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追録編 : アダン(とタコノキ)

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<八重山記31> 海岸やら、川の汽水域やら、島はずいぶんアダンだらけでした。かつて奄美で見たときは「あ、アダン」だったのに対し、八重山では「ぜぇ~んぶアダンだぁ」と投げやりになります。いや、ワタシよりアダンの方が投げやりなのです。
というのは、同属(Pandanus)のタコノキと比べて思うことで、支柱根ガッチリ、幹まっすぐで謹厳実直なタコノキと比べると、すべてグネグネ・ダラダラです。海辺が好きなのはいいとして、ほぼ草本状態から漂流木風まで、態様が不定です。
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実の一塊はタコノキより小型です。熟すとこれがポロポロ落ちて子供のおやつになると聞いたのに、残念ながらその体験には向かない季節でした。右に貼ったのは海岸で拾った葉です。先日載せたような食材にするのはこんな部分かもしれません。
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そして、つい比較してしまったタコノキもまとめておきます。冗談としか思えない真面目さの根と幹、粒が平たく大きな実がわかります。ついでに葉の縁にある刺はアダンよりずっとおとなしめ(低くて弱い)で、なんだかとても「いい人」でした。

<補注> 海の近くではアダンが王者でも、人の匂いが増す場所ではオウギバショウが君臨していました。

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