10cm少し、前方のコプロスマはその半分くらいに過ぎません。ただし、性状としては小さなコプロスマが木本なのに対し、アルテルナンテラは多年草です。
そのアルテルナンテラは、園芸種名(カメレオン)でわかるように葉色が変化します。オレンジ色が若葉でまだ小さく、そこから真っ赤を経て銅葉に至ります。
一方のコプロスマは素性がはっきりせず(販売元が非公開主義)、上に掲げた種名はあくまでネットの画像照合結果に過ぎません。アルテルナンテラが霜に弱いのに対し、こちらは耐寒性があるようで、来春以降はここを独り占めかもしれません。

過去のきょう 2024 カラメドハギ 2023 カランコエ・ティルシフローラ 2022 ロサ・ムリガニー 2021 ヤモメカズラ・白花種(ペトレア・ボルビリス・アルビフローラ) 2020 マルバインドゴムノキ 2019 ガマズミ 2018 チョコレートコスモス  2017 クワクサ 2016 トウガラシ(観賞用・品種名不明) 2015 ヤブソテツ 2014 センダングサ 2013 ヒガンバナ 2012 スダジイ 2011 モクゲンジ 2010 ノハラアザミ 2009 ツヅラフジ(オオツヅラフジ) 2008 原種シクラメン 2007 ニガウリ 2006 タウコギ 2005 ミゾソバ 2004 ヤマノイモ

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10月25日(土) エレモフィラ・ニベア

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写真左右に配した銀葉の木、二つを同じと見るか別物とするか、迷い中です。じつは右側が少し曰く付きのエレモフィラで、4月にここに掲載しています。
その記事で怪しい経緯を述べていて、ニベアと断じるのはためらいモノなのです。対するに右は今月ホムセンで入手した「エレモフィラ・ニベア」で、今度のナーセリーさんが付けていてくれた名札はおそらく正解だと思われます。
さあ、いまから半年、この両者を見比べつつ、枯らしてしまうことがないように大事に育てないといけません。めでたく春を迎え、2本ともに同じ花を咲かせたらお慰みで、もしそれらに微妙な差があったらどうしましょ…と「とらぬ狸の皮心配」です。

過去のきょう 2024 ヤマシャクヤク 2023 ナガバビカクシダ 2022 フィクス・ティネケ 2021 コルディリネ・テルミナリス・アイチアカ 2020 キリモドキ(ジャカランダ・ミモシフォリア) 2019 モッコク 2018 ウワバミソウ  2017 アメリカイヌホオズキ 2016 ヤハズソウ 2015 ハナミョウガ 2014 ホトトギス 2013 サラシナショウマ 2012 キンモクセイ 2011 ヒメイタビ 2010 トラノオスズカケ 2009 カキノキ 2008 コウヤボウキ 2007 クロウエア・エクサラタ 2006 スプレー菊(イエギク) 2005 キヅタ 2004 コスモス

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