8月16日(金) アマゾントチカガミ(とミニホテイアオイ)
本来のトチカガミのように白い花が咲き、葉も一応は鏡型なので、標準和名・アマゾントチカガミは頷きやすく感じます。その白い花はすでに終わっていました。
そんな遅れ馳せでこれを買い込みました。理由はメダカ池のホテイアオイが全滅したからで、うちだけかと店に行ったら、訪ねた2軒ともが「今年はダメ」と嘆き節でした。年によって特定の植物の盛衰が激しい事象(注)があるものか、興味津々です。
仕方ないので、小さなくせに結構なお値段のこれを奮発しました。「アマゾンなら暑さに強かろう」という期待があります。入れて数日、ヒゲのような根を下ろし、送出枝ものびて順調そうです。ついでに返り咲きもしてくれたら拍手してあげましょう。
<補注> 今年、町内の農園ではタマネギが不作(誰の畑も同じ)でした。対して徘徊範囲のハツユキカズラは、この夏、猛烈な生長力を見せていて、年ごとのアタリハズレが激しいことを実感しています。
<追録> これ(↓)が盛夏に耐えきれず消滅したミニホテイアオイです。導入(6月初旬)から2カ月経過し、跡形もなくなりました。
なお、いつもの年はふつうのホテイアオイを入れるのに、今年は少し変化を求めてみました。ただし、ミニだから消滅したのではなく、上述のお店2軒で消滅してしまったのはふつうに大きいサイズのホテイアオイです。
ところで、この超小型のホテイアオイは呼び方に気をつけなくてはいけません。ナーセリーでは、6月時点だとこれを「姫ホテイ草」としていたのに、ごく最近のHPでは「ミニホテイアオイ 別名:ミニホテイソウ、ヒメホテイソウ」としています。
どうやらヒメを前に立てず、ミニ呼ばわりに変更しようと画策しているようで、これにはそれなりの理由(個人的推測)があります。
標準和名がヒメホテイアオイ(外部リンク)であるアメリカコナギ属の強害雑草化リスク植物が別にあり、一方、ミニ呼ばわり推奨中のものはふつうのホテイアオイ(ホテイアオイ属)の園芸開発品と思われます。つまり、「ヒメホテイ」を使うとまったく素性の異なる2種が混同される危険が生じており、園芸開発品の方は「ミニ」名乗りに鞍替えというか転換したようなのです。いかにも軽々しいミニ名乗りにはそんな面倒な背景がある(らしい)ことをよくよくわかってあげなくてはなりません。
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