番外編 : 技術の進歩、しみじみ(Anker Soundcore Mini 3)

これがスピーカーだなんて、10年前だったら「馬鹿にすんな」だったでしょう。ところがこのAnker Soundcore 3、夏川りみちゃんの突き抜ける高音も、ポール・チェンバースの唸るようなベースも、楽勝で鳴らしきるのです。聴いていて笑いが止まりません。
それが、先日の東伊豆旅行でBluetoothスピーカーに目覚めたのです。そもそも部屋にそんな機器がある宿は初めてでした。インバウンドとやらの客には部屋のテレビまで持ち帰る輩がいると業界の人から聞いていて、まさかVictorブランドの「素敵で手ごろなもの(SP-WS02BT)」が、なんの警戒手段もなく置かれているとは驚きました。
そして、音にも感心しました。その前に、接続の簡単さも確認しました。奥様もたやすく自分のスマホをつなぎ、好きな曲を堪能です。当然ながら、みんなのスマホに入っていない曲もYouTubeでどんどん流すことができます。
さてウチに帰り、みんなが「あれいいよね」と言うものの、いやいや「あれ」は高いし、形がいかにもスピーカー然として遊びがありません。そこでSoundcore Miniです。先行モデルの改良版的位置づけ(2→3)だったのも決定要因になりました。
すごいもんです。そりゃあ、本来のオーディオと比べるのは野暮というものだし、ケチって1個だけ(2個繋ぐことも可)なので、音像定位などを追いかけるものでもありません。あくまでも気軽に、少し離れたソファでノターッと、食卓でユターッとするための道具です。お風呂でもOKということで、そのうちザブーッ(注)もしてみましょう。
<補注> ザブーッと言っても湯船に漬けたわけではなく、壁にかけて(そのためのヒモ付き)使ってみました。ふつうの部屋と同じにいい感じ(妙にエコーすることなく)で、スマホをジップロックに入れて使うよりはずっと気軽になりました。(2025年3月10日)