8月31日(土) テンガイメギ(テンジクメギ)
それが手がかりになって、今回のものをテンガイメギ(別名・テンジクメギ)と判断できました。両方で別名に使われているテンジクはもちろん天竺です。狭義では天竺=インドであっても、大雑把に「ずっと向こう」を示すときに使われる言葉です。
そして、今回の木の標準和名はテンガイメギです。このテンガイの意味(と用字)をはっきり示した資料がなくて難渋していますが、おそらくは天蓋(または天外)で、つまるところ「大空、その向こう」で、天竺よりさらにアバウトな修飾です。
実際は中国南部の高山地帯に生える常緑灌木で、種小名がpruinosa(白を帯びるの意)であるとおり、白い葉裏が写真中央に見えています。自分的には実が白いことも言っているかと思ったものの、これはこのあとで赤黒くなるようです。
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