7月5日(土) エゾゼンテイカ(エゾカンゾウ)

<礼文記18> 画面左奥へと登る急な斜面に咲くこの花を、下側の小径から見上げて撮りました。それがエゾゼンテイカの特徴(背が高い)をわかりやすく示すことになって、花の神様はごくたまにですけれど優しく微笑んでくれます。
さて、エゾゼンテイカと標準和名を優先して掲示するものの、礼文や北海道全域ではこれをエゾカンゾウと呼ぶのがふつうです。なのにYListではそれを正名どころか別名としても認めず、収録している別名はオオゼンテイカだけです。
Hemerocallis middendorffiiの変種同士という関係のなかで、ふつうはニッコウキスゲとされるvar. esculentaも標準はゼンテイカで、それに合わせたらこのvar. middendorffiiをエゾゼンテイカとするのは理屈に合います。一方、var. exaltataの和名はトビシマカンゾウだけ(別名なし)で、うーむ飛島なら萱草OKとは依怙贔屓なことです。
さて、エゾゼンテイカと標準和名を優先して掲示するものの、礼文や北海道全域ではこれをエゾカンゾウと呼ぶのがふつうです。なのにYListではそれを正名どころか別名としても認めず、収録している別名はオオゼンテイカだけです。
Hemerocallis middendorffiiの変種同士という関係のなかで、ふつうはニッコウキスゲとされるvar. esculentaも標準はゼンテイカで、それに合わせたらこのvar. middendorffiiをエゾゼンテイカとするのは理屈に合います。一方、var. exaltataの和名はトビシマカンゾウだけ(別名なし)で、うーむ飛島なら萱草OKとは依怙贔屓なことです。
<補注> カンゾウという呼び方をHemerocallis middendorffii類に使ってしまうと混乱するのは自分だけかしれなくても、カンゾウは概ねこちらのグループのことかと思っているHemerocallis fulva類を下に列記しておきます。(和名50音順、標準和名 : 学名)
☆ アキノワスレグサ : Hemerocallis fulva var. sempervirens
☆ ノカンゾウ : Hemerocallis fulva var. disticha
☆ ホンカンゾウ : Hemerocallis fulva var. fulva
☆ ヤブカンゾウ : Hemerocallis fulva var. kwanso
過去のきょう 2024 カッコウセンノウ 2023 オカタイトゴメ 2022 ククイノキ 2021 ゴレンシ(スターフルーツ) 2020 ソランドラ・マキシマ・ワリモー 2019 ヤクシマオナガカエデ 2018 カリブラコア・ティペットダブル 2017 ゴマノハグサ 2016 リュウビンタイ 2015 タコノアシ 2014 タラノキ 2013 トチバニンジン 2012 イワガラミ 2011 ノハナショウブ 2010 ビジョザクラ(バーベナ) 2009 オオバギボウシ 2008 ケショウサルビア(ブルーサルビア) 2007 リシマキア・プンクタータ 2006 アフリカハマユウ(インドハマユウ) 2005 ノブドウ 2004 アサガオ
| 固定リンク
コメント