番外編 : ホテイチクの筍

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ホテイチクの筍を食べることができました。長生きはするものです。
クセつよとしか言えない稈の見た目に反して、ものすごく雑味のない(おとなしい)味で、しかし食感はしっかり筍なので、サラダとかにまで使えそうです。
うちではまず筍ごはんで楽しみました。おっと、写真左は皮を剥くまえに切り落とした先端部分です。頭のクチュクチュがハチクに似ていてもあれよりは素直というかのびやかで、枯れきるまでの間、食卓のオブジェを務めてくれています。

<補注> マダケとハチクの筍は、かつて秩父で入手でき、食べ比べ済みです。

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番外編 : 脳薄い大臣

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瑞穂の国に生まれて、まさかアメリカの米を口にするとは、驚愕の事態です。5kgの米が5,000円出しても買えない時代が来るなんて、長生きはしてみるもんです。
ところが、「あの人」のお宅にはお米がいっぱいあるのだそうです。おい、宮崎2区の皆さん、「あんな人」にあげる米があったら、フードバンクに寄付してください。いや、それよりも「あんな人」に票は入れないでください。宮崎の恥ですよ。
「買ったことない」発言の前に「そんなこと書いてない」と突っ張ったことも忘れないでくださいよ。なにせお仕事の基本をなす文書です。何度も読んだそうで、それでもそこに書かれている最重要単語を記憶できないと公言したのです。
「農水」大臣だそうですが、いや「脳薄い」の間違いですよね。そして、その上司さんは任命責任を認めたものの、「しっかりがんばれ」ですか。罷免とか更迭という単語をご存じないようです。人間にはそれぞれ向き不向きがあるということがわからない人を国のトップに置いているのだから、悪いのはワタシら国民…自滅です。

<補注> 間の悪いことに(笑)、この日記を書いた8時間ほどあとに更迭が発表されました。さて、後任はどなたですやら。「脳濃い」お方でありますように。

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番外編 : 樹液酵母

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縦寸20~30cm、横幅5~6cmのブニュブニュ・シワシワ物体が2本、クマノミズキの幹に貼り付いていました。形と色と質感と、三拍子そろったキモさです。
なんじゃこれ~?と触ったら、お水がジョワ~とこぼれました。濡れた指を恐る恐る舐めてみたものの、味は感じません。ただのお水??
これ、樹液酵母という、わりと有名な物体でした。幹の傷から流れ出た樹液に天然酵母が繁殖して発酵したところに赤カビが付着して繁殖したものだそうで、酵母やカビの種類によって、このブニュ&シワの形状や色合いには幅があるようです。
野山徘徊20年余、初めて見ました。冥土の土産というヤツでしょうか。

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番外編 : 蜂蜜レポート第10弾(藤)

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野山にも街なかにも紫色の房が目立ちます。その花の集客能力はとても高くて、人間さまだけではなくて大小さまざまの蜂さんたちも大量に呼び寄せます。
そんな蜂さんたちの努力の結晶をありがたくいただいてみました。甘いです…としか表現できない自分が悲しくても、助手1号だって「藤?、わからないねえ」だそうで、「ほらほら、ほーらね」とはた衛門は鬼の首を取ったようにはしゃぎます。
というか、この蜂蜜レポートではすでに前々回のアボガドのとき、「味的に、蜂蜜とその果実とはどうやら関係ないもののよう」と述べています。だったらどうしてこんな企画を続けるの?という疑問は当然であっても、面白いことはやめられません。

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番外編 : シドケ(モミジガサ)

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大人の味というヤツみたいです…と言うか、食レポのボキャがなさ過ぎて、こうしか言いようがないのです。風味豊かです。玄妙です。山の味です。
かつ、山でモミジガサを見かけても「あ、シドケだ」とは思わなかった無粋人です。今回は町内の仲良しさんから頂き物をしました。ありがたや。
お鍋で根方を先に少し湯がき、続けて葉も湯に浸しました。カラスの行水ならぬシドケの湯浴み、ジャブジャブ、ほい上がり。軽く絞って、テキトーに切りそろえて、白出汁かけて冷蔵庫へ。昼過ぎに作って、晩酌で舌鼓という段取りでした。
もっとも、山菜はだいたいが怖さと背中合わせで、今回も採った人は毎年慣れているという保証付きでした。素人にはそういう「安全品」がなによりです。

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番外編 : アピオス(アメリカホド、アメリカホドイモ)

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いやあ、アピオスさん、ごめんなさいでした。こんなに旨いものだとは…。しかも、食べた翌朝の元気度がはっきりわかります。5歳くらい若返った気がします。
ただし、下手な食レポはやめておきます。言葉は誤解の元です。写真左が販売されている商品状態(500g)、右はレンチンしてお塩パラパラという簡単調理後です。ほかにもいろいろ調理法はあっても、チンだけでおいしいのだから優れものです。
問題は産地が青森とか遠くて、埼玉辺では入手しにくいこと。ならば自分で育てようかと種芋を注文してみました。うまく収穫できたらお慰みです。

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番外編 : 黒糖味比べ

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そう言えば…と思い出したことがありました。暮れの八重山の旅でサトウキビにいたく思い入れを持ったというのに、その味覚を楽しむことを忘れていました。
ちょいと捜すと、沖縄県黒砂糖協同組合が八島黒糖という詰め合わせを販売していて、製糖工場が島ごとにあることを学んでいたので、やたらそそられました。
かわいい箱に小袋が8個入り、それぞれの島の特徴をモチーフにしたイラストがお洒落です。味が全部違うそうで、どれどれと端から口に入れてみました。おぉ、たしかに粟国島に比べると伊江島のはやや塩の味がして、なぁ~るほどです。
ただし、その先、どれを囓っても、なにがなにやらわからなくなりました。そこで日を改めてトーナメントで勝ち抜き戦を目論んだものの、とてものこと勝負がつきません。
結論:どれもおいしいです。微妙に違うことはわかっても、優劣なんてありません。塩っぽいモノ、ジューシーなモノ、みんなそれぞれザワワ~!のおいしさです。

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10月19日(土) チョウマメ(クリトリア)

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チョウマメは最初の掲載に追録までして花も実も葉も見たし、冬なのに実をぶら下げている姿も確認したし、こんな写真だと、「なにをいまさら」感が漂います。
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そう、本当に登場させたいのはこちらでした。通販で「バタフライピー」というハーブティーを知り、なんじゃそりゃ?と調べたら、なんと蝶豆花茶だそうで、そうかチョウマメってbutterfly pea(英語圏での通称)の直訳だったのかと間抜けに合点です。
さっそく取り寄せ、たしかにあれが萎みきったらこうだろうという茶葉…ではなく茶花を器に取り、熱湯を注ぎました。あーらま、きれい。飲み物としては気持ち悪い部類の色ながら、珍しさが勝ちます。ごくごく淡い花の香りがして、さらにかすかな酸味と甘さを伴って、緑茶や紅茶みたいな馥郁さとは違う、遊びの面白さに溢れています。
右下に嵌め込んだ紫色は、レモン汁を垂らした場合で、お遊びです。
さて、このお茶の効能はと言えば、アントシアニンが豊富(ブルーベリーの約4倍)なのだそうです。つまり細胞の老化予防とか視力回復などに役立つそうで、けっこう爺さまの弱みをついています。しばらくの間、真面目に飲んでみましょっと。

<補注> 真面目に飲んだし、知り合いにあげたりしたのですぐになくなり、次はネット購入(タイ産)しました。その過程でチョウマメの種が売られているのを見つけ、入手してみました。(豆の記事<本文中2つめリンク先>に追録)

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番外編 : 蜂蜜レポート第9弾(対馬蜂蜜)

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色合いを示すために皿に入れた蜂蜜の量がヤケに少なくて笑えます。この対馬の蜂蜜はとても貴重=高価なので、スプーンで掬うのにビビりました。
もっとも、色合いは気づくほどに濃いとか淡いとかはありません。ただ、純度というか透明度が高いのはすぐにわかります。そして一舐め…甘さが別格でした。
これまでの蜂蜜レポートは「なんの蜜か」がテーマでした。対するに今回はこの蜜を集めた蜂さんが主役です。対馬には純粋な日本蜜蜂しかいなくて、それはとてもデリケートな性格だし、西洋蜜蜂に比べ体が小さくて収量も少ないのに、自分たちの冬越しに一定量が必要なので、全部をいただくことは不可能なのだそうです。
さて、問題はこの蜂蜜をどう使うかです。自分は毎朝のヨーグルトにトッピングしていて、それは考えるだに贅沢すぎます。夜な夜なこっそり起き出して、瓶に小指を入れてニマ~でしょうか。家族に見つかったら、「これは毒じゃ」と言うたりましょう。

<追録> この蜂蜜を対馬から持ち帰ってくれた人が撮った写真です。蜂洞といい、蜂はなかなか気に入ってくれないし、いったん住み着いても、動かしたりするといなくなってしまうというむずかしさだそうです。
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<補注> 蜂蜜レポート第10弾はフジです。(2025年4月29日

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番外編 : 蜂蜜レポート第8弾(アボカド)

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このごろ生キャラメルはヤイヤイ騒がれなくなったなぁと思っていたら、この蜂蜜、あれがちょいと柔らかすぎになったか…みたいな見かけです。香りもそんな感じで、このまま舐めたら、蜂蜜的な華やかさよりも味の濃厚さがガツーンときました。
しかし、アボカドの花が非常にささやかな咲き方をすることは知っています。あの花から集めた蜜っておいくら::: 20円前後/1グラム::: でしょうねえ。
そして、この蜜を採取した国は「あの」イスラエルだそうで、ううむ、この蜜を舐めると元気になりすぎるのか??と少し心配になります。(本当に体にいいそうです)
ただ、なぜか金属スプーンは使用禁止とのことで、これが案外に面倒です。なお、果物としてのアボカドの味はまったく感じられません。これはこの蜂蜜に限ったことではなくて、味的に、蜂蜜とその果実とはどうやら関係ないもののようです。

<補注1> 蜂蜜レポート第9弾は対馬の日本蜜蜂が主役です。(2024年9月20日
<補注2> 蜂蜜レポート第10弾のフジでも、その蜜が藤のものとはわかりませんでした。(2025年4月29日

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