番外編 : DQN雲

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空にもドキュンな奴っているのでした。なにかの恐ろしい予兆かと心配したのに、前後数日なにもなし…。ただの迷惑なおバカ雲でした。(撮影:2023年7月7日・夕方6時)

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4月10日(日) フリージア

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子供のころのクラス集合写真には、画面の隅にたいがい誰かの画像が嵌め込まれていました。撮影当日、なにかの理由で欠席だった子です。
ものすごく下手な写りの赤いフリージアを画面の右下に嵌め込んでみて、悪目立ちがあれと一緒だなと苦笑いです。とりあえず赤もありました。
本当は白のフリージアがきょうの主題でした。けれど、陽が回っていないし、虫がいたし、とりあえず白の花も見つけただけの話になりました。
そんなとりあえずだらけの写真ながら、本当の掲載理由は「露地植えを複数箇所で見つけました!」です。かつて、「この辺では冬越しがむずかしい」と温室栽培品を登場させたことがあって、恥ずかしながらあの記事には注記加筆です。

過去のきょう 2021 ドドナエア 2020 ケヤキ 2019 アメリカハナズオウ 2018 ヒゴスミレ 2017 ハボタン 2016 イワウチワ 2015 ムサシアブミ 2014 アカシデ 2013 タチイヌノフグリ 2012 ヒカゲツツジ 2011 スギナ(ツクシ) 2010 カタクリ 2009 ベニコブシ 2008 ライラックワンダー 2007 ジロボウエンゴサク 2006 ヤハズエンドウ 2005 アオキ

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3月24日(木) シラヌヒ

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あのシラヌヒの木です。こんな大枝の切除作業は見られなかったものの、ごく近所なので、切り口がまだ新鮮なうちに撮影できました。
白くて、肌理が細かくて、とても美しい材です。ただ、偏心がすごい(年輪の中心が上方に大きくズレ)のが気になります。気候のせいか、この木だけの性格か、シラヌヒの材質の解説などおいそれと見つからなくて、とりあえず眺めるだけです。
実際、シラヌヒも含めて柑橘類の材はほとんど利用例が見つかりません。かつては薪に利用したものの、いまはそんな需要もなく、焼却処分が主のようです。樹皮の味わいが深くて、工芸品や玩具に向いていそう…と無責任に考えました。

過去のきょう 2021 プルモナリア・ブルーエンサイン 2020 クヌギ 2019 タマシダ 2018 ツゲ(ホンツゲ) 2017 イボタノキ 2016 モモ 2015 カラミザクラ(シナミザクラ) 2014 ハナニラ 2013 コバノオランダガラシ(クレソン) 2012 ノシラン 2011 サワラ 2010 スノーフレーク 2009 ヒサカキ 2008 キクラミネウス水仙・ジャンブリー 2007 ゼンマイ 2006 カツラ(雄花) 2005 ヒアシンス

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番外編 : 3月10日 17時34分14秒

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家路の途中、あまりに夕陽がドラマチックに映えてくれて、でもスマホしかないし、どうせ無駄だろうと思いつつ、シャッターを2回切りました。
モニターで確かめた写真は、案の定、夕陽は豆粒みたいで、ふふ、無駄をしたな…と苦笑いです。それでも念のため、パソに移動させてみたら、おや、けっこうイケてるではありませんか。隅っこで黄昏れてるお兄さんも雰囲気出しています。
冬至のころに比べれば、薄暮の時刻が1時間ほど遅くなって、それを喜んだだけのパシャリが、思わぬ番外編になりました。

<追録> 1カ月後、同じ程度のほの明かり状態はさらに1時間遅くなりました。(撮影:2022年4月11日18時17分23秒)
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2月1日(火) タコノアシ

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2014年暮れに見つけた近所の自生地(リンクは下欄)が、翌々年には消えてしまいました。それが、あの場所から700mほど北東の休耕田に移動していました。なにげない野良歩きでヒョイと目にしてしまい、感動の握手です。
完全に干涸らびた殻のなかからはすでに種がこぼれ切っていました。この枯れた茎は夏まで残り、新しく咲く花と競演をするはずです。
さて不思議なのはどうやってここへ移動したのかです。種にごく小さな棘はあっても羽はないので、ここまで飛んだとは思えません。可能性があるのは、小動物の毛に絡まって運ばれるという手で、そう言えば元の場所でも今度の場所でもイタチを見かけたことがあります。あるいは散歩するワンコかもしれません。
ただ、土地の攪乱で生え出しやすいというタコノアシの性質からすれば、この田んぼはしばらく掻き起こしがなかった気がします。なぜ、いつ、発生したのかは全然わからなくて、とりあえず再会の喜びだけを記録しておきます。

<タコノアシとの付き合い史>2006年11月3日 : 初の出会い(赤くなりかけの果穂) ☆ 2010年9月12日 : 花と実 ☆ 2013年12月14日 : きれいに色づいた果穂 2014年12月12日 : 近所で自生地を発見(びっしり並んだ果穂、水面を埋める種) ☆ 2015年7月5日 : 幼い苗 ☆ 2015年8月2日 : 開花 ☆ 2020年8月7日 : 前年果穂と当年花穂のツーショット(公共保護地にて)

過去のきょう 2021 エルサレムセージ  2020 ディネマ・ポリブルボン  2019 サワシバ  2018 ユウゲショウ(アカバナユウゲショウ) 2017 ハマビワ 2016 マルバウツギ 2015 フクジュソウ 2014 ベニバナイチゴノキ 2013 ヒマラヤザクラ 2012 ムサシアブミ 2011 オオバギボウシ 2010 カモジゴケ 2009 シノブ 2008 ガビサンハンショウヅル 2007 キンポウラン 2006 ホウレンソウ 2005 アセビ

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9月22日(水) オオケタデ

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画面右上に入れた水面がいかにも説明的で、この場所が川の岸辺であることを示そうとしています。志木を流れる柳瀬川では、6年前にもハルシャギクが河川敷を占拠する事件があって、今年はそれがオオケタデになりました。
過去、この場所にこれほどのオオケタデを見ることはなく、ふつうならいまごろのここはアレチウリの天下でした。そんな例年の絶対覇者が今年はまったく影をひそめ、ピンクの穂が秋風に揺れる景色に取って代わられました。
こんな劇的変化の原因はハルシャギクのときと同じで、春に河川敷の表土を1mほども削ったことだと思います。どうせ工事するなら川底まで豪快に掘ればいいのに…とヤキモキして見ていたあの工事、もしかしてこのピンクの波を作り出すためだったとしたら、なかなか粋な計らいをしてくださるものです。\(^^ ;)

過去のきょう 2020 テンジクスゲ 2019 カイトウメン 2018 カイコウズ(アメリカデイゴ) 2017 ダンコウバイ 2016 シェフレラ・アルボリコラ・スターシャイン 2015 ホオノキ 2014 トレニア(ハナウリクサ) 2013 イタビカズラ 2012 ハブソウ 2011 アレチヌスビトハギ 2010 ノチドメ 2009 アカネ 2008 ツユクサ 2007 カワラケツメイ 2006 チヂミザサ 2005 オトコヨウゾメ 2004 ミヤギノハギ

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9月16日(木) オオカナダモ

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隣町の掘り割りでオオカナダモが大繁殖して花盛りでした。道路から水面までは3~4mもあって、肉眼で眺める分には点在する花が賑やかです。
ただ、カメラでとらえようとすると、引けば白いゴミにしか見えなくて、しかし寄ってもこれでいっぱいという悔しい状況です。ブログ初年度、自宅のメダカ池のオオカナダモを載せたことがあり、あれよりは少しいいかと再掲載です。
あのあと、自分はオオカナダモに飽きてゴミ袋にお引き取りいただいたのに、そうではなくてここにポイと捨てる人がいたのでしょう。この疎水はすぐに新河岸川(一級河川)に合流します。撮影させてもらって言うのも憚(はばか)りながら、ちょっとやそっとで駆除できる量ではなくて、この後の成り行きが心配です。

<補注> オオカナダモはトチカガミ科オオカナダモ属(Egeria)なので、トチカガミと同じく花びらが3枚です。また、同属のエゲリア・ナヤスは4年前に収録してあります。

過去のきょう 2020 クロバナタシロイモ 2019 クズ 2018 シロモジ 2017 ヤマグワ 2016 インドソケイ 2015 スネイルフラワー 2014 シュウブンソウ 2013 ミケリア・マウダイエ 2012 ママコノシリヌグイ 2011 マルバアメリカアサガオ 2010 ミズアオイ 2009 カンレンボク 2008 モミジガサ 2007 アオツヅラフジ 2006 サルスベリ 2005 ベニゴウカン(ヒネム) 2004 ツルボ

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8月28日(土) モミジバスズカケノキ

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近所の中学校のフェンス際に妙な茂みができて、なんじゃこりゃ? と首を傾げるほどのこともなく、これはモミジバスズカケノキではありませんか。
あ、そう言えばここに立派な成木があったのです。特になにかの邪魔になる場所でもなし、朽ちていた記憶もなし、いったいどうしたのですか。
その切り株から出た蘖(ひこばえ)がもうこんなになっていて、シュートを数えようとしてすぐにあきらめたくらいです。強いものです。
この写真の左手にもう一本あって、大木の眺めはそちらで楽しめるし、清新な若緑色はこちらで楽しめるし、何年であの硬い実をつけるか待つ楽しみもできたし、切られたこの木には申し訳なくても、面白いことになったものです。

<補注> どうしてもこの木は抹殺したかったらしく、翌年には跡形もなく地ならしされてしまいました。(2022年夏)

過去のきょう 2020 オオウラジロノキ 2019 ワビスケ(紺侘助) 2018 木立性ベゴニア・アシュラ 2017 レンゲショウマ(白)とモミジアオイ(白) 2016 オクラとトロロアオイ 2015 オキナアサガオ 2014 カクレミノ 2013 アメリカオニアザミ 2012 ガマズミ 2011 ラクウショウ 2010 ミッキーマウスノキ 2009 ヒメキンミズヒキ 2008 クララ 2007 ミツバアケビ 2006 ヘチマ 2005 ヤブラン 2004 ケイトウ

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7月11日(日) エノキ

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右の土手上に並ぶのは、この辺では有名な染井吉野の並木です。花どきには銀座並みの人出で、付近住民(ワタシのこと)は迷惑でたまりません。
そんな花のトンネルとなる桜と比べると、1本だけ河川敷に立ち尽くすこの木がなかなかの大きさだとわかります。ずっとその種類を見定めることなく、土手を素通りしてきたのに、きのうようやく訪れた好天につられ、下に降りてみました。
Celtis-sinensis2
なぁーんだ…と言ってはエノキがつむじを曲げるでしょうが、じつはこの上流には大きなサイカチがあって、花も実も楽しませてもらいました。あるいはこの柳瀬川と合流する新河岸川の土手ではオニグルミの雌花を撮らせてもらいました。
そんなことを思い出しながら近づいただけに、エノキくん、別にこんなとこじゃなくてもあなたの居場所はたくさんあるでしょ!と言いたくなったわけです。
川の縁なら水で運ばれた種が芽生える…という短絡思考を破ってくれたのは、カラスだろうかムクドリだろうか、まさかスズメじゃあこの実を飲み込めないよねえ、とか、次はここで鳥番をしてみたくなりました。

過去のきょう 2020 ハイビスカス(ブッソウゲ) 2019 ツガ 2018 シナノアキギリ 2017 ノカラマツ 2016 マヤラン 2015 キソウテンガイ(サバクオモト、ウェルウィッチア) 2014 ムクゲ(白花笠) 2013 カラムシ(雄花) 2012 スモモ 2011 クサスギカズラ 2010 ギンバイソウ 2009 コバギボウシ 2008 イランイランノキ 2007 ラムズイヤー 2006 ゴシキドクダミ 2005 アガパンサス 2004 カラスウリ

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6月27日(日) モッコク

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「これがモッコクの雌株です」と見得を切るつもりだったのに、17年があっという間に過ぎていました。光陰矢のごとし…いいえ、自分が忘れっぽいだけです。
そして、それだけの時間があればいい加減男も少しは成長して、モッコクのこれは単純に雌株と言えない(雌雄異株とは分類できない)ことも知りました。トチノキが雌雄混株というタイプであることを学んだのは11年前のことでした。植物はなかなか多様で、モッコクの場合は、雄花しかつけない雄株と、両性花を咲かす株(両性株という呼び方はなくて、牧野博士もこの区分はシカト)とがあるようです。
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というわけで、こちらはどうあがいても雌シベを突き出すことのない雄株です。長年見ていて、ずっとこうして黄色い葯しか見せません、もちろん実もつけません。

さて、話は両性花をつける株のことで、それがいったいどのくらいの率で存在するのか、今回は17年のブランクを埋めるべく、大調査を敢行しました。
というほどのことはなくて、近所の戸建て住宅団地を歩き回っただけです。ここは前の東京オリンピックのときに造成され、300区画ほどある大規模なものです。
時代はまだゆったりの昭和だったので、一つひとつの区画が大きめで、庭もしっかりあり、そこには庭木の王とか三大庭木とされる(された?)モッコクが植えられていることが多いのは前から気づいていました。そこで今回は失礼を承知で一軒一軒のお庭をチェックさせていただいたわけです。
その結果は、なんと26軒のお庭にモッコクがありました。なかには2本・3本と並んでいるお宅もあって、これはたしかに庭木の王だったとあらためて感動です。
ただ、そのなかで雌シベを突き出していた木はたった4本でした。さらにつけ加えると、まったく花が見つからない木が半分近くあったのです。
毎年咲くものではないらしいことは、昔の記事に寄せられたコメントでも教えていただいているし、自分で眺めている感覚でも、そんな気はします。つまり、両性花をつける株の率を正確に算出するのはけっこう根気のいる仕事みたいです。

そして、今回の大調査(笑)のオマケです。この団地にも代替わりの波は押し寄せていて、広い敷地は2~3区画に割られ、小綺麗な住宅が並んでもそこにはモッコクが似合う庭などあるわけがなく、せいぜい玄関横にシマトネリコがあるくらいです。
人の気配がしないお宅も少なからずありました。あと10年もすれば、この団地から昔の面影は根こそぎ失われることでしょう。たぶんそんな情けない景色は見なくて済むだろうというのが、ほんの少しだけ、気持ちの救いです。

<補注> モッコクと同じように「両性花をつける株と雄株」という性別タイプの木にヒトツバタゴがあります。

過去のきょう 2020 カンノンチク 2019 ハクウンボク 2018 コバンコナスビ 2017 クガイソウ 2016 トルコギキョウ 2015 ズッキーニ 2014 キリ 2013 アフリカナガバモウセンゴケ 2012 エノキウツギ(ウオトリギ) 2011 シチダンカ 2010 ヒメコウゾ 2009 ムラサキセンダイハギ 2008 ウチワサボテン 2007 クマツヅラ 2006 カリフォルニアローズ 2005 タイマツバナ 2004 ヤブカンゾウ

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