5月24日(金) ツブラジイ

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この時期、山を眺めると、ビールが泡立ったかのように盛り上がっている部分が所々に見えます。シイノキ属の雄花が豪快に湧き上がる季節なのです。
あるとき、都心の公園を歩いていたら、太い木に「シイノキ」と札がついていて、やれやれと思ったものでした。スダジイツブラジイをまとめてシイノキと呼ぶことは多いし、二つは交雑することもあるらしいので、あの札を咎めることはできません。
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ただし、写真の木の下にはもう何度か立ったことがあって、これがツブラジイであることは確認済みです。スダジイに比べてあまりに小さなドングリを、ほんのわずかしか収穫できなくて悲しかった思い出の木です。
そして心配が募るのは、去年生まれたドングリ(シイノキ属は二年成)の姿が見えなかったことです。これでもか!と咲く雄花の陰に隠れていただけだったことを祈りつつ、次の課題は先輩・後輩のドングリの穂を比較撮影することと決まりました。

過去のきょう 2018 ヤシャゼンマイ 2017 カキツバタ(斑入り)  2016 アスパラガス  2015 ヤブヘビイチゴ  2014 クロジクアジサイ  2013 フランスギク  2012 カジイチゴ  2011 ノイバラ  2010 コウモリカズラ  2009 オトメユリ  2008 ネズミムギ  2007 ブラシノキ  2006 トキワツユクサ  2005 カルミア  2004 センダン

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5月20日(月) カンボク

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場所や時期を変え、この実が食べられないか、しつこく試したころがありました。結果は悲惨で、このごろは盛りの真っ赤な輝きも虚しいものにしか見えません。
はた衛門がスルーするくらいなので、なまじな鳥は手を出しません。完熟後、冬を越して翌年の花が咲いても、ドライフルーツは売れ残りのままです。
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ただ、よく考えると鳥は食べ物を丸呑みします。実際にイヌツゲなど苦い実は平気のようです。つまり、味以外のなにかの理由があって、鳥はカンボクの実を避けているように思えます。もしかして、鳥も避けるほどの劇毒だったとしたら…ワタシ、もう10年も前に儚いものになっていて、いまこうしているのは霊魂だったりして。
(写真1枚目は4月下旬、2枚目は5月中旬の撮影)

過去のきょう 2018 キバナカイウ(カラー・エリオッティアナ) 2017 ホソバヒナウスユキソウ  2016 オヘビイチゴ  2015 ハタケニラ  2014 ホオベニエニシダ  2013 コチョウラン  2012 セイヨウサンザシ  2011 ケヤキ  2010 ハグマノキ  2009 アオダモ  2008 ヤブジラミ  2007 カルセオラリア  2006 ツルウメモドキ  2005 トベラ  2004 カキノキ

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5月19日(日) コチャルメルソウ

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あれれ、コチャルメルソウがネコノメソウになっちゃってる?と半ば真面目に考えたのだから、知らないということは恥ずかしいものです。奇態な花を写し、その花がまだない冬の姿を確認できて得意になっていたら、見事に巴投げを食いました。
あの花が結実すると、子房が膨らんで、いったんUFOのような形の蒴果になり、それがパッカリと開いた状態が今回見た姿というわけでした。
雨粒が自分の種を弾き飛ばしてくれるのを待つなんて、そんなノンビリ屋はネコノメソウ類だけだろうと思っていました。ところが、属違いではあってもこの二つはユキノシタ科の仲間でした。気の合う従兄弟同士というところなのでしょう。

過去のきょう 2018 マルバシャリンバイ(シャリンバイ) 2017 エルサレムセージ  2016 チャボハシドイ  2015 ツクバネウツギ  2014 アリウム・オストロスキアヌム(アリウム・オレオフィルム)  2013 ツガ  2012 コウゾリナ  2011 カキツバタ  2010 ヒメグルミ  2009 ヒメツルニチニチソウ  2008 ヤマシャクヤク  2007 ツボサンゴ  2006 フランスギク  2005 チョウジソウ  2004 タチアオイ

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5月13日(月) オッタチカタバミ

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こういうことがあるものかどうか、去年まではそれほど気にならなかったオッタチカタバミなのに、今年は近所のどこを見てもこればかりなのです。逆にふつうのカタバミを探すのがむずかしくなってしまいました。気がつけば周りはインベーダーばかり…という怖い映画を思い出してしまいます。
さすがに外来物らしく、実が西洋の豪華な燭台を思わせます。放射状に分かれた果柄が下に向かい、その先で種の莢が直立しています。
この陽射しだと真面目に開いている葉も、少し曇ると閉じてしまって現金なものです。日本の感性なら、条件が悪いときこそ全開で頑張るのが美徳であって、路傍の草にまで彼我の違いは出るものかと感じ入ってしまいます。

過去のきょう 2018 ヒヨクヒバ(イトヒバ) 2017 シナユリノキ(とユリノキ)  2016 ウンシュウミカン  2015 セイヨウトチノキ  2014 マツバトウダイ(ユーフォルビア・キパリッシアス)  2013 ムレスズメ  2012 カイジンドウ  2011 キンラン  2010 ミツデカエデ  2009 スイバ  2008 アマドコロ  2007 サワフタギ  2006 ミヤコワスレ  2005 セイヨウオダマキ  2004 ソラマメ

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5月8日(水) シラカシ

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シラカシが開花期を迎えています。若葉もかわいくて、春というのは、いつも無愛想な常緑広葉樹さえもが色気づく季節です。
去年までの枝から盛大にぶら下がっているのが雄花(の穂)です。その先から今年の枝がのび出していて、その突端にチョンチョンと見えるのが雌花です。
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これがドングリになるわけで、秋になってシラカシのドングリが枝先を賑わすわけがここにありました。この雌シベの先はこれからハッキリと三つに分かれます。それはドングリが膨らんでも残り、シラカシのドングリを特定するのに役立ちます。

<追録> 1週間が経ち、子房が少しだけ膨らんで、柱頭が黒々となって形をあらわにしました。(撮影:下の2枚とも2019年5月16日)
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葯を開ききった雄花がしつこ~く雌花の穂に絡んでいました。男からだと熱烈ラブに見えても、たぶん女性陣にはウザイ画像と思われることでしょう。
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過去のきょう 2018 ヒメイズイ 2017 ペチコート水仙  2016 トガクシショウマ  2015 クジャクシダ  2014 ハナエンジュ(バラアカシア)  2013 ツタバウンラン(ツタガラクサ)  2012 クレマチス・アーマンディ  2011 カジノキ  2010 ハイノキ  2009 ツボスミレ(ニョイスミレ)  2008 イヌガヤ  2007 ヒイラギソウ  2006 リムナンテス  2005 アサツキ  2004 ウツギ

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5月6日(月) ユスラウメ

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そろそろユスラウメの実がかわいくなっているころ…と確認に出向いたら、あららぁ~、お前さん、いつから茄子や胡瓜を稔らせるようになったんだい?
触ってみると、ホントに萎びた野菜のようにムニュッとします。萼やシベとの関係はふつうの実(写真中央に1個あり)と同じなので、これが「実に相当」するものであることはわかります。虫こぶだろうと考えて、割ってみました。空でした。厚めの皮のなかには「虫」らしきものはまったく見当たらず、きれいなものです。
これ、ふくらみ病というのだそうです。虫こぶとは違い伝染性で、見つけたらすぐに焼却処分すべきものでした。え、はた衛門、やる? いやあ、ここ公園ですから、妙なことしてたら通報されてしまいます。休みが明けたら市役所に電話しますかねぇ。

<補注> この記事の1行目に設定したリンクはいまのところ切れています。その事情はこちらです。

過去のきょう 2018 シロバナツタバウンラン 2017 コバノタツナミ  2016 ヤマガラシ  2015 セキチク(カラナデシコ)  2014 コバノガマズミ  2013 ハッカクレン  2012 ハイノキ  2011 チョウジガマズミ  2010 カンザン(関山)  2009 シュロ(ワジュロ・トウジュロ)  2008 オサバグサ  2007 ピラカンサ  2006 オーニソガラム  2005 キリ  2004 ヤマボウシ

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3月24日(日) タマシダ

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庭の片隅がミニ・ジャングルのようにシダで占領されていました。ほかの場所でもときどき見かけた気のする葉なのに、いままで正体調べをせずにいました。
これ幸いと助手1号に「なにこれ?」と聞いても、「わからない」「いつの間にかある」と空振りでした。ここは彼女の実家(福岡市)なので、労せずしてシダの名前を一つ知ることができるかと喜んだのに、そうそう楽にことは進みません。
なので、婿殿としては一生懸命調べて、ここに名札の1枚も挿してあげて威張りたいところです。ほぉほぉ、タマシダですか。匍匐茎のところどころに球がつくのが名前の由来だそうです。おやまぁ、掘り返してかまわなかったのにあとの祭りです。

<追録> ふたたび帰省した助手1号に掘り返しを頼んだら、予想外の収穫でした。同じような大きさで、色がまだ緑の塊もありました。(2019年4月9日)
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過去のきょう 2018 ツゲ(ホンツゲ) 2017 イボタノキ 2016 モモ 2015 シナミザクラ(カラミザクラ) 2014 ハナニラ 2013 オランダガラシ(クレソン) 2012 ノシラン 2011 サワラ 2010 スノーフレーク 2009 ヒサカキ 2008 キクラミネウス水仙・ジャンブリー 2007 ゼンマイ 2006 カツラ(雄花) 2005 ヒアシンス

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3月13日(水) オウコチョウ

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サンバの音楽が聞こえてきそうに派手な花です。西インド諸島を中心に熱帯アメリカ全体に分布するそうなので、サンバダンサーたちがこの花のイメージをコスチュームに取り入れたと考えるのは、けっこうアタリではないでしょうか。
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オウコチョウは黄胡蝶で、やや苦しげな和名です。開いたばかりの花だと縁がたしかに黄色ではあっても、どう見てもこれは橙色(注)です。胡の字だって、まさかこれを日本産と見る人はいないでしょうから無駄に感じます。はた衛門に命名させてもらえたなら、これはサンバノキで決まりだったのに、残念です。
1枚目写真で明らかなようにマメ科で、この豆は長さ10cmほどになります。あのジャケツイバラと同属なので、枝にはけっこう危険な棘があります。英語圏ではFlower fenceという呼び方もするようで、やはりそんな用途があるのでしょう。

<補注> 花が単純な黄色の品種もあるので、あまり批難はできません。

過去のきょう 2018 ワサビナ 2017 ツゲ(ホンツゲ) 2016 コブラオーキッド(メガクリニウム・マキシマムとメガクリニウム・プラチラキス) 2015 ミチタネツケバナ 2014 カエデ類、ほか2種 2013 ハルサザンカ(絞笑顔) 2012 ワイヤープランツ 2011 ススキ 2010 レバノンスギ 2009 アシ(ヨシ) 2008 ヒメカンスゲ 2007 オガタマノキ 2006 ダンコウバイ 2005 シキミ

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3月11日(月) ヒゼンマユミ

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オリオンビールは沖縄で飲めばチョーおいしいし、ジンギスカンは北の大地で頬張ると至福の味なのです。ヒゼンマユミを関東の地で眺めて、実が少ないだの種がすぐに落ちるだのと文句を言っていたことを痛切に反省です。
本場・肥前の地とはいかず、お隣の筑前ではあったものの、この賑やかさは絶句ものでした。そして、3月もここまで来ているのに、種もまだたくさんあります。樹下にはたくさん実が落ちていて、盛りのときはこれ以上の稔りだったわけです。
本来の地ではないところで頑張っている木を見てヤキモキしていた過去はすべて清算し、この写真をヒゼンマユミの総集編としておきます。

過去のきょう 2018 バビアナ・セダルベルゲンシス 2017 ビヨウタコノキ 2016 クリスマスローズ・ピンクフロスト 2015 カラクサケマン 2014 バンペイユ(晩白柚) 2013 ヒスイカズラ 2012 オウバイ 2011 リンドウ 2010 ハチジョウキブシ(雄花) 2009 クリスマスローズ(フォエチダス) 2008 アセビ 2007 シラー・シベリカ・アルバ 2006 ネモフィラ・ペニーブラック 2005 シバザクラ

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3月6日(水) ネリネ(ウンドゥラタおよびサルニエンシス系)

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しぶとかったネリネの花も、春を迎えてさすがに終息段階です。なのであえて撮影する気はなかったのに、めざとく「異物」を見つけてしまいました。
花が小さめだったウンドゥラタなのに、種は意外に立派です。このままにしておくと地面に落ちて、それがまた発芽すると言います。球根を分けることもできるし種からも育てられるなんて、ネリネはなかなかお得です。
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花が大きかったサルニエンシス系は種もゴロンと貫禄です。
しまった! 両方の種を少しずついただいてくれば、と思ったのはあとの祭りで、ネリネの「その後」に着目できたわりに、はた衛門の「その後」は進歩なしです。

過去のきょう 2018 サルナシ 2017 エゲリア・ナヤス 2016 ススキノキ 2015 シロバナオオベニゴウカン 2014 ムルチコーレ(コレオステフス・ミニコス、クリサンセマム・ムルチコーレ) 2013 ウラムラサキ(ストロビランテス・ディエリアヌス) 2012 ガーデンシクラメン 2011 ヤマコウバシ 2010 キンギョツバキ 2009 エンドウ(莢豌豆) 2008 テンリンジガッコウ(椿) 2007 ネモフィラ・インシグニス 2006 ショウジョウバカマ 2005 ヨモギ

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