番外編 : 黒糖味比べ

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そう言えば…と思い出したことがありました。暮れの八重山の旅でサトウキビにいたく思い入れを持ったというのに、その味覚を楽しむことを忘れていました。
ちょいと捜すと、沖縄県黒砂糖協同組合が八島黒糖という詰め合わせを販売していて、製糖工場が島ごとにあることを学んでいたので、やたらそそられました。
かわいい箱に小袋が8個入り、それぞれの島の特徴をモチーフにしたイラストがお洒落です。味が全部違うそうで、どれどれと端から口に入れてみました。おぉ、たしかに粟国島に比べると伊江島のはやや塩の味がして、なぁ~るほどです。
ただし、その先、どれを囓っても、なにがなにやらわからなくなりました。そこで日を改めてトーナメントで勝ち抜き戦を目論んだものの、とてものこと勝負がつきません。
結論:どれもおいしいです。微妙に違うことはわかっても、優劣なんてありません。塩っぽいモノ、ジューシーなモノ、みんなそれぞれザワワ~!のおいしさです。

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10月19日(土) チョウマメ(クリトリア)

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チョウマメは最初の掲載に追録までして花も実も葉も見たし、冬なのに実をぶら下げている姿も確認したし、こんな写真だと、「なにをいまさら」感が漂います。
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そう、本当に登場させたいのはこちらでした。通販で「バタフライピー」というハーブティーを知り、なんじゃそりゃ?と調べたら、なんと蝶豆花茶だそうで、そうかチョウマメってbutterfly pea(英語圏での通称)の直訳だったのかと間抜けに合点です。
さっそく取り寄せ、たしかにあれが萎みきったらこうだろうという茶葉…ではなく茶花を器に取り、熱湯を注ぎました。あーらま、きれい。飲み物としては気持ち悪い部類の色ながら、珍しさが勝ちます。ごくごく淡い花の香りがして、さらにかすかな酸味と甘さを伴って、緑茶や紅茶みたいな馥郁さとは違う、遊びの面白さに溢れています。
右下に嵌め込んだ紫色は、レモン汁を垂らした場合で、お遊びです。
さて、このお茶の効能はと言えば、アントシアニンが豊富(ブルーベリーの約4倍)なのだそうです。つまり細胞の老化予防とか視力回復などに役立つそうで、けっこう爺さまの弱みをついています。しばらくの間、真面目に飲んでみましょっと。

<補注> 真面目に飲んだし、知り合いにあげたりしたのですぐになくなり、次はネット購入(タイ産)しました。その過程でチョウマメの種が売られているのを見つけ、入手してみました。(豆の記事<本文中2つめリンク先>に追録)

過去のきょう 2023 セレベス(サトイモ) 2022 オスモキシロン・リネアレ 2021 ミムソプス 2020 クロウエア・エクサラタ(ホワイトサザンクロス) 2019 ムクゲ 2018 アカバナツユクサ  2017 バアソブ 2016 トダシバ 2015 カワミドリ 2014 原種シクラメン(ヘデリフォリウム) 2013 コナギ 2012 カンノンチクとシュロチク 2011 ヒシ 2010 タヌキマメ 2009 エノキウツギ(ウオトリギ) 2008 マツブサ 2007 ミヤマガマズミ 2006 ヨモギ 2005 イシミカワ 2004 ギシギシ

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番外編 : 蜂蜜レポート第9弾(対馬蜂蜜)

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色合いを示すために皿に入れた蜂蜜の量がヤケに少なくて笑えます。この対馬の蜂蜜はとても貴重=高価なので、スプーンで掬うのにビビりました。
もっとも、色合いは気づくほどに濃いとか淡いとかはありません。ただ、純度というか透明度が高いのはすぐにわかります。そして一舐め…甘さが別格でした。
これまでの蜂蜜レポートは「なんの蜜か」がテーマでした。対するに今回はこの蜜を集めた蜂さんが主役です。対馬には純粋な日本蜜蜂しかいなくて、それはとてもデリケートな性格だし、西洋蜜蜂に比べ体が小さくて収量も少ないのに、自分たちの冬越しに一定量が必要なので、全部をいただくことは不可能なのだそうです。
さて、問題はこの蜂蜜をどう使うかです。自分は毎朝のヨーグルトにトッピングしていて、それは考えるだに贅沢すぎます。夜な夜なこっそり起き出して、瓶に小指を入れてニマ~でしょうか。家族に見つかったら、「これは毒じゃ」と言うたりましょう。

<追録> この蜂蜜を対馬から持ち帰ってくれた人が撮った写真です。蜂洞といい、蜂はなかなか気に入ってくれないし、いったん住み着いても、動かしたりするといなくなってしまうというむずかしさだそうです。
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番外編 : 蜂蜜レポート第8弾(アボカド)

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このごろ生キャラメルはヤイヤイ騒がれなくなったなぁと思っていたら、この蜂蜜、あれがちょいと柔らかすぎになったか…みたいな見かけです。香りもそんな感じで、このまま舐めたら、蜂蜜的な華やかさよりも味の濃厚さがガツーンときました。
しかし、アボカドの花が非常にささやかな咲き方をすることは知っています。あの花から集めた蜜っておいくら::: 20円前後/1グラム::: でしょうねえ。
そして、この蜜を採取した国は「あの」イスラエルだそうで、ううむ、この蜜を舐めると元気になりすぎるのか??と少し心配になります。(本当に体にいいそうです)
ただ、なぜか金属スプーンは使用禁止とのことで、これが案外に面倒です。なお、果物としてのアボカドの味はまったく感じられません。これはこの蜂蜜に限ったことではなくて、蜂蜜とその果実とは味的にどうやら関係ないもののようです。

<補注> 蜂蜜レポート第9弾は対馬の日本蜜蜂が主役です。(2024年9月20日)

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番外編 : 神速自販

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ついにここまで来たか!と感動です。あれから3年、当初は1分かかっていた自販機のQR支払いが、なんと5秒前後まで縮まりました。
飲み物のボタンを押す→QRコードを読ませる→ガタコンです。ボタンを押す前にスマホのQRコード(バーコードも可)を起こしておけば、たぶん5秒は切りそうです。
明るく光って表示されているのは、この自販機で使える決済方法です。これまではここで自分が使う方法を選ぶ必要があったのに、そのステップが要らないのがこの機械のミソです。ステップが一つ減ることでこんなに快適になるなんて、これでまたダイドーの贔屓度が上がります。(2024年5月7日夕方、宗岡・はじめ橋東詰)

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2月25日(日) オニジュロ(ワシントンヤシモドキ)

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先日、「今年のオオタニくんは愛想がいい」と書いたのにはいささかの認識違いがあったようです。去年までと今年からではチームの広報体制に雲泥の差があり、青いユニフォームになったら裏側の練習体制まで積極的にリリースされるのでした。
おかげで、そこらの高校チームの練習風景みたいなこんなシーンまで楽しく眺めることができます。うーん、構えの迫力からしてスゴイ…とか悦に入っていたら、おや、後ろにニョッキリ並んでいる椰子の木には見覚えがあります。
オオタニくんをスケールにすると、どうやら10mオーバーで、しかしその割にヒョロリンとした幹:::これはオニジュロ(ワシントンヤシモドキ)の特徴です。ただ、それ以外の樹木はさっぱり見当がつかなくて、青チームさん、オオタニくんのアップもいいけど、今度からは周りの草木にもググッと迫るなんていう企画はいかがでしょう。

過去のきょう 2023 ビロードイワギリ(コリトプレクツス・スペキオスス)  2022 カロケファルス・プラチーナ(クッションブッシュ)  2021 ウメ(南高梅)  2020 ネオレゲリア・ファイアーボール  2019 オオバノマンゴスチン  2018 ショカツサイ(ムラサキハナナ) 2017 ミラクルフルーツ 2016 ハリエンジュ(ニセアカシア) 2015 ウォーターポピー(ミズヒナゲシ、キバナトチカガミ) 2014 アカマツ、ほか2種 2013 コーヒーノキ 2012 シクラメン 2011 エンジュ 2010 ヤタイヤシ 2009 アカバナアセビ 2008 アオキ 2007 オカメザサ 2006 フクジュソウ 2005 アブラナ

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番外編 : 大谷くんの貢献度

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大谷くん、どこ行くのぉ~という外野の興味などどこ吹く風で、ウインターミーティングが始まったのに、その去就は鉄のカーテンに守られたままです。
いえ、ユニフォームが何色に変わろうと、来年もまたMLB中継に釘付けになるのはわかりきっているんですが、彼の行き先が発表になる前に、ちょっとだけ冷静に今季の彼の力量を数値化してみました。なんか、マスコミの移籍予想報道を観ている限り、どうもこういう基本的なことが説明されなくて、たぶんどこかには掲示されているのでしょうが、ヒマな爺さん、自分で計算してみました。
大谷くんが出るか出ないかでエンゼルスの勝率がどう変わるか…うーん、0.87という差をどう見ればいいのでしょう。これ、400mリレーと箱根駅伝の違いを想起します。もし、400mリレーのエースが故障して、第5のランナーが出場したら、二人の持ちタイム差がたとえばコンマ数秒でも、そのチームは確実に負けるでしょう。対して箱根で同じ状況を考えたとき、持ちタイム差1分くらいはどうにでもなりそうな気がします。
DHを含めて10人で戦う野球で、一人の力がどれだけ戦果に影響するものか、それを考えると、一見些細な数字の0.87が案外に大きく見えてきたりします。
さらに、投手で先発したときのチーム貢献度は明確です。と言うか、これはもっと強いチームにいれば勝率8割も夢ではなかろうよ…と思う始末です。
などなどあれこれ考えつつ、さて来季はとりあえず60本くらいは打ってもらい、その翌年は20勝とかしてもらって、ハハハ、爺さん、幸せです。

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番外編 : DQN雲

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空にもドキュンな奴っているのでした。なにかの恐ろしい予兆かと心配したのに、前後数日なにもなし…。ただの迷惑なおバカ雲でした。(撮影:2023年7月7日・夕方6時)

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番外編 : 蜂蜜レポート第7弾

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恒例の蜂蜜レポートも第7弾となりました。今回の樹種は栃(トチノキ単体)で、扱った花の種類としては13番目になります。
栃の場合、あの大きな実にはものすごいアクがあるので、蜂蜜の味にもそれが出ないか、やや心配でした。ところがそれはまさしく杞憂でした。とても純で繊細な味です。えぐみとか苦みはまったくありません。色も澄んでいます。
栃の花はGWころに咲くわけで、そのころの蜜蜂さんの努力がいまごろお店に並ぶわけです。蜜蜂さん(とトチノキさん)、ごちそうさまです!

<追録> 娘たちが信州へ遊びに出かけ、お愛想でお酒と蜂蜜を買ってきました。父親の趣味範囲を的確に突いているところはなかなかです・笑。
ただ、「あれれ、栃はもう試したじゃないか」と文句を言う父親はまったくかわいげがありません。瓶に入ったものを眺めて、「ふーん、信州の栃蜜は色が濃いかも」などと能書きを言いつつ、小皿に取り分けたら、あららぁ、色、ほとんどありません。
前と同じお皿に等量を入れなければ比較にはならないだろうと自己批判しつつ、「信州栃蜜はことのほか上品じゃのぉ」とご機嫌です。
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<補注> 蜂蜜レポート第8弾はアボカドです。

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番外編 : 蜂蜜レポート第6弾

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巷で噂のマヌカハニーを試してみました。免疫力が向上するそうで、たぶんコロナがらみでなんでも試してみたい人が増えているのでしょう。
それでなくてもお高いのに、需要がフィーバーしてしまったら値段がさらに上がってしまわないか心配です。いやそれよりも、そもそも稀少な蜜なのでニセモノや紛い物が増えるであろうことが現実的に危惧すべきことだと感じます。
マヌカというのはマオリ語でギョリュウバイのことらしく、あの木がそんな立派な蜜を出すとは気づきもしませんでした。ただ、正確にマヌカに的を絞れる採蜜者は少ないそうで、本場ニュージーランド(今回の購入品はオーストラリアの廉価品)の一級品を口にするまでは、下手な食レポはしないでおきましょう…と言いつつ、ちょっと薬っぽい味がして効きそうな気がした、いい加減な爺さんです。
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そしてこちらは日本中どこにでもあるイタドリから採れた蜜です。まるでターメリックを混ぜたかのような色に腰が引けたものの、味にはまったくクセがなくて、植物としての渋い見かけと蜜の味との間には意外なギャップがありました。
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さらにこれはナシの蜜です。ものすごく色が薄く、ものすごく甘さがあります。
同時に舐め比べていないのでかなり主観的ながら、たぶんこれまでに味わった蜜(↓)のなかでは一・二を争う糖度です。かつ、単価としても過去一・二の高さで、おいそれとは味わいにくい高級蜜です。(葵養蜂:千葉県いすみ市岬町)

<蜂蜜レポート1~5弾>第1弾 : アカシア/野の花/いたちはぎ ☆ 第2弾 : レモン ☆ 第3弾 : ケンポナシ/カラスザンショウ ☆ 第4弾 : 内外柑橘系対決 ☆ 第5弾 : りんご/山ざくら
<補注> 蜂蜜レポート第7弾は栃です。(2023年6月5日

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