1月10日(金) ホウライチク
<八重山記16> 西表島の川岸を鬱蒼と蔽っていた竹です。右側写真の様子が天地逆に思えてもこれが実態で、要はバオバオと繁り、そして垂れていました。
ホウライ(蓬莱)は想像上の仙境であっても、実際は東南アジア・中国南部の熱帯域がこの竹の原産地だと言います。むしろ、このややこしい枝を正月の蓬莱飾り(掛蓬莱)に使ったところからこう呼んだとする考え方もあります。
おっと、つい「ややこしい」などと冷たく扱ったものの、ホウライチクの変種(または園芸種)にはホウオウチクがあります。あの竹については「鳳凰の尾を彷彿とさせる」と持ち上げたもので、その姿を思い浮かべながらホウライチクを見直すと、たしかに細かく束生した葉には美しさの原初形が認められます。
ただ、ホウオウチクとホウライチク、目にも口にもとても意地悪な名前です。もっとも間違えたところで読む人も聞く人も気づかないだろうと横着に構えておきます。
ホウライ(蓬莱)は想像上の仙境であっても、実際は東南アジア・中国南部の熱帯域がこの竹の原産地だと言います。むしろ、このややこしい枝を正月の蓬莱飾り(掛蓬莱)に使ったところからこう呼んだとする考え方もあります。
おっと、つい「ややこしい」などと冷たく扱ったものの、ホウライチクの変種(または園芸種)にはホウオウチクがあります。あの竹については「鳳凰の尾を彷彿とさせる」と持ち上げたもので、その姿を思い浮かべながらホウライチクを見直すと、たしかに細かく束生した葉には美しさの原初形が認められます。
ただ、ホウオウチクとホウライチク、目にも口にもとても意地悪な名前です。もっとも間違えたところで読む人も聞く人も気づかないだろうと横着に構えておきます。
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