11月16日(土) クフェア・メルビラ
花も葉も茎も、どこを触ってもベタベタします。いや、特に粘液が出ているわけではありません(↓)。パーツのすべてが微細な剛毛に密に覆われていて、パッと見では気がつかないので、触れてみて、その気色悪さに「おぉッ」と手を引っ込めます。
そして、姿はハナヤナギ(クフェア・ミクロペタラ)に酷似しています。最初は同じものかと疑ったほどです。ただ、こちらは上記のベタつきに加え、花や茎が赤いのがわかりやすい特徴です。初め白っぽい花筒も、付け根側から次第に赤くなります。
そして、筒の先付近まで赤さが迫るとポロリと落ちます。かつてのハナヤナギの写真を見直すと、落ちきれずにぶら下がった花筒がたまたま写っていて好都合でした。対してメルビラの花筒はじつに潔く茎に別れを告げます。
いまこうして元気に花を咲かせているのに、「冬は部屋に取り込みましょう」みたいな解説を見かけます。さてどこまで元気でいてくれるか、楽しみです。
そして、姿はハナヤナギ(クフェア・ミクロペタラ)に酷似しています。最初は同じものかと疑ったほどです。ただ、こちらは上記のベタつきに加え、花や茎が赤いのがわかりやすい特徴です。初め白っぽい花筒も、付け根側から次第に赤くなります。
そして、筒の先付近まで赤さが迫るとポロリと落ちます。かつてのハナヤナギの写真を見直すと、落ちきれずにぶら下がった花筒がたまたま写っていて好都合でした。対してメルビラの花筒はじつに潔く茎に別れを告げます。
いまこうして元気に花を咲かせているのに、「冬は部屋に取り込みましょう」みたいな解説を見かけます。さてどこまで元気でいてくれるか、楽しみです。
<追録> 本文冒頭2文目を全文削除したのは、花筒を覆う剛毛がじつは腺毛だったからです。ググッと迫って見る(↓)と、毛の先で粘液の球が光っています。それが空中のゴミをもれなくキャッチしています。
その線毛が一番目立つのは筒の先端上部で、まるで付け睫毛です。
クフェア類ではここが花びらになるものもあるので、たぶんポリネーターの呼び込みが役目だと思います。
さらにこの写真では花色の変化がわかります。咲いて時間が経つ(写真下側)と花筒が赤みを増すのはもちろん、花糸や花柱が真っ赤に変化します。
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