6月7日(金) ムシャリンドウ
久しぶりにムシャリンドウを登場させます。前の記事内容に少しばかり問題があったからです。あのときは「ムシャは武者でなく武佐」という説だけに頼りました。
ところがこの多年草の分布は本州中部~北海道と知りました。武佐説だと滋賀県近江八幡市に自生していたことになり、やや無理筋になります。というより、いま地図で見る武佐という字はずいぶん狭くて、県全図だと点ほどにしかなりません。
対するに、新しく知ったのはムシャ=武者で、造園業界では株立ちに近い感覚で「武者立ち」という言葉を遣うらしいのです。大きな辞書にもその言葉はなくて、広辞苑が「武者立つ(むしゃだつ)」という語彙を収録するのみです。その意味は出陣の用意をすることとあり、造園用語の「武者立ち」は業界特有の術語だと判断できます。
そんなことを知った上で撮ったのがこんな写真です。武者立って勇ましいのは1本だけで、そのほかの茎はかなりナヨっています。戦いなんてヤダー!です。
じつは撮影前日が雨でした。したがって、濡れた花の重みで茎が倒れたとも考えられますが、それにしては花穂だけが鉛直方向に戻ろうとしているように見えるのです。さらに自分の頭がこんがらがるのは、最初の記事に追録した写真だと、多くの茎がツンツンツンと立っているのです。立ちたいのか寝たいのか、はっきりせんか、こら!
つまり、結論は「わからんなぁ」です。徒に武佐説を否定しても、これを市の花の一つに指定している近江八幡市さんは迷惑なことだろうし、せっかく知った玄人っぽい言葉を棄てるのも惜しくてたまりません。どうせ世のなかはわからないことだらけなのだから…というわかったようなセリフでわからないことをまとめてみました。
ところがこの多年草の分布は本州中部~北海道と知りました。武佐説だと滋賀県近江八幡市に自生していたことになり、やや無理筋になります。というより、いま地図で見る武佐という字はずいぶん狭くて、県全図だと点ほどにしかなりません。
対するに、新しく知ったのはムシャ=武者で、造園業界では株立ちに近い感覚で「武者立ち」という言葉を遣うらしいのです。大きな辞書にもその言葉はなくて、広辞苑が「武者立つ(むしゃだつ)」という語彙を収録するのみです。その意味は出陣の用意をすることとあり、造園用語の「武者立ち」は業界特有の術語だと判断できます。
そんなことを知った上で撮ったのがこんな写真です。武者立って勇ましいのは1本だけで、そのほかの茎はかなりナヨっています。戦いなんてヤダー!です。
じつは撮影前日が雨でした。したがって、濡れた花の重みで茎が倒れたとも考えられますが、それにしては花穂だけが鉛直方向に戻ろうとしているように見えるのです。さらに自分の頭がこんがらがるのは、最初の記事に追録した写真だと、多くの茎がツンツンツンと立っているのです。立ちたいのか寝たいのか、はっきりせんか、こら!
つまり、結論は「わからんなぁ」です。徒に武佐説を否定しても、これを市の花の一つに指定している近江八幡市さんは迷惑なことだろうし、せっかく知った玄人っぽい言葉を棄てるのも惜しくてたまりません。どうせ世のなかはわからないことだらけなのだから…というわかったようなセリフでわからないことをまとめてみました。
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