9月7日(土) カノツメソウ
この白い花はセリ科だなとは思いながら、周りの草との区別がままなりません。その花(散形花序)の位置がせいぜい膝丈しかなく、ほかの草に埋もれていて、どう撮ろうか決めきれないまま、とりあえずパシャパシャした駄作写真です。
なので、苦し紛れに白丸をつけたのがこの草の葉です。根もと付近(画面右手)では2回三出複葉、花の近く(画面左下)だと三出複葉で、葉先が鋭く尖ります。
カノツメソウは「鹿の爪草」で、この葉先が鹿の爪に似ると解説されても、残念ながら鹿の爪はこんな尖り方はしません。そのせいか、元々「鷹の爪草」だったものの「た」が消えたという迷解説もあって、一瞬信じたくなります。
ただ、牧野図鑑は「鹿の爪草」説をとりつつ、「其(その)根形ニ基ク」としていて、なるほど博士はすべて掘り起こして標本にしたんだものねえ…と感慨新たです。
なので、苦し紛れに白丸をつけたのがこの草の葉です。根もと付近(画面右手)では2回三出複葉、花の近く(画面左下)だと三出複葉で、葉先が鋭く尖ります。
カノツメソウは「鹿の爪草」で、この葉先が鹿の爪に似ると解説されても、残念ながら鹿の爪はこんな尖り方はしません。そのせいか、元々「鷹の爪草」だったものの「た」が消えたという迷解説もあって、一瞬信じたくなります。
ただ、牧野図鑑は「鹿の爪草」説をとりつつ、「其(その)根形ニ基ク」としていて、なるほど博士はすべて掘り起こして標本にしたんだものねえ…と感慨新たです。
<補注> 現在の標準和名はカノツメソウでも、別名にダケゼリが上げられていて、牧野図鑑ではそちらをメインにし、「山生ノ芹」を意味するとしています。
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