8月28日(水) フクシマシャジン
花だけでなく葉もわかりやすく載せることを心がけているのに、今回は諦めました。図鑑類の表現を借りると、3輪生または4輪生、または対生、あるいは互生…つまりなんでもありだと言っているわけで、写す意味は薄れます。
ただ、一応は3輪生が基本なので左側写真の奥にそれを入れてはみました。その葉はわりとふつうの楕円形でも、別名にはホソバフクシマシャジンとヒロハシャジンが併存していて、素人は「細い、広い、どっちなの!?」と悩みます。
なので葉での見分けはあきらめて、花に頼ります。葉腋から出る花穂が輪生しないことが同属(↓)との違いで、たしかにスッキり・サッパリの風情です。また花柄が長く、花びらが円錐形に広がっているのも他種との見分けポイントです。さらに萼がこれでもやや広めで、ほかの仲間のそれがほぼ針金状なのとは少しだけ感じが違います。
名前のフクシマは福島県の意で、最初に認められた標本が同県のものだったことに因みます。もっとも分布は日本の中部以北のみならず韓半島から満州域にまで及ぶらしいので、いわゆる名前記号説と考えて気にしないに限ります。
またシャジン(沙参)は漢方名でもあり、このツリガネニンジン属仲間によく使われる表現です。もっとも属違いなのにシデシャジンなどという用例もあって厄介です。
ただ、一応は3輪生が基本なので左側写真の奥にそれを入れてはみました。その葉はわりとふつうの楕円形でも、別名にはホソバフクシマシャジンとヒロハシャジンが併存していて、素人は「細い、広い、どっちなの!?」と悩みます。
なので葉での見分けはあきらめて、花に頼ります。葉腋から出る花穂が輪生しないことが同属(↓)との違いで、たしかにスッキり・サッパリの風情です。また花柄が長く、花びらが円錐形に広がっているのも他種との見分けポイントです。さらに萼がこれでもやや広めで、ほかの仲間のそれがほぼ針金状なのとは少しだけ感じが違います。
名前のフクシマは福島県の意で、最初に認められた標本が同県のものだったことに因みます。もっとも分布は日本の中部以北のみならず韓半島から満州域にまで及ぶらしいので、いわゆる名前記号説と考えて気にしないに限ります。
またシャジン(沙参)は漢方名でもあり、このツリガネニンジン属仲間によく使われる表現です。もっとも属違いなのにシデシャジンなどという用例もあって厄介です。
<Adenophora(ツリガネニンジン属)の仲間・和名50音順> [既収録] ☆ イワシャジン ☆ ソバナ ☆ ツリガネニンジン [未収録] ☆ ウスイロシャジン ☆ シロバナフクシマシャジン ☆ トウシャジン ☆ ハナシャジン ☆ ヒメシャジン ☆ ミヤマシャジン ☆ モイワシャジン ☆ ヤチシャジン ☆ ヤナギバシャジン ほか多数
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