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7月15日(月) セイヨウトラノオ(ベロニカ・ロンギフローラ)

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たくさん咲いているとうれしいという幼稚な嗜好が丸出しです。前の掲載とは構図的になんら変化がなく、なぜ再掲するのか、理由付けが必要です。
はい、それは今回の写真の質感が、前よりもずっと本物に近かったからです。面白いことに、露光時間は前回1/80、今回1/800と10倍の開きがあります。長く露光しても冴えない色合いVSわりと短め露光のくせにじつにイキイキ質感です。
自分はほとんど絞り優先オートで撮っているので、この写り具合の差はカメラが勝手にやってくれたもの、もっと言えばお天道さまのご機嫌次第です。つまりは、日照の強い日に日向を選んで歩け・歩けとなるわけで、このごろの夏は鬼門です。

過去のきょう 2023 アナケイリウム・ラジアツム 2022 ネッタイスズラン 2021 グレビレア・プーリンダスプレンダー 2020 マダガスカルジャスミン 2019 アオカズラ 2018 オウゴンオニユリ 2017 斑入りバナナ(ムサ・アエアエ) 2016 アレチハナガサ 2015 バイカモ(ミシマバイカモ) 2014 キンシバイ 2013 ホウキモロコシ 2012 ワイヤープランツ 2011 コエンドロ(コリアンダー) 2010 アーティチョーク(チョウセンアザミ) 2009 イヌビワ 2008 ムラサキバレンギク 2007 イチジク 2006 ヒマワリ 2005 アキノエノコログサ 2004 ユリ(品種不詳・カノコユリ系)

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7月14日(日) ヒロハザミア(ザミア・フルフラセア)

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前にこのザミアを取り上げたときよりもさらに大きな株に遭遇しました。写真で巨大感を出せた気はしても、念のため、高さは2m、幅は3mオーバーでした。
かつ、光線具合が前の撮影場所より恵まれ、優しい雰囲気を出せました。このザミアの特徴である葉先の不規則なな欠刻もよくわかるし、ヒロハザミアという和名にふさわしく、ふくよかなフォルムの葉も確認できます。
残念だったのは株下に生じるらしい球花(雌雄異株なので、球花に雌性・雄性あり)が見つからなかったことです。もし雌株なら、ソテツと同じく朱色の「卵」も生む(笑)らしくて、株の成熟度は申し分ないので、またの楽しみとしておきましょう。

過去のきょう 2023 グネモンノキ 2022 ミゾカクシ 2021 カサブランカ 2020 ムラサキバレンギク 2019 オオグルマ 2018 ランダイスギ 2017 ユクノキ 2016 セイヨウヤブイチゴ(ブラックベリー) 2015 ユリノキ 2014 シマススキ 2013 クロモジ 2012 トチバニンジン 2011 ノウゼンカズラ 2010 ベニバスモモ(ベニスモモ) 2009 ミヤギノハギ 2008 ジュンサイ 2007 チョウセンシラベ・シルバーロック 2006 カランコエ 2005 マルバマンネングサ 2004 ホテイアオイ

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7月13日(土) ダイギンリュウ

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背丈が50~60cmあり、クネクネと身を捩りながら生長します。姿が妙な仲間にことかかないEuphorbia(トウダイグサ属・↓)のなかでもかなりの変態度です。
園芸的にはペデランサスと呼ばれることが多くても、これは旧属名で、いま現在の学名はEuphorbia tithymaloides 'Cucullatus'です。つまりE. tithymaloides(和名:ムカデタイゲキ、通称:銀竜)の園芸種・ククラツス(フードを持つの意)です。
そのフードとは、どうやら花の形を言っているようで、花をつけるのが楽しみです。かつ、母種と違うのは株下の葉が赤みを帯びることで、これは老化の一過程(発色後は茎から脱落)ではあっても、緑一色ではない賑やかさがあります。

<変態度高めのEuphorbia 6傑・和名50音順>キリンカン ☆ ギンツノサンゴ ☆ サイウンカク ☆ チュウテンカク ☆ ミドリサンゴ ☆ ユーフォルビア・ラクテア・クリスタタ(春峰)

過去のきょう 2023 コチレドン・福娘 2022 アメリカシモツケ 2021 シダレケヤキ 2020 オマツリライトノキ 2019 ホソバイヌビワ 2018 アマ 2017 コシロノセンダングサ 2016 ホタルイ 2015 ハラン 2014 アオジクユズリハ(イヌユズリハ) 2013 ハス(古代蓮) 2012 シマトネリコ 2011 ハナハッカ(オレガノ) 2010 タマゴタケ 2009 タカトウダイ 2008 チョウセンニンジン(オタネニンジン) 2007 セイヨウニンジンボク 2006 ヒエンソウ 2005 ヘメロカリス 2004 ヘクソカズラ

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7月12日(金) イジュ

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イジュの花を見て喜んだのは去年の8月でした。大温室での出会いで、とりあえず勉強したなぁという「コレクター的達成感」が湧いたのを覚えています。
対するに、今度は志木の街なかです。花後、イジュがこんな実をつけるとは思いもしませんでした。まるでイヌビワを思わせる形ではあっても、これから黒紫色に熟したあとは5つに割れて種を落とす自然散布型の蒴果だそうです。
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じつはこの木を見つけたのは寒さ厳しい2月でした。常緑性であることはわかっても葉がやや苦しげで、温暖地の木であろうとは感じました。そんなくたびれた葉が、3月後半になると一気に若葉と入れ替わりました。赤みを帯びて束生する姿が独特です。
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そして、志木の露地での開花は6月でした。まん丸の蕾が順々に開き、10日ほどは厚みのある純白の花を楽しめました。そしてそれがボタボタと落ちます。
そんな観察プロセスのなかで、イジュだろうかヒメツバキだろうかわからず悩んでいたら、ついにオーナーさんに遇えたのです。ごくあっさり「イジュですよ」とのお答えをいただき、あらぁ、ヒメツバキではなかったかと少し落胆したのは内緒です。

過去のきょう 2023 マメナシ 2022 ルリタマアザミ 2021 ピペル・シルバチクム 2020 トビシマカンゾウとゼンテイカ(ニッコウキスゲ) 2019 ハリガネワラビ 2018 ヘツカニガキ 2017 アカガシワ 2016 ナワシロイチゴ 2015 アカメガシワ 2014 ペンステモン 2013 ハナゾノツクバネウツギ 2012 ハンゲショウ 2011 ヘラノキ 2010 ネジバナ 2009 ムラサキクンシラン(アガパンサス) 2008 キブシ 2007 ヘリアンサス・アトロルベンス 2006 カラスビシャク 2005 ヤブミョウガ 2004 アメリカフヨウ

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7月11日(木) レオノチス・ネペチフォリア

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久しぶりにカエンキセワタを見るなぁ…と最初は思ったのです。ただ、なんか変だなぁとも感じました。同じような、違うような、すっきりしないまま、取りあえず撮影です。
帰ってきて調べると、やはり別人でした。Leonotis(カエンキセワタ属)ではあっても、種小名がnepetifolia、つまりNepeta(イヌハッカ属)に似た葉が特徴というわけです。そうと知ってあらためてカエンキセワタの葉を見ると、あれはヘラ型でした。
対するにこちらはサジ型です。その葉が厚手で硬質(注1)です。また、茎がガッシリと骨っぽく、はっきり三つ叉に分かれる枝からは人工的な造形美を感じます。
立派な和名を持つカエンキセワタと違い、こちらは学名そのままで呼ぶしかない(注2)ようです。Christmas candlestickという英名を流用する手があっても、少し長くて発音しにくくて、同じ面倒をするならアカデミックさを感じられる方にしておきます。

<補注1> じつはこれがネペチフォリアでいいのか、とても迷っています。問題はこの分厚くて鋸歯のない葉で、参考ページに見る葉はまさに種小名どおりNepetaの葉を思わせる(厚みはなく、鋸歯あり)のです。
ただ、nepetifoliaでなければなんなのかがわかりません。Leonotisには20種ほどのバリエーションがあるとはわかっても、その参考画像が得られないのです。もう少し情報量が増えたころ、「間違いでした」とやることを覚悟の掲載です。
<補注2> タマザキメハジキ(珠咲目弾)という和名がついているようではあります。

過去のきょう 2023 ハナスゲ 2022 アメイシャ 2021 エノキ 2020 ハイビスカス(ブッソウゲ) 2019 ツガ 2018 シナノアキギリ 2017 ノカラマツ 2016 マヤラン 2015 キソウテンガイ(サバクオモト、ウェルウィッチア) 2014 ムクゲ(白花笠) 2013 カラムシ(雄花) 2012 スモモ 2011 クサスギカズラ 2010 ギンバイソウ 2009 コバギボウシ 2008 イランイランノキ 2007 ラムズイヤー 2006 ゴシキドクダミ 2005 アガパンサス 2004 カラスウリ

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7月10日(水) ミナヅキ

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前回登場時よりは花の鮮度が勝っています。ピントを当てた花房はまだ咲ききってはいないし、画面左端には蕾状態の房も見えています。
こんな状態と比べると、4年前、旧暦なら水無月の真んなかだから被写体の鮮度に問題なしとしたのはかなりの強弁に思えてきました。カシワバアジサイではあるまいし、花穂はやはりシャッキリと空を向いている方が美しいと感じます。
加齢というのは地球の重力に負ける過程だそうで、鏡に映る己が姿とミナヅキの枝を見比べながら、ちょっとだけヒップアップ体操など試みる、諦めの悪い人です。

過去のきょう 2023 ハナエンジュ 2022 タンジン 2021 クローバー・ティントヴェール 2020 ニンニク 2019 オオフサモ 2018 ヒイラギ 2017 つがる(セイヨウリンゴ) 2016 シキザキホソバアカシア 2015 アデニウム・アラビカム(砂漠のバラ) 2014 アンゲロニア 2013 ナンテン 2012 クマツヅラ 2011 ノムラカエデ 2010 ヤハズアジサイ 2009 アブラチャン 2008 カラスビシャク 2007 カラタチバナ 2006 タイマツバナ 2005 サルスベリ 2004 メマツヨイグサ

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7月9日(火) グロリオサ

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知り合いがグロリオサを植えてくれて、おかげでジトッと見入ることができました。それで気づいたのが雌シベのひん曲がりです。付け根で直角にグイッと、金輪際まっすぐになんかのびるものか!という強い意思が感じられます。
これはノカンゾウオオバギボウシと同じく、自家受粉を避ける仕掛けでしょう。もし花柱が素直にのびてしまえば、俯いて咲く花の特性から、自分の葯からこぼれる花粉にまみれることになります。ノカンゾウのように横向きに咲くタイプなら、こうまで根性がひねくれる必要はなかっただろうに…と同情してしまいます。

<補注> さも大発見のように書いたものの、かつての写真は2枚ともにこのひん曲がり雌シベをとらえていました。「見えていても見えない」自分にゲンナリです。

過去のきょう 2023 ゲッカコウ(チューベローズ、オランダズイセン) 2022 ギンヨウジュ(レウカデンドロン) 2021 ハシバミ 2020 リョウブ 2019 ダイダイ 2018 ヒゴタイ 2017 クマツヅラ 2016 ヤブニンジン 2015 ハマボッス 2014 アカガシ 2013 カラスビシャク 2012 ザクロ 2011 ラブパット(ギボウシ) 2010 タイトゴメ 2009 ニガウリ 2008 オオハンゲ 2007 グリーンローズ 2006 カラジューム 2005 ナンキンハゼ 2004 タイサンボク

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7月8日(月) ギョボク

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初めての草木に出会ったとき、たいていは「○○と似た雰囲気だな」とか、もっとわかりやすいときは「△△の仲間かな」とか、少ない知恵に照らし合わせます。
だがしかし、この木の前でははた衛門データベース、虚しく空回りでした。そして、悔しいことに、Googleレンズは楽々と候補写真をズラリ並べました。
もっとも、なかにクサギが混じっているのがご愛敬で、花びらが4枚(ギョボク)だろうと5枚(クサギ)だろうと気にはしていないみたいです。あるいは葉の姿とかそのつき方も、ギョボクは三出複葉で互生、クサギは単葉で対生…とまるっきり違うのに、そこの見分けは我関せずで一緒くたです。
へへへ、Googleレンズもそこまでかと思いかけたところで、ギョボクである可能性を示してくれたのはレンズさんであったことを思い出しました。敗北です。

過去のきょう 2023 セイナンツクバネウツギ 2022 レックスベゴニア・エスカルゴ 2021 スターチス(リモニウム) 2020 キンコウカ 2019 パプリカ 2018 アオキ(斑入りいろいろ) 2017 アメリカキササゲ 2016 ハマクサギ 2015 キンギンボク(ヒョウタンボク) 2014 アカバナシモツケソウ 2013 アメリカハナノキ 2012 ムラサキクンシラン(アガパンサス) 2011 イヌリンゴ 2010 ノヤマトンボ(オオバノトンボソウ) 2009 ヤブコウジ 2008 サンシュユ 2007 トリアシショウマ 2006 キュウリ 2005 トウネズミモチ 2004 ビヨウヤナギ

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7月7日(日) キキョウソウ

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ずいぶんと久しぶりに取り上げるキキョウソウです。その記事はと言えば、17年も前のわりにはしっかり勉強したようだし、写真に説明を書き込むことで「わかりやすさ」を目論んでいて、けっこう褒めてあげたい内容でした。
ところが、この帰化植物を特徴づける大切なことが一つ抜けていました。それは葉の説明で、キキョウソウの葉はまるで苞葉みたいに漏斗状なのです。もちろん、その漏斗の上には花が一つしか咲かないので苞ではなく、ふつうに「葉」なのです。
この「葉らしくない葉」の形態は学名にも述べられていて、種小名perfoliataは「葉中央部を茎が貫通したような葉」を意味します。同じ種小名を持つ植物として、このブログにはイシミカワキバナノツキヌキホトトギスを収録していて、その写真を見れば、言葉では理解しにくいこの特殊な葉のつき方が一目瞭然です。

過去のきょう 2023 ハナヤナギ(クフェア・ミクロペタラ) 2022 セイヨウハシバミ 2021 ビヨウヤナギ 2020 マタタビ 2019 イヌリンゴ(ヒメリンゴ) 2018 キツリフネ 2017 ベゴニア・ドレゲイ 2016 ハルパゴフィツム(ライオン殺し、悪魔の爪) 2015 スナビキソウ 2014 ザイフリボク(とジューンベリー) 2013 アマドコロ 2012 ゴマキ 2011 ヤマユリ 2010 タケニグサ 2009 トモエソウ 2008 サルビア・インディゴスパイア(ラベンダーセージ) 2007 シャシャンボ 2006 ナス 2005 チヂミザサ 2004 シャグマユリ

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7月6日(土) アカリファ・ウィルケシアナ

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かつて「花穂はついてはいても、あくまでオマケ、主役は葉」と断言してしまったことを後悔しての再掲です。あの季節からは半年のズレがあって、その間の変化過程はまったく不明ながら、花穂が白く煌めいているのに惹かれました。
さてこの半透明白色の毛状物体はなんだろうと考えて思い至ったのが、同属のベニヒモノキ(この属は花びらを持たず)です。あの花穂が束子(たわし)を思わせるのと同じで、つまり萼の先端が糸のように長くのびた結果と思えるのです。
やれやれ、生意気にもオマケと言い切った花穂がこんな難物とは恐れ入りました。端折った半年の間には、真っ赤な蕾から白い葯がこぼれるシーンもあるらしく、もう少し接写ができる被写体を探しながら、ほかの季節にも注目することにします。

過去のきょう 2023 イワヒゲ 2022 アメリカハンゲショウ 2021 ガルビネア 2020 ツタバキリカズラ 2019 ダリア(炎球) 2018 イヌガヤ 2017 ソテツ(雄株) 2016 カヤ 2015 ウメ 2014 バイケイソウ 2013 サルナシ 2012 サフィニア 2011 カジカエデ(オニモミジ) 2010 イワガラミ 2009 ノカンゾウ 2008 ボッグセージ(サルビア・ウリギノサ) 2007 ハクロバイ 2006 ヤマモモ 2005 リョウブ 2004 モミジアオイ

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7月5日(金) カッコウセンノウ

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ヨーロッパの牧草地に群生を作って「いた」多年草です。ただ、そういう長閑な環境が激減したいま、原産地では数を減らし、北米大陸が本拠となりつつあります。
嵌め込み写真に見るように、Silene(マンテマ属・注)特有の樽型の実をつけ、そこからのこぼれ種でどんどん殖えるのに、環境変化には勝てません。
さて、そんなガチンコ欧風の素性に似合わず、和名はやたらと風流です。これは種小名のflos-cuculiの直訳であって、flos=花、cuculi=郭公(ともにラテン語)、そしてセンノウはもちろんマンテマ属のことです。あののんびりした鳴き声はいまごろ響き渡るのだったか…と記憶をたぐり始めるほど、ずいぶんと聞かなくなりました。

<補注> 園芸方面ではシノニムのリクニス(Lychnis)で呼ばれています。

過去のきょう 2023 オカタイトゴメ 2022 ククイノキ 2021 ゴレンシ(スターフルーツ) 2020 ソランドラ・マキシマ・ワリモー 2019 ヤクシマオナガカエデ 2018 カリブラコア・ティペットダブル 2017 ゴマノハグサ 2016 リュウビンタイ 2015 タコノアシ 2014 タラノキ 2013 トチバニンジン 2012 イワガラミ 2011 ノハナショウブ 2010 ビジョザクラ(バーベナ) 2009 オオバギボウシ 2008 ケショウサルビア(ブルーサルビア) 2007 リシマキア・プンクタータ 2006 アフリカハマユウ(インドハマユウ) 2005 ノブドウ 2004 アサガオ

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7月4日(木) アガペテス・グランディフロラ

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擬態と言えばふつうは動物界のものであっても、植物もそれをすることは研究されているようです。この美しい縞模様がなにに似ているのか、まったく見当がつかなくて、したがって単なる思いつきながら、意味のない模様には見えません。
その花冠はまた、美しいだけでなく大きく(長さ5~6cm)て見応えがあります。鉢植えでいい(温度管理が困難か?)から手元に…と願う人は多いはずでも、ミャンマー産のこのツツジ科植物が市場に出回るのはまだまだ遠い先かと思います。
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枝の先についた白い塊は実のようで、この先の変化が楽しみです。また、萼には花外蜜腺があるのだそうで、だとすると花の模様は虫をおびき寄せるための擬態と考えたことが的外れになります。いやいや、蜜腺と装飾の二重集客装置というのは十分にありだろうと、はた衛門説はもはや暴走…いやいや迷走を始めました。

<補注> この植物(Agapetes grandiflora)をアガペテス・ブルマニカ(A. burmanica)とする場合もありますが、その種小名はシノニムです。

過去のきょう 2023 バイカアマチャ 2022 コレオプシス・ソランナ 2021 カレープラント 2020 ヒメイワダレソウ 2019 ヤマミズ 2018 レザーウッド(キリラ・ラセミフローラ) 2017 ヨーロッパキイチゴ(ラズベリー) 2016 ネグンドカエデ・エレガンス 2015 リョウブ 2014 ヒメアガパンサス(トリテレイア) 2013 クチナシ 2012 ナギナタソウ 2011 ニワフジ 2010 アカメガシワ 2009 クサフジ 2008 キミノニワトコ 2007 ヒツジグサ 2006 コンボルブルス 2005 ワルナスビ 2004 メタセコイア

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7月3日(水) イトバチョウジソウ

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花は見るからにチョウジソウなのに、この葉はなんとしたことでしょう。この両方の特徴をもとに調べると、Amsonia hubrichtiiという多年草に辿り着きました。
アメリカ中南部に産するアムソニア(チョウジソウ)の原種で、生息地の一つオクラホマでは絶滅危惧種とされています。それなのにどうして日本の庭に?と不思議でも、少ない個体を大事に栽培して観賞用とする動きもあるのだと言います。
hubrichtiiという種小名がなんともカタカナ化しにくくて困っていたら、宿根草販売で有名なお店が「イトバチョウジソウ」という簡明な名で呼んでくれていました。頼りのYListがまだこの種は取り上げていないので標準和名とは言いにくくても、この名はおそらく「事実上の標準和名」として浸透しそうな気がします。

<補注> 北米産のアムソニアとしては、先にヤナギチョウジソウ(A. tabernaemontana)を収録しています。

過去のきょう 2023 ベゴニア・ボウエラエ 2022 ラバンジン・ラベンダー 2021 シラカンバ 2020 コバノランタナ 2019 ヤブデマリ 2018 キツネノボタン 2017 ナガバハエドクソウ 2016 カレープラント 2015 シデシャジン 2014 ヨコグラノキ 2013 エゾミソハギ 2012 アマチャ 2011 シロザ 2010 ストケシア(ルリギク) 2009 タマザキクサフジ(ツルレンゲ、クラウンベッチ) 2008 ウツボグサ 2007 イタチハギ 2006 オカトラノオ 2005 ボタンクサギ 2004 ユズリハ

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7月2日(火) ヒゴロモコンロンカ

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緑の葉の上にきれいな色つきのパーツがあって、最近、危なくブログに恥を晒し置くところだったサルビア・ビリディスを思い出します。もっとも、あちらは脛丈ほどの草本、こちらは生長すれば2m超えの木本ですから間違えようがありません。
さらに、この真っ赤な薄片の先にこれもまた真っ赤な萼と蕾がついていることからして、これはあきらかに苞葉で、ビリディスとはまったく違う構造です。
惜しかったのは蕾がここまで膨らんでいたことで、これが星型に開く(5裂)と、芯が真っ赤で外側が真っ白という可愛らしい花を見ることができたはずです。
そんな開花状態もぜひ記録したいし、同属(Mussaenda・↓)の皆さんとの共通点ももっと確認したいし、今回の出会いを良いきっかけにしたい木です。

<既収録のMussaenda(コンロンカ属)・和名50音順>ウスギコンロンカ ☆ コンロンカ ☆ ムッサエンダ・フィリピカ・ドナアウロラ

過去のきょう 2023 キササゲ 2022 グロッバ・スコンブルギー(ダンシングガールジンジャー) 2021 ピンクカサブランカ 2020 ヤブカラシ 2019 クサレダマ 2018 カイノキ(ランシンボク) 2017 トウネズミモチ 2016 オウゴンマサキ 2015 サンゴシトウ(ヒシバデイゴ) 2014 オゼコウホネ 2013 カシワ 2012 ツノゲシ 2011 トウグミ 2010 ネムノキ 2009 キンコウカ 2008 モモノハギキョウ 2007 ヤマユリ 2006 テリハノイバラ 2005 ツルハナナス 2004 ノウゼンカズラ

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7月1日(月) ユーフォルビア・カメレオン

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名前のカメレオンは、体色をコロコロと変えるあの爬虫類のことです。気温や周囲の色に反応するのはいいとして、体調や気分でも色が変わると言います。
さてもこのユーフォルビアは気分で色を変えはしなくても、春の緑から秋の真っ赤まで、苞や葉の色が変わります。いまは夏色で、落ち着きのある銅葉です。
取り柄は葉色の変化だけでなく、草姿がこんもりまとまります。さらに冬の極寒に耐え、かつ夏にも強いとあっては、園芸筋で人気が出ないワケがありません。
あるいは乾燥に耐えるわりに過湿もある程度は平気で、さらに病害虫にも強いときては文句のつけようがないでしょう。ただ、「植物は花が命」みたいな人にこれを薦めたら絶対にクレームが来ます。ユーフォルビア好きが条件とまでは言わなくても、この属の花はすべからくシブチン路線と知っている人限定の品です。

過去のきょう 2023 カレクス・グライ 2022 サワシバ 2021 ピンクのアナベル(アジサイ) 2020 ヤライコウ(イェライシャン、トンキンカズラ) 2019 チャンチン 2018 ナンブソウ 2017 ツチグリ 2016 ガーベラ 2015 ムラサキクンシラン(アガパンサス) 2014 クマノミズキ 2013 オグルマ 2012 チシャノキ 2011 サジオモダカ 2010 オオバジャノヒゲ 2009 オニシモツケ 2008 マタタビ 2007 コナスビ 2006 アリアケカズラ 2005 ハルシャギク 2004 ザクロ

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