10月12日(土) ヤブラン

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コクサギの実(きのうの記事)なら、いくらふんだんに稔ったところで枝が撓むなんてことはありません。しかしヤブランがこれだけ豊かに結実すると、話は違います。とてものこと、茎はその重さを支えきれずに倒れてしまいました。
それだけなら、このあとで脱落する実があったり、残った実も枯れ上がったりしてくれると、茎は再起する可能性がありました。ところが自然はなかなか甘くなくて、なにかの蔓がこの穂を抑え込むようにのびてしまったのです。
これでこの穂が高さを稼げる目はなくなってしまいました。あ、ワタシがあれをはずしてあげれば良かった?というのは、いま、部屋のなかで思うことで、そんなお節介心など浮かぶ余地もないほど、野良歩きは楽しかった…としておきましょう。

<ヤブランの実:この前後の様子>9月末(花から実へ) ☆ 11月中旬(緑から黒へ) ☆ 2月末(漆黒の枯れ上がり)

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10月7日(月) サカキ

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サカキの実は今回が三度目の登場です。過去は11月12月のそれぞれ末で、12月はもちろん、11月でも実はもう完全に黒熟していました。
それがこの時期だとまだこんなに新鮮な色合いでした。花は6月の末だったので、それから3カ月は緑を保ち、数もまだ全然失っていません。したがって、サカキの実の勝負はここからで、残りの3カ月、上手に「加齢」していかなくてはなりません。
そんな若い実を見て、この時期はまだ雌シベがしっかり残っていることに気づき、あらためて11月や12月の写真を確認したら、その時期までサカキの実はしっかりと雌シベの柱頭を残していました。毎度毎度の観察の甘さです。
花のときは雄シベに埋もれて慎ましやかだった雌シベなのに、鬱陶しい旦那が身罷ってしまうと、それからは子供と一緒に堂々の人生だなんて、あまりにもできすぎの話ではありませんか。サカキのことがなんとなく嫌いになってきました。

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10月3日(木) クリ

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栗拾いを楽しめるまではあと少しの感じです。ということは、先日食べたゆで栗は早生タイプなのか、なんらかの方法で早めに出荷されたものだったのでしょう。
その栗を、ウチの奥方が「栗剥き鋏」でチョキチョキやっていたのには驚きました。何年か前、ワタシが金物屋の店先で「そんなもの」を見つけ、「あんなもの、誰が買うんだろうねえ」と笑い合ったはずなのです。「包丁があれば済む話なのにねえ」と言い合ったはずなのです。少し強い口調でワタシがなじるのも道理だったと思います。
ところが奥方、落ち着いたものです。「包丁でやるのは手が痛いのよ。危ないしね」「ほら、これなら簡単でしょ」「これ、食べていいよ」と示された大ぶりの剥き栗4個をパクパクやってすっかり満足した爺さんは、スゴスゴと退散するばかりでした。

<クリの過去記事>5月27日:雄花の咲き始め ☆ 6月3日:雌花 ☆ 6月12日:雄花(満開状態) ☆ 6月23日:雌花、雄花 ☆ 7月16日:実、雌花の残骸 ☆ 7月23日:若い実

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10月2日(水) サワギキョウ

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その花じゃなくて、もっと前、右側の花びらにしがみついて、背中をシベにこすりつけるんだよ…なんて指導がクマンバチに通じるわけはなくて、あっと言う間に飛び去ってしまいました。右の翅が千切れているのに、元気なものです。
サワギキョウまでがクマバチ媒花かどうかは不明でも、マルハナバチとは仲良しらしいので、大型の蜂が花粉媒介をするのは事実のようです。そんな彼らの行動の成果が写真の左下に連なって見えています。
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ちょっとだけクチナシの実を思わせる、魅力的な形です。萼の下側が膨らむから、サワギキョウは下位子房タイプ、というのはこのごろの新知識です。

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10月1日(火) カラタネオガタマ

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あ、空種(からたね)じゃなかった…というのはオヤジギャグ以下の軽口です。花の香りにばかり拘っていた唐種(からたね)オガタマの実を見つけました。
郵便ポスト色でやや扁平という種はモクレン属(Magnolia)に共通のパターンです。ただ、ふつうのオガタマノキがそうであるように、この仲間の実はゴツゴツとたくさんの種が寄り集まるのに比べ、唐種はずいぶんとあっさりめでした。
花のときから2個並んで咲くのか、それとも1個の花が2個の実をつけるのか、花から実への変化過程を観察する課題ができました。おっと、それより先に、この種もまたミヨーンと白い糸でぶら下がるのかを確認しなくてはなりません。

過去のきょう 2018年 タンバホオズキ 2016年 シカクマメ 2015年 ナガボノシロワレモコウ 2014年 ヒメジソ 2013年 ジュズダマ 2012年 サンショウ 2011年 ハゼノキ 2010年 ウラジロハコヤナギ(ギンドロ) 2009年 チャノキ 2008年 プルメリア 2007年 アケボノソウ 2006年 ゴンズイ 2005年 ハゲイトウ 2004年 シュウメイギク

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9月29日(日) ムクノキ

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先日のヒガンバナ記事に引き続いて「ソーラーパワー」話題です。ただ、ヒガンバナの場合は太陽の熱量が開花を遅らせるという意味で「負のパワー」だったのに対し、こちらムクノキはプラス方向で、光線による円熟効果の証明です。
初夏のころにはまだ柱頭痕を残して細身だった実がここまで貫禄をつけました。そして、葉が被さっていた実と露出していた実では、熟度にここまで差があります。
もっとも、いくら色は良くても、あのとろける味わいはまだまだです。日向と日陰でヒガンバナの開花がズレるとは言っても、それはせいぜい2~3日であるように、いくら葉陰にあってもムクノキの実は秋が深まれば味を深めるのです。
目先だけ見ると「絶対的」な違いであっても、終わってみれば「取るに足らない」差なんだよな…というのがきょうの「悟り」であり、それがまだ屁理屈にしか思えない自分は、「しょうがない馬鹿だな」とムクノキの実に笑われていることでしょう。

過去のきょう 2018年 ネズミノオ 2017年 マルバハタケムシロ 2016年 ミルトニア・スペクタビリス・モレリアナ 2015年 ヤマホタルブクロ 2014年 アオツヅラフジ 2013年 マツヨイグサ 2012年 ククイノキ 2011年 ナツユキカズラ 2010年 スズムシバナ 2009年 オオハナワラビ 2008年 クロサンドラ 2007年 マイヅルソウ 2006年 ハエドクソウ 2005年 ヒガンバナ 2004年 ハゼラン

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9月27日(金) ヤマアジサイ

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知っているようで知らないこと、見ているようで見ていないことって、たぶん誰にでもあるのでしょう。去年の春、レギュラー番組になったころはたいして有名ではなかった「チコちゃん」も、このごろはずいぶんな人気番組です。盲点を突かれて「へぇ~、そうなんだぁ」と納得するのは一種快感に通ずるものがあるようです。
で、これはTVの前ではなく野道での「へぇ~、そうなんだぁ」です。アジサイは花房周囲で目立つ装飾花だけでなく、地味だとは言え、中央部には両性花があるわけで、それが受粉すれば実ができるのは理の当然です。
問題は長い間これに気づかなかった自分にあるわけで、まさかこんなに盛大に実をつけるものだとは思いもしませんでした。口に入れる気にはならない見かけだもんなぁと自分を弁護しつつ、この種から実生苗を作ったところで植える場所もないしなぁと言い訳を重ねる始末です。根性なしの傍観者でいる埋め合わせに、「その形、とってもかわいいよ!」と褒めあげてサヨナラしてきました。

過去のきょう 2018年 ヤツマタオオバコ 2017年 ステゴビル 2016年 ヤブマメ 2015年 コモチシダ 2014年 ラクウショウ 2013年 ヒガンバナ 2012年 ダンコウバイ 2011年 シラカシ 2010年 イガオナモミ 2009年 ヤブラン 2008年 アメリカアゼナ 2007年 ミズカンナ 2006年 ヒデリコ 2005年 ホオノキ 2004年 ペンタス

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9月23日(月) コナラ

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こういう色づき具合のドングリを見たのは初めてのような気がします。過去掲載(下欄参照)を調べても9月は抜けていたので、夏から秋に移るこの季節にゆっくりとコナラを見上げることがなかったのかと自分に失望します。
大雑把に言えば緑から茶色に変化しつつあるわけでも、途中で緑が少し淡くなり、それがほんのりとオレンジ色を呈し、その赤みが次第にただの茶色になっていくというプロセスが見てとれます。いまの季節はそれらすべての段階のドングリが混在しているので、木全体がかわいらしく見えるのでした。
なかにはせっかちにもうドングリが落ちてハカマだけのものもあります。いったいどんな条件の差があればこれだけ様子が違ってしまうのか、コナラに転生でもしない限り、答えは出そうにありません。

<過去掲載のコナラ>1月6日:発芽 ☆ 2月27日:根 ☆ 4月3日:冬芽、殻斗 ☆ 4月21日:雌花、新枝 ☆ 4月24日:雄花、若葉 ☆ 5月19日:材質 ☆ 8月1日:葉、枝、セミの抜け殻 ☆ 8月16日:若いドングリ ☆ 10月5日:ドングリと葉 ☆ 12月9日:紅黄葉、紅葉のなかの若葉

過去のきょう 2018年 コリウス(ジゼル) 2017年 ツルフジバカマ 2016年 エゴマ 2015年 タカサゴユリ 2014年 タムシバ 2013年 オオベンケイソウ 2012年 サネブトナツメ 2011年 アカメガシワ 2010年 オオバチドメ 2009年 ヤブマメ 2008年 アゼナ 2007年 シナアブラギリ 2006年 コナギ 2005年 ヤブツルアズキ 2004年 ナナカマド

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9月20日(金) ツノゴマ

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草木趣味の世界で言うならわりとゲテモノでしょうに、仲間のキバナツノゴマをうまい時期に撮影できたもので、ついこちらも追いかけてしまいました。花と若い実のツーショット、ずっと撮りたかったのはこのタイミングでした。
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前はそれを追いかけたあげく、時期が11月中旬までずれてしまい、実の方がお世辞にも若いとは言えない段階でした。今度のこれならかなり「番茶も出花」だし、その上方にはそれこそ生まれたての赤ちゃん状態も見えています。
あれれ、こうなると今度はキバナの方の実が大人になった様子も収録しなくては…となるかと言うと、自分はそこまで偏執狂ではないはずです。ん、「はず」ですか。もしかしてそんな写真を載せるときの細~い逃げ道、作ってますか。

過去のきょう 2018年 ヤブニッケイ 2017年 クサギ 2016年 クロモジ 2015年 シナアブラギリ 2014年 カラムシ 2013年 ムラサキナツフジ(サッコウフジ) 2012年 オトコエシ 2011年 マコモ 2010年 キセワタ 2009年 マルバハッカ(アップルミント) 2008年 ギンリョウソウモドキ(アキノギンリョウソウ) 2007年 ソテツ(雄株) 2006年 アシタバ 2005年 シロミノコムラサキ 2004年 フジバカマ

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9月16日(月) クズ

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この毛はやはり食害を防ぐ意味なのでしょう。雨滴対策や保温効果などは、クズの実にはあまり必要ないような気がします。
もっとも、大きくなったころにお猿さんなどの賢い輩が枝豆よろしくプチュッと豆を押し出したら、この毛はまるっきり無駄になってしまいます。無駄でもなんでも生えるんじゃ! どんだけ増えてもまだ稔るんじゃ! まっこと、意思のある実です。
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それで以上おしまいとなると、薄暗がりで見映えしない花があまりに悲惨です。こんな風に白飛びするほどの日向でも咲いていたので、はいチーズ! 毛深い実にだけ興味が行きそうでも、それを生む元もまた精力絶倫です。

過去のきょう 2018年 シロモジ 2017年 ヤマグワ 2016年 プルメリア 2015年 スネイルフラワー 2014年 シュウブンソウ 2013年 ミケリア(ミケリア・マウダイエ) 2012年 ママコノシリヌグイ 2011年 マルバアメリカアサガオ 2010年 ミズアオイ 2009年 カンレンボク 2008年 モミジガサ 2007年 アオツヅラフジ 2006年 サルスベリ 2005年 ヒネム 2004年 ツルボ

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