12月2日(月) スズランノキ(オキシデンドラム・アーボレウム)

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絵的には去年の「お初」とあまり変わりません。しかし、これとあれとは別の場所であり、つまりけっこう稀な木にリザーブができたといううれしい記録です。
しかもありがたいことに、こちらの木はやや背が低く、去年は霞んで見えていた実の穂がこんなにクッキリと見えます。手をのばして一粒つまむことができればもっとうれしかったとは言え、正体が少しずつ見えてきた感じはします。
あとは次の夏、ここで花にギュギュッと迫ることができれば万々歳です。この澄み切った青空と深い紅葉の対比は、その成功の前祝いだとしておきましょう。

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11月30日(土) カラスザンショウ

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ずいぶん前、カラスザンショウの実をメジロが啄んでいるのを写せて、けっこう満足感があったものです。ただ、あれに比べると写真としてはつまらないのに、この一枚は自分にとってかなり記念碑的で、山のなかで舞い上がってしまいました。
というのは、カラスザンショウのことを調べていると、ときどきカラスノサンショウ(ノが入り、ザとは濁らない)という呼び名が出てくるからです。牧野博士もその口で、名前の意味を「カラスが集まってその種子を食べることによる」としていました。これならば、「ノ」を入れる方が意味的に通り安いことになります。
ほかの説には「ふつうのサンショウより大きいから」とカラスのサイズを根拠にしたものがあり、こっちだと「ノ」がない方がしっくり来ます。
さて当のこのカラス、じつにしつこく、ここを離れませんでした。見上げ疲れたワタシが去るのを「フフン」と見送ってくれたわけで、その事実を思うだに、これからこの木のことはカラスノサンショウと呼んであげようと密かに思うのでした。

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11月29日(金) オオバコ

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「あー、そうだったんだ」の画像です。子供のころ、ママゴトでご飯の役だったオオバコの実…いまのいままであの粒が種だと思っていました。
ところがここまで枯れた穂をしごいて見ると、その粒は上下に簡単に割れ、なかからゴマ状の「本当の」種がパラパラとこぼれるではありませんか。この種が漢方・車前子(オオバコの別名が車前草)で、咳止めの薬になります。
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道路端の乾いた場所では枯れきっていたオオバコも、やや湿気のある草地ではまだまだ元気でした。穂もそれぞれに生育段階が違っていて、殻の緑色や雌シベの柱頭をハッキリ残すものもあり、たしかに薬草となる強健さを感じます。

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11月26日(火) パキラ

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うわ、これは!と色めき立ちました。パキラの木に残ったこのパーツ、たぶん実が落ちた痕です。あの大きな実を支える必要からして、残った柄の頑丈さには納得です。面白いのはその先で、綿毛にくるまれて実の芯がこういう風に残るのでした。
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そして、これが皮の部分です。このようにいくつかに割れていました。そして、これが中身です…となればメデタシなのに、それがありません。くーー(涙)。
ネットで見てみました。親指の先くらい、剥き栗のようなアンモナイトのような、キモカワ系の容貌です。それがゴロゴロと10個くらい、ここに入っていたようです。
前の記事で「カイエンナッツは検索できない」としたのは、食品として探したからで、今回、「パキラ・種」としたら、記事と写真はありました。発芽率や生長スピードはとてもいいようです。カイエンナッツは「食べ物ではなく植物」と認識し直しです。

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11月24日(日) シロミナンテン

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実がこの色をしたナンテンを掲載するのは、これが三度目です。初回はその名前をシロミナンテンとし、次のときはシロナンテン(キナンテン)としています。
いまにして思えば、二度目のとき、過去掲載があることに気づかず、そのときの調べが浅くて、名前をシロミではなくシロにしてしまったのでした。二度目の記事の内容からして、このナンテンが既出であるとは露ほども疑っていませんでした。
そんなわけで、今回はかなり慎重に調べました。頼りはいつものYListです。それによると、このナンテンの学名はNandina domestica Thunb. 'Shironanten'で、和名はシロミナンテン、「ミ」が入ります。しかし、園芸種を表す「''」のなかはシロナンテンと読めて、「ミ」が入りません。ここが混乱のもとなのでした。
さらにこの学名にはシノニムがあって、それはNandina domestica Thunb. var. leucocarpa Makino、うわ、先生、ここでも頑張ってます。この学名でいくと、園芸種ではなく変種であり、leucocarpa(ラテン語)、つまり「白い実」となります。
ちなみに、両方の学名にあるThunb.は原命名者名で、スウェーデンの植物学者Thunbergさんのことです。

まとめます。実が白い(やや黄色っぽい)これはシロミナンテンが標準で、つまり2012年の記事はタイトル訂正となります。そして、同タイトルで補足名としたキナンテンは出所が明らかではない(英名ではYellow-fruited heavenly bamboo)ので扱いを一段下げ、記事中で別名として表記するにとどめておきます。

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11月22日(金) ベンガルボダイジュ

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「きっと別の場所で、隠頭花序をつけたこの木に会える」と書いてから4年、ワタシって予言者だった?みたいにバッチリの要求シーンが撮れました。
惜しかったのは、このイチジク状の花(兼・果実)の色がまだ淡かったことです。ただ、ネットでは逆に赤くなったあとの写真が多く、案外にレアな記録かもしれません。
そして、今回の新たな気づきは「アカメガシワ型葉脈」です。葉柄に一番近い側脈から発する支脈が外側だけ目立つものを勝手にこう呼んでいて、アカメガシワでこれを見つけてから、ツヅラフジの葉も同じであることをレポートしています。
葉の外縁部を丈夫にしたい、あるいは基部(葉柄に近い部分)の面積を稼ぎたい、という欲求がこういう形を生み出すのかなぁ…と愚考しながら、分類的にはまったく関係のない種類に共通の構造を見つけ、心が少し浮き立ちます。

<補注> 仮称・アカメガシワ型葉脈を持つ仲間として、ほかにガマズミケンポナシツノハシバミヒュウガミズキを見つけました。

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11月21日(木) ビロードモウズイカ

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「芥子粒のよう」とまでは言えなくても、ビロードモウズイカの奔放なデカさからすれば、やたらと意外な種のサイズでした。
枯れて残った花穂を振ると、口の割れた殻からバラバラとこぼれ出てきます。恐るべき数です。これが埋土種子として100年も残るそうで、種自体は飛ぶとか跳ねるとか拡散の機能を持たないことがわずかな救いです。
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さて、こちらは枯れ切った株の横にいた新人くんです。二年草なので、去年生まれの先輩が枯れっ枯れになった隣でこうして冬を過ごします。
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この根生葉の姿はもう三度目の登場になるので、今回はその葉をググッと拡大してみました。やさしいモフモフの正体はこの星状毛なのです。
この葉を潰して湿布にすると、皮膚病や炎症に効くし、花は咳や喘息の薬になるそうで、路傍の暴れん坊みたいな見かけに似合わない優等生です。

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11月19日(火) ダイモンジソウ

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こんな悲しい写真を載せることになってしまったのは祟りです。そんな報いを受けることになった原因は、ミヤマダイモンジソウの記事で述べました。
あのとき、「まずいよ、早くレギュラーのダイモンジソウを収録しなくちゃ」という焦りは生まれたわけで、今回の花がやたらと派手な色目で、しかも粗末なひな壇のくせにしっかり屋根があって、ほぼサイテー写真なのに「とりあえず」となりました。
見るべきは葉っぱくらいだろうと書こうとしたら、それもかなりやつれていて、もうため息しか出ません。こんな、いかにも園芸店の売れ残りみたいなヤツじゃなく、純白可憐な花と新鮮な葉の一品を撮りたいもので、神様、我が高慢な態度は十二分に反省いたしましたので、どうかこの記事に「追録」を書かせてくださいませ。

<補注> 祟りといえども救いはあるもので、ダイモンジソウは一つの花に二つの実をつける(花柱・子房が2個1セット)ことが、この写真でわかります。

過去のきょう 2018 フジ(ノダフジ) 2017 ホワイトオーク 2016 イロハモミジ 2015 コトネアスター 2014 ハナミズキ(アメリカヤマボウシ) 2013 アレカヤシ 2012 マンデビラ(ディプラデニア) 2011 スズメウリ 2010 スイショウ 2009 ダンコウバイ 2008 ツノナス(フォックスフェイス) 2007 ドウダンツツジ 2006 ヒラナス(アカナス、カザリナス、ソラヌム・インテグリフォリウム) 2005 シロヨメナ 2004 ビワ

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11月16日(土) ニッケイ

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妙に温(ぬる)い11月ではあっても、若葉がこんなに盛大に萌えているのは不思議な景色です。シラカシだろうかと近づいたらブブーッ、ニッケイでした。
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この木は掲載どきがむずかしくて、いつ見たって花も実もなくて、今回も「しょうがないなぁ。一応ニッケイである証拠の三行脈を押さえておくか」と逆光側へ回り込んでパシャパシャとやったのです。で、モニターを見たら、おおっ、実です。
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あわてて樹下を探しまくりました。そして、見つけた一粒をすかさずカリッとやってみました。なかには想像どおりの大きな種がありま…うぅ、来ました。重厚な味です。悪くはないのです。しかし、ジワァっと押し寄せる濃縮ニッキ味、強烈です。
調べたら、ニッキは根から精製するそうで、実を齧ってしかめっ面をするのはお門違いなのでした。当然ながら、この実は黒く熟すし、梅雨のころには花が咲いていたものでしょう。ちょっと撮りやすいこの木の今後に期待です。

<補注> 同科同属のヤブニッケイは、黒熟した実も見ています。

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11月15日(金) ゴキヅル

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アッハァ、割れてた・割れてた。前に「蓋がとれるように」と書いたけれど、正確には「蓋を残して、お椀が落ち」ていました。いや、落ちたパーツの方が径は小さかったから、やっぱりあれが蓋だったか?と埒もないことをグダグダ…。
いや、それより大切なのは、落ちた器とその中身です。しつこく探しました。しかし、なにせ落ちた先は「水」です。わりとあっさり、捜索はあきらめました。
仕方ないので、残ったパーツを再度シゲシゲ眺めました。10月上旬の写真と比べると、色が淡くなり、尖っていたイガイガもすっかり丸くなっています。「丸くなるな、星になれ」と自分に檄を飛ばして、ゴキヅル追跡を誓いました。

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