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12月30日(月) グンバイヒルガオ

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<八重山記4> 西表の砂浜に跋扈していた蔓性草本です。葉の形が、まさにお相撲の行司さんが持っている「アレ」なので、調べは簡単でした。
タイトルとした標準和名は実も蓋もなくそのままです。ただし、昼顔を名乗ってはいてもふつうのヒルガオ類(Calystegia)とは属違いで、Ipomoea、つまりアサガオ類サツマイモの仲間です。この属は害虫の宿主になるので、島外持ち出しは禁止です。
そして、沖縄の人はこれをアミフィーバナとかハマカンダーとか呼ぶようです。前者は「花を摘むと雨が降る」という迷信に拠っているのに、残念ながら今回は蕾さえ見つけられませんでした。ピンクの花(注)は周年で不定期に咲くらしく、滞在中に雨にはしっかりあたったというのに、ずいぶn嫌われたものです。
もう一つのハマカンダーは、沖縄でサツマイモをカンダバーということに通じているようです。上記分類のことを考えるなら、これが一番適切な名に思えます。

<補注> 資料写真で見る限り、グンバイヒルガオの花は色合いも形もサツマイモのそれ(本文中リンク先)とよく似ています。

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