4月10日（木） エレモフィラ・ニベア

またまたとんでもない一群に出くわしました。このエレモフィラという属はオーストラリアの固有種で、その種類たるや270を数える（注）らしいのです。
まずはその大家族のうちで、たまたま店先で見つけたニベアです。名札にはマクラタとありましたが、いや、maculataとは「斑点がある」意味で、この花の内側にそんな様子は微塵もありません。葉も銀白色で、全体が微細な毛に蔽われています。
ライラック色と形容される花色もニベアの特徴に符合していて、さてこうなるとお店が間違えていたマクラタも早く入手して、「ほらね」と二つ並べたいところです。ただ、そんな嫌み爺さんを満足させるほどエレモフィラの流通はふんだんではなくて、いずれどこか気の利いた植物園あたりで撮影させてもらえる幸運を待ちましょう。

＜補注＞ 次に収録したエレモフィラはラケモサです。（2025年5月11日）

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