11月20日(火) コヤブラン

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なんともショボい眺めでした。花盛りから2カ月、けっこう期待して再訪してみたのに、コヤブランには思いっきり裏切られました。
いや、わずかに残った実が真っ黒だったなら、完熟したものが穂から落ちてしまったのかと納得できるのです。しかし、穂に残る幾粒かはまだまだ緑色です。とてものことに、完熟&落果というプロセスは考えられません。
これで、「コヤブランの実がきれいなところを見たことがない」という自分の記憶は間違っていなかったことは証明できました。しかし、ふつうはこうして裏付けがとれればうれしいはずなのに、どうにも心が弾みません。同属のヤブランは遅くまで野を飾ってくれるというのに、まったく愛想のない仲間もいたものです。

過去のきょう 2017 ソバ 2016 ディコリサンドラ・ティルシフローラ 2015 オミナエシ 2014 ウバユリ 2013 房咲き水仙・ペーパーホワイト 2012 ナンキンハゼ 2011 メグスリノキ 2010 キチジョウソウ 2009 イワニガナ(ジシバリ) 2008 チシャ(レタス) 2007 オキザリス・フラバ 2006 レンギョウ 2005 ツリバナ 2004 チャノキ

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11月17日(土) ムラサキシキブ・中吉小吉

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50cmほどの丈の鉢植えでした。露地に下ろすと胸丈くらいには育つそうで、大きくなった木がこの紫の実をワチャワチャつけた姿は「さぞや」でしょう。
見かけたときは実の数の多さから「コムラサキ?」と思いました。ただ、仔細に見ると実の柄が葉柄に接しているので、ムラサキシキブ的です。さらに葉を見ると、これはもうコムラサキともムラサキシキブとも違って、???です。
さて困ったぞと思ったら、鉢には商品ラベルが残っていました。「ムラサキシキブ・中吉小吉」とあります。大手種苗会社の開発商品で、中吉小吉と書いて「なかよしこよし」と読ますのでした。なんちゅうムリな名付けなのでしょう!
と思いつつ考えてみたら、ムラサキシキブと掛け合わせた片親が公表されていないようです。葉っぱが変な様子になっていることから、かなり意外なものを交配したかもしれず、その面白さから、ついおバカな名前をつけたものかと想像しました。

過去のきょう 2017 ピンオーク 2016 コブシ 2015 コバノギンバイカ 2014 クスドイゲ 2013 四季咲きバラ(ピンク・パンサー) 2012 シュウメイギク 2011 ペペロミア・オブツシフォリア 2010 島バナナ(バナナ) 2009 ヒッコリー 2008 ムラサキカタバミ 2007 チョコレートコスモス 2006 ウコギ 2005 ヨメナ 2004 ヒイラギ

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11月14日(水) オトコエシ

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男はこうでなくっちゃねー、と、一人静かに拍手です。オトコエシの老後、枯れに枯れきった茎に残る種(痩果)が持つ翼は男のロマンそのものです。
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とは言いながら、ここまで枯れる前はこんな姿です。この2枚の写真で面白いのは、まったく同じ日にほぼ同じ場所で撮ったことです。1枚目はやや日陰になりやすい傾斜地、2枚目は開けた平地であって、素人的に考えれば枯れ上がりの順は逆ではないかと思うのに、草の気持ちは(も?)なかなか察しきれません。
さて男に対して女(オミナエシ)はどうだったかと言うと、同属のくせに実の様子はかなり違っていました。下にこぼれるだけの種は堅実を形にしたようで、すぐ飛びたがる男とはやはり相容れないものなのかとしみじみ感じ入ってしまいます。

過去のきょう 2017 オッタチカタバミ 2016 リュウビンタイ 2015 オランダセンニチ 2014 ヌスビトハギ 2013 イエギク 2012 シロモジ 2011 トネリコ 2010 カラスノゴマ 2009 ミツデカエデ 2008 ヒシ 2007 ハツカダイコン 2006 ヒメノウゼンカズラ 2005 モッコク 2004 ウインターコスモス

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11月13日(火) スズランノキ(オキシデンドラム・アーボレウム)

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クォー、これかあ!と感動です。5年前にニッサボクにお熱だったとき、ニッサボクとニシキギ、そしてスズランノキの三つが世界三大紅葉樹と知ったのです。
そのニッサボクの紅葉にはやや不満足ながらポテンシャルは感じたし、ニシキギは元からすごいなぁと思っていたのに、残るスズランノキが正体不明でした。いったいどんなヤツで、どこで会えるものやら、五里霧中だったのです。
それがいきなり目の前にパワー全開で出現ですから、唸るのも当然です。名前のスズランは花の形容で、ツツジ科なので、そんな花をつけるのでしょう。その痕跡は高い場所に穂として残っていました。ふだんなら触ってみたくて歯ぎしりするところなのに、この日は見事な色に気圧されて、悔しさは微塵もなかったのが笑えます。

過去のきょう 2017 ガマズミ 2016 シロダモ 2015 サキシマフヨウ 2014 アベマキ(とクヌギ) 2013 イヌビワ 2012 サルビア・インディゴスパイア(ラベンダーセージ) 2011 アシボソ 2010 サルビア・エレガンス(パイナップルセージ) 2009 ヤブサンザシ 2008 ムシカリ 2007 コミカンソウ 2006 プレクトランサス・モナ・ラベンダー 2005 センニンソウ 2004 早咲きツバキ(西王母)

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11月9日(金) オオムラサキシキブ

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うわ、大きいなぁ…と見上げて撮りました。フレームに入れようと差しのべたルーラーが届かなくてあきらめたので、写真の下端が2m50ほどです。
葉の長さも15cmを超えるものが多いし、実の付き方も房状に固まって空を向いて開く形です。葉も実も、ざっと見ればムラサキシキブなのに、どことなく・なんとなくデカイのです。この山は栄養過剰なのですか?
いえいえ、そうではなくて、これはオオムラサキシキブという木でした。ふつうのムラサキシキブの変種だそうです。コムラサキ(園芸種)の方はコムラサキシキブとは言わないのに比べ、「大」の方は名前からして威張っているのでした。

<補注1> 「大」の方を「シキブ」なしで呼ぶとツツジの一種になってしまいます。
<補注2> 変なムラサキシキブをもう一つ見つけました。(2018年11月17日

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11月4日(日) ヤブマオとメヤブマオ

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これ(↑)がヤブマオです。
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そしてこちら(↑)がメヤブマオです。撮影に3日のズレはあっても、両種の穂を見るとまったく区別がつきません。虚しく前言撤回です。
おととし2月、いかにも知ったかぶりにヤブマオとメヤブマオの実の付き方を述べたものです。しかしいまの時期、その見分けはワタシには不可能でした。五平餅VS団子というはた衛門説は真っ赤な嘘でした。自滅です。
おっかしいなあ、花の付き方まではそれらしかったのに…と未練は残ります。悔やむべきは夏の花穂、特にメヤブマオの方は付け根部分だけ写していて、部分ごとの詳細比較をしなかったことです。あるいはこの時期まで継続的に見てこなかったことも反省すべき点ではあります。
とかなんとか言い訳をしても、嘘つき爺の誹りは免れないわけです。この先、もっと寒くなって葉が落ちたら違いが出てくるのではなかろうか、などと未練を引きずりながら、懺悔の野山徘徊を続けることにします。

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11月3日(土) テリハノイバラ

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過去に載せたノイバラ系統の実の写真(ABC)は、どうも葉をほとんど意識していなくて、いまとなっては果たしてノイバラだったのかテリハノイバラだったのか、なんとも不安の残るものばかりです。そこで今回は正真正銘の照葉です。
というのはじつは主題ではなくて、きょうは「果実ってなんなの?」という勉強です。リンゴやミカン、なにげなく食べているけれど、あれってなにを食べているのでしょう。このテリハノイバラの実はいったいなにが膨らんだものなのでしょう。
変なところが膨らむ代表はケンポナシです。種の入った子房は花後からそれほど大きさを変えず、その下の軸(柄)がおいしい「梨」になってくれます。
そしてこのノイバラ系統も同じく軸(柄)が実になります。その証拠に、実の頭には雌シベ痕を伴った萼が残っています。もちろん種はこの赤い球体のなかに入っているわけで、その点はケンポナシとは違うしかけです。
おっと、上に掲げた問題の正解です。リンゴの場合は花托、ミカンは子房の壁に生えた毛を食べているわけで、そうと知るとせっかくの味がなんとなく冴えなくなってくるので、食べるときには忘れてしまった方がいい話です。

過去のきょう 2017 ヘリオトロープ 2016 ジョウリョクヤマボウシ 2015 ニオイサンタンカ 2014 ナナコバナ 2013 サルビア・グアラニチカ(メドーセージ) 2012 リュウノウギク 2011 ネリネ 2010 ウキクサ 2009 フジバカマ 2008 エビヅル 2007 ハイアワユキセンダングサ 2006 タコノアシ 2005 サワフタギ 2004 クチナシ

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11月1日(木) キハダ

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1枚の写真で、キハダのことをいろいろおさらいです。これでもう7回目の掲載になるというのに、しつこいと言うか、どうにも気になる木なのです。
まずは「あ、そうだったんだ」の時間差落葉です。長い葉軸だけがたくさん残っていて、羽状複葉の常道を踏み外していないのでした。そして散りゆく小葉がぜんぜんきれいではないところも、その樹皮(内皮)だけではなくてキハダの渋いところです。
そしてその葉軸の付け根がプックリしています。このごろ知った葉柄内芽というタイプなので、冬芽がこの膨らみのなかに収容されているわけです。
そして実です。豊穣の8月とミイラ化した5月をつなぐことができました。これも葉と同じように、色気など微塵も見せないまま、ただにただに9カ月もかけて黒ずみ、枯れ上がっていくのでした。気が長いというか地味というか、恐れ入ります。

過去のきょう 2017 バラ(ファンファーレ) 2016 ハクサンボク 2015 パキラ 2014 コブクザクラ 2013 マテバシイ 2012 ヤマラッキョウ 2011 キッコウハグマ 2010 セキヤノアキチョウジ 2009 ナンキンハゼ 2008 アカカタバミ 2007う アブラツツジ 2006 ナギナタコウジュ 2005 ススキ 2004 ガガイモ

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10月31日(水) メハジキ

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この茎を使った子供の遊びについては知識として知っていても、自分ではやったことがありません。したがって、節間の長さをこうも各種取り揃えられると、はて、どれを使っていいやら、やっぱり耳学問は役に立ちません。
しかし、夏の花どきからは想像できない間延び具合です。冬に根生葉を見つけて喜ぶ前に、これは確認すべきことでした。
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さてその花殻と種です。尖って突き出たイガイガはとても硬く、指に刺さります。茎には四つの角(稜)があるし、ちょっとツンケンした感じです。
殻のなかの種には飛び出すしかけなどはなく、テキトーにこぼれるだけです。ほかには茎が倒れて、少しだけ距離を稼ぐわけで、節間がグングンのびるのは、決して子供遊び用にサイズを取り揃えているわけではないのでした。

過去のきょう 2017年 オヤマボクチ 2016年 ハヤトウリ 2015年 ミツガシワ 2014年 フジバカマ 2013年 ダイズ 2012年 サンゴジュ 2011年 サボテン(金鯱) 2010年 ヒキオコシ 2009年 エノキ 2008年 ゴマギ 2007年 ノゲイトウ 2006年 マルバフジバカマ 2005年 ツワブキ 2004年 ミゾソバ

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10月30日(火) カルミア

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なんだかふざけた実です。火星人が集団で踊っているみたいです。頭についたアンテナも長い脚も、ピロロン・ピロロンと自由勝手な様子です。
あれれ、この木、なんだぁ。えーと、ここにあったのは…そう、カルミアでした。花のときはその奇態に惚れてグッと迫って二度目掲載までしたものです。
その再掲写真を見ると、たしかに立派な雌シベがズンと突き出ていて、それがアンテナになったというわけです。そして、長い脚は最初の写真に見えています。その写真では萼のあたりが膨らんでいて、そこらが実になったものでしょう。
そして、葉です。悲しいかな、花にだけ目が行って、全然意識していませんでした。いま昔の写真を見直すと、たしかに革質で厚手の立派な葉です。
後方に黄変したものが写ってはいても、常緑なので冬はこのまま過ごすはずです。まだ堅い実を割ってはみたものの、種はまだはっきりしませんでした。枯れて割れるころにはこの火星人がどんな顔をしているのか、楽しみにしておきます。

過去のきょう 2017年 コムラサキ 2016年 タチバナモドキ 2015年 サンゴノボタン 2014年 アズキナシ 2013年 マルバノキ 2012年 キンエノコロ 2011年 オウゴンカズラ(ポトス、ゴールデンポトス) 2010年 ホソバタイサンボク 2009年 ニワナナカマド(チンシバイ) 2008年 ズミ 2007年 マムシグサ 2006年 キチジョウソウ 2005年 ダンチク 2004年 ツリバナ

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