6月3日(水) エニシダ

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花がそろそろ終わりかけになったので、豆とのツーショットを残しておこうと狙った一枚です。ところが、まだ花が盛りのころの姿を確認したら、そこにも豆はたくさんぶら下がっていました。エニシダもなかなかシツコイ系です。
今度はこの莢から豆を取り出してみよう、とか、花から豆に変化する様子がわかる写真も欲しいな、とか、いろいろと課題ばかりが出てきます。
しかし、この一枚はまったく無駄ではなくて、エニシダとおとといのサイカチをつなげる内容が写り込んでいました。その共通点とは、葉が幼いときのツンツンです。新しい葉の先端はトゲのように鋭く突き出し、生長に伴ってそれが弱まり、ついには丸くなる…そんなパターンがこの写真にも隠れています。
属は違ってもマメ科同士なので、同じ経過を辿るのも不思議ではないなぁ、と少しだけドヤ顔になったあと、ありゃ、ほかのマメ科も調べろってこと!と焦りました。うーん、課題はいろいろありますんで、あとはまあテキトーにしときましょう。

過去のきょう 2019 クロウメモドキ 2018 コメガヤ 2017 バイモ 2016 シナガワハギ 2015 トキワハゼ 2014 マタタビ 2013 ヤマモモソウ(ハクチョウソウ、ガウラ) 2012 セイヨウニワトコ 2011 ニシキウツギ 2010 ブラシノキ 2009 クリ(雌花) 2008 センダイハギ 2007 タチバナ 2006 シロバナシラン 2005 ハナザクロ 2004 カリフォルニアポピー

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5月23日(土) マツバウンラン

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しぶとい路傍の草2種の競演です。この場所でこそ花が終わってしまい、きょうのタイトルはマツバウンランに譲ったものの、なんの、ナガミヒナゲシだってまだまだオレンジ色の花をそこかしこで見ることができます。
そんなしぶとい系の特色は種をこしらえるスピードで、花を咲かせながら、実(種)は次から次と熟成していきます。マツバウンランの実はこのように緑色が強いままで、ひと月前がそうだったように、種はまだ白いのかと思ったら、違いました。
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こんな色のわりに蓋はもう枯れてすぐに割れ、なかの種はすでに熟成色でした。ナガミヒナゲシの種だけを見たときは「芥子粒とはこれのこと!」と思ったのに、マツバウンランの種(左側)はそれを圧倒する小ささでした。
そしてその数です。手のひらに散らすときに半分ほどがこぼれ落ちてしまったので、一つの殻に入っているのはざっと見積もって80~90粒でしょう。ナガミヒナゲシのひと莢あたり1,000粒に比べると少なくても、なにせ茎1本につく実の数が違います。マツバウンランの正体見たり、侮りがたい小悪魔でした。

過去のきょう 2019 メコノプシス・グランディス(ヒマラヤの青いケシ) 2018 モミ 2017 ハンノウツツジとコアジサイ  2016 ハリグワ  2015 ハンショウヅル  2014 キンポウゲとウマノアシガタ(キンポウゲ)  2013 ツリガネカズラ  2012 スズメノエンドウ  2011 コウシンバラ  2010 シュロ(ワジュロ)  2009 キングサリ  2008 ユキザサ  2007 コマツヨイグサ  2006 ジャガイモ  2005 オランダカイウ(カラー)  2004 トキワツユクサ

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5月16日(土) アオギリ

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アオギリがアカギリでした。幼い葉を太陽光から守るためのカラーフィルターと言ってしまえば味気なくて、アオギリのコスプレと笑っておきましょう。
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ただ、やっぱり自分でも照れくさいのか、早々にお着替えです。同じ斜面にあった別の木なので、アオギリがアカギリ(注)でいるのはほんの一瞬のようです。
そんな葉色の変化よりも気に入ったのは枯れっ枯れの実の殻です。「しつこいぞ」と揶揄したのが1月だったのに、あれから4カ月、もはや呆れるばかりです。ん、しつこいのはアオギリではなくはた衛門…たしかに頷くしかありません。

<補注> アオギリの名前は樹皮の色合いから来ているのであって、文中の「アオギリがアカギリ」というのは単なる悪ふざけです。

過去のきょう 2019 ドロノキ 2018 コンロンソウ 2017 口紅シラン  2016 オオバウマノスズクサ  2015 キツネアザミ  2014 コハウチワカエデ  2013 コヒロハハナヤスリ  2012 カマツカ  2011 カジノキ  2010 ハクウンボク  2009 ジャケツイバラ  2008 コトネアスター  2007 ヒメヒオウギ  2006 カンボク  2005 ホオノキ  2004 ホオノキ

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5月14日(木) ヤマモモ

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この時期は、ヤマモモの実がまだこんなにムギューッと押しくら饅頭していることがわかってうれしくなりました。ここからだんだんに椅子取りゲームになることは必定でも、ヤマモモの世界には3密回避なんてことはないわけです。
そして、この集団の真んなかに雌シベの先が残っているのを見つけました。花のときは単なるイガイガの棒だったものがここまで変化してきたという証拠です。
これで花から実へという「つながり」は確認できたものの、欲を言えばもう一段、ときを刻んだ画像=あのイガイガ棒が膨らみ始める様子が知りたくなります。すぐ先のことなら良くても、350日ほど待つのはなかなか辛抱のいる話です。

過去のきょう 2019 イチョウ 2018 野沢菜 2017 メキャベツ  2016 トウダイグサ  2015 ゲウム(セイヨウダイコンソウ、ベニバナダイコンソウ)  2014 ベニウツギとタニウツギ  2013 シライトソウ  2012 アメリカアサガラ  2011 アオハダ  2010 コンニャク  2009 ギシギシ  2008 オオカメノキ  2007 ヤセウツボ  2006 タラヨウ  2005 ゼニアオイ  2004 エゴノキ

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5月13日(水) ノースポール(クリサンセマム・パルドサム)

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近所の遊歩道には畳一枚分ほどの花壇がたくさん並んでいて、年に何回か、業者さんが総植え替えをします。春はパンジービオラノースポールが定番で、花壇ごとにパンジーだけ、ノースポールだけと植え分けてくれます。
その一面パンジーとかビオラの花壇のなかからピョロンとノースポールが顔を出すことがあって、花壇の主は年ごとに交替していることがわかります。そして、逆のパターン(ノースポールのなかからパンジー)はないので、こぼれ種で増えるのはノースポールの得意技であることが確認できるのです。
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そこで、早くも枯れ上がった花に注目してみました。たしかにものすごい数の種がすでにこぼれ始めていました。花托の中央がむき出しになっているのは、この部分の種はもう落ちてしまったあとかと思います。
綿毛とかの飛び道具は持たず、遠くには行けなくても、来年もまたほかの花のなかから「お邪魔さまぁ」と顔を出すことは確実です。

過去のきょう 2019 オッタチカタバミ 2018 ヒヨクヒバ(イトヒバ) 2017 シナユリノキ(とユリノキ)  2016 ウンシュウミカン  2015 セイヨウトチノキ  2014 マツバトウダイ(ユーフォルビア・キパリッシアス)  2013 ムレスズメ  2012 カイジンドウ  2011 キンラン  2010 ミツデカエデ  2009 スイバ  2008 アマドコロ  2007 サワフタギ  2006 ミヤコワスレ  2005 セイヨウオダマキ  2004 ソラマメ

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5月10日(日) カシワ

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この先の可能性を摘み取ってしまったドングリさんに深く詫びながらも、「あー、やっぱりあなたが雌花だったんですね」と納得がいきました。受精を終えて黒ずんだ2本の柱頭から子房に続く構造がおよそわかり、それを包む苞葉(将来の殻斗)はこの段階からすでに逞しい存在感にあふれています。
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それが枝についている様子はこんな(↑)で、かつて「たぶんこれが雌花?」とした理解は正しかったようです。と言うか、花としてはあの段階が旬で、あそこからはどんどん「苞葉の塊」になるばかりなので、いまとなっては貴重なショットでした。
というわけで、自分の荷物は一つ下ろしたものの、無事に成人したドングリさんの姿とか雄花の接写とか、課題はまだ残ります。志木市「柏」町の住人としては、どうしてもカシワストーリーをきれいにつなげてみたいところです。

<収録済みのカシワストーリー> ☆ 4月18日:雌花と雄花 ☆ 5月1日:雄花と若葉 ☆ 7月2日:幼いドングリ ☆ 7月22日:若いドングリ ☆ 12月15日:葉の色づき

過去のきょう 2019 キバナウツギ 2018 ヤガミスゲ 2017 ヤマドリゼンマイ  2016 シラー・ペルビアナ(オオツルボ)  2015 トコナツ  2014 ジングウツツジ  2013 アレナリア・モンタナ  2012 トラフクロマツ  2011 マメヅタ  2010 モッコウバラ(白八重)  2009 チャイブ(セイヨウアサツキ)  2008 シャリンバイ  2007 ウスバサイシン  2006 セッコク  2005 コデマリ(八重)  2004 オオムラサキ

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5月6日(水) ムクノキ

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ムクノキの実が膨らみ始めていました。雌シベの「老化」具合から想像すると、受粉後の経過日数は1週間といったところでしょう。
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今年出た枝の先端部につくのが雌花(実)で、雄花はその付け根で咲きます。左上隅でボケているのがそれで、もう用済み段階のようです。
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そんな見捨てた扱いだけでは申し訳ないので、1週間ほど前、男盛りの様子です。ただ、この写真を付け加えたのは雄花のためではなくて、ムクノキも混芽だったことを記録するためです。混芽というシステムに気づいてみたら、あれもこれもそうであって、もういいや!と投げ出したはずなのに、我ながらしつこいヤツです。

過去のきょう 2019 ユスラウメ 2018 シロバナツタバウンラン 2017 コバノタツナミ  2016 ヤマガラシ  2015 セキチク(カラナデシコ)  2014 コバノガマズミ  2013 ハッカクレン  2012 ハイノキ  2011 チョウジガマズミ  2010 カンザン(関山)  2009 シュロ(ワジュロ・トウジュロ)  2008 オサバグサ  2007 ピラカンサ  2006 オーニソガラム  2005 キリ  2004 ヤマボウシ

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4月21日(火) マツバウンラン

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ずっと前にここに載せたとき、「簡単には抜きにくいかわいさ」と書きました。あの感覚は自分だけではなかったようで、ずいぶんと見かけやすくなりました。
まずは広い芝地の一角を占拠している様子(↑)です。畳2~3枚分はありそうな範囲でプラプラと咲き誇っていました。茎の先の蕾が「元気印」です。
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続いては、緩やかに起伏を繰り返す広大な斜面全体を我が物にしてしまった幸福な一団(↑)です。あまりに贅沢な環境を得て野放図に育ったせいか仲間同士が絡み合い、内輪もめをしているような景色です。
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ただ、そんな恵まれた環境で咲くのはレアケースで、だいたいはこんな風に瓦礫の空き地とかコンクリートの隙間がテリトリーです。こういう場所でかわいい顔をしているなら、それはそれでありがたい存在なのでしょう。
細くてむやみに長い茎は、物理的にはムリ線に思えます。ただ、小さな種(追録参照)をばらまくにはこの高さが必要なわけで、ご本人、よく考えています。

<追録> もう種(実)ができていました。1個の殻のなかには少なくても20~30粒の種(いまは未熟で白い)が入っています。あとひと月もしたら、数とサイズをナガミヒナゲシと比較したいと思っています。(撮影:2020年4月22日)
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茎と葉です。もしかしたらパイプ式(なかが空洞)かと思った茎はしっかりと髄が詰まっており、想像よりもずっと硬め(木本的感触)でした。
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<補注> ナガミヒナゲシとの種比較をしました。(2020年5月23日

過去のきょう 2019 ミツバツチグリとヤエノミツバツチグリ 2018 ヌルデ 2017 エゾノウワミズザクラ 2016 マルバノキ 2015 ウグイスカグラ 2014 シロヤブケマン 2013 コナラ 2012 クッカバラ(フィロデンドロン・クッカバラ) 2011 アブラチャン 2010 チューリップ(突然変異) 2009 ハラン 2008 ニワトコ 2007 オーニソガラム 2006 ヤマグワ 2005 ニワトコ 2004 ムクロジ

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4月7日(火) カラシナ(セイヨウカラシナ)

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土手のカラシナが折からの風でゆらゆら揺れて、まるで水藻のようでした。もしこれをタヌキモに見立てるなら、ずいぶんな花盛りです。
しかし、現実に戻ればこれはカラシナで、水藻の葉に見えているのは種です。ついこのごろ花が賑やかになったと思ったら、もうこれです。ものすごい速さで花は咲き上がり、あきれるほどの量の種を生産し続けるのでした。
もちろん、この莢を割ってみると、中身はまだ白くてピチョピチョです。これがヘリンボーン模様の枯れ色で土手を埋めるまで、あとふた月ほどでしょう。これだけ再生産力に溢れるカラシナですから、もっともっと食卓に載せて大丈夫です。

過去のきょう 2019 リカステ 2018 アベマキ 2017 ツバキ(蝦夷錦) 2016 ツクバネウツギ 2015 ロドレイア 2014 センボンヤリ 2013 レンギョウ 2012 アオイスミレ 2011 ガマズミ 2010 アズマネザサ 2009 トキワイカリソウ(白花) 2008 ヒメシデコブシ 2007 ノウルシ 2006 スモモ 2005 スギナ

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3月21日(土) ナツメヤシ

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野球のバットよりはデカイ感じで、鬼の金棒くらいはあるかと思います。苞にくるまれたそんなブットイ花序がドンドンドーンと何本も突き出ていました。その位置が幹の上端でとても高いことは、以前の掲載写真で明らかです。
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そして、その金棒よりやや低い場所についていた去年の実です。この温室の職員さんが仕事の合間にパクついているのでは…と疑うほどプアーな稔りです。察するに、ここには雄株がなくて、これは不念の雌花序なのでしょう。
ナツメヤシは雌雄異株で、前回、三浦半島の露地で撮ったものも、今回、都内温室で出会ったものも、どちらも雌株だったわけです。きょうの1枚目写真は雌花で、ここからこれが開くとか割れるとかはせず、これで開花状態らしいのです。
金棒の1本1本が雄株から大量の送粉を受けると、それぞれがたわわに実をつけてぶら下がるという段取りで、ああ、ぜひ間近でそれを確認したいものです。

過去のきょう 2019 グレビレア・ロビンゴードン(ハゴロモノマツ) 2018 ゴボウ 2017 ミケリア・プラティペタラ 2016 ニガナ 2015 ヤマネコノメソウ 2014 キブシ 2013 オトメツバキ 2012 カジイチゴ 2011 オウバイモドキ(ウンナンオウバイ) 2010 アツバチトセラン(サンセベリア、トラノオ) 2009 クサイチゴ 2008 アネモネ 2007 チンゲンサイ 2006 アブラナ 2005 ツクシ

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