7月13日(金) アマ

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最近、ボケ防止効果などの期待から亜麻仁油を摂るようにしています。小さな瓶なのにいいお値段がして、けっこう貴重な油のようです。
その亜麻仁油はこのアマの種を絞って作ります。丸い実が次から次にできて熟していました。こんなにたくさんできるなら、亜麻仁油はもっと安くても…というのは勝手な言い分で、なにせ直径1cmに満たない小さな実の、そのまたなかにある小さな種を絞るのだから、出て来る油の量もたかが知れています。
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5弁の花も実と同じく小さくて、しかもその花びらはかなりの儚さです。咲いたと思う尻から散っていて、草姿のだらしなさもあって、鑑賞価値は低めです。
ただし、茎の繊維からは上等なリネンが作られます。見かけは虚弱でとりとめがないわりに、なかなか実用的で働き者の草なのでした。

過去のきょう 2017 コシロノセンダングサ 2016 ホタルイ 2015 ハラン 2014 アオジクユズリハ(イヌユズリハ) 2013 ハス(古代蓮) 2012 シマトネリコ 2011 ハナハッカ(オレガノ) 2010 タマゴタケ 2009 タカトウダイ 2008 オタネニンジン 2007 セイヨウニンジンボク 2006 チドリソウ 2005 ヘメロカリス 2004 ヘクソカズラ

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7月10日(火) ヒイラギ

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ゲゲッ、やってしまった! 待ちすぎです。黒紫色に熟しているはずの実はただの一つも見つからず、代わりにこんなミイラが数体(笑)、枝に残っていました。
去年の暮れには自分の足まめさを自画自賛していたのに、いったいこの5月・6月はなにをやっていたんだ!と己を罵るしかありません。
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ただ、4月にはちゃんとフォローしていたのです。よしよし、これが色づくんだね、と頷きながら、膨らんだ実にまだ花びらの残骸がついているので、ちょっと油断したというのが言い訳になるでしょうか(撮影:2018年4月5日)
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ついでにもう一つ言い訳画像を出すと、これは上の画像よりちょうど2カ月前の状態です。子房の具合が暮れとあまり変わりがないので、成熟ペースは遅いものと思い込んでしまいました。(撮影:2018年2月5日)

そして、こうして並べてみると、いま初めて気づくことがあります。12月末から2月初めのスローペースに比べ、2月から4月の生長速度が急に上がっているのです。この尻上がりの膨れ具合に気づいたなら、5月中の確認は必須でした。
どうしてこのペース変化というか加速に気づかなかったのか、いまごろわかったところであとの祭りです。ただ、こういう歯ぎしりで少しは賢くなるはずで、あとの祭りもたくさん積み上げればきっといいお祭りになることでしょう。

過去のきょう 2017 リンゴ 2016 シキザキホソバアカシア 2015 アデニウム・アラビカム(デザートローズ、砂漠のバラ) 2014 アンゲロニア 2013 ナンテン 2012 クマツヅラ 2011 ノムラカエデ 2010 ヤハズアジサイ 2009 アブラチャン 2008 カラスビシャク 2007 カラタチバナ 2006 モナルダ 2005 サルスベリ 2004 メマツヨイグサ

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7月7日(土) キツリフネ

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キツリフネが種をつけていました。この形、なにかに似ています。
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ちょっと力をかけたら、パッと弾けました。そうそう、この縦に裂けて巻くメカニズム、インパチェンスの実で体験済みでした。ふつうのツリフネソウもこのキツリフネも、そしてインパチェンス(アフリカホウセンカ)やふつうのホウセンカも、みんなImpatiens、つまりツリフネソウ属の仲間なのでした。
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激しく飛び出す種をようやく1個だけ受け止めました。うーん、種の皺と写した本人の皺と、いったいどっちが完熟状態なのやら…(涙)。

で、ハタと気づくと時期が変です。花はチラホラついていたものの、盛りはまだ先のはずです。それなのにもう種がいっぱい、なぜ?
キツリフネは早い時期から閉鎖花で実をつけるのでした。当然に、帰宅してからの調べで得た知識なので、現場写真がありません。トホホと泣きながら過去記事を見直したら、ずっと昔の写真にそれらしいもの(開放花の右上)が写っていました。そこには当然に実も写っていて、あのときはそれを触ってみることはしなかったようです。
やってることがまったくチグハグ…という泣きはいつものことで、チグハグもしつこく繰り返していれば、そのうち全体がわかるだろうさと開き直りです。

過去のきょう 2017 ベゴニア・ドレゲイ 2016 ハルパゴフィツム(ライオン殺し、悪魔の爪) 2015 スナビキソウ 2014 ザイフリボク(とジューンベリー) 2013 アマドコロ 2012 ゴマギ 2011 ヤマユリ 2010 タケニグサ 2009 トモエソウ 2008 サルビア・インディゴスパイア(ラベンダーセージ) 2007 シャシャンボ 2006 ナス 2005 チヂミザサ 2004 シャグマユリ(トリトマ、トーチリリ-)

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7月6日(金) イヌガヤ

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カヤ類の実はいまごろ目立ち始めるらしく、2年前のまったく同じ日にカヤを載せていました。あのカヤはやや散漫な実の付き方だったのに比べ、今回見たイヌガヤはマスカットぶどうを思わせる豊穣さです。実1個の形もほぼマスカットです。
おっと、カヤは「実」と言ってはいけないのでした。図鑑だとこれを「種子」としていて、カヤ類は裸子植物(ソテツやイチョウも)なので果実ではないのでした。
この裸子植物のしくみがよくわかりません。どうやら胚珠が剥き出しということらしくても、その意味が理解できていないのです。幸いに(?)、カヤもイヌガヤも花の段階から観察不足でした。これからはもう少し入魂の付き合いが必要です。

<追録> 裸子植物の理解は後回しとし、とりあえずイヌガヤ葉先が痛くないことを自分の指先で表現してみました。同時に、葉裏の気孔帯がカヤと比べてボンヤリと太いことも確認です。(2018年7月8日)
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過去のきょう 2017 ソテツ(雄株) 2016 カヤ 2015 ウメ 2014 バイケイソウ 2013 サルナシ 2012 サフィニア 2011 カジカエデ(オニモミジ) 2010 イワガラミ 2009 ノカンゾウ 2008 ボッグセージ(サルビア・ウリギノサ) 2007 ギンロバイ 2006 ヤマモモ 2005 リョウブ 2004 モミジアオイ

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7月3日(火) キツネノボタン

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基本種抜けカバー編というジャンルを作ろうか、と、ときどき思います。なにをいまごろキツネノボタン?と照れくさくても、ブログには初登場です。
もっとも、増補版ではずいぶん昔に取り上げています。ただ、それは春先の寸詰まりの姿だったし、痩果もまだついていないものでした。さらに、亜流と言うべきケキツネノボタンを2年前にブログに載せています。
そんなこんなで、ようやく真打ち登場です…と威張りたいのに、どうにも寂しい写真しか撮れません。だいたいに野の花はこんなものと言い訳しておきます。
それでも一応、野牡丹のごとき葉、毛が深くない茎、5枚の花びら、棘の先がひん曲がった痩果(ケキツネはここがまっすぐ)と必要な箇所は入れ込みました。あとはもう少し賑やかに群生している写真を撮りたいとは願いつつ、どうもこの10年、だんだんにこれを見かけにくくなっている気がしてなりません。

過去のきょう 2017 ナガバハエドクソウ 2016 カレープラント 2015 シデシャジン 2014 ヨコグラノキ 2013 エゾミソハギ 2012 アマチャ 2011 シロザ 2010 ストケシア(ルリギク) 2009 タマザキクサフジ(ツルレンゲ、クラウンベッチ) 2008 ウツボグサ 2007 イタチハギ 2006 オカトラノオ 2005 ボタンクサギ 2004 ユズリハ

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7月2日(月) ランシンボク(カイノキ)

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かなり大きな(樹高15~20m)カイノキの雌株が「実だらけ」でした。もし全部の実を採取したら、軽くトン単位になるだろうという勢いです。
このブログ的には、花どき(4月下旬)と紅葉実の色づきどき(11月中旬)の間がスッポリ抜けていたので、とても都合のいい出会いでした。ところがこの木の幹には「ランシンボク」という名札がついていたのです。
え、カイノキじゃないの?と調べると、なんとカイノキは別名で、標準和名はランシンボクでした。漢字だと爛心木です。この爛の字は微妙で、「ただれる・腐爛」みたいな負の意味もあるし、「春爛漫・豪華絢爛」みたいにプラス方向でも使われます。
さて爛心の意味は正負どちらか悩みます。「腐った心」ではあんまりですから、ここは「光あふれんばかりに輝く心」と思いたいところです。たぶん秋の紅葉を眺めるとき、人はそんな心持ちになるでしょうから。

<補注> 上記事情で、きょうのタイトルは標準和名優先の自分ルールに従います。ただ、過去記事はカイノキを優先し、標準和名は括弧書き補足とするにとどめます。

過去のきょう 2017 トウネズミモチ 2016 オウゴンマサキ 2015 サンゴシトウ(ヒシバディゴ) 2014 オゼコウホネ 2013 カシワ 2012 ツノゲシ 2011 トウグミ 2010 ネムノキ 2009 キンコウカ 2008 モモバギキョウ 2007 ヤマユリ 2006 テリハノイバラ 2005 ツルハナナス 2004 ノウゼンカズラ

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6月16日(土) ヤナギイチゴ

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葉が柳に似て実が苺状、それがそのマンマ、木の名前です。というか、花の時期ではなく、名前が飲み込みやすい時期に出会えたのは幸運でした。
海辺近くに育つそうで、道理で海なし県の埼玉では見かけません。今回、管理された植栽展示品でこの姿を覚えたので、これから沿岸部に出かけたときは、きっと自然状態の豊かな実りを見つけることができるでしょう。
甘くてジャーシーという実を、今回は上記の理由で口にできませんでした。このもどかしさは、次の機会にこそ、イヤと言うほど晴らしましょうほどに…。

過去のきょう 2017 ピンオーク(アメリカガシワ、アメリカナラ) 2016 マルバシモツケ 2015 テウチグルミ 2014 ガマ 2013 サンショウ 2012 イロマツヨイグサ(ゴデチア) 2011 ナデシコ・ソーティ(黒花ナデシコ) 2010 イボタノキ 2009 バイカウツギ 2008 サンショウバラ 2007 カンパニュラ・メディウム(フウリンソウ、ツリガネソウ) 2006 ハタザオキキョウ 2005 バショウ 2004 オシロイバナ

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6月3日(日) コメガヤ

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たしかにお米を思わせるよなぁ、と笑って見ていたら、なんと本当にイネ科でした。もう少し早い時期なら、イネと同じように花を咲かせていたようです。
そんな時期には油断してマジメに見ていなかったことを反省しつつ、じゃあ今回はお米を撮ろうかとこの実(苞穎)をいくつかいただいてみました。ところが、それはすでにもぬけの殻でした。花も実もない、じつに間抜けな収録となりました。
くやしいので、今回は生息環境のおさらいとします。本当のお米とは違い、潤沢な水は必要としません。森や林の裾のような、それほど陽当たりも良くないところに何気なく育ちます。そんな自然体に、今回はまんまと肩透かしを食わされました。

過去のきょう 2017 バイモ 2016 シナガワハギ 2015 トキワハゼ 2014 マタタビ 2013 ヤマモモソウ(ハクチョウソウ、ガウラ) 2012 セイヨウニワトコ 2011 ニシキウツギ 2010 ブラシノキ 2009 クリ(雌花) 2008 センダイハギ 2007 タチバナ 2006 シロバナシラン 2005 ハナザクロ 2004 カリフォルニアポピー

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6月2日(土) ホップノキ

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ホップとホップノキ、紛らわしいったらありゃしません…と憤激するのは大人げないことで、どう見たってこの木を「あのホップ」と間違えることはありません。
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ではなぜそんなややこしい名付けをしたのかというと、この実が「あのホップ」の代用になるからなのだそうです。そうと聞いたところで、こんなヘンテコな実をモグモグしてみる気にはなれず、ことの真偽は藪のなかです。
いっそ、ゴウダソウモドキとでも改名したら!?と思って素性を調べると、これはミカン科で、いかにもそれらしい白の5弁花をつけるのでした。「惜しかったなぁ、もう少し早ければその花を写せたのに」と思うところがさもしいところで、きっと来春にはここでニヤニヤしながらその花を写していることでしょう。

過去のきょう 2017 マダケ 2016 エビヅル 2015 ベニサラサドウダン 2014 オウシュウマンネングサ(ヨーロッパタイトゴメ) 2013 サルトリイバラ(サンキライ) 2012 ホタルカズラ 2011 ツクバネソウ 2010 モモイロタンポポ 2009 ワニグチソウ 2008 セッコク 2007 ソヨゴ 2006 オリーブ 2005 ハクチョウソウ 2004 ユリノキ

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5月29日(火) オニシバリ

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葉が寒さ厳しいころの勢いを失いつつあって、着々と「夏坊主(オニシバリの異名)」になりかけていました。ところが、その枝にルビー発見!です。
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はっきりしない雌雄異株という困った性格で、春、この木に咲いた花はこんな具合(↑撮影:2013年3月10日)でした。オニシバリの花は、こことは別の場所のものを掲載していて、そこには白い葯と黄色い葯の花が並んで写っています。
それが雌雄の違いなのか、あるいは同じ性の花が葯の開き具合で違って見えるのか、いまとなっては判然としません。とにかく、今回載せた2枚の写真は同じ木なので、黄色く尖った4本の葯は雌花の特徴だったらしいことだけはわかります。
次の課題はその葯を掻き分けて、なかに雌シベが潜んでいるのを見つけること、そして白っぽい葯の花は実に変化しない(雄花である)ことを確かめることです。どうして男と女はこんなに面倒なんだろう…と愚痴の一つも言いたくなります。

過去のきょう 2017 アワブキ  2016 クロガネモチ  2015 ヘンルーダ(ルー)  2014 ツルマンネングサとメキシコマンネングサ  2013 ベニバナエゴノキ(アカバナエゴノキ)  2012 ナガミヒナゲシ  2011 ヒメシャガ  2010 イザヨイバラ  2009 カキネガラシ  2008 ヤマグルマ  2007 ハナミョウガ  2006 ガクウツギ  2005 ノビル  2004 ナツグミ

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