9月5日(木) ネナシカズラ
根も葉もないことを言ってはいけなくても、根も葉もない(注)植物は存在します。いわゆる寄生植物(ナンバンギセルやヤセウツボなど)のなかでも、これはその名もネナシカズラで、根もなければ葉もありません。自分では吸水も光合成もせず、絡みついたほかの植物から水分や栄養分を頂戴するという、なんとも厚かましい輩です。
そのくせ立派に花は咲かせます。撮影がやや早すぎてまだ蕾だったものの、その数はやたら多くて、とてもスネかじりの身とは思えない派手な生活です。
宿主を締め上げてのびる蔓は赤紫の斑点が不気味です。自分の稼ぎはないくせにやたら濃い化粧の女のようで、見ていて段々に腹が立ってきます。
そのくせ立派に花は咲かせます。撮影がやや早すぎてまだ蕾だったものの、その数はやたら多くて、とてもスネかじりの身とは思えない派手な生活です。
宿主を締め上げてのびる蔓は赤紫の斑点が不気味です。自分の稼ぎはないくせにやたら濃い化粧の女のようで、見ていて段々に腹が立ってきます。
<補注> 発芽時は根があるのに、寄生するとその根は消え(↓)ます。また、葉は極少の鱗片状なので、その気で探さないと見つかりません。
<追録> 根が枯れて消失している様子(白丸囲み)とその上部(左上→右下へ続く)を画面一枚に合成しました。残念ながら開花は見逃してしまい、実がたくさんできていました。噛むと透明で味のしない汁が溢れます。(撮影:2024年9月20日)
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