7月19日(金) アオギリ

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このあと、クマンバチくんは例によってグヮシッとアオギリの雄花を抱きしめました。もちろん、お口は萼の付け根に入り、蜜をチュクチュクです。その間、彼のお腹は雄花の葯を擦り続け、花粉まみれとなりました。
で、そのお腹を目の前の雌花(萼の内側がすでに赤変)に擦りつけるのかというとそうではなく、また別の枝に行きました。そして萼の内側がまだ黄色の花を探し、またもやグヮシッ&チュクチュクの繰り返しです。花が雄か雌かなどクマくんには関係がなくて、まだ新鮮(咲いた日の萼は黄色)かどうか=蜜の有無が問題なのです。
ふつう、花びらに現れる黒点などは蜜標と呼ばれ、花粉媒介者に蜜源を教える役割をします。それに対してアオギリの萼が色変化するのをいったいどう呼ぶのでしょう。赤は売り切れのサインだなんて、なかなか洒落たことをするものです。

過去のきょう 2018 ウワバミソウ 2017 トモエソウ 2016 アカバナルリハコベ 2015 ジュウモンジシダ 2014 ヒペリカム・ヒドコート 2013 アマチャヅル(雄花) 2012 ボタンクサギ 2011 ヨロイグサ 2010 チチコグサ 2009 メハジキ 2008 オオツヅラフジ 2007 チゴザサ 2006 ヤクシマハギ 2005 コバギボウシ(斑入り種) 2004 ヒメヒオウギズイセンとミズヒキ

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7月18日(木) ルイヨウボタン

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まだ夏の陽射しを浴びてもいない(注)というのに、ルイヨウボタンの葉はそろそろ現役を退くご意向です。そう言えば、今月のうちには実も完成形になるわけで、花を見せるのが4月の末ですから、ずいぶんと気ぜわしいタイプです。
そんなせっかちさんの上でのんびりと寛いでいる人がいました。益虫であるテントウムシのなかでは珍しく、ナス科植物の葉を食べるので害虫扱いされているニジュウヤホシテントウです。ルイヨウボタンはメギ科だし、葉を食べるときは裏側からやるらしいので、これはたぶん食後のひと休みというところなのでしょう。
ニジュウヤホシは二十八星で、背中の黒点の数を言っているのだそうです。うーん、背中だけだと26しかないし、頭のものを入れたら奇数になるし…などと無粋なことは言わないで、「わーい、きれいだなぁ」と喜んでおくことにします。

<補注> 今年の関東は、6月下旬からここまで、記録的な日照不足(平年の半分以下)に見舞われています。

過去のきょう 2018 カヤ 2017 カジノキ 2016 イヌカラマツ 2015 イヌザクラ 2014 タイマツバナ(モナルダ、ベルガモット) 2013 ウワミズザクラ 2012 スズカケソウ 2011 ニンジンボク 2010 ゴボウ 2009 マツカゼソウ 2008 アオツヅラフジ 2007 シオデ 2006 ノハナショウブ 2005 サトイモ 2004 ジュズダマ

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6月20日(木) ハマヒルガオ

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HPの方に入れたきりで不義理していたハマヒルガオを収録です。いつもはヘタ写真をカバーするために使う助演者くんも、きょうはけっこう学術的な登場です。そう言えば、子供のころに泳いだ砂浜にはこういうアブがいて、怖かったものです。
と、勝手にアブにしたものの、種類が特定できません。背なかの色つやを手がかりにすぐ名前がわかると思ったのに、俄学習では手に負えませんでした。
ただ、この昆虫より興味を惹いたのは、コヤツが抱いているシベです。はみ出ているのが雄シベとはわかっても、体が邪魔して雌シベが見えません。
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なのでほかの写真を確認すると、透明な雌シベの先は二裂しています。ただ、雄シベはアブの脇腹からはみ出たほどの長さもなければ鮮度もありません。これはたぶんキキョウで見たように雌雄異熟だなと小賢しく考えても、きのうのムクロジでその見立ての間違いを反省したばかりなので、きょうは「たぶん」に止めておきます。
念のため、昔がんばった「ヒルガオの観察」を見直すと、シベについてはまったく触れておらず、そもそもいまの老眼には写真が小さすぎて、ものの役に立ちません。15年の刻の流れを悲しく実感するばかりでした。
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さてもう一枚取り出したのは去年11月の写真です。沼津の海岸をぶらついたとき、ハマヒルガオがまだ元気なことに驚いて撮りました。時期的なものに加えて意外だったのは、こうして蔓が空に向かうことでした。砂地や礫地では横に這うばかりでも、なにか手がかりがあればこんな動きをするなんて、じつに健気な生態です。

過去のきょう 2018 イソノキ 2017 ヤハズホオノキ 2016 アナベル(アジサイ) 2015 ゼラニウム 2014 ハンゲショウ 2013 サントリナ 2012 サボテン(ノトカクタス・品種名不明) 2011 カワラマツバ 2010 ヤブムラサキ 2009 アジサイ(渦紫陽花)  2008 ササユリ 2007 クロバナフウロ 2006 マリアアザミ 2005 ムラサキシキブ 2004 アガパンサス

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番外編 : 虫の名前メモ(2019年4~5月)

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<ナナホシテントウの幼虫> これがあの丸いテントウムシになるとは不思議です。
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<キンモンガ> 骨太なデザインが現代的です。
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<クロハネシロヒゲナガ・雄> 去年に比べてヒゲがちゃんと写りました。異様に長いヒゲの先を赤矢印でマークしておきました。飛ぶとき、ヒゲはこのままの形です。Humei8
<クヌギカメムシの幼虫>さすが、クヌギの若い葉に乗っかっていました。
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<ホシハラビロヘリカメムシ> 漢字だと星腹広縁亀虫です。
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<ハリカメムシまたはホソハリカメムシ>肩が張って尖っています。Humei7
<フタホシシロエダシャク >

以下のものは名前を調べきれません。
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12月2日(日) コマツナ

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立派なコマツナ(の葉)だなぁと感心して、思わずスマホ(デジイチ持たず)を向けたら、ベニシジミがお食事中でした。花の色が飛んでしまっているのは画面のなかでもわかっていたのに、ISOを50まで下げてみても効果なしでした。
しかし、自分のデジイチのISOは100からなのに…と愚痴りながら、ほかの対策はなかったかとつくづくスマホカメラの手動調整項目を調べると、ほかにシャッタースピードと色温度とEV値を調整できるのでした。すごいもんです。
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ただ、ひとさまの畑でそんなことをゴチャゴチャもできなくて、実際にはこうして適度に遮光してしまうのが手っ取り早いわけです。前の掲載では仔細がわからなかった花の様子がいくらかわかって、「やっぱアブラナ(科)だぁ」と合点です。

過去のきょう 2017 マメグンバイナズナ 2016 クレマチス 2015 シャガ 2014 キバナセンニチコウ 2013 サフラン 2012 球根ベゴニア 2011 早咲きツバキ(西王母) 2010 ナナミノキ 2009 ハダカホオズキ 2008 サンザシ 2007 アラカシ 2006 アメリカツルマサキ 2005 ビワ 2004 ユズ

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11月2日(金) メキシカンブッシュセージ(メキシカンセージ、アメジストセージ、サルビア・レウカンサ)・フェルピンク

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さあ、面倒なヤツに出会ってしまいました。学名としてはSalvia leucantha ‘FerPink’ですから、そのままサルビア・レウカンサの園芸種・フェアピンク(とかフェアリーピンクと日本では呼ばれている)としていいわけです。
ところが、なのです。サルビア・レウカンサの標準和名はメキシカン・ブッシュ・セージであり、サルビア・レウカンサは別名です。かつ、こいつはほかにもメキシカンセージとかアメジストセージという呼び名もあるという手強いヤツでした。おかげで、きょうのタイトルはしつこい上にもしつこいものになりました。
さらに問題はFerPinkにもあるのです。上述したように、園芸界ではフェアピンクとかフェアリーピンクと呼んでいるのに、綴りはfairでもfairyでもなくferなのです。「公正」でも「妖精」でもなく、「特定のものを生み出すもの」なのです。発音だって、正確にしようとすれば「フェル」なのです。
考えるに、白い萼のなかにほぼ赤の花が出るので、混じり合って「ピンクを生み出している」ということなのでしょう。たしかに、遠目には淡いピンクの景色です。
やれやれ、長々とこの草の名前にこだわったおかげで、花に止まっているシロオビノメイガがホントの付け足しになってしまいました。形から蛾(メイガ)だろうと思い、色合いから検索してすぐに名前がわかったので、自分では「どんなもんじゃ!」でした。次に会うときはもう少し目立つ形で取り上げてやろうと思います。

過去のきょう 2017 カワラヨモギ 2016 アメリカフヨウ 2015 アフリカホウセンカ(インパチェンス) 2014 カワラノギク 2013 リンドウ 2012 クヌギ 2011 オオデマリ 2010 カエンキセワタ(レオノティス) 2009 ジョウリョクヤマボウシ 2008 ジャケツイバラ 2007 ルリフタモジ 2006 オリヅルラン 2005 クフェア・タイニーマイス 2004 ユリノキ

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10月3日(水) センニチコウ

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「そう言えば前回掲載のとき、花のことはけっこう端折ったっけなぁ」と3年前に書いたことを反省し、たまたま見かけたセンニチコウに迫ってみました。
…と、そこにかわいい闖入(ちんにゅう)者が出現です。とても熱心にチューチューやり始めて、レンズを恐れるそぶりがありません。これはとても好都合で、カサカサしてドライフラワーみたいなセンニチコウの花に蜜があることの証明です。
そこで、2枚の苞葉のなかで咲く花に管を突っ込むところを写そうとしたものの、なかなか素速いのです。しかもお口が体の陰になったりして、かなり粘ったものの、うまいシーンが撮れません。さらに、ヤマトシジミの証明となる翅の表模様を撮りたいのに、待っても待ってもしっかりとは翅を開いてくれないのです。
なのでつい、指で翅を開こうとしたら、あらあ、飛び去ってしまいました。で、残ったものはこの虻蜂取らず(ではなく花蝶撮らず?)の1枚というわけです。

過去のきょう 2017年 ナツエビネ 2016年 ナンテンハギ 2015年 コウホネ 2014年 ビャクブ 2013年 タカノハススキ 2012年 ヤマコウバシ 2011年 キャラボク 2010年 アオハダ 2009年 サイカチ 2008年 エゴノキ 2007年 ノブキ 2006年 マルバハギ 2005年 タケノコイモ 2004年 クサギ

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9月18日(火) カラタチ

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カラタチというのはカラスアゲハの食草だったのだと知りました。そう言えばこの春、意外なほど早くに葉を失ったカラタチを見たのは、もしかしてこの蝶の幼虫のせいだったのかといまごろ気づくボンクラ頭です。
さらに腕はナマクラでくらくらしつつ、5年前の初の出会いよりは少しだけハッキリとカラスアゲハ(雄)の色合いをとらえました。相変わらずせわしいヤツで、止まっているときでさえ、微妙に動いているようです。
さていまにして思うのは、先年の場所にはカラタチはもちろん、コクサギなどミカン科の木はなかったことです。調べてみると、カラスアゲハは湿地で水を飲むのが好きらしいとわかりました。たしかにそんな場所とそんな動きでした。
今度水気のある場所とかミカン科の木の根もとに立ったときはじっくりと待ち、尾に赤い模様の入ったカラスアゲハの雌をぜひ写してみたいものです。

<追録> カラタチはカラスアゲハだけではなくナミアゲハの食草でもありました。幼虫のナミアゲハとカラスアゲハはかなり似ているものの、模様がちょっとシンプルなので、これはナミアゲハだと思います。(2018年10月1日)
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親御さん(か、先輩?)も来ていました。(同上)
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過去のきょう 2017年 オオイタビ 2016年 アワブキ 2015年 アワブキ 2014年 オジギソウ 2013年 シロバナヤマハギ 2012年 センニンソウ 2011年 オオバコ 2010年 キレハノブドウ 2009年 ボントクタデ 2008年 ノダケ 2007年 ヒトエスイフヨウ 2006年 タカサブロウ 2005年 ヒガンバナ 2004年 シキミ

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8月19日(日) フサフジウツギ(ブッドレア)

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ここは草木ブログなのだから、画像面積では圧倒的に劣っていても、主役はやはりフサフジウツギなわけです。ところが、当のそのフサは付け根側2/3がもう枯れて縮んで黒変してしまって、見る影もありません。
さぁどうする…とIrfanViewをイジッていたら、あっ、こんなことができるんだぁと大発見(笑)です。これからは都合悪い部分はこの手で決まりです。
しかし、アゲハ類はせわしく飛び回って落ち着かない吸蜜をするのが相場なのに、このキアゲハというのはとてもサービス精神に富んでいます。いくつかポーズを変えて、じっくりと写させてくれました。真っ黒お目々がチャーミーです。

過去のきょう 2017 シナミズキ 2016 ハクサンボク 2015 ヒメタイサンボク 2014 キレンゲショウマ 2013 ハリギリ 2012 サンカクイ 2011 オオセンナリ 2010 ヒメチドメ 2009 サルナシ 2008 アオツヅラフジ(雌株)  2007 マツブサ 2006 ミニトマト 2005 シロバナサクラタデ 2004 ムラサキゴテン

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番外編 : 夏のトンボたち

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<ハグロトンボ・雄> ちょっとした森のなかで薄暗かったので、これでもうまく撮れたなぁと自画自賛です。ヒラヒラと舞うときの真っ黒な翅にまず驚き、静止したら胴体の玉虫色に感動しました。
Haguro_f
<ハグロトンボ・雌> 上の雄を見た場所に近いところで撮ったので、ひょっとしたらカップルかもしれません。ハグロトンボの雌は胴体も黒く、お尻の先端が太めでした。
Siokara_m
<シオカラトンボ・雄> 粉を吹いたような紺色が涼しげです。この色合いのほか、お尻の2本の突起の間になにもないのが雄の証拠です。
Siokara_f
<シオカラトンボ・雌> 俗にムギワラトンボと言われるのがシオカラトンボの雌です。雄も若いとこの色合いだそうで、雌であることを確認するにはお尻の先を見ます。ここの2本の突起の間に第3の突起があります。
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<オオシオカラトンボ・雌> さて雌雄セットで二組を掲載できたあとは、残念ながらお一人様です。ふつうのシオカラの雌とよく似ていても、胴が全体に太めです。

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