1月21日(金) シナユリノキ

220121chinense
ふつうのユリノキなら、こんな「冬の花」をもう三度(↓)載せているのに、シナユリノキをこの季節に見上げるのは初めてでした。並木やら公園の植栽やら、見かけやすい「ふつう」に対し、存在がレアな「シナ」の撮影は骨が折れます。
この木がたまたまだったのか、初夏には見つけにくいことを嘆いた花がこんなにたくさんついていたことにびっくりです。それほど高くない枝にも「冬の花」が鈴なりで、5月にはこの木だけを狙ってここを訪れる価値があるように思えます。
そして、「夏の花」では気づかなかったシナユリノキの特徴がありました。その果軸の長さです。「ふつう」の倍とまではいかなくても、優に1.5倍はあります。それだけ多くの翼果が風に乗って飛び立ったわけで、いまはレアさを嘆く「シナ」も、そのうちあちこちで芽吹いてくれるのではないかと期待してしまいます。

<ユリノキの冬の花・掲載順>2008年3月10日 ☆ 2010年3月9日 ☆ 2014年3月31日

過去のきょう 2021 カニクサ 2020 カロケファルス・プラチーナ(クッションブッシュ) 2019 アザミゲシ 2018 イチジク(ほか2種) 2017 ビカクシダ 2016 オキザリス・レグネリー 2015 ハゼノキ 2014 シュンラン 2013 房咲き水仙・ペーパーホワイト 2012 フィカス・プミラ(オオイタビ)  2011 ジュズサンゴ 2010 クマシデ 2009 ワビスケ(太郎冠者) 2008 トベラ 2007 マルバインドゴムノキ 2006 ガマズミ 2005 コウヤボウキ

| | コメント (0)

1月15日(土) ツルコウジ

220115ardisia_pusilla1
厚く積もった落ち葉に埋もれもせず、真っ赤な実と元気な緑色が目立ちました。ヤブコウジだろうと思ってスルーしかけたものの、なにか引っかかります。
220115ardisia_pusilla2
まず、実が大きいのです。当てた小指の先ほどはあって、ヤブコウジ(嵌め込み写真で同じ小指と比較)のそれより確実に二回りは違います。
そして葉の鋸歯がかなり凶暴です。まさに鋸(のこぎり)状で、ヤブコウジの細やかな鋸歯とは明らかに違います。葉自体も一回り大きめに感じます。
そして匍匐枝です。落ち葉を衝いて横にシュートが走るのはヤブコウジの群生では見ないものです。そこで名前はツルコウジです。ヤブコウジと同属なのでシリーズ命名にはうなずけるし、やや手抜きっぽくても、最大の特徴をビシッと押さえています。

過去のきょう 2021 ダンギク 2020 キャッサバ 2019 ミルトニア・バートフィールド・ドロレス 2018 ウグイスカグラ 2017 ウツボカズラ(ネペンテス) 2016 クイーン・エマ・リリー 2015 早咲きツバキ(西王母) 2014 アシタバ 2013 スズメノエンドウ 2012 アメリカヒイラギモチ 2011 アンスリウム(ラベンダー・レディー) 2010 カミガヤツリ(パピルス) 2009 メキシコラクウショウ 2008 ウメ(八重寒紅) 2007 ホウキイヌツゲ 2006 ブラキカム・マウブディライト 2005 カリフラワー

| | コメント (0)

1月9日(日) ヤエヤマアオキ

220109morinda_citrifolia
ヤエヤマアオキだと言われても「何それ?」なのに、ノニだと聞くと「へえ、これが!」となります。このごろあまり見かけなくなったものの、かつてノニジュースはずいぶん宣伝され、マスコミにも取り上げられたものでした。
効くとする人もあれば、逆に健康被害につながるとする人もあり、いまやノニの立場は微妙ながら、ヤエヤマアオキ本人は「どこ吹く風」です。握り拳より大きな実を隠すように繁る大きな葉は、熱帯地方では日除けとして大事な存在です。
日本ではアオキと名付けられてしまった(本名はMorinda citrifolia)ものの、私たちが親しいアオキとは分類的にかすりもしません。ただ、青々と元気なこの枝葉を見上げると、アオキを名乗らせてあげてもいいかと思えてきます。

過去のきょう 2021 セイヨウフダンソウ(スイスチャード) 2020 ヒヨクヒバ(イトヒバ) 2019 ラシャカキグサ 2018 シロヒモノキ 2017 ホシダ 2016 ヘツカラン 2015 ハマビワ 2014 スノードロップ 2013 リュウノウギク 2012 ハナカイドウ  2011 マメキンカン(キンズ) 2010 カンボタン 2009 カンザクラ 2008 レモン 2007 ネメシア 2006 タマサンゴ 2005 ロウバイ

| | コメント (0)

1月6日(木) アカバナナ(レッドバナナ、モラードバナナ)

220106morado
この寒気でバナナが霜焼けしちゃった?みたいに見えても、ここは常夏の温室ですから、そんなことは起こりません。正常に皮が赤い(赤茶色)バナナです。
モラードバナナの名前で店頭にも出るようで、試食記がいくつか見つかります。持ち帰って2週間ほど追熟が必要だそうで、慌てて食べると悲惨だそうです。幸いというか、この辺のスーパーではまだ見なくて、事前学習ができました。
ふつうのバナナとは分類的には別系統で、マレーヤマバショウ(Musa acuminata)を園芸的に改良して、フィリピンで栽培されています。
昔からフィリピンはバナナの一大産地だし、いまも日本の輸入量の8割は同国産ですから、圧倒的にトップを独走しています。その牙城を守るためには、こういう新人も早めに市場に投入なんて、まるで箱根の青学みたいです。

<補注> このアカバナナの流通名・モラードは、スペイン語のMorado(紫色)に由来するタガログ語(フィリピンの公用語の一)です。フィリピンとスペインの長くて深い歴史が感じられます。

過去のきょう 2021 マルバヤナギ(アカメヤナギ) 2020 タイワンハマオモト 2019 サラサドウダン 2018 ゴウダソウ 2017 ツタ(ナツヅタ) 2016 タイミンチク 2015 タンキリマメ 2014 ソシンロウバイ 2013 テイカカズラ 2012 トキワイカリソウ  2011 ガガブタ 2010 シュロガヤツリ 2009 タラヨウ 2008 コナラ 2007 スギゴケ 2006 ノイバラ 2005 ヒヨドリジョウゴ

| | コメント (0)

1月4日(火) タイワンツナソ(モロヘイヤ)

220104olitorius
久しぶりに通った道で、モロヘイヤが枯れっ枯れになっていました。畑の際にズラッとモロヘイヤを植えている場所で、ついこの間まで青々していて、さすがネバネバ食品、寒さへのネバリもすごいと思っていたら、あっという間だったようです。
へー、実はこんなに細長いのでした。その先端がキュッと締まってさらに細くなっていて、あいやー、これはタイワンツナソの特徴です。かつての記事で、これをシマツナソとしていたのを訂正しなくてはいけません。
参考サイトによってはタイワンツナソ(Corchorus olitorius)の別名をシマツナソとしていて、Wikiもそうなので困ります。しかし、YListではモロヘイヤとナガミツナソしか別名としていなくて、シマツナソ(C. aestuans)とはっきり区別しています。
長いこと晒した間違いに気づかせてくれた冬の畑に感謝です。

<追録> 下に敷いたのは1mm方眼紙なので、種はかなり小粒です。乾いて干涸らびたのではなく、モロヘイヤの種はこういう先鋭なクサビ型のようです。
対するに莢の仕切りはとてもタイトなつくりで、種を1個ずつ正確に格納しています。(撮影:2022年1月7日)
Olitorius_seeds

過去のきょう 2021 メタセコイア 2020 シンゴニウム・カリフォルニアゴールド 2019 ヒサカキ 2018 ナンバンギセル 2017 ロウバイ 2016 ハクウンボク 2015 ミドリノスズ(グリーンネックレス) 2014 バクチノキ 2013 エゾマツ 2012 オンシジューム(赤)  2011 ヒメコウジ(チェッカーベリー) 2010 ホンコンカポック(シェフレラ) 2009 アカザ(暫定) 2008 ハマアザミ 2007 ユーカリ 2006 ソシンロウバイ 2005 オタフクナンテン

| | コメント (0)

1月3日(月) オウゴチョウ(オオゴチョウ)

220103
まだ絹さやの季節には早すぎるよと苦笑いです。ド派手な花が咲いてからここまで正味2カ月、途中も気をつけていたはずなのに、ドッキリの実でした。
あの花のどこがこんなに大物に変化したのか、過去写真を見直したら、オウゴチョウは子房上位、つまり萼の上(花のなか)から豆が飛び出してくるのでした。ということは、これを見て絹さやを思うのは正しい連想で、しかけも同じでした。
花のときは雄シベに埋もれて存在が目立たなかったのに、こんなに立派な子供を育てあげたなんて、雌シベ母さん、さすがでございます。

過去のきょう 2021 アスプレニウム・アカキ 2020 ナンヨウザクラ 2019 イソギク 2018 ハマセンダン 2017 シマオオタニワタリ 2016 アブラナ(ハナナ) 2015 ヒメシャラ 2014 カントウタンポポ(暫定) 2013 コウリンタンポポ 2012 メディニラ・マグニフィカ(オオバヤドリノボタン)  2011 チリマツ 2010 ブラジルマツ 2009 カクレミノ 2008 フウセントウワタ 2007 ギョリュウバイ 2006 シロミナンテン 2005 ウメ

| | コメント (0)

1月1日(土) リュウキュウマメガキ

220101
メジロとヒヨドリが仲良く豆柿を分け合っていた…というなら、元日にふさわしい平和な図になるのに、現実は柿の実ほど甘くはありませんでした。
2~3羽のメジロが「おいしいねェ~」と舌鼓を打っていた(ホントに舌が写っています)ところにヒヨドリがやってきて、メジロはあえなく退散です。今年も世界平和は遠い話なのだろうと鳥さんたちに教えてもらいました。
いえ、話は豆柿で、このリュウキュウマメガキはここには三度目の登場です。取り上げるたび、わずかずつでも知識は増えて、今回のテーマは、これがシナノガキという別名を持つことです。シナノはもちろんあの信州信濃のことです。
つまり、信濃にも多い&琉球でポピュラーということで、2県の間で無視されてしまった多くの府県の皆さんはさぞご立腹だと思うのです。メジロやヒヨドリにはどうでもいいことでも、知恵があるばかりに、人間は余計な問題を抱えるものです。

過去のきょう 2021 カサブランカ 2020 ツバキ(日本の誉) 2019 アニソドンテア・マルバストロイデス 2018 ヒゼンマユミ 2017 シンゴニウム 2016 セントウソウ 2015 オオベニゴウカン 2014 ヘクソカズラ 2013 カンアオイ 2012 センジュラン 2011 アカマツ 2010 アカマツ 2009 ヒメコマツ(ゴヨウマツ) 2008 ダイダイ 2007 ハタザクラ 2006 ユズリハ 2005 クロマツ

| | コメント (5)

12月14日(火) カマツカ

211214pourthiaea_villosa
おいしそう!という趣旨ではなく(味がないのは、昔、確認済み)、けっこう理科の時間的な興味で撮りました。カマツカの実、三度目の登場です。
面白さ・その一は段階的な枯れ方です。枝の元側・先側で干涸らびる順序がありそうなものを、こうやって「元気さん」を挟んで上下が枯れていると、いったいなにが違ったのか、人間の老化の差にもつながりそうで、考え込んでしまいます。
同じようなことは葉でも言えて、2月中旬でも葉が残っていた木もあれば、今回の木には枯れ葉の一枚もついていませんでした。面白さ・その二です。
そしてその三は果柄です。ほぼ木化しています。春に咲き出すときは明らかに緑色だった花柄が、半年でここまで「木」になるのでした。実を千切って食べようとするとき、これはかなり邪魔をしそうで、鳥さんが嫌うわけがわかりました。

過去のきょう 2020 クダモノトケイソウ(パッションフルーツ) 2019 ネジキ 2018 ヨウサイ(クウシンサイ) 2017 フランネルフラワー 2016 ヘミグラフィス・エキゾチカ 2015 ハイアワユキセンダングサとウインターコスモス 2014 カリガネソウ 2013 タコノアシ 2012 キジョラン(とアサギマダラの卵) 2011 フサザクラ 2010 ノハラアザミ 2009 サンパチェンス 2008 カラスザンショウ 2007 フウ 2006 ムラサキキャベツ 2005 ハナヒョウタンボク 2004 ホオズキ

| | コメント (0)

12月11日(土) ノコンギク

211211ovatus
これが熊野の化粧筆だったら、全部でいくら?とセコイことを考えます。ノコンギクの冠毛が立派(長さ5~6mm、この類いの野草では最長)というのは机上の学習だったのに、初掲載から16年、ようやくその事実を記録できました。
と書いてみて失敗に気づいています。一房失敬して頬をなでてみるべきでした。爺サンがなにやってる!?という気持ち悪さはこらえつつ…。
あと、冠毛をちょいと引っ張って、種の姿も写し込むべきでした。サニーレタスの冠毛を見つけたときは忘れずに撮っていたのに、どうしてこう同じ作業ができないものか、楽しみを先に送っただけさ!と開き直っておきましょう。

過去のきょう 2020 サポジラ 2019 木立性ベゴニア・ホワイトカスケード 2018 ハマヒサカキ 2017 コウシンバラ 2016 イイギリ、ほか2種 2015 イタヤカエデ 2014 ハナゾノツクバネウツギ 2013 ヒマラヤザクラ 2012 アスナロ 2011 ゴクラクチョウカ 2010 ヤマアジサイ 2009 ノイバラ 2008 ラシャカキグサ 2007 シャシャンボ 2006 デルフィニウム 2005 トウカエデ 2004 ウキツリボク(アブチロン、チロリアンランプ)

| | コメント (0)

12月8日(水) イヌエンジュ

211208maackia
枯れ上がった実をこんな時期までワサワサ残しているとは、ずいぶん精力絶倫のイヌエンジュです。わりとなじみの場所なのに、今年初めて見つけました。
過去、しつこ~く追いかけて、ようやくわずかばかりの実を見ることができた木とはモノが違う感じです。あの木は、10月の末には実なんて1個も残していませんでした。対するにこの新人くんであれば、花どきにもかなり期待できます。
だがしかし、過去の学習を生かすなら、イヌエンジュの開花・結実は隔年、あるいは数年に一度という恐れがあります。この超絶元気な新人くんには、そんなつまらない周期性などガツーンと打破してほしいものです。

<追録> この木に初めて気づいたのは10月半ばで、そのときはイヌエンジュと確認できる葉がまだ残っていました。(撮影:2021年10月18日)
Amurensis211018

過去のきょう 2020 ツバキカズラ 2019 シロモジ 2018 タカナ 2017 コアカザ 2016 オウゴンカズラ(ポトス・エンジョイ) 2015 ハグロソウ 2014 テンニンソウ 2013 オオハナワラビ 2012 ヤブマメ 2011 ネコノチチ 2010 ホソバオケラ 2009 イイギリ 2008 ギンリョウソウモドキ(アキノギンリョウソウ) 2007 ダケカンバ 2006 コクサギ 2005 サンキライ 2004 ガーデンシクラメン

| | コメント (0)

より以前の記事一覧