9月21日(金) ヘビウリ

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ヘチマキュウリが近縁ではあるまいかと考えてしまう実です。まっすぐに育つと1mは超えるものが、つむじを曲げるとこうしてのたくってくれて、不用意にこれに出会うとヒヤッとします。いや、心の準備があったとしても、こりゃたまりません。
ところが、素性としてはヘチマやキュウリは無関係で、カラスウリの仲間(ウリ科カラスウリ属)であることは花の写真のときに触れました。あのとき、実の写真が撮れなくて、じつはかなりくやしかったのに、案外早めにリカバリーできました。
キカラスウリ(同科同属)のとき、実のワタを試食していて、このヘビウリはもう少しまともに食材として使えるようです。もっとも、これが八百屋に並ぶことは考えにくく、「ヘビ料理」は育てた人だけが楽しめる「秘密の味」のようです。

過去のきょう 2017年 スズメウリ 2016年 プロステケア・コクレアタ・アルブム 2015年 イワガネソウ 2014年 ヒノキアスナロ 2013年 ツルリンドウ 2012年 ヤマグルマ 2011年 カラスザンショウ 2010年 ハダカホオズキ 2009年 ケツユクサ 2008年 ミズタマソウ 2007年 ミズタマソウ 2006年 ヤマハギ 2005年 オトコエシ 2004年 ナツメ

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9月20日(木) ヤブニッケイ

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去年の初掲載と時期的には大差ないのに、実のいくつかが黒くなっていました。その黒々した実を眺めながら悲しくなるのは、去年地面に落ちていた(その実のおかげでこの木の存在に気づいた)実が黒かったのかまだ緑のままだったのか、まったくもって思い出せないことです。手にとってマジマジ見たであろうに…。
こういうのは記憶(保持)力の薄れなのか、それとも記憶入力段階(記銘力)になにか問題があったのか、考え込みます。このごろ、仕事の肝心なこともスッポリ思い出せないことがあって、多少の肌寒さを覚えることが出てきました。
いやいや、自虐的に落ち込むよりはこの木をヤブニッケイだと覚えていたことを喜ぶ方が前向きです。もし、この実を見て、葉を見て、枝を見て、図鑑と引き比べて「そうか、これはヤブニッケイというのか」などとやるようになったら、そのときこそが年貢の納めどきでしょう。そんな日は迎えたくありませんけれど。

過去のきょう 2017年 クサギ 2016年 クロモジ 2015年 シナアブラギリ 2014年 カラムシ 2013年 ムラサキナツフジ(サッコウフジ) 2012年 オトコエシ 2011年 マコモ 2010年 キセワタ 2009年 マルバハッカ(アップルミント) 2008年 ギンリョウソウモドキ(アキノギンリョウソウ) 2007年 ソテツ(雄株) 2006年 アシタバ 2005年 シロシキブ 2004年 フジバカマ

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9月17日(月) センナリヒョウタン

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あとは収穫するだけ、つまり花や葉はもうすっかり終わった状態です。あの恐ろしかった夏が懐かしく思えるほど、いい風が吹くようになりました。
千成瓢箪というのはふつうのヒョウタン(Lagenaria siceraria)の変種(var. microcarpa)です。ブログを始めた14年前に育てたのはその「ふつう」の方で、小さなプランターだったにもかかわらず、実は20cm近くになりました。
あれに比べると、千成は寸詰まりです。長さがせいぜい6~7cmで、その代わり「数で勝負」とばかりにたくさんぶら下がります。これが景気よく見えるので縁起物とされ、太閤さんが金色に塗って馬印にしたというわけです。
つまりはその時代からこの変種は存在したわけです。いったい、最初に「縮んだ」のはいつごろのことで、その変化がどうやって固定したものでしょう。それを考えると、戦国時代のロマンとはまた一風異なった夢を見ることができます。

過去のきょう 2017年 ユウガギク 2016年 トキリマメ 2015年 マウンテンミント 2014年 キハギ 2013年 ベニシダ 2012年 ヒトエスイフヨウ 2011年 キミガヨラン 2010年 トウゴマ 2009年 トウガン 2008年 コバノカモメヅル 2007年 ハシカグサ 2006年 コウヤマキ 2005年 ヌルデ 2004年 ワレモコウ

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9月16日(日) シロモジ

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シロモジの実の謎が深まってしまいました。11月の10日過ぎには、黄葉はきれいだったものの実が一つもなくて、いつ、どんな具合に失われるものかを確認することが自分の課題になっていたのです。(花どきの様子はこちら
初夏、まだ実が小さいとコケシのように立っているものが、8月の末には青いスモモのようにお尻の割れ目を見せてうつむき始めていたのです。そのときは実の数はまだまだたくさんで、さあいったいこの先どう変わるか楽しみでした。
ところがこれ(↑)です。この半月、さしたる変化を見せないまま、数だけが著しく減っていました。青いまま落ちるとでも言うのでしょうか。あるいはこれでもう十分においしくて、鳥さんたちがパクパクやってしまうのでしょうか。
たった一つしか見つからなかったものを試食するのもはばかられるし、この木に近づいても逃げ出す鳥もいなかったし、いったい全体シロモジの実はいつどこへ行ってしまうのやら、けっこう難儀な課題を抱え込んでしまったようです。

過去のきょう 2017年 ヤマグワ 2016年 プルメリア 2015年 スネイルフラワー 2014年 シュウブンソウ 2013年 ミケリア(ミケリア・マウダイエ) 2012年 ママコノシリヌグイ 2011年 マルバアメリカアサガオ 2010年 ミズアオイ 2009年 カンレンボク 2008年 モミジガサ 2007年 アオツヅラフジ 2006年 サルスベリ 2005年 ヒネム 2004年 ツルボ

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9月11日(火) ゴマノハグサ

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幸運というのはたまにはやってくるもので、一度は見失ったゴマノハグサの「その後」をとらえることができました。自分的にかなりのレアものだったこの草をようやく見つけたのが去年の7月初めでした。それからは定期的にそこを訪れたというのに、すぐに見失ってしまったのです。今年もダメで、ちょっとあきらめ気味でした。
それが、まったく別の場所で思いがけない再会です。盛夏を越して、花穂はびっしりの稔りを迎えていました。実の頭に雌シベがくず糸のように残っています。花の写真からは想像しにくいほどの実の数なので、かなり連続的に開花したようです。
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驚いたのは紅葉の早さです。今年のクソ暑さのせいが多少はあるにしても、周囲はまだまだ緑なので、ずいぶん気の早い質であることはたしかのようです。こんなに目立つ色合いのものを見失った恥ずかしさに、わが頬まで赤く染まりました。

過去のきょう 2017年 コバノカモメヅル 2016年 ダイサギソウ 2015年 メリケンムグラ 2014年 ナナコバナ 2013年 ミズタマソウ 2012年 ウラジロガシ 2011年 カジカエデ(オニモミジ) 2010年 カラムシ 2009年 シオン 2008年 ドイツトウヒ 2007年 ムシカリ 2006年 イボクサ 2005年 ダールベルグデージー 2004年 ニラ

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9月10日(月) トケイソウ

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冗談でしょ…と言いたい草木はいろいろあっても、トケイソウにかなうモノはなかなか見つかりません。なにせ、花でも十分に奇態なのに、実までこれですから。
トケイソウに言わせれば、「知らなかったアンタが間抜けなのよ」でしょうか。「仲間にはこれでイガイガに包まれたのもいるのよ」だそうです。
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地面に落ちていた実の中身を確かめてみました。両手の親指に力を込めたら、ポンと音を立てて割れました。オツユがドピュッとくるのを警戒していたので、完全に肩すかしです。なかにはオネバにくるまれたタネが数粒入っていました。
それを根もとにおいてみました。これは完全に木でしょう。自分で育てている人から、「最初は草です」と教えてもらってはいても、ここまでくれば立派に木です。もっとも、この「幹」に年輪があればの話で、もし自分で育ててここまで生長した「木」を切ってみる度胸はないので、きょうもまた「草または木」にしておきます。

過去のきょう 2017年 キレハノブドウ 2016年 イヌビワ 2015年 ギンコウボク 2014年 アキカラマツ 2013年 コクチナシ(ヒメクチナシ) 2012年 イワガネゼンマイ 2011年 カワラケツメイ 2010年 ヤナギタンポポ 2009年 メドハギ 2008年 ノシバ 2007年 ハネミギク 2006年 ヤハズソウ 2005年 イチイ 2004年 ヤマボウシ

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9月8日(土) オオバイヌツゲ

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どうにも半端な時期に出会ったもので、寒くなれば黒々として目立つ実なのに、まだ葉に紛れています…と書いておかないと、あとでこの写真を見直したとき、自分で実を見過ごしてしまいそうです。イヌツゲらしく、けっこうな数の稔りです。
ただ、イヌツゲにしては葉がふくよかです。イヌツゲの変種で、標準和名はオオバイヌツゲでも、別にマルバイヌツゲという呼び方もありました。自分だったらヒロハイヌツゲにしたのになぁというのは余計な付け足りです。
雌雄異株なので、雌株の所在はこうしてわかりました。花の時期にここで雌花を撮り、ほかの場所で雄花(雄株)を見つけ、その前にここで真っ黒クロスケを写しておけばオオバイヌツゲについては一応完結です。ことがそう簡単に運ばないことは百も承知の上で、計画だけはいつも簡単にできあがります。

過去のきょう 2017年 ツブラジイ 2016年 ドラセナ・レフレクサ 2015年 イチイ 2014年 ナンバンギセル 2013年 アメリカノウゼンカズラ(黄花) 2012年 ナガエコミカンソウ(ブラジルコミカンソウ) 2011年 シラヤマギク 2010年 ゴジカ 2009年 キツリフネ 2008年 ミヤコグサ 2007年 ギンリョウソウモドキ(アキノギンリョウソウ) 2006年 キカラスウリ 2005年 ナガホノシロワレモコウ 2004年 シュクシャ

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9月6日(木) ヒヨクヒバ(イトヒバ)

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5月に悩んだイトヒバ&ヒヨクヒバ問題にひと区切りつけます。複数の植物園で名標板に「ヒヨクヒバ」とあった木を眺めてみました。この間合いで見る限り、これがヒヨクヒバであってイトヒバではないことなどわかるはずがありません。
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なので、グッと近づいて葉を手にとってみました。いくら目を皿にしたところで、4カ月前の同趣旨の写真と区別することは自分には不可能です。
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ならば実は?と目を転じたところで結果は同じです。

そこで再度名標板に目をやると、そこにはChamaecyparis pisifera Endl. cv. Filiferaとありました。つまりサワラの園芸種ということです。そこでこの学名をYListであたると、標準和名はヒヨクヒバ、別名としてイトヒバとありました。なんのことはない、5月にこうしてちゃんと調べれば、四の五の悩む必要はなかったわけです。
ところがさらにヒヨクヒバをあたっていくと、C. pisifera Endl. var. filiferaというものも出てきて、前者は園芸品、こちらは変種ということになります。ただし、標準和名・ヒヨクヒバ、別名・イトヒバという呼び方は両者一緒です。
深い世界を勝手に括る失礼を許してもらうと、ヒヨクヒバないしイトヒバと呼んでいる木には変種と園芸種があるものの、どちらであってもヒヨクヒバという名前の方を優先すべきだということのようです。先の記事もタイトルは修正しておきます。

さてこれで自分的に一件落着かというと、いつものことながらまたも余計な問題を抱えてしまうのです。YListで「イトヒバ」を検索すると、Thuja orientalis L. 'Flagelliformisという木に行き当たるのです。和名がイトヒバ、別名はイトスギです。さらにこのThuja orientalisにはvar. pendulaとする種類も(和名・別名は園芸種に同じ)あり、なんとヒヨクヒバに変種と園芸種があるのと同じ構造なのです。
つまり、コノテガシワ(Thuja orientali)に近い種類にもイトヒバはあるので、ヒヨクヒバのことを別名で呼ぶのはかなり地雷を踏む行為に思えてきました。
さらに別名イトスギであるイトヒバをここに収録するというノルマもできました。さてイトスギとはいつ会えるものやら、そのときまで、ここに書き連ねた面倒な話を覚えていられるものか、混迷と自虐を綯い交ぜにした楽しい旅は続きます。

過去のきょう 2017年 コウゾ 2016年 ディジゴセカ(ディジゴセカ・エレガンティシマ) 2015年 エゾノコリンゴ 2014年 ヒヨドリバナ 2013年 ヒトツバハギ 2012年 オニバス 2011年 アマクリナム 2010年 ツノナス(フォックスフェイス) 2009年 イチヤクソウ 2008年 ヤマシャクヤク 2007年 ウワミズザクラ 2006年 ギンドロ 2005年 リコリス・オーレア 2004年 イタドリ

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9月2日(日) オオバゲッキツ

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大葉ではないふつうのゲッキツをまだ知らないし、そのゲッキツ(月橘)という名前も生硬に過ぎて親しみを持てません。つまり、このオオバゲッキツという代物は自分のなかでどうにもピンと来ないのに、たまたま写せました!という記録です。
ナンヨウザンショウ(南洋山椒)という別名は自生地と葉の感じを示しています。また、英名のカレーノキ(Curry tree)とか中国名の「調料九里香」がこの木(葉)の用途を示していて、インドあたりでは広く用いられる香辛料だと言います。
本来は見上げるほどに大きくなる木なのに、写真のものは鉢植えです。花はすでに終わっていて、ちょっとそそられる実がついていました。ただし、この実の種には毒があるのだそうで、名前とともにしっかり覚えておかなくてはなりません。

過去のきょう 2017年 アカマツ 2016年 カゴノキ 2015年 ウリハダカエデ 2014年 キツネノマゴ 2013年 ヤマボウシ 2012年 カナムグラ 2011年 ハナトラノオ(カクトラノオ) 2010年 シロネ 2009年 ツルガシワ 2008年 ミズカンナ 2007年 ヒメシロネ 2006年 イヌタデ 2005年 ハス 2004年 ピンクノウゼンカズラ

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9月1日(土) ヌスビトハギ

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ヌスビトハギがこんなに「咲き誇って」いるのは初めて見る気がします。名前のせいでもあるまいに、大概が密やかな佇まいだったはずが、この場所では向こうが霞むほどに盛大な咲きっぷりでした。しばしゆったりと鑑賞です。
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ただ、それだけで終わらないのが困った性格です。ついググッと寄って、手頃なひと枝を見上げてみました。花からサングラスへの変貌過程の確認です。
枝の右側下部にその回答がありました。花びらが落ちたあと、子房がそのサイズを増していこうとしています。「タネも仕掛けもありません」という手品師の口上が聞こえてきそうで、ハハァ、こういうタネと仕掛けになっていたのかと合点です。

過去のきょう 2017年 ヒルムシロ 2016年 イヌトウバナ 2015年 ミズキンバイ 2014年 ムクゲ 2013年 シュウブンソウ 2012年 ヤブデマリ 2011年 ハリギリ 2010年 トウワタ(アスクレピアス) 2009年 キバナアキギリ 2008年 ケンポナシ 2007年 アゲラタム 2006年 ヘクソカズラ 2005年 センニンソウ 2004年 マツムシソウ

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