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12月27日(金) ヤエヤマヤシ

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<八重山記1> 羽田を出た搭乗機は那覇をスルーし、離陸後3時間で石垣空港に降りました。すぐに離島ターミナルまで移動(40分)し、高速船を使って大原港まで45分、いくら日没の遅い南の島とは言え、そろそろ薄暗くなって西表島に上陸です。
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そんなシンドい移動を苦にさせなかったのは、6年前、「自分の故郷においで」とささやいた(リンク先10枚目写真)ヤエちゃんの声です。那覇ではなにかよそよそしかった佇まいも、本来の自生地・西表の森ではまさに健康美に輝いていました。
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そんな自然品もあれば、宿舎の庭にはまだ小さな植栽品がありました。もっともその脇にはもはや大人サイズの先輩もいて、葉を落としていました。葉鞘まで含めると一枚の葉は3m超えの大きさです。その葉鞘は厚く、恐ろしいほどの硬さです。
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あるいは石垣に沿って行儀良く植えられた仲間もいたし、道路脇にも並んでいて、準絶滅危惧指定ということが信じられないほどに意気軒昂でした。
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ヤエヤマヤシの生長点はこうして10枚ほどの葉鞘に包まれています。その葉鞘は初めはふつうに緑色で、次第に褐色を呈します。役目を終えた葉(と葉鞘)が落ちると、その環状斑が縞模様となって残ります。その途中に箒のような花穂(雌雄同株異花、2枚目写真に穂の痕跡が見える)がついて実ができます。
残念ながら今回の旅ではそんな開花・結実シーンには出会えなかったので、もし次回があるならば、もう少しいい季節を狙うことにしたいものです。

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