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8月26日(月) ネバリノギク

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ピンク色の壁でした。胸丈ほどもあり、かつ花や葉が混んで濃密です。
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そして茎や葉をつまむとベトッとします。別に糊成分があるわけではなく、腺毛がびっしり生えているためです。たぶん虫はこれを嫌うでしょうし、眺め回した限り、蟻さえ見つかりませんでした。花粉の媒介はもっぱらヒラヒラさんの役目でしょう。
あるいは強く反り返る総苞片も特徴です。近縁種(同じく米北東部産の野菊)であるユウゼンギクとの大きな違いです。
おっと、そう言えばユウゼンギクの記事では「米国ものに友禅なんて」とその名付けに反発したらそれが牧野博士の仕業で焦ったものです。そして、今度の「粘り」もまた富太郎くんが名付け親でした。友禅と粘り、その脈絡の無さに呆れながら、これだけ感覚が自由奔放だからこそ大博士なんだろうな…と妙に合点するのでした。

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