11月5日(火) ピットスポルム・ヘテロフィルム
知れば知るほど哀れみが増す木です。まずは学名の後半からで、ヘテロフィルムとは「葉が違う」の意で、同属のトベラに比して葉が小さくて薄いという指摘です。
そして、園芸界では「特徴的な要素がないので出しゃばらずにほかの木を引き立てるのに便利」みたいな言われ方をします。「一見、どこにでもありそう」とまで言われると、いやいや、この実が割れたら赤い種が楽しめるよ!と弁護したくなります。
たしかに、トベラほどの背丈にはならず、コヤスノキ(これも同属)のような物珍しさにも欠けることは事実です。ただ、わざわざ中国とかヒマラヤあたりのものを持ち込んだわりには邪険な扱いで、YListにもまだ採録されていません。流通的にはヒメトベラと呼ばれるものの、これさえぞんざいな発想に思えるのはもはや同情の域です。
そして、園芸界では「特徴的な要素がないので出しゃばらずにほかの木を引き立てるのに便利」みたいな言われ方をします。「一見、どこにでもありそう」とまで言われると、いやいや、この実が割れたら赤い種が楽しめるよ!と弁護したくなります。
たしかに、トベラほどの背丈にはならず、コヤスノキ(これも同属)のような物珍しさにも欠けることは事実です。ただ、わざわざ中国とかヒマラヤあたりのものを持ち込んだわりには邪険な扱いで、YListにもまだ採録されていません。流通的にはヒメトベラと呼ばれるものの、これさえぞんざいな発想に思えるのはもはや同情の域です。
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