番外編 : ようやく自販機も

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ようやく身近に現れました。QR決済できる自販機です。スマホでピッに慣れてしまうと、現金を使うのがどうにも面倒になってきて、特に不便だったのが自販でした。
都会では去年のうちにポピュラーになったらしくても、志木の近辺ではお初です。ダイドーのこのマシン、どなたかのレビュー記事では「決済完了に1分以上」などと散々な評価を受けていたものの、いや、どんどん改善されているみたいです。
たしかに、コインを入れたらガタコンという簡単さと比べれば遅くても、面白さも手伝って、けっこうスピーディに感じました。自分はLINEペイであり、LINEペイからではなくてLINEのウォレットからスキャンするしかけです。上記のレビュワーはここで手こずったらしいのに、今回の自分はごくスムーズでした。
さあ、これで財布とサーモスを待たずに散歩に出ても大丈夫です。おっと、ダイドーの自販のあり場所が問題か…と思ったら、アプリで地図上に表示されました。うふ、そこに示された自販を訪ね回るウォーキングという新しい遊びができました。

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1月16日(土) クスノキ

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去年、教育委員会が「#埼玉巨樹番付」というのをやらかしてくれまして、SNS参加型企画だそうで、インスタに投稿された写真に対して、現地に行ってもいない若者たち(たぶん)が「いいね」「いいね」とはやし立てたみたいです。
それで見事に一等賞になったのが「上谷(かみやつ)の大クス」ということで、それを知ったとき、「ああ、あれか」とは思ったのです。それほど古くない昔、写真に見えるデッキを歩いた記憶がありました。
ただ、古い写真を引っ張り出すのも横着な話だと思い、現地踏査しました。結果、遠くからのこんな写真しか撮れませんでした。規制のロープが張られ、デッキに昇るどころか樹冠の下にたたずむことさえ不可能です。
その原因は、写真に白く描き込んだ大枝がおととしの夏に枯れ落ちたからで、そう知ってから見ると、たしかに右側にも危なそうな枝があります。
諸行無常、生きとし生けるもの、すべてこうして朽ちて消えていきます。そもそも、はた衛門のご本尊であるハタザクラはすべての大枝を失いました。樹齢400年のヤマザクラ系サクラ、樹齢1,000年のクスノキ、すべて「期限付き」の命です。
その期限が一番近いのがあんただよ…というイヤーな声がどここから聞こえるわけで、巨樹の姿を愛でる気持ちは儚く消え去ったのでした。

<補注> このクスノキは県指定の天然記念物で、かつては全国巨木ランキングで16位になったことがあります。なお、これほどの巨木ではなくても、そこそこに古いクスノキが割れ裂けた記録はこちらです。

過去のきょう 2020 カラテア・クロカタ 2019 ネリネ・ウンドゥラタ(ヒメヒガンバナ) 2018 ナガバハグマ 2017 シナマンサク 2016 ブーゲンビリア 2015 プリムラ・マラコイデス 2014 ラッキョウヤダケ 2013 ウメモドキ 2012 キカラスウリ  2011 コチョウラン 2010 ニオイザクラ(ルクリア) 2009 トボシガラ 2008 トウカエデ 2007 ユキワリソウ 2006 ウメ 2005 スズカケノキ

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1月8日(金) カヤ

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オウチやら電線やらが入ってしまい、どうしようもなくスナップ写真です。ただ、よく見ると、電線がずいぶん低い位置にあります。オウチもジオラマみたいです。
つまり、それら世俗の品がこのカヤノキの大きさを知らせてくれているわけで、そう思って見直すと、おぉ、なかなかいい写真ではありませんか。
カヤがここまで大きくなるのに要した期間は1,100年(妙行寺縁起)だそうで、このブログに収録してある埼玉県内の天然記念物のなかではダントツの古株です。てっぺんあたりには折れた(割れた)枝も見えています。
おっと、観光ブログではなかったので、一応書いておくと、この「与野の大カヤ(石標の表記は與野ノ大榧)」は雌株です。1,100年もののカヤの実(正確には種子)はどんな味がするものか、また秋になったら訪ねてみたいものです。

過去のきょう 2020 ナギナタコウジュ 2019 シロモジとクロモジ 2018 ヤブレガサ 2017 クチナシ 2016 ウツギ 2015 ゼラニウム(斑入り葉ゼラニウム) 2014 ツルウメモドキ 2013 キンメイチク 2012 ヤマラッキョウ 2011 ハッサク 2010 クログワイ 2009 ウメ(寒紅梅) 2008 オニドコロ 2007 マーガレット 2006 イヌリンゴ 2005 マサキ

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1月2日(土) ケヤキ

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遠く離れてみたり、地べたからカメラを煽ってみたり、いろいろやってみたものの、どうにもこの巨木の怪奇さをとらえきれません。加えて、けっこう住宅密集地なので、どうしたって「生活の匂い」が写り込んでしまいます。
ならばと開き直り、チャリをスケールにしてみました。もともと葉は落としきった時期だし、そのサイズ感表現を目通り9.4mという胴回りだけに託しました。
埼玉大学の向かい側を入った神社の参道にあって、県指定天然記念物「大久保の大ケヤキ」と呼ばれています。樹齢は300年以上だそうで、落雷被害や老化のために幹のなかはほとんど虚(うろ)です。筋力の衰えが老化に繋がりやすい人間と違い、樹皮があれば生きていける樹木が少しだけうらやましくなります。

過去のきょう 2020 サンセベリア・グランディス 2019 オカメザサ 2018 スイセンノウ(フランネルソウ) 2017 イボタノキ 2016 ゴンズイ 2015 タイワンホトトギス 2014 ヤブコウジ 2013 ヒュウガミズキ 2012 アオサンゴ  2011 ダイオウマツ 2010 ハイマツ 2009 ロドレイア 2008 ゴクラクチョウカ 2007 キンセンカ 2006 イイギリ 2005 モウソウチク

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12月27日(日) ケヤキ(むさしの1号)

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2回連続してこんな竹箒状態を取り上げると、埼玉県生まれのケヤキ・むさしの1号というのは葉をつけない樹種かと思われそうです。誓ってそういうことはなくて、ついこの間までは立派に緑の葉を繁らせておりました。
ただ、このスリムなシルエットを楽しむには葉はやや邪魔者です。ここは志木の隣町・朝霞市の某公園で、ここまで大きくてもキッチリと竹箒です。
しかし解せないのはどうしてここに?という問題です。すごく広々していて、夏の日陰が欲しいのならむさしの1号はあまり適任ではないはずです。しかも、この4本だけ唐突に敷地の真んなかにあって、さらに意味不明の3本・1本の配置です。
これが志木ならば、さっそく市役所に問い合わせてみましょうものを、隣町の人間が面倒を持ちかけるのも申し訳なくて、ここは微笑むだけにしておきましょう。

過去のきょう 2019 シクラメン 2018 ドラセナ・コンシンナ・トリカラー・レインボー 2017 エスキナンサス 2016 ドンベヤ・里見の春 2015 タラノキ 2014 ヤマハギ 2013 チドリノキ 2012 キミノセンリョウ 2011 球根ベゴニア 2010 スギ 2009 ナツメヤシ 2008 ハスノハカズラ 2007 オレガノ・バーバラチンゲイ 2006 ムサシアブミ 2005 ヒヨドリジョウゴ 2004 レースラベンダー

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12月21日(月) イチョウ

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およそ植物写真ではなくて、遠く外環道の橋の主塔(白い2本の柱)まで写し込んでみました。ただし、主役はやはりこのイチョウの木です。
周りのおウチと比べても、この異常サイズは明らかです。特に左脇の建物はお寺のお堂で、ふつうの住宅とは違うので、木の巨大さが際立ちます。
先日のさいたま市指定天然記念物はやや地味だったのに対し、黄葉ピークということを差し引いても、この和光市指定天然記念物「長照寺の大いちょう」は弩級の見応えがあります。しかも雌株であって、周り一帯、銀杏敷き詰め状態でした。
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撮影中の自分(の影)がまるで幼稚園児サイズです。1m80の男がこうなってしまうほど、幹回り7.53mというのは迫力ものなのでした。
イチョウ(の木ごと)の黄葉ピークを当てるのは桜の開花より数段むずかしい」というのがはた衛門の常の言いぐさであって、快晴の日曜日、霊感に誘われて訪問一発で仕留めたこの写真は超満足の一枚です。

過去のきょう 2019 ジャーマンアイリス 2018 ロスマニア・ロンギフロラ 2017 シラカンバ 2016 アカメガシワ 2015 西洋ツゲ(ボックスウッド) 2014 ブナ 2013 ツクバネウツギ 2012 イイギリ 2011 ナタマメ 2010 カエンキセワタ(レオノティス) 2009 カラスザンショウ 2008 タネツケバナ 2007 カラタチバナ 2006 ユキヤナギ 2005 ハンノキ 2004 ギョリュウバイ

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12月15日(火) イヌマキ

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さいたま市指定の天然記念物で「薬師堂のマキ」と呼ばれています。「マキ」と大雑把に言っても、イヌマキだろうかラカンマキだろうか、もしかしてコウヤマキではあるまいな…という興味だけで、訪れる人とてないお堂を探してみました。
説明板(1995年設置)には「目通り幹回り2.25m、高さ約17m」とあります。庭木と違って剪定されることもなく、奔放に枝をのばした姿は雄渾そのものでした。
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気になる「なにマキ?」は、自分ではラカンだと判断しました。葉ののびがいまいち感じられなかったからです。しかし、前記説明板には学名まで括弧書きしてくれて、断定的に「イヌマキ」だとあります。うーん、そう言うならそうなんでしょう。
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オマケはこのお堂へのアプローチです。時代劇にときどき出てくる隠し田を思わせてワクワクしました。このトンネルをくぐった右手に、竹林に貼り付くように、巨木を従えた小さなお堂があります。そこから先はどこにも通じていないようで、隠し田だったかどうかは別として、浮き世との結界に守られた静謐な空間でした。

<補注> 次の天然記念物シリーズは和光の大イチョウです。(2020年12月21日

過去のきょう 2019 カラテア・ムサイカ 2018 ナリヒラヒイラギナンテン 2017 ウバメガシ 2016 ザボン(ブンタン、ボンタン) 2015 ホソバシャリンバイ 2014 カシワ 2013 シシユズ(オニユズ) 2012 マンサク 2011 ビオラ 2010 コダチダリア(キダチダリア、皇帝ダリア) 2009 アオギリ 2008 ツクバネ 2007 カラスザンショウ 2006 チャボヒバ 2005 クロガネモチ 2004 カナムグラ

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番外編 : 夕景二題

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さすが冬至が近づいて、日の短さが極端になりました。これで4時半、草木の写真撮りには最悪ながら、こんな美的シーンに出会えるからトントンです。
Mtfuji
こちらも他日の同時刻です。広重さんが版画にしたら「羽根倉富士」と題したはずで、この橋で国道463号は荒川を越えます。羽根倉はこの橋の両岸を指す古い地名で、900年ほど前の古戦場があります。しかし、そんな歴史を知らなくても、橋に名が残ったおかげで、埼玉県民にとって親しい名前となりました。
浦和方向から橋を渡り始めたときはこうして霊峰は美しく微笑んでいたのに、860m歩き終えた時点では完全に夕闇にとろけていました。少しだけ近づくのだからきれいに撮れるはずと考えた(笑)のに、歩くの遅いぞ、はた衛門!

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11月2日(月) シラカシ

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敷地をぐるりと囲って林立するシラカシは、この辺では「お屋敷」の証でした。ただ、じつに悲しいことに、文末は過去形にしなければなりません。今年も近所の高台にある立派な垣根が払われ、跡地はアパートに化けてしまいました。
したがって、こういう写真は文化遺産になるかもしれんなぁ…という崇高な使命感で撮った一枚です。あ、嘘をついてしまいました。ここは公共の文化施設なので、激しい宅地開発の波に晒される危険はかなり少ないはずです。
近所の子供が拾い尽くすのか、地面にはドングリがさっぱり見つからなかったのはガッカリでも、往事の暮らしぶりを偲ぶことのできる大事な場所です。

過去のきょう 2019 タイワンスギ 2018 メキシカンブッシュセージ(メキシカンセージ、アメジストセージ、サルビア・レウカンサ)・フェルピンク 2017 カワラヨモギ 2016 アメリカフヨウ 2015 アフリカホウセンカ(インパチェンス) 2014 カワラノギク 2013 リンドウ 2012 クヌギ 2011 オオデマリ 2010 カエンキセワタ(レオノティス) 2009 ジョウリョクヤマボウシ 2008 ジャケツイバラ 2007 ルリフタモジ 2006 オリヅルラン 2005 クフェア・タイニーマイス 2004 ユリノキ

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番外編 : ミョウガの実と種

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新聞記事をそのまんま転載で、許可もいただかずにごめんなさいです。ただ、自分ではとても見ることができないものらしいし、かつて幸運にも花を収録したときさえ、「次は実」とは露ほども考えなかったわけで、盲点を突いていただいた読売新聞(埼玉版)さまには大・大・大感謝です。
それにしても、ものすごくわかりにくい写真で参りました。ネットで調べたら、ごく数例、記事がありました。しかしその写真もなかなかわかりにくくて、それは記事主さんのせいではなく、この実と種がずいぶん素っ頓狂な姿であることが原因です。
まずは真っ赤な実(果実・果肉)です。花が咲いて受粉してから50日もかかってこうなるそうで、位置的には花がついた場所にできるものの、なんかお芋のようなナマコのような変な姿なのです。
さらにそのなかから出て来る白い物体です。種を包む皮だそうで、その裂け目から黒い種が覗いています。これがけっこうハッキリした白と黒で、まるでプロレスラーのマスクみたいに目鼻がついているように見えたりします。
いやいや、実物を見ていない者が好き勝手に解説してはいけないわけで、いつかこの真っ赤な果実&ミョウガマスク氏(笑)とのご対面が叶い、この番外編がお役御免となる日が来ることを念じておきましょう。

<補注> この記事に先んじて、ホウレンソウに花が咲き、しかも雌雄異株であることを知ったし、秋の終わりになってレタスに花が咲きそうな現場を見つけました。今年は野菜に驚かされる年だったようです。(2020年11月17日)

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