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2月28日(金) ヤエムグラ

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クヌギの枯れ葉と背比べしている愛らしさに打たれました。ただし、愛らしいのは背丈だけで、茎の稜はすでに鋭く、しかも剛毛に包まれて剣呑さを誇っています。
これから1カ月もすれば、もはや草熅(いき)れでムンムンするはずなのに、いまはまだ積もる枯れ葉を風除けにしつつ体力を養っている状態に見えます。植物生態としては越年草(または一年草)になるので、5月に花が咲き、すぐにできる実(種)が秋までに熟し、それがこぼれて発芽…という繰り返しをすることがわかります。
地方名がいろいろ豊富なのは洋の東西を問わなくて、とりわけ英名にはずいぶんいろいろと並びます。そのなかでもcleavers=肉屋の包丁というのが印象に残って、さてどこが?と思うに、たぶん茎のこの鋭い稜だろうなと想像しています。

過去のきょう 2024 ブラッソカトレヤ・マイカイ・マユミ  2023 ボロニア・ピンナタ  2022 ゴマキ(ゴマギ)  2021 ホウライシダ  2020 レモン  2019 ゴエッペルチア・ランシフォリア  2018 スプリングエンジェル(冬アジサイ) 2017 ナズナ 2016 ハハコグサ 2015 ナナコバナ 2014 ゼニアオイ 2013 カタセツム・グレースダン 2012 ラカンマキ 2011 オニシバリ 2010 ナギ 2009 セリバオウレン 2008 シシガシラ(寒椿) 2007 ブロッコリー 2006 ヤブラン 2005 シモバシラ

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2月27日(木) シレネ・ユニフロラ・バリエガタ

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やったー、蕾だ!と舞い上がりました。去年の12月初旬、近所のホムセンで息絶えようとしていた苗を救出してきての復活劇ですから、かなりの感動です。
だいたいにああいうお店は灌水過剰です。たしかに、個々別々の植物ごとに水遣りや日照を加減するのはおおごとでしょうが、それが仕事だろと言いたくなります。もっとも、おかげで見切り価格で連れ帰ったのだから文句は言えませんけれど…。
さてこのシレネです。Silene属の収録はこれで12種(↓)になるのに、こういう匍匐系も斑入り系も初めてになります。大きな鉢に3株「も」植え込んで、この斑入り葉がこんもりと勢いを増し、白い花で賑やかに飾られる日を待ち焦がれています。

<当ブログ掲載のSilene属・和名50音順>アケボノセンノウ ☆ エンビセンノウ ☆ カッコウセンノウ ☆ グリーンベル ☆ サクラマンテマ ☆ シラタマソウ ☆ スイセンノウ ☆ センジュガンピ ☆ センノウ ☆ フシグロセンノウ ☆ マツモトセンノウ

過去のきょう 2024 シダレケヤキ  2023 シンビジウム・トラシアナム  2022 カワヂシャ  2021 ニッサボク  2020 クンシラン(クリビア・キルタンシフロラ)  2019 コショウ  2018 ミドリノスズ(グリーンネックレス) 2017 ウメ(緑萼八重枝垂れ) 2016 アカバナマンサクとハヤザキマンサク 2015 バニラ 2014 シラヌヒ 2013 ウンシュウミカン 2012 オオフサモ 2011 キョウチクトウ 2010 コナラ 2009 クリスマスローズ(コルシカス) 2008 チャボタイゲキ 2007 エリカ・クリスマスパレード 2006 マンゲツロウバイ 2005 ジンチョウゲ

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2月26日(水) サルココッカ・コンフサ

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<焦る~> ニフティさんって、ホント、お茶目です。メンテだと言って4時間ほどココログへのアクセスを止めたあと、きちんと元に戻ったと思ったら、きょうの記事(朝6時過ぎにアップし、正常に閲覧できたことは確認済み)をサラッと消してくださいました。「内容的につまんなかったから、書き直しなさい」という警告でしょうか。
というわけで、いったん上げた記事内容をどれだけ正確に復元できるかという自分の記憶力テストの回答が以下の記事です。(26日夕)
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ピントをあてた対象がサルココッカの雄花(蝉のお腹あたり)や雌花(画面左端)でないのは明らかです。たしかに、思い返せばサルココッカが雌雄同株の雌雄異花であることは10年前にきちんと記録済みです。
で、その雄花と比べると、蝉(抜け殻)がヤケに大きいのです。アブラゼミやミンミンゼミを超えている感じで、もしかしてクマゼミでしょうか。
そもそもクマゼミは西日本がテリトリーだったのに、このごろの夏はあの騒々しい鳴き声を埼玉や東京でも聞くようになりました。うるさくてかなわんなぁとボヤいても、彼らのせいでないのはわかっています。

過去のきょう 2024 九条太ネギ  2023 ベニチョウジ  2022 カルミア(アメリカシャクナゲ)  2021 キンミズヒキとヨモギ  2020 ウメ(思いの儘)  2019 イタリアンパセリ  2018 ヤブムラサキとムラサキシキブ 2017 ハオルチア・トーツオサ(五重塔) 2016 マスデバリア・インカプリンス(洋ラン) 2015 スリナムゴウカン 2014 ピレア・ヌムラリフォリア 2013 アミメヘイシソウ(サラセニア・レウコフィラ) 2012 スギ 2011 ラクウショウ 2010 ムクノキ 2009 カンザクラ 2008 オウバイ(梅) 2007 カワヅザクラ 2006 クリスマスローズ 2005 コハコベ

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2月25日(火) アロマティカス

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もうこんな日記は投げだそうと思うことがしばしばあって、きょうもその日です。写真のコヤツは通称・アロマティカス、語感がいいし、葉に触るとすっきり香がして、水遣りをサボっても平気、お店で処分価格になっていたとは信じられない良品です。
さて、流通業界ではこのアロマティカスのフルネームはプレクトランサス・アロマテカスとされています。えっ、これがあのモナ・ラベンダーと同属なの? 葉形・葉質がかなり違います。茎色、違います。花もあんなに賑々しくは咲かないらしいのです。
土台、アロマテカスが種小名かと思ったら、本当のそれはamboinicusでした。これはインドネシア東部の島名に由来していて、そこが原産地のひとつのようです。
念のためPlectranthus amboinicusをWFOで調べると、それはColeus amboinicusのシノニムだと出ます。え、コリウス(注)ですか? 葉質、かなり違いますけど…。
しかし、YListも同じ見解だし、別名にメキシカンミントやキューバンオレガノを上げる始末です。インドネシアがメキシコやキューバとくっついてしまいました。
さて、いまは指先サイズで丸くてプックリした葉が、これから生長すると細長くなり、薄くなり、鋸歯が目立つようになるというのでしょうか。そもそも花を咲かすのは難度が高いそうだうし、夏を乗り切れるかどうかも不安です。ただ、こんなワヤクチャの理解のままで枯らすのは悔しくて、なんとしても2~3年は観察したいものです。

<補注> 今回の学習にはオマケがあって、ふつうに花壇を飾るコリウスはプレクトランサス属でした。一方、そのプレクトランサスを称するアロマティカスがじつはコリウス属で…投げ出す程度ではなく、なぎ倒したい倒錯の世界です。

過去のきょう 2024 オニジュロ(ワシントンヤシモドキ)  2023 ビロードイワギリ(コリトプレクツス・スペキオスス)  2022 カロケファルス・プラチーナ(クッションブッシュ)  2021 ウメ(南高梅)  2020 ネオレゲリア・ファイアーボール  2019 オオバノマンゴスチン  2018 ショカツサイ(ムラサキハナナ) 2017 ミラクルフルーツ 2016 ハリエンジュ(ニセアカシア) 2015 ウォーターポピー(ミズヒナゲシ、キバナトチカガミ) 2014 アカマツ、ほか2種 2013 コーヒーノキ 2012 シクラメン 2011 エンジュ 2010 ヤタイヤシ 2009 アカバナアセビ 2008 アオキ 2007 オカメザサ 2006 フクジュソウ 2005 アブラナ

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2月24日(月) デンドロキルム・コッビアヌム

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デンドロキルムも3種類目の収録となって、はいはい、花穂がやたら長いのがこの属の特徴なのだとわかってきました。というか、最初のウェンゼリーよりも次のフォルモサヌムの穂が長くて、今回はさらにその上を行っています。Wikiによれば1本の穂に最大で50個の花が並ぶそうで、この写真でも40までは勘定できます。
そして葉はこれぞ披針形(ひしんけい)という形をしていて、この術語のモデルにしたいくらいです。おっと、おととし、ホソナガバミズアオイの記事でこの葉形と呼び方に触れているし、そろそろ自分のなかで「ふつうの言葉」にしようと思います。
そんな披針形の葉は偽鱗茎1個に1枚だけ出て、その葉に抱かれるように針金状の花茎がのびます。フィリピンの森で樹冠に着生するそうで、はるかな高みにこんな長い花穂がプランプランしていたら、ほぼあの世と錯覚しそうです。

過去のきょう 2024 デンドロビウム・ジョンソニアエ  2023 桜の冬芽(シリーズその4)  2022 セイヨウニンジンボク  2021 パンジー  2020 キバナノウゼン  2019 マツザカシダ  2018 ヒメサザンカ 2017 ムシトリスミレ 2016 キチジョウソウ 2015 キンレイジュ 2014 アミメグサ(ベニアミメグサ) 2013 オオハナワラビ 2012 モミジイチゴ 2011 ヒオウギ 2010 ウラジロモミ 2009 ヒマラヤスギ 2008 カンザクラ 2007 オステオスペルマム 2006 セツブンソウ 2005 カワヅザクラ

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2月23日(日) チリアヤメ

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よくぞここまで育ってくれました。拙の指はレンズ前にあるのではなく、苗の1cmほど手前です。12月初めに発芽を見つけ、いまようやくここまで育ちました。
赤茶色で芥子粒のように小さな種を蒔いたのが10月初めでした。あまりに小さいのでテキトーにバーッと散らしたら、丸2カ月、ウンでもスンでもありません。いまにして思えば、極小の種なのにずいぶんと粗めの土に植えたものです。
失敗したかなと半ば諦めたころに見つけた葉は5mmほどの長さだったので、ヤキモキしたのは単に老眼のせいだったようです。もっともそこからグングンというわけでもなく、さらに2カ月半経過してもこの程度、かなりのノンビリ屋さんです。
薄紫の花は春咲きというのに、さて、これで間に合うものでしょうか。もし今年がダメでも球根さえできてくれれば…と、こちらまでノンビリになっています。

過去のきょう 2024 トックリラン  2023 タイヨウフウトウカズラ  2022 アガベ・アメリカーナ・コーネリウス  2021 ハナズオウ  2020 マキシラリア・ピクタ  2019 ムユウジュ  2018 シュンラン 2017 オトコヨウゾメ 2016 ウメ(緑萼、リョクガクバイ) 2015 ツノナス(フォックスフェイス) 2014 クヌギ 2013 オオムラサキ、ほか5種 2012 ヒトツバ 2011 ハイネズ 2010 プリムラ・シネンシス 2009 ギンヨウヒマラヤスギ 2008 サザンカとカンツバキ 2007 スズランエリカ 2006 カラタチ 2005 クマザサ

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2月22日(土) ウメ(小梅・信濃梅)

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ひと枝についた蕾はずいぶんと寂しい数です。かつて開花状態を載せたときも同じように「散漫だな」と考えたものです。これが茄子ならば「無駄がない」と威張れるとして、この小梅という樹種は本当にケチ…いや効率主義者のようです。
ふつうに梅と言ったら、もう少しビッシリと蕾を並べるでしょうに、この木を見上げるとどうにも寒々しくていけません。色だってまったく素っ気ないものです。
そして、この程度の数のなかでも開く日には幾分の差ができそうです。枝の先方向ではもうあすにでも咲きそうな蕾があるし、硬いものはそこから4~5日は遅れそうです。花粉媒介が漏れることなく行われるように考えて開花をずらしているのかなぁとかヒマなことを考えていると、このところの寒波で手がかじかんできました。

過去のきょう 2024 ルエリア・コロラタ  2023 ロドデンドロン・ビレヤ・ピンクデライト  2022 ベニチョウジ  2021 スノードロップ(ジャイアント・スノードロップ)  2020 ロニセラ・フラグランティシマ  2019 マツバラン  2018 キハダ 2017 ヒトデカズラ(フィロデンドロン・セローム) 2016 ハルジオン 2015 パラミツ(ジャックフルーツ、ナガミパンノキ) 2014 アスコセンダ(洋ラン) 2013 ハス(古代蓮) 2012 ヒメシャラ 2011 クコ 2010 ピレア・モリス 2009 ギンヨウアカシア 2008 フィクス・アルテッシマ 2007 ヨウシュクモマグサ 2006 ナガバジャノヒゲ 2005 ミヤマウグイスカグラ

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2月21日(金) ファネラ・アウレイフォリア

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2年前、このファネラ・アウレイフォリアを取り上げたとき、当初は属名をバウヒニアとしていたものです。ところが、あとでハカマカズラを掲載したときに、アウレイフォリアの分類はファネラに変更になっていることに気づきました。
で、当時は「ふーん、面倒なもんだ」としか思わなかったのに、ジワッと「どうして分離されちゃったの?」と考えるようになったのだから健気なものです。なるほど、このフックというか巻きひげが原因なのでした。たしかにソシンカにはこんなパーツがありません。そしてハマカズラには立派に備わっていました。
考えてみれば巻きヒゲのありなしは大きな違いで、枝が自立してのびるか他人にもたれるかという差が生まれます。人間にもこれを適用して、「バウヒな若者」とか「ファネラなヤツ」とか言ったら面白いかも…と一人でニターッとしています。

過去のきょう 2024 ショウジョウヤシ  2023 ヒューケレラ・タペストリー  2022 マンドラゴラ(マンドレイク)  2021 ポプラ(セイヨウハコヤナギ)  2020 マドカズラ  2019 マカダミア  2018 フクジュソウ(秩父紅) 2017 トゲミウドノキ(サラダノキ) 2016 モクレイシ 2015 ヤマアイ 2014 チョウセンゴヨウ 2013 ハシバミ 2012 コハコベ 2011 キツネノカミソリ 2010 フラサバソウ 2009 キヅタ 2008 ユキワリイチゲ 2007 ヒメイタビ 2006 ナギイカダ 2005 クロッカス

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2月20日(木) サンショウバラ

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サンショウバラとは悪戦苦闘していたことがあって、あれはいつ?と検索したら2007年08年09年のことでした。ウ~、ワタシ、まだ髪の毛あったかも・涙。
とか感傷に浸っている場合ではありません。憎々しい刺には一度ならず世話になっていても、冬芽がこんなに奥床しくかわいげだったとは知りませんでした。
しかし、これが葉芽なのか花芽なのかは知る由がありません。咲き方からして混芽ということはなかろうとは思いつつ、なにせなかなか一筋縄ではとらえきれなかった極悪人(笑)ですから、暖かになっての確認は欠かせないことです。

過去のきょう 2024 シマオオタニワタリ  2023 桜の冬芽(ウコンとオオシマザクラ)  2022 ナリヒラヒイラギナンテン  2021 フクロユキノシタ(セファロタス)  2020 ツバキカンザクラ  2019 パセリ  2018 ホルトノキ 2017 チチコグサモドキ 2016 メヤブマオ 2015 桜の冬芽4種(その2) 2014 プリムラ・ポリアンサ 2013 トラフアナナス 2012 ウラジロガシ 2011 ヒメムカシヨモギ 2010 ユーカリ 2009 ショカツサイ(ムラサキハナナ) 2008 ウグイスカグラ 2007 エリカ・ファイアーヒース 2006 ナニワズ 2005 イチゴノキ

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2月19日(水) オレガノ・ケント ビューティ

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ずいぶんと昔にバーバラチンゲイを取り上げていて、あの園芸種名は女性のお名前(チンゲイ=Tingeyは苗字らしい)だったのに対し、こちらは男性名です。
ケントさんが美しいのではなく、ケントさんが作った美しい品種だと思うのですが、こういうのはあまり詮索してもしょうがありません。元ネタ(母種)はオレガノ・ロツンデフォルムで、そちらの萼は緑色(未収録)、対してこちらはピンク…ビューティです。
志木の冬程度なら外で平気で、こんな調子で春を迎えそうです。桜のころに遠慮なく切り戻してあげると、またどんどん花(というか萼)を咲かすそうで、瀕死状態のものを格安でお店から連れ帰った爺さんは、来たるべき春がとても楽しみです。

過去のきょう 2024 カシワバゴムノキ(フィクス・リラタ)  2023 クエスネリア・テスツド  2022 チランジア・カクチコラ  2021 ヒメグルミ  2020 ムギセンノウ(ムギナデシコ)  2019 オオアブラギリ(シナアブラギリ)  2018 ミズヤツデ(ラシア・スピノサ) 2017 ココヤシ 2016 ジンチョウゲ 2015 シマムラサキツユクサ 2014 クスノキ、ほか2種 2013 キンカチャ 2012 エビモ 2011 タチバナ 2010 タコノキ 2009 キバナセツブンソウ 2008 バイモ 2007 カキナ 2006 マサキ 2005 オウレン

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2月18日(火) カンツバキ

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黄色いシベが見えているので、これはふつうのカンツバキということになります。ところがYListでカンツバキにあたると、その学名はCamellia sasanqua 'Shishigashira'と出てきます。ふつうの寒椿と獅子頭の寒椿に区別がないのです。
たぶん、ピーマンとパプリカとシシトウが学名では一緒なのと同じで、分類的には差異が認められないのでしょう。せっかく顔を覗かせてポリネーターさんを誘っているシベたちが不憫に思えはしても、いつもお世話になる権威には逆らえません。
なんだか花が拗ねて歪に咲いているよう見えはしても、そんなことは気にしないで、今年も元気に咲いてくれてありがとね!と感謝の目で眺めておきましょう。

過去のきょう 2024 マオラン・プルプレウム  2023 ロブスタコーヒーノキ  2022 ウリカエデ  2021 ムカデカズラ  2020 ホシソケイ(ハゴロモジャスミン)  2019 デンドロビウム・ファレノプシス(デンファレ)  2018 アベマキ 2017 イヌガラシ 2016 ヒメヒオウギズイセン(クロコスミア、モントブレチア) 2015 ウンリュウヤナギ 2014 カラスムギ 2013 フクジュソウ 2012 シラカンバ 2011 ニワウルシ(シンジュ) 2010 ゴレンシ(スターフルーツ) 2009 トウワタ(アスクレピアス) 2008 ハンノキ 2007 カンヒザクラ 2006 タネツケバナ 2005 ウメ

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2月17日(月) ネコヤナギ

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ネコヤナギの生態学習としてはすでに取り終えたシーンです。ではなぜに…と言えば、きょうは写真話題に傾いています。かつて婿殿に導かれ、背景を黒く潰すことが自分の趣味であることに気づきました。それがきょうは淡い緑バックです。
野歩きに緑色はつきものでも、それは案外に雑然としているし、ほかの色合いも遠慮なく混じってくれるものです。それがこれだけ単色におさまってくれました。
かなりの運(背景物のサイズ、光の方向、主被写体と背景との距離など)に恵まれないとこうはならないはずで、このごろ、なにを撮っても黒バックばかりでは芸がなさ過ぎだと思い始めていたので、うれしい一枚になりました。

過去のきょう 2024 イスノキ  2023 ペリオニア  2022 フウセンカズラ  2021 デイゴ  2020 オオカワヂシャ  2019 カランコエ・オルギアリス(センニンノマイ)  2018 マキシラリア・ポルフィロステレ 2017 カワラハンノキ 2016 ヤマザクラ 2015 ホウライシダとヒシガタホウライシダ 2014 メグスリノキ 2013 タギョウショウ 2012 セキショウモ 2011 ネコヤナギ 2010 スイセイラン(彗星蘭) 2009 バニラ 2008 フクジュソウ 2007 イノモトソウ 2006 ウメ(白梅) 2005 ナズナ

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2月16日(日) オステオスペルマム・サンシャインシリーズ

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ずいぶんと久しぶりにオステオスペルマムを取り上げます。18年前はこの属名を覚えるのに四苦八苦したことが懐かしく思い出されます。
あのときは近所の花壇、つまりは露地で冬越しする元気印でした。対するに今度のものは自前調達です。ネットでは「寒さにやや弱い」とされていて、夜は屋内暮らしです。猫かわいがりという噂はあっても、枯らして泣くよりはいいでしょう。
サンシャインシリーズにはオレンジやピンク、果ては紫など花色違いがあるものの、春を待つ気持ちに添うのはこの明るめのレモン色でした。
ナーセリー事情はまったくわからないものの、オステオスペルマムの園芸種はなぜか○○シリーズとネーミングされるようです。サンシャインのほかにもピクニックやらシンフォニーやらグランドキャニオンやらプリンセスやら、シリーズがいっぱいです。
なにがどう違うのか、ほぼ見定めができないほどで、ひと冬に1鉢ずつ買い込んでお勉強することを自分に課したら、ちょっとは寿命が延びそうです。

過去のきょう 2024 ノボリウチワ(アンスリウム・スカンデンス、ブドウアンスリウム)  2023 ナリヒラヒイラギナンテン  2022 イズセンリョウ  2021 ペラエア・ロツンディフォリア  2020 シダレヤナギ  2019 ゴエッペルチア・ゼブリナ・フミリオ  2018 オウゴンチク 2017 クロコダイルファーン 2016 コスモス 2015 ウメ(黒雲) 2014 センボンヤリ 2013 ラムズイヤー 2012 キリ 2011 カワヅザクラ 2010 パフィオペディルム・サンデリアヌム 2009 カカオ 2008 ベンジャミン 2007 サルココッカ 2006 ワルナスビ 2005 ヒメオドリコソウ

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番外編 : 技術の進歩、しみじみ(Anker Soundcore Mini 3)

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中央に置いた黒い塊が主役です。周りのモノは、その主役のサイズを示すスケールで、要ははた衛門氏ご愛用のマグカップよりも小さいぞと言いたいわけです。
これがスピーカーだなんて、10年前だったら「馬鹿にすんな」だったでしょう。ところがこのAnker Soundcore 3、夏川りみちゃんの突き抜ける高音も、ポール・チェンバースの唸るようなベースも、楽勝で鳴らしきるのです。聴いていて笑いが止まりません。

じつはこれ、4年前の迷走劇のリベンジです。あのとき、Bluetoothでハズレを引いた結果、有線接続で妥協したものの、やはり手元で操作できないのは不便でした。
それが、先日の東伊豆旅行でBluetoothスピーカーに目覚めたのです。そもそも部屋にそんな機器がある宿は初めてでした。インバウンドとやらの客には部屋のテレビまで持ち帰る輩がいると業界の人から聞いていて、まさかVictorブランドの「素敵で手ごろなもの(SP-WS02BT)」が、なんの警戒手段もなく置かれているとは驚きました。
そして、音にも感心しました。その前に、接続の簡単さも確認しました。奥様もたやすく自分のスマホをつなぎ、好きな曲を堪能です。当然ながら、みんなのスマホに入っていない曲もYouTubeでどんどん流すことができます。
さてウチに帰り、みんなが「あれいいよね」と言うものの、いやいや「あれ」は高いし、形がいかにもスピーカー然として遊びがありません。そこでSoundcore Miniです。先行モデルの改良版的位置づけ(2→3)だったのも決定要因になりました。
すごいもんです。そりゃあ、本来のオーディオと比べるのは野暮というものだし、ケチって1個だけ(2個繋ぐことも可)なので、音像定位などを追いかけるものでもありません。あくまでも気軽に、少し離れたソファでノターッと、食卓でユターッとするための道具です。お風呂でもOKということで、そのうちザブーッ(注)もしてみましょう。

<補注> ザブーッと言っても湯船に漬けたわけではなく、壁にかけて(そのためのヒモ付き)使ってみました。ふつうの部屋と同じにいい感じ(妙にエコーすることなく)で、スマホをジップロックに入れて使うよりはずっと気軽になりました。(2025年3月10日)

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2月15日(土) モチノキ

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うぉ、蕾がこんなにグチャッとついていて、これだもの、あと2カ月もしないであのワチャワチャッとした雄花が咲き誇るわけ…というのはかなり賭けの発言です。このモチノキがもし雌株なら、その蕾はもっと散漫だろうと考えました。
そして、そんな蕾の雌雄見立てよりも気を惹かれたのは、ほかの季節には気づかなかった葉ののびやかさでした。モチノキの学名・Ilex integraのインテグラは全縁のことであり、それは単に鋸歯がないというよりはこの美しさの表現に思えます。
そう言えばこのごろ渦中のホンダさんにもインテグラという車種があります。あの車名は、Wikiによれば「統合する、完全なものにする」を表す「Integrate(インテグレート)」から作られた造語だそうでも、いえいえ、この木はラテン語由来で昔からintegraだったのですよと教えてあげようにも、ホンダさん、忙しそうだからやめておきます。

過去のきょう 2024 ハルサザンカ(笑顔)  2023 テツシャクジョウ  2022 アスパラガス  2021 カトレア・ルンディ・アルバ・コチア  2020 タカサゴユリ  2019 オオホウカンボク  2018 ノウルシ 2017 キヤニモモ 2016 ハイビャクシン(ソナレ) 2015 パキポディウム・グラキリス 2014 リギダマツ 2013 ミヤマシキミ 2012 シライトソウ 2011 ハンノキ 2010 モミ 2009 イトススキ 2008 ホルトノキ 2007 オニヤブソテツ 2006 オオイヌノフグリ 2005 マンサク

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2月14日(金) マキシラリア・バリアビリス

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マキシラリアという着生蘭は中南米に300種分布するのだそうで、収録がこれでようやく4つになっただけなのに、それらの共通性を見出すのは至難です。色も形も、じつに多様で、マキシラリアってなに?と悩みが深まります。
当然に、展示品の鉢に刺さる名札が頼りで、あとづけで調べ、フムフムです。このバリアビリスの花はとても小さめ(左下のスケールは5mm目)で、かつ、側弁がまるで兜の吹返しのように反り返るのが特徴だと知りました。
たしかに、ポルフィロステレピクタのそこは逆反りです。しかしサンデリアナは吹返し派です。ただし、どう見返したところでマキシラリアとはなにかがわかりません。あ、いやいや、Maxillariaとはラテン語で顎の骨を意味するそうで、4種の花を見つめていると昆虫が口を開けた様子を連想できなくもありません。ささやかな手がかりです。

過去のきょう 2024 ブドウホオズキ  2023 メキシコハナヤナギ(クフェア)  2022 ウンナンマツ  2021 ユリオプスデージー  2020 オタフクナンテン  2019 ヒトスジグサ(アグラオネマ・コスタツム)  2018 シナミズキ 2017 イワニガナ(ジシバリ) 2016 ヤクチ 2015 コクテンギ 2014 バンダ(洋ラン) 2013 オモト 2012 カラマツ 2011 ノカンゾウ 2010 ヘンヨウボク(クロトンノキ) 2009 リョウメンシダ 2008 コバノカモメヅル 2007 ナギイカダ 2006 アテツマンサク 2005 ヘンヨウボク(クロトンノキ)

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2月13日(木) クフェア・メルビラ

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その落ち際が潔いとほめたクフェア・メルビラの花なのに、1個だけ、どうしても茎を離れません。そのため、濃いオレンジ色で終わる花筒がこんなに真っ赤です。
という色変化よりも、背中が変です。なんですか、その瘤は?
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事態に気づいたのは1カ月ほど前でした。花筒の背に割れ目が入り、そこからモコッと異物が顔を出したのです。そして、それは透明な薄皮をまとったまま、次第にサイズを増し、ムックリと起き上がってきたのです。怖いよぉ。
そしてその薄皮も弾け、中身が剥き出しになった状態が1枚目写真というわけです。プツプツして見えるものは種だと思うのですが、白いのでイマイチ不思議です。
触るとパラパラこぼれ、地面にも少なからず落ちました。春が楽しみです。
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そして、株の一部に斑が入ってきました。種(と思い込んでいる)ができた茎とは別の部分なので、次シーズンに斑入り株ができる可能性は低くても、植物に変異が起きる様子を居ながらにして見られて(じつは2回目)、大満足です。

過去のきょう 2024 フユザキニオイカズラ(ロニセラ・プルプシー・ウィンタービューティ)  2023 リュウゼツラン  2022 トモエソウ  2021 イチョウ  2020 ヤナギバルイラソウ  2019 ビワモドキ  2018 キルトスペルマ・ジョンストニイ 2017 ギンメイチク 2016 アオハダ 2015 ヒメバショウ(ビジンショウ) 2014 フヨウ 2013 アリドオシ 2012 クリハラン 2011 オウギバショウ(タビビトノキ) 2010 ドンベヤ・ワリッキー 2009 マツザカシダ 2008 カマツカ 2007 アブラナ 2006 ネコヤナギ 2005 ユキヤナギ

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2月12日(水) エピデンドラム・コリーフォリウム

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「ふてぶてしい」という、あまり穏当ではない言葉が頭をよぎりました。色艶といい肉感的な花びらの厚みといい、なにか挑発的で喧嘩腰です。これがあのかわいらしさ満点のエピデンドラムなのだというから深い世界です。
もっとも、そんな妖しい花に気を取られて葉をおろそかにしたのは素人の悲しさで、種小名のcoriifoliumは葉が革質であることを指すとあとで知りました。よしよし、次に会えたときはF値をギューッと上げて撮ってやろう…ということをそのときまで覚えていられるかが問題の本質だよとコリーフォリウムが笑っています。

過去のきょう 2024 カーボロネロ(黒キャベツ)  2023 アメリカバンマツリ  2022 カラスザンショウ  2021 ピレア・デプレッサ  2020 ナンテン  2019 アアソウカイ  2018 イワガラミ 2017 アマゾンリリー 2016 ウメガサソウ 2015 桜の冬芽4種 2014 キクラミネウス水仙・Teteatete 2013 ムラサキオモト 2012 ヤマコウバシ 2011 モンステラ 2010 レッド・ジンジャー 2009 アブラチャン 2008 オーブリエチア 2007 アリドオシ 2006 ミドリハコベ 2005 ミツマタ

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2月11日(火) リュウキュウベンケイ

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前回掲載は物珍しさに負けて、その黄色い花にだけ神経がいっていました。今回はうまい具合に二つの株の花と葉が隣り合っていて、多肉質であり、鋸歯が大きめという、いかにもカランコエ(Kalanchoe)らしい風情を撮ることができました。
そしてかつての写真は2枚とも要領を得なかったわりに、記事内容は適切だったなと自賛しています。と言うのは、先の八重山探訪ではまったくこのカランコエを見なかったからです。冬から春が開花期とあるので、チラとでもこの黄色を目にすることがないかと思っていたのに、それは欲張りすぎでした。
ただ、現地ではリュウキュウベンケイを保存しようという動きもあるようだし、これをもとにした園芸種を開発・販売する試みもされています。そのうち、志木の花屋さんにも並ぶかもしれなくて、そんな日を楽しみに待つことにしておきます。

過去のきょう 2024 ハマメリス・インテルメディア・エレナとハマメリス・インテルメディア・ダイアン  2023 ガステリア・リリプタナ  2022 オキシペタルム・ブライダルルージュ  2021 ギョリュウモドキ(カルーナ)  2020 デンドロビウム・スペクタビレ  2019 ビャクダン  2018 コナスビ 2017 ヤエヤバイ(八重野梅) 2016 シダレウメ 2015 アンスリウム(チューリップ・パープル) 2014 ベニヒモノキ 2013 トウジバイ(冬至梅) 2012 トキワマガリバナ 2011 オンシジューム 2010 コチョウラン 2009 マリアアザミ 2008 タチヤナギ 2007 オキザリス・華恋(かれん) 2006 シナマンサク 2005 ヤブツバキ

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2月10日(月) ピレア・シルバーツリー

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いかにもピレアの花が満開でした。うーむむ、梅や桜ではあるまいし、満開と言われたらピレアも照れるでしょうが、とりあえずそうしか言いようがありません。
もちろんピレアに花はほぼオマケであり、特にこのシルバーツリー(園芸種)やその母種のP. インボルクラタ(未収録)の場合、見どころは葉です。分けてもこのシルバーツリーは母種よりも葉幅があるので、銅葉と乳白斑の対比が見事です。
ただ、シルバーの斑の美しさは腑に落ちても、ツリーが解せません。どんどん育つと木になるわけもなく、せいぜい草丈10cm程度です。ふふ、わからない方がインパクトあるでしょ…という名付け親の企みにハマったとしたら悔しいことです。

過去のきょう 2024 島ラッキョウ  2023 アフェランドラ・アウランチアカ  2022 アメイシャ  2021 ノハラアザミ  2020 ベンジャミン  2019 ネオベンサミア・グラシリス  2018 ダイオウマツ 2017 ヒメオドリコソウ 2016 ウラジロチチコグサ 2015 ベンガルボダイジュ 2014 球根ベゴニア(ハンギングタイプ) 2013 ミズバショウ 2012 イヌツゲ 2011 ナガバノモウセンゴケ 2010 カトレア 2009 ムサシアブミ 2008 ハマボッス 2007 ナワシログミ 2006う ウメ(八重寒紅) 2005 ジャノメエリカ

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2月9日(日) ルエリア・デボシアナ

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ブラジル北東部に産するルエリアです。Ruellia(ルイラソウ属)としてはここに6番目の登場(↓)となりました。ルイラソウという和名を名乗っている2種以外は、今回も含め、4種ともまだ学名のまま呼ばれていて、親しみが薄いということでしょう。
このデボシアナは、devosianaという種小名の意味さえ不詳だし、日本では花は二の次で葉が観賞目的とされています。たしかに深い緑に乳白の斑という葉表は美しいし、その裏側が赤紫色というのも我々の好みには合っている気がします。
ただし、英名はBrazilian wild petuniaです。ほぉら、彼らはこの花をペチュニアみたいと愛でています。素直でいいなぁと単純爺さんは共感してしまいます。

<既収録Ruellia(ルイラソウ属)一覧・掲載順>ヤナギバルイラソウ ☆ ルエリア・マコヤナ(デボシアナとよく似ているが、立ち性がやや強く、葉幅も少し広め) ☆ ケブカルイラソウ ☆ ルエリア・コロラタ ☆ ルエリア・バルビラナ

過去のきょう 2024 ナツメ  2023 クテナンテ・ブルレマルクシー  2022 ノシラン  2021 ケヤキ  2020 アグラオネマ・コンムタツム  2019 ギョリュウモドキ(カルーナ)  2018 ツルギキョウ 2017 リュウキュウカンヒザクラ 2016 キンギョバツバキ 2015 アリマウマノスズクサ 2014 ヘンヨウボク(クロトンノキ) 2013 フブキバナ 2012 クズ 2011 グズマニア 2010 セントポーリア 2009 タチツボスミレ 2008 カリン 2007 ハラン 2006 ツクバネガキ(ロウヤガキ) 2005 コエビソウ

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2月8日(土) ヤハズヤシ(シュロチクヤシ)

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小笠原にさえ足が届かないのにニューギニアなんてあり得ない話だと思っていたら、あらら~、数珠状に稔る実を温室で見ることができました。かつ、もう少し接近できる高さだったら、ほぼ雄シベしか目立たない花だって撮れたかもしれません。
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そんな高みを諦めると、6年前の記事で望んだとおりに赤熟した実が目の前でした。ただ、数が激減していて、すべてうまくは捗りません。それでも、前回は葉の陰になっていた太い幹が脇に並んでいてくれて、ああ、ここに花が咲いていたら…。
この緑の粒々は、実の赤ちゃんではなくて蕾だと思うのです。ニューギニアに飛ぶことを考えたら、この温室に毎日通ってもいいよねと真面目に算段しています。

過去のきょう 2024 ダイジョ(紫ヤマイモ)  2023 キダチオウソウカ(ゴニオタラムス・アムイオン)  2022 アメリカヅタ  2021 サニーレタス  2020 ソテツ  2019 アガベ・吉祥冠  2018 ウメ(緋梅) 2017 アグラオネマ 2016 デンドロキルム・ウェンゼリー 2015 ウチワヤシ 2014 プリムラ・オブコニカ 2013 タカサゴユリ 2012 ナツハゼ 2011 トチノキ 2010 サンタンカ 2009 モミジバフウ 2008 シシガシラ 2007 キャラボク 2006 ナツミカン 2005 オオイヌノフグリ

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2月7日(金) ムニンタツナミソウ

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父島と兄島にしか分布しない貴重品です。もちろん温室のお世話になりました。
いやあ、暮れに八重山には行ったし、夏には礼文に行く予定なので、小笠原は自分にとって残された植物聖地ではあります。ただ、船で24時間というのはあまりにハードルが高いのです。めっきり船に弱い助手もいることだし…。
というわけで、労せずしてこういう品を拝める大温室には献金してもいいと思うくらい感謝しています(思うだけですけど)。かつ、現地では段々に稀少性が高まっているこのような植物を確実に観賞できるという意味で、本当に有意義な施設です。
ふつうのタツナミソウ類に比べて花筒部が倍も長くて、春、これが現地でタオタオと咲き誇っていたら、しばらくはそこを動けないだろうことは容易に想像できます。

過去のきょう 2024 リュウキュウマメガキ  2023 センニンカズラ  2022 ゴニアロエ・バリエガタ(チヨダニシキ)  2021 ムクゲ  2020 パチョリ  2019 ナツツバキ  2018 ヤマアイ 2017 コブシ 2016 オクナ・キルキー(ミッキーマウスノキ) 2015 チャボリュウノヒゲ(チャボジャノヒゲ、ギョクリュウ、タマリュウ) 2014 トウカエデ 2013 コウヤボウキ 2012 アシボソ 2011 コセンダングサ 2010 ロドデンドロン・クリスティアナエ 2009 ネモフィラ・スノーストーム 2008 ビワ 2007 ヤブソテツ 2006 ボケ 2005 フクジュソウ

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2月6日(木) スターチス(リモニウム)

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紫とピンクなら自分でも育てたことがあります。白があることも、お店では見かけたので知っていました。だがしかし、こうまでパステルカラーで埋められると…。
ただ、面白いのは萼の色がこれだけカラフルでも、その芯に開く本当の花はみんな白・黄・オレンジの範囲なのです。白い萼のなかに黒い花びらとか、サーモンピンクの萼の内側に真っ赤な花が潜むとかしたら、そのときこそ園芸の新時代だろうなぁと、開発の苦労など知る由もないお気楽爺さんはニヤつくのでした。

過去のきょう 2024 マイソルヤハズカズラ  2023 ムニンシャシャンボ  2022 アキグミ  2021 スノードロップ(ジャイアント・スノードロップ)  2020 ウメ(道知辺)  2019 ゴエッペルチア・マコヤナ  2018 ハヤザキマンサク(ハマメリス・ベルナリス) 2017 ハルジオン 2016 アオノリュウゼツラン 2015 サンシュユ 2014 ハボタン(名古屋縮緬系) 2013 アシタバ 2012 ハルサザンカ 2011 ジュズダマ 2010 アイグロマツ 2009 ヒメシノ(コクマザサ) 2008 シュロ(ワジュロ) 2007 ヤバイ 2006 アリドオシ 2005 サンシュユ

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2月5日(水) コダカラベンケイ

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ああ、こりゃあカランコエの花ですねえ…と認識を新たにしました。
弁慶という名前はいろいろと便利に使われて(↓)いて、本来のベンケイソウ(Hylotelephium=ムラサキベンケイソウ属)とは違う分類の、たとえばこのKalanchoe=カランコエ属とか、あるいはCrassula=クラッスラ属にもあてがわれています。多肉質で丈夫な植物を形容するのに弁慶さんは都合がいいのでしょう。
過去2回、コダカラベンケイについては縁飾りがかわいらしい葉を季節別に取り上げたものの、あそこに花茎が立つとは予測できませんでした。まさかこれほど盛大に高々と花を咲かせるとは恐れ入りました。画面左下隅で、葉が照れています。

<属ごとの弁慶さんたち:当ブログ収録種、和名50音順>
Hylotelephium ☆ オオベンケイソウ ☆ ベンケイソウ ☆ ムラサキベンケイソウ(リンク先3枚目写真)
Kalanchoe ☆ コダカラベンケイ ☆ トウロウソウ ☆ ベニバナベンケイ(カランコエ) ☆ リュウキュウベンケイ
Crassula ☆ フチベニベンケイ(カネノナルキ)

過去のきょう 2024 木立性ベゴニア・イソプテラ  2023 バショウ  2022 オーニソガラム  2021 コウヤボウキ  2020 ネペンテス・ダイエリアナ  2019 アボカド  2018 シロシマシイヤ 2017 オガタマノキ 2016 コショウノキ 2015 ツルニチニチソウ 2014 ホオノキ 2013 ニワウルシ、ほか3種 2012 エビネ 2011 チューリップ 2010 ウラジロモミ 2009 ヒメアスナロ 2008 スイカズラ 2007 マンゲツロウバイ 2006 アリドオシ 2005 ギンモクセイ

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2月4日(火) アキニレ

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アキニレの木肌というのは、まかり間違っても美しいとは思えないものです。ところが、この木はそんな荒れ性肌に加えて、イボというかコブというか、たくさんの妙な突起を抱え込んでいました。どこのアキニレにも普遍的な症状ではなく、初めて見ました。
アキニレの名誉のために言えば、こんな症状はほかのいろいろな木にも出るようで、長雨や過湿が原因で病原菌が異常増殖するのだと言います。そんな知識を得てからこの場所を思い出せば、たしかに水の抜けがイマイチだったでしょうか。
人間も木と同じこと、飲む・食べるよりも先に「出す」ことを考えないといけないはずで、どうもこのごろ「出」具合が気まぐれだよなぁと反省してみるのでした。

過去のきょう 2024 チランジア・キアネア  2023 マルバガジュマル  2022 サルナシ  2021 チューリップ  2020 ジューンベリー  2019 シソモドキ(ストロビランテス・アルテルナタ)  2018 サクラバラ 2017 オオオナモミ 2016 ノビル 2015 アコウ 2014 クサソテツ 2013 キソウテンガイ(サバクオモト、ウェルウィッチア) 2012 クチナシ 2011 マンサク 2010 チュウテンカク(沖天閣:ユーフォルビア・インゲンス) 2009 ヒメノキシノブ 2008 ニシキマンサク 2007 ハカタシダ 2006 コウヤボウキ 2005 オウバイ

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2月3日(月) ツルソバ

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ゲゲ、こ・これは? かつてこれを捜し、志木から三浦半島東端の岬まで片道2時間40分を旅したのはいったいなんだったの? ああ、アホウドリが飛んでいく…。
そうだよね、伊豆は暖かいのだよね、と、夕刻、シャツ1枚で散歩しながら道端にツルソバを見つけて涙する爺さんでした。「道端」ですもんね。翌日、車で走っていても、崖からこれが盛大にブラ下がっているのが見えて、もぉ、ただの雑草でした。
あぁ、昔の記事を読み直すと頬が火照ります。「自生地」とか書いています。知らないというのは罪なことです。まだまだまだ、知らないことだらけなわけで、こりゃあまだまだまだ棺桶には入れないぜ!と思うのは最良の健康法なのでしょう。

過去のきょう 2024 マルバノキ  2023 コハイホラゴケ(ヒメハイホラゴケ)  2022 イエローピタヤ  2021 コウジ  2020 オキザリス・グラブラ  2019 テーブルヤシ  2018 フラグミペディウム・シリミー 2017 フィクス・トリアングラリス 2016 キバナアマ(ウンナンゲッコウカ) 2015 コガタシロアミメグサ 2014 アコウ 2013 オンツツジ 2012 タアツァイ(ちぢみゆきな) 2011 ゴンズイ 2010 サボテン(金鯱) 2009 ノキシノブ 2008 フェイジョア 2007 モンステラ 2006 ソヨゴ 2005 ウメ

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2月2日(日) クスノキ

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樹齢2,100年だそうで、キリストさまよりも早く生まれたわけです。片側の幹は失っても、残った幹は20mの虚空に聳え、この日も緑濃い葉が風にそよいでいました。
熱海に来ることは少なからずあったのに、ここ来宮神社は初めてでした。押すな押すな…とまでは言わなくても半端ないほどの人出で、一周で一年延命というこの古木の裾なのに、0.7周くらいであきらめました。8カ月は長生きできるでしょう。
かつて地元埼玉の「上谷(かみやつ)の大クス」を取り上げていて、あれが全国巨木ランキングで16位(19位)に過ぎないのに対し、今回拝謁の楠は堂々の2位です。1位は鹿児島・姶良にある、やはり楠で、樹高は30mとあります。そう言えば鹿児島の地ものんびり旅はしていなくて、さあ、ご縁はいつ繋がることでしょう。

過去のきょう 2024 ディーフェンバキア・ハワイスノー  2023 キンギョノキ  2022 カラタネオガタマ  2021 ダルマギク  2020 テーダマツ  2019 ジゴペタルム・マリーアン  2018 カランコエ・ベハレンシス(センニョノマイ) 2017 トキワツユクサ 2016 ラショウモンカズラ 2015 ガビサンハンショウヅル 2014 モミジアオイ 2013 ミヤコザサ 2012 ウメ(八重寒紅) 2011 ヒョウタンウツボカズラ 2010 リンボク 2009 タチシノブ 2008 ニホンスイセン 2007 イトラン 2006 ムラサキシキブ 2005 ヒナギク(デージー)

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2月1日(土) キリモドキ(ジャカランダ・ミモシフォリア)

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10年も昔、花の陰にこの実を見たのは夏のことでした。いま、1月の末(撮影日)なのにこんなに緑色で樹上にプラプラしているとは、まったく意外でした。
しかも、葉までけっこう緑です。伊豆多賀の海岸にもたくさんのジャカランダが植えられていて、じつに元気そう、うらめしいほどに暖かい土地でした。もっとも、宿から散歩に出たのが日没ごろだったので、写真の色合いの酷さは不問です。
さて、話題は実です。年を越してもこんな具合ということは、少なくても丸1年は枝に居座る勘定になります。なかには薄いオブラート状の羽を持つ種がたくさん入っているはずなのに、いまはまだ硬くて、とても開けられるものではありません。
助手1号・2号はこれを「カメムシみたいで気持ち悪い」と嫌うので自分の部屋に閉じ込めておき、自然にこの殻が開くのをじっくりと待つことにいたしましょう。

過去のきょう 2024 ルリハナガサ  2023 シマオオタニワタリ(斑入り)  2022 タコノアシ  2021 エルサレムセージ  2020 ディネマ・ポリブルボン  2019 サワシバ  2018 ユウゲショウ(アカバナユウゲショウ) 2017 ハマビワ 2016 マルバウツギ 2015 フクジュソウ 2014 ベニバナイチゴノキ 2013 ヒマラヤザクラ 2012 ムサシアブミ 2011 オオバギボウシ 2010 カモジゴケ 2009 シノブ 2008 ガビサンハンショウヅル 2007 キンポウラン 2006 ホウレンソウ 2005 アセビ

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