4月16日(火) ペラペラヨメナ(ゲンペイコギク)
ひと月前、極小の蕾が開きました。その花のサイズは「小指の先ほど」としたものの、以降、ジワジワと花びらは寸法を増し、一輪が中指の先くらいにはなりました。
かつ、当時の写真だと「なにがなにやら」だった茎葉の様子も、だいぶ「なにがどうなのか」わかるようになりました。路傍でごく偶然な出会いを切り取るのと違い、日々の「生長」をマジマジ観察できるのは、手元で育てて得られる楽しみです。
ただ、楽しんでいるだけでなく、「やっぱりお前は詐欺師だな」と確認できたこともありました。それは、この10日ほどで進んだ花色変化です。蕾が開いた直後こそややピンクだったものの、花びらはすぐに純白になるのです。そして、2週間ほどして、開いた順に赤くなりはじめました。いま一番赤い花は最初に開いたものです。
自分の狭い理解だと、植物の「源平」は咲き分けの意(注1)であり、時間経過で紅くなるのはズルに思えるのです。平家が源氏のお下がり(注2)になってしまいます。つまり、源平小菊はやはり詐称で、これは絶対にペラペラヨメナなのでした。
かつ、当時の写真だと「なにがなにやら」だった茎葉の様子も、だいぶ「なにがどうなのか」わかるようになりました。路傍でごく偶然な出会いを切り取るのと違い、日々の「生長」をマジマジ観察できるのは、手元で育てて得られる楽しみです。
ただ、楽しんでいるだけでなく、「やっぱりお前は詐欺師だな」と確認できたこともありました。それは、この10日ほどで進んだ花色変化です。蕾が開いた直後こそややピンクだったものの、花びらはすぐに純白になるのです。そして、2週間ほどして、開いた順に赤くなりはじめました。いま一番赤い花は最初に開いたものです。
自分の狭い理解だと、植物の「源平」は咲き分けの意(注1)であり、時間経過で紅くなるのはズルに思えるのです。平家が源氏のお下がり(注2)になってしまいます。つまり、源平小菊はやはり詐称で、これは絶対にペラペラヨメナなのでした。
<補注1> あと出しで決定版「源平」を掲載しました。(2024年4月19日)
<補注2> 「平家は源氏のお下がり」という、歴史家の先生には絶対にお目玉を頂戴する説を、ニオイウツギもバックアップしてくれていました。(2024年5月15日)
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