5月17日(日) ゼラニウム・ムーンライト・トゥンバオ

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この手の赤にめっきり弱いのは自分だけかと思ったら、このゼラニウムは徘徊範囲でも見かけます。そもそも、この株は花好きの方からのいただきものです。
そして、花色に加えて名前が秀逸です。トゥンバオ(Tumbao)という言葉はまったく知らなくて、Google先生にお尋ねしたら音楽用語でした。ラテンのうねるようなリズムパターンのことだそうで、聴いてみたら「あぁ、知ってる~!」でした。
月夜の下(ムーンライト)、サルサの音に乗って激しく踊るダンサーのスカートが翻る場面を想像します。もちろんその衣装の色はこの深くて華やかな赤です。

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5月16日(土) ブバルディア(ブバリア)

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個人的な趣味で言えばほぼ満点の評価をつけたい花です。花びらに厚みがあって丈夫です。形が引き締まって、筋肉質の美に満ちあふれています。
そのおかげで花持ちが良く、この美しさを1週間近く保つし、蕾もたくさんついていて、次々に咲いてくれます。そして、茎葉もそんな花と同様、とても丈夫です。
…にしては、花屋さんではブバリアと呼ばれていて、音感がやや投げやりです。本名(属名)ならブバルディアなのに、覚えにくいと心配したのでしょうか。
もっともこれは本来のBouvardiaから作出されたハイブリッド(の八重)です。なので、「自然品とは違うんですよ」という正直な呼び方なのかもしれません。初めて出会った属で原種を知らないので、今回を足がかりに親しくなりたい花です。

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5月15日(金) ヒロハカツラ

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枝についている実を見ればカツラだろうとは思うのに、葉が邪魔です。カツラの葉とは思えないサイズだし、そのせいで実まで隠されてしまうところでした。
ヒロハカツラが標準和名であっても、葉の縦寸・横寸の対比だけでいうならレギュラーのカツラもかなり丸くて、「広葉」と言えなくもありません。そのせいか、ウチワカツラという別名もついていて、たしかにその方が葉のサイズ感を表せそうに感じます。
ただ、団扇とも形容しきれないのはふつうのカツラよりも目立つ鋸歯のせいです。本当の団扇ならここは当て紙できれいに縁取られています。そんなこんなで、単純にオオバカツラでどうだろうと思うのに、ことはそう簡単ではないのでしょう。

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5月14日(木) キバナノギョウジャニンニク(アリウム・モリー)

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葉と花茎の具合から、チューリップを連想しました。しかし花がこんなに集まって咲くはずもないし、葉がやたらと長すぎます。画面両端に見えている蕾がネギ系です。
そこでAlliumで黄花…という線で探したらすぐ正体がわかりました。スペイン・南仏を中心に広く分布する多年草(球根性)で、欧米では主にイエローガーリックと呼ばれ、通常のニンニクと同じように「元気になる」食べ物として愛されているようです。
この撮影場所が例のイトーさんの畑でないのが残念で、いまのうちに彼を焚き付けておいて、来年にはうまくお相伴にあずかれるよう「運動」をしてみましょう。

<補注> 日本および東アジア北部に分布するギョウジャニンニクと比べると、花色はもちろんのこと、葉の形が明らかに違います。

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5月13日(水) デルフィニウム・チアブルー

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さて、長々続けてしまった小笠原から話題を地元に戻します。町内でこんな面白いデルフィニウムが咲いていました。花が上向きだし、距が目立ちません。
かつ、背丈もなく(30~40cm)て花穂が短めです。つまり、切り花用途だったデルフィニウムを花壇のスターに転身させるという、これは画期的な品種なのでした。
なによりもこの薄青色が涼やかです。そろそろ恐怖の夏が寄せ来る気配濃厚なこの季節、ご近所一体の気温だけが低く収まりそうな幻想をもたらしてくれます。

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<おが記> まとめ編

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「おが記」の最後3日間はやたらに数を突っ込んだ感なきにしもあらずでした。そんな無理のおかげで、記録しておきたいものは全部出せた気がします。
先月13日以来きょうまで、計35種を取り上げました。これ以外に20種を過去記事に追録(↓)したので、今回の小笠原訪問の収穫は計55種となります。
ほかに、掲載をスルーしたものもあって、撮影した植物は合計80種を超えました。春の数日でこれだけですから、四季通ったらどんなことになるやら・汗。
…という世迷い言は忘れることにして、追録扱いで邪険に片付けてしまった草木の名前を下に並べ(和名50音順)、その収録先をリンクしておきます。

▓ アオノリュウゼツラン : 2016年2月6日
▓ アレカヤシ : 2013年11月19日
▓ オウゴチョウ : 2022年1月3日
▓ カエンボク : 2019年3月19日
▓ ギンゴウカン(ギンネム) : 2025年1月17日
▓ キンチョウ : 2025年1日18日
▓ ククイノキ : 2022年7月5日
▓ クロツグ : 2020年7月25日
▓ コバノアカテツ : 2023年1月11日
▓ ツルナ : 2010年11月8日
▓ テイキンザクラ : 2019年12月16日
▓ テリハバンジロウ : 2022年10月17日
▓ トックリアブラギリ : 2021年7月27日
▓ ハナチョウジ : 2023年12月15日
▓ フトボナガボソウ : 2025年1月3日
▓ ホソバクリハラン : 2023年12月6日
▓ マルハチ : 2016年1月14日
▓ ムニンノボタン : 2022年8月18日
▓ モンパノキ : 2025年1月16日
▓ ヤハズカズラ : 2025年11月7日
▓ パッションフルーツ(お笑い編) : 2020年12月14日

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5月12日(火) アカバナルリハコベ、イソフジ

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<おが記30> 1カ所だけではなく、少なからぬ数の群生がありました。見てはならぬものに出会ってしまうのも現実です。父島ならまだしも、南島まで…。
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そんなお邪魔虫に比べると、イソフジはまだ小笠原の空気に似合います。父島では背丈を超えるほどに大きな株があったし、吹き曝しの南島でも肩丈はありました。
豊穣の稔りを見せていたのに、南島は一切のものがお触り厳禁です。貼り付けたお豆拝見写真は、前の日、父島の海岸で撮ったものです。砂地にたくさん落ちていたし、たわわな豆の房を楽しみ放題だったので、南島で涎を垂らさずに済みました。

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