1月26日(木) ヨウシュヤマゴボウ

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一昨夜からの寒波については、先週から「予告」が頻々とあったのに、「またハズレるんじゃ?」と斜交い(はすかい)に構えていた爺さんは大慌てです。
そこへ行くと、こういう野草は予報も聞けなければ泥縄の対策などするわけもなく、泰然自若を絵にしたような落ち着きぶりです。もはや補給の道など完全に絶たれているはずなのに、この美しい色合いを残す実はなんとしたものでしょう。
おっと、補給が追いつかずに弾薬も食料も事欠いたまま、委細かまわず突撃する兵隊さんがどこかにいた気がします。数カ月、そうやって命を的にすれば贖罪ができるとそそのかす人間の汚さを、野の草はどう見ていることでしょう。

<過去掲載のヨウシュヤマゴボウ・収録順> ☆ 花 : 2004年6月23日 ☆ 黒熟した実と色づいた葉 : 2004年11月8日 ☆ 緑から黒までの実・花・葉 : 2013年8月18日

過去のきょう 2022 マッソニア・ロンギペス 2021 ニオイニンドウ(ハニーサックル) 2020 ユキワリイチゲ 2019 ベニバナトケイソウ 2018 センボンヤリ 2017 ニシキマツ 2016 ゴエテア・ストリクティフローラ 2015 ホソバヒメミソハギ 2014 コノテガシワ 2013 ソメイヨシノ(ほか3種) 2012 イワガネソウ  2011 ソシンロウバイ 2010 ジャノヒゲ 2009 アカマツ 2008 ニワウルシ 2007 ビオラ 2006 チンゲンサイ 2005 ジャノヒゲ

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1月23日(月) インドナガコショウ

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漢名をそのまま日本読みしてヒハツ(畢撥・蓽茇)と称されます。ナガコショウとかインドナガコショウという「身も蓋もない」呼び方と違って趣があります。ただし、標準和名はその悲しくて長い方なので、ヒハツはこっそりと使うことにします。
未熟の実(果序軸)を乾燥させたものが調味料や薬として珍重されてきました。香りはふつうのコショウ(↓)にやや劣るものの、その辛さと独特の味わいはいまも東南アジアを中心に世界で愛されていると言います(未体験につき、伝聞形 注2)。
雌雄異株なので、運が良ければここで春に雌花は見られるでしょうから、雄株もどこかにないものか、探し出してみたいものです。

<補注1> このインドナガコショウはコショウ科コショウ属(Piper)であり、ブログに収録済みの同属仲間は次のとおりです。(和名50音順)
キンマ ☆ コショウ ☆ ピペル・シルバチクム ☆ フウトウカズラ
<補注2> 調味料・ヒハツ(ロングペッパー)は近所のスーパーでも売られていました。手始めにインスタントに一振り入れてみたら、ゴールドブレンドがプラチナブレンドくらいに変身しました。香りが邪魔をすることなく、味に幅をもたらしてくれます。また、体(胃を中心に)が暖まる効果もありました。

過去のきょう 2022 無花粉スギ 2021 シンニンギア・カージナリス 2020 ザイフリボク 2019 エスキナンサス・マルモラツス 2018 ツルアジサイ 2017 セキショウ 2016 ハートカズラ 2015 ユリノキ(ほか2種) 2014 ラッパスイセン 2013 アカハナワラビ 2012 シロヤマブキ  2011 シマオオタニワタリ 2010 セイロンマンリョウ 2009 ケヤキ・むさしの1号 2008 ニワトコ 2007 マンサク 2006 モミジバフウ 2005 ハボタン

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1月22日(日) チョウマメ(クリトリア)

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かつての写真(10月初旬撮影)でも、この豆は見えていました。時期的にはあれから3カ月が経過しているわけで、花は皆無でした。農作物とは違い、自然のものはわりとしぶとく長い期間にわたって実を作り続けるものです。
と言うのも、今回の写真でもすでに乾燥豆が収穫できそうな状態の莢がある一方、指を添えたものなどは案外に瑞々しい手触りでした。若い豆なら食用になるというので、庭の手ごろなものをちょいちょい収穫する感じなのでしょう。
見た目はサヤエンドウとインゲン豆の中間でしょうか。食レポができないのは悔しいとしても、なにもチョウマメまでねぇ…とあきらめました。

過去のきょう 2022 チランジア・ヒューストン 2021 セッコウボク 2020 サラシナショウマ 2019 ヤハズヤシ 2018 ハイゴケ 2017 クサトベラ 2016 キンヨウボク 2015 ヘラオオバコ 2014 カジイチゴ 2013 マテバシイ 2012 フモトシダ  2011 オヒルギ 2010 キバナサンタンカ 2009 ヒメリュウキンカ 2008 チョウセンゴミシ 2007 シュロチク 2006 サンシュユ 2005 イヌビワ

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1月21日(土) ミヤマトベラ

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お正月の黒豆が、うわ、また出たか!? 子供のころはうれしい食べものだったのに、大人になったら、甘く煮た豆にはなかなか箸がのびませぬ º·˃̣̣̥⌓˂̣̣̥ ‧º
と思ったほどに立派な黒豆です。丹波篠山産と偽っても良さそう ヾ(・ω・`)
それなのに、この木の名前はミヤマトベラだそうで、こんな立派なお豆が完全に無視されています。さらに「葉がトベラに似る」と言われてもねえ (๑╯ﻌ╰๑)
マメ科ミヤマトベラ属というのは、ここに初めての収録になります。同属仲間はあと台湾に1種あるだけのようで、けっこう貴重な出会いでした。関東南部以西の、ジメッとした森を好むそうで、夏にそういうところで花を見たいものです。

過去のきょう 2022 シナユリノキ 2021 カニクサ 2020 カロケファルス・プラチーナ(クッションブッシュ) 2019 アザミゲシ 2018 イチジク(ほか2種) 2017 ビカクシダ 2016 オキザリス・レグネリー 2015 ハゼノキ 2014 シュンラン 2013 房咲き水仙・ペーパーホワイト 2012 フィカス・プミラ(オオイタビ)  2011 ジュズサンゴ 2010 クマシデ 2009 ワビスケ(太郎冠者) 2008 トベラ 2007 マルバインドゴムノキ 2006 ガマズミ 2005 コウヤボウキ

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1月20日(金) ジャワ・ジンジャー(ヘディキウム・ホースフィールディー)

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はち切れた黄色い莢から真っ赤な種の連なりが露出していました。熟し過ぎて爆発したゴーヤを思い出したし、同じ配色の蘭を連想もしました。
ショウガ科シュクシャ属(Hedychium)の仲間としては、ここにハナシュクシャニクイロシュクシャを先行収録しています。このジャワ・ジンジャーの花はあれらほど賑やかではないらしく、今回撮影した2カ所でも開花には気づきませんでした。
当然にその花はしっかりとらえたいし、葉の美しさももう少し表現してあげたいので、また違う季節にも、再度・再々度、ジトーッと迫ってみることにします。

過去のきょう 2022 コダカラベンケイ 2021 オタフクナンテン 2020 ネオレゲリア・ピンクセンセーション 2019 ピンポンノキ 2018 ガーデンハックルベリー 2017 トレベシア・パルマタ 2016 ウナズキヒメフヨウ 2015 ヤマアイ 2014 キンカン 2013 ヤマハンノキ 2012 木立性ベゴニア  2011 カラテア・クロタリフェラ 2010 チンカピン 2009 ムベ 2008 シモバシラ 2007 バコパ・コピア・ガリバーライラック 2006 カンツバキ 2005 チョウセンレンギョウ

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1月13日(金) ニシキカズラ

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ご自慢の白い斑はまったく残っておらず、これがただのサネカズラではなく、その名も厳かなニシキカズラだという証明が不能です。ただ、徘徊していて現在地不明になることはまだない人なので、4年前の夏に来たこの場所に間違いはありません。
と言うか、ニシキカズラの葉だと思って見つめれば、朽ち果てようとするその表面がなにやらモヤモヤして見えるのは気のせいではないと思うのです。そして、あの妙ちくりんのコブが落ち去ったあとの実の「カス」が一つだけ残っていました。
さて解せないのは元のサネカズラは常緑だということです。かつて、1月の末になってもまだ葉身が健全で緑を残しているのを見ています。あれに比べると、やはり「変化もの」は命の力が衰えるのだろうか…と勝手なことを考えました。

過去のきょう 2022 フカノキ 2021 ウバユリ 2020 ダイオウヤシ 2019 クサキョウチクトウ(オイランソウ) 2018 タチバナモドキ 2017 オニノゲシとノゲシ 2016 エピスシア・クプレアタ 2015 モクレイシ 2014 モンステラ 2013 ナヨクサフジ 2012 ロウバイ  2011 センダン 2010 ハアザミ(アカンサス) 2009 ハアザミ(アカンサス) 2008 ヒヨドリジョウゴ 2007 ツルウメモドキ 2006 クヌギ 2005 房咲き水仙・ペーパーホワイト

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1月7日(土)  アツバクコ

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葉だけ見ると、これをクコ属(Lycium)とは思いにくい姿です。なので、和名もそこを指摘していますが、ふむ、やや形容が甘かったような…。横町の爺さんに命名権があったなら、これは枕葉とか棍棒葉とか、そう言いたいところです。
ただ、実の形とか枝の渋さにはしっかりと共通性を見出せます。残る審査(笑)ポイントは花でしょうが、それはこの先の楽しみとしておきましょう。
種小名(sandwicense)はハワイに絡んでいて、そちら方面(先島や小笠原を含む)が生息の地というわけです。実の色合いからして、ノーマルのクコと並べて栽培できたら面白いのに、それは少しばかり無理な望みのようです。

過去のきょう 2022 ハシカンボク 2021 ヤクシソウ 2020 コルディリネ・テルミナリス・アイチアカ 2019 デンドロビウム・ユキダルマ・クイーン 2018 ヤマボウシ 2017 タンキリマメ 2016 ベロニカ・グレース 2015 イイギリ 2014 アネモネ 2013 アマチャヅル 2012 サンシュユ  2011 カンレンボク 2010 イオノプシディウム(バイオレットクレス) 2009 ノリウツギ 2008 オオイヌノフグリ 2007 ニンジン 2006 ザボン 2005 ヒメキンセンカ

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12月29日(木) クロホオズキ

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もうかなりボロボロでしたが、オオセンナリとまったく同じつくりの萼と実です。ただオオセンナリだとそれらパーツが茶色を呈するのに、これは黒です。
オオセンナリの園芸品種( N. physalodes 'Violacea' )で、和名をクロホオズキと言います。これとは別の品種で 'Black Pod' も同じくクロホオズキを名乗ります。
ただ、園芸品種名が紫か黒かの違いはあって、夏にこの Violacea に会えていたら、茎や萼、あるいは花の中心部の黒紫色を堪能できたことでしょう。半年後の再会を心待ちにしつつ、Black Pod との出会いまで強欲に期待してしまいます。

過去のきょう 2021 アグラオネマ・カーティシー 2020 サンゴシトウ(ヒシバデイゴ) 2019 クロコダイルファーン 2018 エスキナンサス・ツイスター 2017 チャボタイゲキ 2016 モクセンナ 2015 クロガネモチ 2014 ヤドリギ 2013 オタフクナンテン 2012 シナマンサク 2011 アオネカズラ 2010 カシワバハグマ 2009 イタドリ 2008 セイタカアワダチソウ 2007 ツルマサキ 2006 サツキ 2005 トサミズキ 2004 キダチアロエ

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12月12日(月) シンジュノキ(ハッピーベリー)

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チェッカーベリーと並べて植えたら、ややバタ臭いにしてもお正月向きです。いえ、なにもセットにしなくても、単品で十分にかわいらしいですけど…。
ただ、実は二回りほど、葉だと1/10ほどにこちらが小型です。なので、並べるとサイズ感が合わないというバランス感覚が鋭敏な人は、この白い実が適当に色づいてくれるのを待つ手があります。必ず色変わりしてくれるのか、どこまで赤くなるかはあなた任せながら、新年の運試しができるというメリットがあります。
実の色に白から赤まで幅があると言えば、シンフォリカルポスを思い出しても、あちらはスイカズラ科、こちらはツツジ科(チェッカーベリーも)、他人の空似です。

<補注> 副題のハッピーベリーはもちろん、メインに据えたシンジュノキ(真珠の木)もどうやら流通名のようで、標準和名が見つかりません。
そのせいか、ペルネチアという学名(属名)を使う向きがあっても、「学名はローマ字読み」の慣例に従えばこれはペルネッチャ( Pernettya )だろうし、さらに現在は Gaultheria に属が変更されているので、あえて持ち出すべき名前とも思えません。

過去のきょう 2021 アリストロキア・サルバドレンシス 2020 センニンソウ 2019 ノックアウトとダブルノックアウト 2018 ウラジロノキ 2017 フジバカマ 2016 タチツボスミレ 2015 スカシタゴボウ 2014 タコノアシ 2013 オオツワブキ 2012 ヤブタバコ 2011 カマクラヒバ 2010 チョコレートコスモス 2009 ネズミモチ 2008 ツルアリドオシ 2007 カラマツ 2006 エピデンドラム・ラディカンス 2005 ノゲシ 2004 イヌリンゴ

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12月8日(木) ニシキギ

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先月掲載のサワダツは自分にとってかなりの「目から鱗」の品でした。それまで唯一無二の奇態だと思っていたツリバナの実が、決して孤立した形ではなく、ニシキギ属( Euonymus )に共通のパターンだと気づいたのです。
もちろん、殻1個から種が4つも5つもぶら下がるのは当たり前ではなく、こうしてニシキギの場合は殻1個に種1個です。そのため、ニシキギの実を見てはいたくせに「ツリバナの実って不思議だなぁ」とボケまくりの感動をしたものでした。
ヒゼンマユミの実を見ても、コクテンギの実を見ても、なんとマサキの実を見たところでもニシキギ属の実のパターンに気づかなかったなんて、ワタシが赤面する代わりにニシキギの葉が真っ赤になって照れまくっていました。

過去のきょう 2021 イヌエンジュ 2020 ツバキカズラ 2019 シロモジ 2018 タカナ 2017 コアカザ 2016 オウゴンカズラ(ポトス・エンジョイ) 2015 ハグロソウ 2014 テンニンソウ 2013 オオハナワラビ 2012 ヤブマメ 2011 ネコノチチ 2010 ホソバオケラ 2009 イイギリ 2008 ギンリョウソウモドキ(アキノギンリョウソウ) 2007 ダケカンバ 2006 コクサギ 2005 サルトリイバラ(サンキライ) 2004 ガーデンシクラメン

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