10月9日(金) マルバヤナギ

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加賀千代女の心持ちを味わいました。朝顔に釣瓶をとられた彼女に対し、はた衛門はスケバハゴロモに構図の自由を奪われました。
葉柄付け根の托葉だけではなく、葉柄と葉身の境目に生える付属品(葉状物)がもっと賑やかなところを写したかったのに、このチビちゃん、ぜんぜん動きません。おっと、チビちゃんとは言っても、スケールと比べると正常サイズです。グッと迫った画像が自分のなかで固定してしまい、勝手に大型化していました。ウバユリの茎にいる写真を見直したら、この蝶の本来サイズを再認識しました。
あれれ、話はマルバヤナギでした。気を取り直して付属品がわかりやすい枝を探しても、案外に写真にしたいものはありませんでした。春の花という撮影課題もあるし、これからも長~くお付き合いさせていただくことにします。

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10月2日(金) ツユクサと月草

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ん? ツユクサって1個の苞から2個同時に花が咲くんだっけ。とても普遍的な草の、とても基本的なことなのに、え? どうだった??
とりあえずこの場所の株は残らず見つめ尽くしたものの、「2個同時」はこの1株だけでした。ウチで勉強し直すと、「ツユクサは一日花で、1個ずつ咲く」のでした。「一緒に咲こうねー」という仲良しなのか、「ふん、順番なんか待ってらんないよ」という我が儘坊主の所業だったのか、面白い発見でした。
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ただ、翌日また別のところで2個咲きを見つけました。珍しい現象ではあるものの、一日の野歩きで1株は見つかる程度のことかもしれません。おっと、右側写真の花はノーマル咲きなのにオマケで載せます。ヒラタアブくんのおかげで、奥の雄シベが花粉を持たない客引き役であることを証明しています。
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さて、いきなり酒のラベルです。「わかむすめ」は蔵の代表銘柄で、「月草(つきくさ)」が個別の酒銘です。え、月草ってなに? あ、ツユクサのことか。たしかに、ラベルの絵柄には切り絵風にツユクサがあしらわれています。
花を染めに使ったので、「色がつく=つきくさ」と呼ぶそうです。風雅です。そして、このお酒は端正ながらも豊麗でした。というか、すごい!です。驚きました。
いい時代になりました。どんな小さな蔵でも、いや小さな蔵だからこそ、驚くしかない素晴らしい酒を醸すことができます。そして、コロナに負けそうというこの蔵の窮状がネットに流れたとたん、注文が殺到し、在庫が捌けてしまったそうです。
テレビでCMを流せば勝ち、という単純図式ではなくて、一人ひとりに話しかけることができるネットの力…プラスに活用していきたいものです。

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認識改め編 : アケボノソウ

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あれれ、アケボノソウってこんなに大きな株だったっけ? これまでに見たものはもっと茎の分岐が少なくて、背丈も腰下サイズだった覚えがあります。対する今回の株はじつに堂々とした構えで、隣り合うものもだいたいが腰丈オーバーでした。
Akebonosou2b
さらに驚いたのはアリンコさんたちの密集度合いです。花びら1片ごとにお一人様だけ、ずいぶんと行儀の良いシェア状態です。
そして舐めているのは黄緑色の丸二つ…これが蜜腺なのでした。と、そこまでは良くても、ちょいと問題発生です。このアリンコさんたちだと「身長」が足りなすぎて、花粉媒介の役には立ちません。
と思って眺め回すと、やや大型の蟻(右上嵌め込み)もいました。これなら雄シベの葯には届きそうだし、どうかすれば雌シベの先にも体をこすりつけることができそうです。いやいや、「どうかすれば」では弱いなぁと思ったら、アケボノソウにはときどき大きなスズメバチがやってきて、ガバッと花を抱きしめて吸蜜するという観察記録もありました。
残念ながら今回はその決定的瞬間には立ち会えなかったものの、少しだけアケボノソウに対する認識が増えた(改まった)ので、すいぶんと「取って付け」の標題で記事を上げておくことにしました。

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9月18日(金) チョロギ

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チョロギの「その後」です。這い回っていた茎にはやはり発展性がなくて、次々に細って枯れていきます。花もたったのあれっきりでした。
ところが、このところ脇芽というべきか、新しい茎が土から出てきました。まだ出たばかりで小さくても、全体の株数が増えて、少しだけいい傾向に思えます。この茎の下にすべてあの塊茎がついてくれたら、たった2個からしか発芽しなかったので、冬の収穫時にいくつに増えていてくれるか、期待大です。
という本題を霞ませそうに、美しい蛾がチョロギの若い茎で休憩していました。メイガの種類だろうという推測とこの体色を頼りに調べたら、スジモンヒトリという名前が判明しました。「その筋のお方が一人」的な名前が笑えます。
嗜好範囲はけっこう広いらしいので、ウチのチョロギを食べてここまで育った可能性もあります。おとといは一日ここでジッとしていて、きのうはライティアの葉の上で一日を過ごしたのに、今朝は姿が見えません。少しだけさみしい朝です。

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9月11日(金) ムクゲ(2種)

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ムクゲの展示園みたいな場所で、「はぁ~、これもムクゲかぁ」と見とれていたら、背後に豪快な羽音がして「うぉ」と振り返りました。
デカ! 狙っていたムクゲではなく、こちらはシンプルな一重です。それにしても花のサイズはふつうにムクゲ(笑)なので、コイツ、堂々たる体躯です。
あとでわかったこの蛾の名前はオオスカシバ、体長は6~6.5cmだそうで、うぅーー、昆虫採種する人たちの気持ち、とてもよくわかります。肩に羽織った毛皮が戦国武将みたいだし、臙脂色の腹帯がキリッと決まってます。ステキ!
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おっと、本来撮りたかったムクゲはこちらです。分類的には半八重となっていても、十分にゴージャスです。淡く入るピンクがとても上品でした。

<補注> 上: コーレスティス(Coelestis)、下: ピンクデライト(Pink Delight)

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8月12日(水) ホルトノキ

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敢えて書き留めて置けば、この写真、望遠ではなくて35mmのマクロレンズで撮ったものです。つまり、ほぼ右肩をかすめて、このヤバイお人が通過しました。
幸いにワタクシなど眼中になかったようで、もしこの オオスズメバチが“You’re in my way.” なんて叫ぶ血気盛んなヤツだったら危ないところでした。
へー、こんなところにホルトノキがあったのかぁ、と花盛りに釣られて近づいたのは呑気な爺さんだけではなく、怖~いシオヤアブも複数いました。もちろん、安全なその他一同も多数ご来客で、ホルトノキの花は大人気状態でした。
そんなにおいしい蜜が出るのだろうか?という好奇心が湧かないことはなかったものの、花に手をのばす勇気などまったく持ち合わせがなくて、抜き足差し足で後ずさりして、望遠レンズでの撮影に切り替えたのでした。

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8月11日(火) バーベナ・ハスタタ

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見るからにクマツヅラ…なのだけれども、ちょっと派手なのです。いえいえ、絶対値はかなりのショボさです。ただ、クマツヅラと比べるどこか「豪華」なのです。
ときどき花壇でも見かけるこれはアメリカ産でバーベナ・ハスタタ(Verbena hastata)、一方、まず絶対に園芸栽培されることのないクマツヅラの学名はVerbena officinalisですから、両種はほとんど兄弟とも言える間柄なのでした。
ただ、どうせならこの長い花穂全体が一気に咲いてくれればいいのに、そこは同属のよしみ、咲いては結実しながら徐々に花穂がのびる無限花序なのです。人間にはそれがイマイチ物足りなくても、毎日安定して食事にありつける虫たち(写真手前にいるのはブチヒゲカメムシ?)にはうれしい存在なのでした。

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7月18日(土) オミナエシ

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かなり「またかい?」画像です。最近も「花と蝶」の構図は出したばかりだし、そのものズバリでオミナエシに蝶というのも、ずっと前にもう収録済みです。
しからばきょうの掲載趣旨やいかにと問えば、「クルルン!」です。ベニシジミの口吻(吸収管)が蚊取り線香のようにクルクル巻いています。対して、上にリンクしたのはどちらも管がのび切っています。蝶は蜜を吸う(または舐める)ために花に止まるわけで、飛行中は巻いていても、降り立ったら即のばします。
したがって、「止まっている+巻いている」はかなり瞬時のはずで、これはとてもラッキーな一枚でした。「あ、またもツマにしてくれて」とオミナエシが怒っています。いやいやオミナエシさん、美しい老後のお姿まで載せて差し上げたんだし、お女郎さんがお大尽の「妻」になって幸せに…という昔話を思い出しましょうよ。

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7月14日(火) ムラサキバレンギク

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えーと、エキナセアの和名はムラサキバレンギクだったよなぁ。紫を載せずにただバレンギクと言えばラティビダ(Ratibida・未収録)のことらしいし、このサイズでこの垂れ下がり方だと、ムラサキバレンギクだと思うんだけど…。
という葛藤は、吸蜜中の蝶(たぶんヒョウモンチョウのうちのなにか・中型)にはまったく関係ないことだったでしょう。もちろんエキナセア本人もあずかり知らない問題で、本来は花びらが赤紫であることなどどうでもいい話のはずです。
悪いのは爺さんを悶々とさせる園芸家さんなのです。白い紫、これはアガパンサスでもあった話です。今後は名前に色名を入れることは禁止とする法律を作ったらいかがなもんでしょう。揚げ足取りに忙しい野党の皆さん、たまには悩める植物愛好家たちに救いの手をさしのべれば、人気が上がるかもしれませんぜ。

<マジメなメモ>
☆ ムラサキバレンギク:Echinacea purpurea
☆ バレンギク: Ratibida pinnata(Wikiにリンク
☆ コバレンギク:Ratibida columnifera

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7月7日(火) マタタビ

200707matatabiyotusujihanakamikiri
こらこら、まだ年季は明けてないでしょ!…という写真です。開花中は俯いて人見知りの本人に代わり、虫寄せのために白く化けるマタタビの葉なのに、もう緑に戻りつつあります。花がしぶといのか、葉がサボリ屋なのか、微苦笑です。
そして、ヨツスジハナカミキリにも「こらこら」と声をかけました。花粉をクチャクチャやってくれずに、そんなところを舐めたってダメでしょ!
こうしてあとから写真を見直して気づくことはいろいろあって、撮影のときはマタタビの葉柄の付け根を舐めてみませんでした。そこに蜜腺のある木もたまにあるので、ヨツスジくんは花粉よりもそっちが好きだったのかもしれません。
葉が緑に戻るのは、近くのマタタビも同じタイミングだったのか、葉の付け根は花粉よりも甘いのか、部屋に戻ってから考えても仕方がありません。現場で瞬時にそんなことに考えが及ぶセンスが欲しいとつくづく思います。

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