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2月29日(木) コダチヤハズカズラ

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Thunbergia(ヤハズカズラ属)としては、ベンガルマイソルに続いて3番目の登場であり、地名ではない冠のネーミングはお初です。地名版二つはいかにも蔓性植物で草木の境が怪しかったのに、この背景ならばいかにも「木立」で納得です。
さても3番目にして思うのは「Thunbergiaの花ってどれが標準?」です。かろうじてキツネノマゴ科らしく不均一な5弁という傾向は見られても、マイソルのそれを5弁花と見るのはなかなかに高度な鑑識眼(笑)が要ります。
そんな予防線を張った上で次の期待をかけているのは、名前に冠がつかないヤハズカズラです。これは先行3者とは違って草本だし、花は真っ黄色の真んなかに真っ黒の穴という馬鹿げた姿です。おやおや、せっかく登場したコダチヤハズカズラを無視するような話になっていて、そもそも4年に1回の日に載せることが意地悪でした。

過去のきょう 2020 モンステラ(ホウライショウ)・斑入り  2016 ショウワノヒカリ(昭和の光) 2012 エピデンドラム・ラディカンス 2008 フヨウ

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2月28日(水) ブラッソカトレヤ・マイカイ・マユミ

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このブラッソカトレアという種類については、かつてブラッソレリオカトレアの記事で触れています。どうしてこんなに混ぜ混ぜしちゃうのか、困ったものです。ならば写さなければいいのに、ニヤついてシャッターを押すおっさんがいるから、さらに困ります。
唇弁以外はスリムな花びらが、ちょっと斜に構えていて面白く感じます。新種を作る方向が「大きく・派手に」だけではなくて、ちょっと大人の世界です。
しかし、花よりも惹かれたのは葉です。クッキリとした形、ガッシリしたつくり、迷いのない立ち姿…マユミさんを守る屈強なボディガードみたいです。

過去のきょう 2023 ボロニア・ピンナタ  2022 ゴマキ(ゴマギ)  2021 ホウライシダ  2020 レモン  2019 ゴエッペルチア・ランシフォリア  2018 スプリングエンジェル(冬アジサイ) 2017 ナズナ 2016 ハハコグサ 2015 ナナコバナ 2014 ゼニアオイ 2013 カタセツム・グレースダン 2012 ラカンマキ 2011 オニシバリ 2010 ナギ 2009 セリバオウレン 2008 シシガシラ(寒椿) 2007 ブロッコリー 2006 ヤブラン 2005 シモバシラ

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番外編 : 11-10=つまらない差

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Windows Updateの画面を見るたび、「このPCはWIn11に必要なシステム要件を満たしていません」と表示されて、潔癖症ではないはずなのに気がかりでした。たかが1回のOS変更に耐えられないスペックでPCを組むはずもなく、診断してみたら、たった1項目、TPMが引っかかっていました。TPM、なんじゃそれ?です。
調べると、要はMSを信用するかどうかの踏み絵(個人的解釈)みたいで、BIOSで変更するようです。どうでもいいこととは思いつつ、このごろBIOSに入ってないし…と遊び心が頭をもたげます。入ってびっくりです。記憶にあったBIOS画面とは様子が様変わりで、知らぬ間に知らぬところが更新されているんだなあと軽く感動です。
で、PCHなんたらという項目からPTTなんたらに入り、Disableとなっていたボタンをenableに変更、はい、めでたくシステム要件は満たされました。

と、ここまでが予定していたお遊び内容だったのに、次の日PCを立ち上げたら、うわ、あの青い扇状の模様です。「お仕事のお邪魔はしなくて、裏でWin11をダウンロードしますし、容量はたった3GBです」とMSの常には似合わぬ低姿勢です。
じつはそろそろ次のPCを組もうかという算段をし始めていて、そのマシンで11を初体験するよりは、無償アップグレードできるいまのPCで前もって「障害」を把握しておくのは有効だろうと考えました。アプリやデバイスで11対応していないものがあればいまのうちに対応策をとれるし、ワヤになったら10に戻せばいいだけです。
で、ものの10分ほどでいまのメインPCを11化しました。結果、総括的に言えばなにも変わりません。心配した非対応はないし、使い勝手も10とほぼ同じ、あえて違いを探せば、アイコンが大きく派手に、アプリ名などの表示がゆったり=隙間だらけになって、ますますお子さま化が進んだだけ、バカバカしい限りです。

ただ、Cドライブのプロパティをちょいと覗いて驚きました。60GB前後だった使用量が急にほぼ80に増えて、空きが半分はあったのに、いきなり1/3に減っています。3GBだと言っておいて実質20GB:::まあこれがMSですよ、わっはっは…。
もちろん、いまこのドライブにはOSが二つ(10と11)入っているので、次のPCのCドライブを大きくする必要はありません。なにも困ることはないし、考えてみればOS単体は3GBでもそれが必要とする容量は巨大という学習ができたわけです。
などなど、11助走編みたいなことを書きつつ、このごろの株価上昇を受けてか、PCパーツが去年よりは全体高くなっているのが頭の痛いところです。早くいまの過熱株式相場が暴落し、パーツが安くなってくれんかのぉと不謹慎な期待をしています。

<補注> 別になにも変わらん(いろんなウィザードの角がまるくなっただけ・笑)とは思ったものの、起動のスピード(高速スタートはOFF)は少し回復しました。見た目の計測(初期画面が落ち着くまで)ではあっても、PIN4桁を打つ動作まで含めて31秒、シャットダウンは4秒です。
ただ、このPCを64bit化した当初は起動18秒・シャットダウン2秒だったので、本当にサラピンのPCに入れるまで、Win11の速度評価は保留です。

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2月27日(火) シダレケヤキ

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試験管ブラシだろうか、爺さまの鼻毛だろうか、不思議な眺めでした。剪定されたせいかと思えば、この無駄枝は傷口から遠い部分や幹にものさばっていて、剪定に対する反作用というよりはこの木自体の特性のように見えます。
じつはこの木はここに再登場で、前回は去年の初夏、シダレケヤキのお口直し画像の任を務めました。つまりこのワヤな姿はもしかしてシダレの特性かもしれません。
それが証拠に、ふつうのケヤキではいままでこういうパヤパヤが気になった記憶がありません。キヅタに絡まれた大木も、街道の並木も、公園のシンボルツリーも、ごくごく自然な枝分かれの繰り返しを見せてくれるだけです。
なるほど、きのうのネギのように、どんなに様子が違っても学名は同じで済まされるのに対し、シダレケヤキだと学名(二つ名)の後ろにPendula(垂れ下がる意)という園芸品種名が付加されるのでした。名前が長くなった分、枝振りも面倒くさくなるんだね…と、ここ数日、威力を回復した北風によろめきながら納得した次第です。

過去のきょう 2023 シンビジウム・トラシアナム  2022 カワヂシャ  2021 ニッサボク  2020 クンシラン(クリビア・キルタンシフロラ)  2019 コショウ  2018 ミドリノスズ(グリーンネックレス) 2017 ウメ(緑萼八重枝垂れ) 2016 アカバナマンサクとハヤザキマンサク 2015 バニラ 2014 シラヌヒ 2013 ウンシュウミカン 2012 オオフサモ 2011 キョウチクトウ 2010 コナラ 2009 クリスマスローズ(コルシカス) 2008 チャボタイゲキ 2007 エリカ・クリスマスパレード 2006 マンゲツロウバイ 2005 ジンチョウゲ

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2月26日(月) 九条太ネギ

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関東の人間には「なんか変」な画像です。葱の白いところがこんなに土から飛び出していたら、葱鮪がうまく作れなくて困ってしまいます。さらに根もとが分蘖(ぶんけつ)していて、せっかくドコーンと太く育てたいのに、これでは気勢がそがれます。
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ははあ、これは京の伝統野菜、つまり葱の青いところを好む文化圏の作物で、ラーメン文化の隆盛と共に、箱根の東でも栽培されるようになったようです。九条ネギには太と細があって、なにやら頼りない姿のくせにこれは「太タイプ」なのでした。
さて、今回これを取り上げようとして困ったのは、かつて二度も同じような花どきをとらえた「ネギ」です。「なにネギ」なのか、まったく考えもせず、根もとなんて写そうともせず、いまとなってはどうにもリカバリーしようがありません。
もっとも、この辺の葱も古都の葱も学問的には同じAllium fistulosumで、今回のタイトルだけ雅びた名前にすることこそズルかなぁと考えないでもありません。

過去のきょう 2023 ベニチョウジ  2022 カルミア(アメリカシャクナゲ)  2021 キンミズヒキとヨモギ  2020 ウメ(思いの儘)  2019 イタリアンパセリ  2018 ヤブムラサキとムラサキシキブ 2017 ハオルチア・トーツオサ(五重塔) 2016 マスデバリア・インカプリンス(洋ラン) 2015 スリナムゴウカン 2014 ピレア・ヌムラリフォリア 2013 アミメヘイシソウ(サラセニア・レウコフィラ) 2012 スギ 2011 ラクウショウ 2010 ムクノキ 2009 カンザクラ 2008 オウバイ(梅) 2007 カワヅザクラ 2006 クリスマスローズ 2005 コハコベ

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2月25日(日) オニジュロ(ワシントンヤシモドキ)

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先日、「今年のオオタニくんは愛想がいい」と書いたのにはいささかの認識違いがあったようです。去年までと今年からではチームの広報体制に雲泥の差があり、青いユニフォームになったら裏側の練習体制まで積極的にリリースされるのでした。
おかげで、そこらの高校チームの練習風景みたいなこんなシーンまで楽しく眺めることができます。うーん、構えの迫力からしてスゴイ…とか悦に入っていたら、おや、後ろにニョッキリ並んでいる椰子の木には見覚えがあります。
オオタニくんをスケールにすると、どうやら10mオーバーで、しかしその割にヒョロリンとした幹:::これはオニジュロ(ワシントンヤシモドキ)の特徴です。ただ、それ以外の樹木はさっぱり見当がつかなくて、青チームさん、オオタニくんのアップもいいけど、今度からは周りの草木にもググッと迫るなんていう企画はいかがでしょう。

過去のきょう 2023 ビロードイワギリ(コリトプレクツス・スペキオスス)  2022 カロケファルス・プラチーナ(クッションブッシュ)  2021 ウメ(南高梅)  2020 ネオレゲリア・ファイアーボール  2019 オオバノマンゴスチン  2018 ショカツサイ(ムラサキハナナ) 2017 ミラクルフルーツ 2016 ハリエンジュ(ニセアカシア) 2015 ウォーターポピー(ミズヒナゲシ、キバナトチカガミ) 2014 アカマツ、ほか2種 2013 コーヒーノキ 2012 シクラメン 2011 エンジュ 2010 ヤタイヤシ 2009 アカバナアセビ 2008 アオキ 2007 オカメザサ 2006 フクジュソウ 2005 アブラナ

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2月24日(土) デンドロビウム・ジョンソニアエ

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白地のなかでチラチラと、紫色の蜜標が蠱惑的です。その白地さえ、色の慎ましやかさに比して形が奔放です。デンドロの花はお行儀良しと思っていると裏切られます。
いや、デンドロにはすでに背かれていたことを思い出しました。神話の化け物みたいなあの花は迫力もので、今回のジョンソニアエは色合いが上品なだけマシです。
という話の経緯からして、デンドロってなに?となります。調べると、蘭の花としては比較的特徴が少ない(by Wiki)のだそうで、こう開き直られると素人はお終いです。
まあいいや、鉢に刺さっている札に「Den.」とあればデンドロビウムなんだろうさ…と、アバウト爺さまもまたふてぶてしく臍(ほぞ)を固めました。

<補注> 真面目な話、Dendrobium(セッコク属)は原種だけで1,000を超す大所帯であり、日本に産するセッコクもあれば、コチョウランを思わせるデンファレもあります。

過去のきょう 2023 桜の冬芽(シリーズその4)  2022 セイヨウニンジンボク  2021 パンジー  2020 キバナノウゼン  2019 マツザカシダ  2018 ヒメサザンカ 2017 ムシトリスミレ 2016 キチジョウソウ 2015 キンレイジュ 2014 アミメグサ(ベニアミメグサ) 2013 オオハナワラビ 2012 モミジイチゴ 2011 ヒオウギ 2010 ウラジロモミ 2009 ヒマラヤスギ 2008 カンザクラ 2007 オステオスペルマム 2006 セツブンソウ 2005 カワヅザクラ

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2月23日(金) トックリラン

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先日、花屋さんで小さなトックリランを見つけました。しかし、その鉢についていた名札は「ノリナ」…つまり旧属名です。業界は「昔の名前」が好きなのです。
そこで、「これ、いまはBeaucarneaだよね」と言えれば嫌らしい爺さまになれたのに、最初のBさえ出てきません。えーと、えーと、ポニーテール、かわいいね。
話は変わって、広い野外で気持ち良く育つBeaucarnea recurvataです。かつて温室物を収録したときでさえ上下泣き別れだったので、青天井の今回は誰に遠慮するでもなく上下を左右に切り貼りです。葉は4~5m上空に繁っていました。
さてこの属名、頑固にローマ字読みするならベアウカルネアでしょうが、そこまで意地になると花屋さんでも「なにそれ?」と笑われるでしょう。よし、ボーカルネアでいいことにして、この木の横に歌手が立つ姿を想像してボーカルを覚えましょう。さてそのあとのネアをどうするかの妙案は出てこなくて、テキトーに口籠もる作戦にしましょう。

過去のきょう 2023 タイヨウフウトウカズラ  2022 アガベ・アメリカーナ・コーネリウス  2021 ハナズオウ  2020 マキシラリア・ピクタ  2019 ムユウジュ  2018 シュンラン 2017 オトコヨウゾメ 2016 ウメ(緑萼、リョクガクバイ) 2015 ツノナス(フォックスフェイス) 2014 クヌギ 2013 オオムラサキ、ほか5種 2012 ヒトツバ 2011 ハイネズ 2010 プリムラ・シネンシス 2009 ギンヨウヒマラヤスギ 2008 サザンカとカンツバキ 2007 スズランエリカ 2006 カラタチ 2005 クマザサ

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2月22日(木) ルエリア・コロラタ

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このブログにはルイラソウ属(Ruellia)をすでに3種入れてある(↓)のに、そのどれとも感じが違います。原因はこの豪華な花で、嵩張る苞がやたらに目立ちます。ほかの同属では苞などまったく意識しなかったのに、これだけが別構造です。
ただ、木なのか草なのか判然としないところはみんな共通です。という言いぐさはかなり苦し紛れで、これがRuelliaだとはなかなか納得できません。
学名をつけた人も同感だったのか、種小名をコロラタ(colorata)としました。「色が際立つ」みたいな意味で、ずいぶんと素人的なネーミングです。誰が見たって、この上げ底風で自己主張バリバリの花がウリというめでたいルエリアです。

<既収録のRuellia・和名50音順>ケブカルイラソウ(R. squarrosa) ☆ ヤナギバルイラソウ(R. simplex) ☆ ルエリア・マコヤナ(R. makoyana)

過去のきょう 2023 ロドデンドロン・ビレヤ・ピンクデライト  2022 ベニチョウジ  2021 スノードロップ(ジャイアント・スノードロップ)  2020 ロニセラ・フラグランティシマ  2019 マツバラン  2018 キハダ 2017 ヒトデカズラ(フィロデンドロン・セローム) 2016 ハルジオン 2015 パラミツ(ジャックフルーツ、ナガミパンノキ) 2014 アスコセンダ 2013 ハス(古代蓮) 2012 ヒメシャラ 2011 クコ 2010 ピレア・モリス 2009 ギンヨウアカシア 2008 フィクス・アルテッシマ 2007 ヨウシュクモマグサ 2006 ナガバジャノヒゲ 2005 ミヤマウグイスカグラ

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2月21日(水) ショウジョウヤシ

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スケールをあてることができなかったことを言葉で補えば、この屹立する幹はまるで孟宗竹でした。まだ赤みを発していないものは、まさに太い竹です。
かつて同属のヒメショウジョウヤシを載せたとき、姫ではないこちらの方は「ちょっとやそっとの温室では育てきれないだろう」と諦めモードでした。天下の東京を甘く見たことを深く反省しつつ、10mになんなんとする幹に最敬礼です。
ただ、負け惜しみではなくて幹の色目は姫さまの勝ちでした。これでもスマトラの密林で遭遇すれば十分に衝撃的な色でしょうが、自分的なショウジョウヤシの印象は、魚眼レンズがなければうまく収めにくい困ったデカブツ…でした。

過去のきょう 2023 ヒューケレラ・タペストリー  2022 マンドラゴラ(マンドレイク)  2021 ポプラ(セイヨウハコヤナギ)  2020 マドカズラ  2019 マカダミア  2018 フクジュソウ(秩父紅) 2017 トゲミウドノキ(サラダノキ) 2016 モクレイシ 2015 ヤマアイ 2014 チョウセンゴヨウ 2013 ハシバミ 2012 コハコベ 2011 キツネノカミソリ 2010 フラサバソウ 2009 キヅタ 2008 ユキワリイチゲ 2007 ヒメイタビ 2006 ナギイカダ 2005 クロッカス

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2月20日(火) シマオオタニワタリ

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ユニフォームが青に変わったら、オオタニくん、打棒だけでなく愛想まで全開です。ご幼少のころのお写真なんぞも拝見できて、あらら~、襟足だけ長くて撥ねてます。
かっわいいなぁ、ヤンチャだったのかなぁ、とかニタニタしていたら、オオタニくんならぬシマオオタニワタリも葉先クルリンしていました。どぉ、ボク、かわいい?
大人になれば巨大でも、子供のときならこんな姿を見せてくれるのでした。そして、クルクルの愛嬌に比べると、主脈の通り具合にはすでに風格が漂います。
なんだかシマオオタニワタリにオオタニくんを重ねて見るくせがついてしまって、生長した葉は1m超えだというのに、うまい置き場所はないものでしょうか。

<補注> オオタニくんがらみ、今年の第2弾はオニジュロです。(2024年2月25日

過去のきょう 2023 桜の冬芽(ウコンとオオシマザクラ)  2022 ナリヒラヒイラギナンテン  2021 フクロユキノシタ(セファロタス)  2020 ツバキカンザクラ  2019 パセリ  2018 ホルトノキ 2017 チチコグサモドキ 2016 メヤブマオ 2015 桜の冬芽4種(その2) 2014 プリムラ・ポリアンサ 2013 トラフアナナス 2012 ウラジロガシ 2011 ヒメムカシヨモギ 2010 ユーカリ 2009 ショカツサイ(ムラサキハナナ) 2008 ウグイスカグラ 2007 エリカ・ファイアーヒース 2006 ナニワズ 2005 イチゴノキ

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2月19日(月) カシワバゴムノキ(フィクス・リラタ)

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葉の形がカシワのそれに似る様子は前回の掲載時に証明済みということにして、今回はFicus(イチジク属)の最大特徴である隠頭花序がテーマです。
前に見た木はけっこう大きかったわりに、このイチジク状物体(実であり、花でもある)を見つけることができませんでした。運というか、タイミングに恵まれました。
うれしがってジトーッと見ていたら、そうかFicus類も幹生花(果)だよねといまごろ「業界用語」で再認識できました。また、イチジクと同じで葉柄がずいぶんと太いことにも気づき、葉の面積に呑まれただけの5年前よりは少しだけの進歩がありました。

過去のきょう 2023 クエスネリア・テスツド  2022 チランジア・カクチコラ  2021 ヒメグルミ  2020 ムギセンノウ(ムギナデシコ)  2019 オオアブラギリ(シナアブラギリ)  2018 ミズヤツデ(ラシア・スピノサ) 2017 ココヤシ 2016 ジンチョウゲ 2015 シマムラサキツユクサ 2014 クスノキ、ほか2種 2013 キンカチャ 2012 エビモ 2011 タチバナ 2010 タコノキ 2009 キバナセツブンソウ 2008 バイモ 2007 カキナ 2006 マサキ 2005 オウレン

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2月18日(日) マオラン・プルプレウム

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葉が紫色を帯びていて、名前(後半のPurpureum)がかなりの直球表現です。以前、緑に黄色の覆輪タイプを載せたとき、本名のマオランも別名のニューサイランも「わからん・わからん」とぼやいたのとは大違いのすっきり具合です。
ただ、ことはそんなに単純には進まなくて、この園芸種・プルプレウム系には黒いのやら赤っぽいのやら、いくつかの種類があるのです。それなのに、撮影のときはその色合いの吟味が必要とは思いもせず、ただただ根もとに気を惹かれました。
果たして覆輪タイプのここも同じだったか、この十二単状態がマオランの常態なのか、なにせ初めて気づいた「美」であって、マオラン一つでさえ、花がつくことに気づいたり、葉の出方に目を奪われたり、辿々しい足取りで捗(はか)がいきません。

<追録> 葉が緑のタイプでも同じ様子でした。(撮影:2024年2月26日)
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過去のきょう 2023 ロブスタコーヒーノキ  2022 ウリカエデ  2021 ムカデカズラ  2020 ホシソケイ(ハゴロモジャスミン)  2019 デンドロビウム・ファレノプシス(デンファレ)  2018 アベマキ 2017 イヌガラシ 2016 ヒメヒオウギズイセン(クロコスミア、モントブレチア) 2015 ウンリュウヤナギ 2014 カラスムギ 2013 フクジュソウ 2012 シラカンバ 2011 ニワウルシ(シンジュ) 2010 ゴレンシ(スターフルーツ) 2009 トウワタ(アスクレピアス) 2008 ハンノキ 2007 カンヒザクラ 2006 タネツケバナ 2005 ウメ

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2月17日(土) イスノキ

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久しぶりだねイスノキくん…と言いたいところなのに、なんだか装いが変です。イスノキの特徴である緩く船底のように反って硬い楕円の葉、異名・ヒョンノキの由来である虫こぶもあちこちに見えるのに、なんだか妙に落ち着きません。
その原因は虫こぶよりも数が圧倒的に勝る小さな塊です。なんじゃこれは?と自問するまでもなく、この物体は実でしょう。イスノキの実、初めてみました。
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やっこらせと高枝を引き寄せたら、鳥の巣を覗いた気分です。いまにもピーッと鳴きそうで、このコミカルな形の実はいままでにも幾種類か見ています。マンサクヒュウガミズキマルバノキ、いずれもマンサク科で、このイスノキも同様です。
残念ながら、ピーッと開いたお口のなかにはもう種がなくて、しかしそれが飛ぶ仕掛けは前にトサミズキで学習しているので、わりとあっさりサヨナラできました。

過去のきょう 2023 ペリオニア  2022 フウセンカズラ  2021 デイゴ  2020 オオカワヂシャ  2019 カランコエ・オルギアリス(センニンノマイ)  2018 マキシラリア・ポルフィロステレ 2017 カワラハンノキ 2016 ヤマザクラ 2015 ホウライシダとヒシガタホウライシダ 2014 メグスリノキ 2013 タギョウショウ 2012 セキショウモ 2011 ネコヤナギ 2010 スイセイラン(彗星蘭) 2009 バニラ 2008 フクジュソウ 2007 イノモトソウ 2006 ウメ(白梅) 2005 ナズナ

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2月16日(金) ノボリウチワ(アンスリウム・スカンデンス、ブドウアンスリウム)

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写真の左から右へ、花が咲き実ができて膨らんでというストーリーです。ブドウアンスリウムという別名を持つくらいで、薄紫に膨らんだ姿はそれらしくはあります。
問題は花であって、アンスリウム・スカンデンスという学名はスカスカデスの間違いではないかと疑います。きのうは志木も春一番が吹いたのに、冷えることです。
ただ、その花穂にググッと寄ってみると、花びらがないわりにはずいぶんとお茶目な姿で目尻が下がります。雄シベの葯が対になって、まるで蝶々です。
テラリウム(つまり閉塞空間)でも育てられるということから、この葯が割れると花粉はこぼれて雌しべにくっつくのでしょう。果穂に並ぶ実の発育状況にランダムな差が見られるのは、たぶんそんな受粉システムに起因するのかと考えました。

過去のきょう 2023 ナリヒラヒイラギナンテン  2022 イズセンリョウ  2021 ペラエア・ロツンディフォリア  2020 シダレヤナギ  2019 ゴエッペルチア・ゼブリナ・フミリオ  2018 オウゴンチク 2017 クロコダイルファーン 2016 コスモス 2015 ウメ(黒雲) 2014 センボンヤリ 2013 ラムズイヤー 2012 キリ 2011 カワヅザクラ 2010 パフィオペディルム・サンデリアヌム 2009 カカオ 2008 ベンジャミン 2007 サルココッカ 2006 ワルナスビ 2005 ヒメオドリコソウ

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2月15日(木) ハルサザンカ(笑顔)

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地べたに落ちてさえ「笑顔」のままとは見上げた不動心です。我々人間も、いつどんなときでもかくありたいものと思いを新たにしました。
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ハルサザンカというのはこの手のツバキ属(Camellia)、つまり山茶花とか寒椿のなかでは花期がもっとも遅いのだそうで、まさに春の使者と言えそうです。この花が紅白段駄羅で賑やかな「絞笑顔」を先に取り上げているので、順序が後先になりました。
ただ、そんな些事などまったく気にせず「笑顔」さんは微笑むばかりです。うーん、どんな扱いを受けても笑みを絶やさない人…それはそれで不気味です。

過去のきょう 2023 テツシャクジョウ  2022 アスパラガス  2021 カトレア・ルンディ・アルバ・コチア  2020 タカサゴユリ  2019 オオホウカンボク  2018 ノウルシ 2017 キヤニモモ 2016 ハイビャクシン(ソナレ) 2015 パキポディウム・グラキリス 2014 リギダマツ 2013 ミヤマシキミ 2012 シライトソウ 2011 ハンノキ 2010 モミ 2009 イトススキ 2008 ホルトノキ 2007 オニヤブソテツ 2006 オオイヌノフグリ 2005 マンサク

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2月14日(水) ブドウホオズキ

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しつこく追いかけ(↓)てみたブドウホオズキも、これを最終レポートにします。「おいしいサラダができました!」とならなかったのは無念でも、味の傾向はわかりました。
待ち望んだ白茶色にホオズキが変わったのは年が明けてからでした。それでも、すべての袋が枯れるのではなく、個数で言えばまだ緑色のものが多数派です。
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そして肝心の実です。緑色からオレンジに変化すると、歯も立つし、強烈な酸味はそのままでも、少しだけマイルドになりました。とても素直な味だし種も邪魔にならず、悪いエグみや苦みがないので、量さえ収穫できれば、サラダ素材になり得ます。
ただ、プランターに2株ではそれは叶わず、そうこうするうち今月5日の関東「豪雪」で枝が数本折れました。花もさすがに松が開けてからは咲くことができません。
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ということで、あの破天荒な夏のせいで生長ストーリーが大狂いした恨みは残しつつ、どうやらお別れです。6月10日に苗を植え付けてからじつに8カ月、観察の楽しみを与え続けてくれたブドウホオズキに大きな感謝を捧げます。

<ブドウホオズキの過去掲載一覧・時系列> 1. 某温室での最初の出合い(2022年9月4日) 2. 開花からホオズキのでき始め(2023年10月31日) 3. 花からホオズキへの変化(2023年11月30日) 4. 花の細部(2023年12月12日) 5. ホオズキの内部(2023年9月22日

過去のきょう 2023 メキシコハナヤナギ(クフェア)  2022 ウンナンマツ  2021 ユリオプスデージー  2020 オタフクナンテン  2019 ヒトスジグサ(アグラオネマ・コスタツム)  2018 シナミズキ 2017 イワニガナ(ジシバリ) 2016 ヤクチ 2015 コクテンギ 2014 バンダ(洋ラン) 2013 オモト 2012 カラマツ 2011 ノカンゾウ 2010 ヘンヨウボク(クロトンノキ) 2009 リョウメンシダ 2008 コバノカモメヅル 2007 ナギイカダ 2006 アテツマンサク 2005 ヘンヨウボク(クロトンノキ)

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2月13日(火) フユザキニオイカズラ(ロニセラ・プルプシー・ウインタービューティ)

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花がややこしく見えるのはスイカズラ属の性(さが)で2個1セットのためです。加えて、我と我が身(枝)に蔓が絡むのも性分故のやるせなさです。
…などとからかってはせっかくの芳香が旋毛を曲げます。埼玉近辺には最高気温が18度まで上昇しそうなどという予報が出てはいても、目に入る花と言えば梅や蝋梅がせいぜいの季節です。こういうレアものを鑑賞できるのは眼福に値します。
ただ正直を言えば、かつて二度取り上げたロニセラ・フラグランティシマとの見分けがむずかしくて、比べるならば、こちらの枝振りがわずかに混み合っているとか樹皮が剥離気味とかいうくらいです。その紛らわしさには理由があって、このWinter Beautyという園芸種はフラグランティシマとスタンデッシュ(L. standish)の交配品を母種としているのです。ということは、次はスタンデッシュを探すことがノルマになりました。

過去のきょう 2023 リュウゼツラン  2022 トモエソウ  2021 イチョウ  2020 ヤナギバルイラソウ  2019 ビワモドキ  2018 キルトスペルマ・ジョンストニイ 2017 ギンメイチク 2016 アオハダ 2015 ヒメバショウ(ビジンショウ) 2014 フヨウ 2013 アリドオシ 2012 クリハラン 2011 オウギバショウ(タビビトノキ) 2010 ドンベヤ・ワリッキー 2009 マツザカシダ 2008 カマツカ 2007 アブラナ 2006 ネコヤナギ 2005 ユキヤナギ

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2月12日(月) カーボロネロ(黒キャベツ)

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英語の俗称のなかにはDinosaur kaleというのがあって、このゴツゴツ肌を見たら恐竜を想起するのはわりと素直な反応でしょう。かつ、そのほかにも呼び方が多彩なのはイタリアンの食材としてこれがいかに愛されているかの証明でしょう。
ただし、志木の八百屋を探し回っても店には並んでいないし、上の写真さえ「都内」の農園での収穫品です。青山のファーマーズマーケットなら出品されることがあるようでも、土日しか開かれない催しで運試しをするほどの酔狂さはありません。
というわけで、Cavolo neroの種(イタリア産)を発注しました。秋に蒔いていまごろが食べどきになるので、気の長い話です。ただ、春蒔きも可能らしくて、このごろの恐ろしい夏に収穫できるものかという耐候試験をやってみるのも面白そうです。

<追録> ちょうど1カ月後に訪ねたら、うひゃー、「収穫」は終わっていました。その代わり花蕾がついていて、ここのオーナーがもう少し放置してくだされば花の撮影ができ、せっかく購入した「イタリア産の種」が無駄になりそうです。
いやいや、カスみたいに残っていた葉の味見だけでは到底満足できないので、自前で育てておいしい料理に挑戦してみましょう。(撮影:2024年3月11日)
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<補注> 幸運にもこの畑で花まで撮影できました。(2024年5月12日

過去のきょう 2023 アメリカバンマツリ  2022 カラスザンショウ  2021 ピレア・デプレッサ  2020 ナンテン  2019 アアソウカイ  2018 イワガラミ 2017 アマゾンリリー 2016 ウメガサソウ 2015 桜の冬芽4種 2014 キクラミネウス水仙・Teteatete 2013 ムラサキオモト 2012 ヤマコウバシ 2011 モンステラ 2010 レッド・ジンジャー 2009 アブラチャン 2008 オーブリエチア 2007 アリドオシ 2006 ミドリハコベ 2005 ミツマタ

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2月11日(日) ハマメリス・インテルメディア・エレナとハマメリス・インテルメディア・ダイアン

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きょうのタイトルはずいぶん長くなってしまったものの、姉妹関係のマンサクを2種類一緒に並べています。つまり、ハマメリス・インテルメディアまでは両方同じ(たとえれば苗字みたいなもの)で、下の名前だけ、エレナさんとダイアンさんです。
どちらがお姉さんかはわからないので、単純に50音順で、まずエレナです。かつて花色が似たニシキマンサクを取り上げています。こうして比べると、色目は区別しにくくても、花びらの幅と形が違います。エレナ嬢さん、細身でカールヘアです。
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次いで登場のダイアンも「どこかで見た感じ」です。探してみると、きょうと同じく2種一緒に花が赤いマンサクを取り上げていました。現物をどこかで1本だけ見せられたら識別する自信はなくても、記録と見比べると大きな違いがわかります。
さてこうなると二つの園芸種のベースになったHamamelis x intermediaをここに掲出しないと収まらないのに、ことはそうたやすく運びません。資料写真を見ると花びらが細身で、それがカールして小さくまとまるという特質は今回の姉妹と共通です。「この親にしてこの子あり」、単純にして厳粛な事実です。

過去のきょう 2023 ガステリア・リリプタナ  2022 オキシペタルム・ブライダルルージュ  2021 ギョリュウモドキ(カルーナ)  2020 デンドロビウム・スペクタビレ  2019 ビャクダン  2018 コナスビ 2017 ヤエヤバイ(八重野梅) 2016 シダレウメ 2015 アンスリウム(チューリップ・パープル) 2014 ベニヒモノキ 2013 トウジバイ(冬至梅) 2012 トキワマガリバナ 2011 オンシジューム 2010 コチョウラン 2009 マリアアザミ 2008 タチヤナギ 2007 オキザリス・華恋(かれん) 2006 シナマンサク 2005 ヤブツバキ

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2月10日(土) 島ラッキョウ

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沖縄からネット購入するのは送料が痛いわけで、1品ではもったいない気がして、ほかの品までついで買いしがちです。今回は島ラッキョウが「お供」でした。
…と言ってしまうと島ラッキョウがかわいそうで、かつての沖縄旅行で島唄ライブを楽しんだお店でそのおいしさは体験済みです。満を持しての「生」購入でした。
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まずは紫ヤマイモと同じく天ぷらで、そしてその日に塩漬けしたものを二日後にいただきました。どちらもピリッ&さわやかで、ふつうのラッキョウとはひと味違います。

ところが!でした。島ラッキョウはふつうのラッキョウの品種(注)なのでした。ピーマンパプリカを代表として、野菜にはよくあるパターンです。うーん、学名が同じものを別名で取り上げるか?という迷いは、もうすでに何度も乗り越えています。
高い送料をかけて学んだにしてはかなりささやかなネタだよねと、それこそセコイ計算をしながら、このささやかさの積み上げが大好きだったりする変態です。

<補注> ふつうのラッキョウとは収穫期が半年ズレるのが不思議なところです。

過去のきょう 2023 アフェランドラ・アウランチアカ  2022 アメイシャ  2021 ノハラアザミ  2020 ベンジャミン  2019 ネオベンサミア・グラシリス  2018 ダイオウマツ 2017 ヒメオドリコソウ 2016 ウラジロチチコグサ 2015 ベンガルボダイジュ 2014 球根ベゴニア(ハンギングタイプ) 2013 ミズバショウ 2012 イヌツゲ 2011 ナガバノモウセンゴケ 2010 カトレア 2009 ムサシアブミ 2008 ハマボッス 2007 ナワシログミ 2006う ウメ(八重寒紅) 2005 ジャノメエリカ

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2月9日(金) ナツメ

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木々が葉っぱを失ってしまう冬だからこその気づきが続いています。コナラハナノキがそうだったし、3日前のリュウキュウマメガキもその類いでしょう。
そして、葉がないから気づいたというのはかなりの言い訳だと反省します。ナツメの刺だって、寒くなって生えてくるわけではなし、年中尖っていたはずです。
要は観察眼が甘いのであって、「ナツメの実を収穫することなんてないからなぁ」と恥の上塗りをするのはやめておきましょう。そうそう、そういうナツメ農家さんのためか、刺のない変種があるそうで、「これまで見てきたのはきっとそれだったんだ」なんて恥の三度塗りまでする始末です。この面の皮にはナツメの刺も折れてしまいます。

<追録> およそ1カ月後、刺の脇にモッコリしていた物体が冬芽だったことに気づきました。恥を四度塗りするのも憚られますが、どうしてこんな奇態でなければいけないのか、いささか腹が立ちます。(撮影:2024年3月11日)
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過去のきょう 2023 クテナンテ・ブルレマルクシー  2022 ノシラン  2021 ケヤキ  2020 アグラオネマ・コンムタツム  2019 ギョリュウモドキ(カルーナ)  2018 ツルギキョウ 2017 リュウキュウカンヒザクラ 2016 キンギョバツバキ 2015 アリマウマノスズクサ 2014 ヘンヨウボク(クロトンノキ) 2013 フブキバナ 2012 クズ 2011 グズマニア 2010 セントポーリア 2009 タチツボスミレ 2008 カリン 2007 ハラン 2006 ツクバネガキ(ロウヤガキ) 2005 コエビソウ

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2月8日(木) ダイジョ(紫ヤマイモ)

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容貌魁偉という言葉がピッタリです。重さ2kg超、ズッシリです。そして外側からも感じた紫色は、どこを切ってもこれすべてパープルの華やかさです。
ふつうの山芋(ヤマノイモ)とは同属ながら、これは熱帯域の植物で、日本だと沖縄・奄美と鹿児島の一部でしか栽培されません。じつはレンブの実を入手するときにお世話になった沖縄の八百屋さんから定期的にメールがあり、そこに「紫山芋」として紹介されていました。「シザンイモ…厳かですなぁ」と思ったアホジイです。
この紫色はアントシアニンなので、いろいろ効能はあるのでしょうが、なにせもう見かけに惚れて即・購入でした。山芋と同じく摺り下ろして食べるのが簡単でも、まずは天ぷらで味わってみました。衣が薄くなったところから紫色が覗いて、料理の彩りとしても楽しい食材です。もちろんお味はホクホク&濃厚で、ごちそうさまでした!

<補注> 標準和名のダイジョは漢字(大薯)にしないとスッとは飲み込めません。また、別名はいろいろ豊富なのに、タイトルに加えた「紫ヤマイモ」はそのなかに登場しません。どうやら流通名のようでも、わかりやすいのでここに採用しました。

過去のきょう 2023 キダチオウソウカ(ゴニオタラムス・アムイオン)  2022 アメリカヅタ  2021 サニーレタス  2020 ソテツ  2019 アガベ・吉祥冠  2018 ウメ(緋梅) 2017 アグラオネマ 2016 デンドロキルム・ウェンゼリー 2015 ウチワヤシ 2014 プリムラ・オブコニカ 2013 タカサゴユリ 2012 ナツハゼ 2011 トチノキ 2010 サンタンカ 2009 モミジバフウ 2008 シシガシラ 2007 キャラボク 2006 ナツミカン 2005 オオイヌノフグリ

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2月7日(水) リュウキュウマメガキ

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2年前の元日に登場したのと同じ木です。つまり、年は違えど1カ月の時間差で写されていて、オレンジの色みは完全に消え失せていました。
枝に残った萼、柿の場合は蔕(へた)ですが、まるで花みたい…は無理としても、きれいに残るものです。蔕ごともぎ取る人間と違い、鳥は現金なものです。
そんな自分勝手な鳥の後始末も「時間」が請け負ってくれるわけで、新しい枝に花が咲くころには古枝の蔕も目立たなくなります。と言いつつ、次は当年枝の開花と前年枝の蔕をツーショットしてみたいと構想が膨らみます。

過去のきょう 2023 センニンカズラ  2022 ゴニアロエ・バリエガタ(チヨダニシキ)  2021 ムクゲ  2020 パチョリ  2019 ナツツバキ  2018 ヤマアイ 2017 コブシ 2016 オクナ・キルキー(ミッキーマウスノキ) 2015 チャボリュウノヒゲ(チャボジャノヒゲ、ギョクリュウ、タマリュウ) 2014 トウカエデ 2013 コウヤボウキ 2012 アシボソ 2011 コセンダングサ 2010 ロドデンドロン・クリスティアナエ 2009 ネモフィラ・スノーストーム 2008 ビワ 2007 ヤブソテツ 2006 ボケ 2005 フクジュソウ

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2月6日(火) マイソルヤハズカズラ

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マイソルヤハズカズラは豪華咲き誇りシーンをすでに収録済みなのに、蔓がたった1本で寂しそうな写真をどうしたというのですか、はた衛門さん。
いやいや、前回のものはゴチャゴチャしすぎて、たんなる欲張りの天こ盛りでした。本来のワタシはもっとストイックで、美の探求者なのです(よく言うよ)。
へえ、こうして見ると、単なる便器型かと思っていた花にしっかり花びらがあるやん…とか、三行脈の葉がなにやら作り物みたい…とか、気づきはあるわけです。あ、1本の蔓にはいったい何個の花がぶら下がるのか調べ忘れました。次は数の探求者ごっこをしてみる楽しみを残しておくとは、我ながら深い配慮です。

過去のきょう 2023 ムニンシャシャンボ  2022 アキグミ  2021 スノードロップ(ジャイアント・スノードロップ)  2020 ウメ(道知辺)  2019 ゴエッペルチア・マコヤナ  2018 ハヤザキマンサク(ハマメリス・ベルナリス) 2017 ハルジオン 2016 アオノリュウゼツラン 2015 サンシュユ 2014 ハボタン(名古屋縮緬系) 2013 アシタバ 2012 ハルサザンカ 2011 ジュズダマ 2010 アイグロマツ 2009 ヒメシノ(コクマザサ) 2008 シュロ(ワジュロ) 2007 ヤバイ 2006 アリドオシ 2005 サンシュユ

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2月5日(月) 木立性ベゴニア・イソプテラ

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いままで収録した三つの木立性ベゴニア(1. オレンジルブラ 2. アシュラ 3. ホワイトカスケード)はどれも園芸種だったのに対し、このイソプテラは原種です。
ふだんは園芸種に辟易したかのような生意気口が多い爺さんなのに、こうしていざそれにまみえると、あらまあ、どうしてそんなに質素なのと呟いてしまいます。そんな定見の無さを見透かされたか、花でも実でもない微妙な姿で迎えられました。
仕方ないので葉の歪さを鑑賞です。左右非対称というのはベゴニアに共通の特質でも、これだけ葉色がシンプルだとそれが際立ちます。若葉のときは縁に赤みが兆すのも特徴で、そんな奥床しさをじっくりと堪能しておきましょう。

過去のきょう 2023 バショウ  2022 オーニソガラム  2021 コウヤボウキ  2020 ネペンテス・ダイエリアナ  2019 アボカド  2018 シロシマシイヤ 2017 オガタマノキ 2016 コショウノキ 2015 ツルニチニチソウ 2014 ホオノキ 2013 ニワウルシ、ほか3種 2012 エビネ 2011 チューリップ 2010 ウラジロモミ 2009 ヒメアスナロ 2008 スイカズラ 2007 マンゲツロウバイ 2006 アリドオシ 2005 ギンモクセイ

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2月4日(日) チランジア・キアネア

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キアネアという種小名は藍色を意味するそうで、さてこのチランジア(↓)らしくもなく立派な花の色を藍と見るかは脇に置き、学者さんもこれに見とれたのでしょう。
ハナアナナスとかタチハナアナナスという和名を持っているくらい、この「藍色」の花は訴求ポイントらしくても、どうもアナナス呼ばわりが引っかかります。加えてチランジア属自体をハナアナナス属と称するので、話が面倒になりそうです。
なお、花より勉強になるのはこの葉です。まるでなにかの蘭のように青々として瑞々しく、半乾燥のエアープランツという概念が音を立てて崩れます。ただし、緑葉タイプのチランジアはわりと水が好きらしくて、その案配がむずかしそうです。

<既収録のTillandsia・掲載順> ☆ カプトメドゥーサエ・ジャイアントフォーム : 2020年3月27日 ☆ サルオガセモドキ : 2021年5月9日 ☆ ヒューストン : 2022年1月22日 ☆ カクチコラ : 2022年2月19日

過去のきょう 2023 マルバガジュマル  2022 サルナシ  2021 チューリップ  2020 ジューンベリー  2019 ヘミグラフィス・アルテルナタ  2018 サクラバラ 2017 オオオナモミ 2016 ノビル 2015 アコウ 2014 クサソテツ 2013 キソウテンガイ(サバクオモト、ウェルウィッチア) 2012 クチナシ 2011 マンサク 2010 チュウテンカク(沖天閣:ユーフォルビア・インゲンス) 2009 ヒメノキシノブ 2008 ニシキマンサク 2007 ハカタシダ 2006 コウヤボウキ 2005 オウバイ

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2月3日(土) マルバノキ

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紅葉と開花が同時という極めてアブノーマルな木のくせに、冬芽はいたって没個性の姿でした。人間もそうだろうし、尖り続けというのは疲れるのでしょう。
ふつうの枝先につく場合と、短枝についているものと、少なくてもこの日は2タイプの冬芽を見ました。どちらもぷっくり膨らんでいますが、花の咲き方からして混芽ということはあり得ないので、この芽の中身は春に展開する葉なのでしょう。
また、枝の元側にはまだ小さな冬芽も見えていて、なあに、秋半ば過ぎまでに開き揃えばいいご身分の葉ですから慌てるものではありません。
そうそう、冬芽の付け根に見える葉痕もごくごくフツーの形で、かねて変だ変だとばかり騒ぎ立てていたマルバノキのことを見直した冬です。

過去のきょう 2023 コハイホラゴケ(ヒメハイホラゴケ)  2022 イエローピタヤ  2021 コウジ  2020 オキザリス・グラブラ  2019 テーブルヤシ  2018 フラグミペディウム・シリミー 2017 フィクス・トリアングラリス 2016 キバナアマ(ウンナンゲッコウカ) 2015 コガタシロアミメグサ 2014 アコウ 2013 オンツツジ 2012 タアツァイ(ちぢみゆきな) 2011 ゴンズイ 2010 サボテン(金鯱) 2009 ノキシノブ 2008 フェイジョア 2007 モンステラ 2006 ソヨゴ 2005 ウメ

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2月2日(金) ディーフェンバキア・ハワイスノー

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ディーフェンバキアとしては4番目の収録(↓)になります。ただし、原種だったら世界に20~30種だというのに、4つすべてが園芸種で、悔しいことです。
もっとも、ここまできれいな葉を見せられると、ナーセリーさんに拍手を送りたくなるのも事実です。葉表のほとんどが白く抜けていて、フチ取りの緑が際立ちます。また、分岐が良くて葉が繁く展開するわりに全体がコンパクトです。
ハワイの雪とはまた法螺が過ぎると思うと、現実には降ることもあるのだそうで、そのときはさまざまなグリーンがこんな風に白く覆われるのでしょう。
前に載せたトロピックスノーとは名前的に競合しますが、「雪合戦」としては圧倒的にハワイの勝ちだなぁ…というのが「見るだけ」の人の感想です。

<既収録のディーフェンバキア : 掲載順>アモエナ・トロピックスノー ☆ ホフマニー・エクソチカ ☆ セグイネ・リフレクター

過去のきょう 2023 キンギョノキ  2022 カラタネオガタマ  2021 ダルマギク  2020 テーダマツ  2019 ジゴペタルム・マリーアン  2018 カランコエ・ベハレンシス(センニョノマイ) 2017 トキワツユクサ 2016 ラショウモンカズラ 2015 ガビサンハンショウヅル 2014 モミジアオイ 2013 ミヤコザサ 2012 ウメ(八重寒紅) 2011 ヒョウタンウツボカズラ 2010 リンボク 2009 タチシノブ 2008 ニホンスイセン 2007 イトラン 2006 ムラサキシキブ 2005 ヒナギク(デージー)

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番外編 : スタミナ抜群・moto g13

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上掲のカレンダーにつけた緑色の丸…これがいったいなんの日付かと言うと、11月から新しく使い始めたmoto g13を充電(注)した日です。
見ただけで間がずいぶん開いているのがわかります。ちなみに11月11日から1月30日までの91日をその間の充電回数11で割れば8.27、つまりmoto g13のバッテリー持続日数は8日ちょっとということ=ものすごいタフネスさに驚いています。
なんだか妙に持つなぁと気づいてから記録をとったし、ここまでの機種でそんなことをした試しがないので数値比較はできません。しかし、だいたいが良くて4日くらいだったはずで、明らかにバッテリーの持続力は倍増しています。
たしかに、バッテリー容量がmoto g7の3Ahから5Ahに拡大されているので、その効果が大きいとは思います。ただ、それにしてはスマホ重量がたった10gしか増えていなくて、どういうマジックが隠されているものか、ありがたいことです。
さらに素人的な感想を言えば、バッテリー容量1.7倍に対して持続力は2.0倍前後になっているわけで、回路構成的にもいろいろ改善があったのでしょう。
つまるところ、「女房と畳は新しい方が良い」ということわざは、女房をスマホに置き替えるなら、現代でも立派に通用するのでした。あれ? このことわざ、「旦那と畳は」だったでしょうか。いやいや、単純に「スマホは新しいものが良い」ようです。

<補注1> 残量20%を充電の目安とし、90%程度でやめるようにしています。⇒4月の半ばからはMAXを80%とするようにしています。
<補注2> 自分がこうやって勝手に書き付けているmoto g13への評価が、果たして的を射ていることなのか、「価格.com」の機種レビューを確かめてみました。
へえ、けっこうアタリで、評価6項目のなかで最高点はバッテリーの4.49、最低点がカメラの3.48でした。カメラについては、自分の使い方の下手さもあって、少し文句つけすぎたかと心配したのに、やはり世間の人々も低い評価でした。安心した反面、低価格機種の限界を確認することになって、次は1ランク上げようか思案どころです。
なお、自分は10月末に18,000円少々で買うことができたのに、いまは完全に2万円を超して(注3)しまっています。ちょっとウフフで鼻の穴、膨れてます。
<補注3> この記事から9カ月後、さすがに新品は流通しなくなっていましたが、中古でも良品は2万円超えでした。かなりアタリの機種だったようです。(2024年11月9日)

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2月1日(木) ルリハナガサ

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嵌め込んだ花穂の写真から、これがキツネノマゴの縁戚であるとは想像できます。ただ、道端のキツネノマゴなら、その小さな花は唇型なのに、この木では5弁の花が平らに開いていて、花に頼ってはいけないと知りつつ、判断に迷います。
そもそも、キツネノマゴは一年草なのに、こちらは明らかに木です。キツネノマゴ科はわりとバリ豊かで、草か木かはあまり考えない方が気楽です。このブログに既収録の科メンバー35種のうち、草は16、木が14、残り5種は境目曖昧群です。
さらに花びらの形と言えば、当然ながら属が多様なので、なんでもありみたいな世界で、むしろ属違いであっても5弁花であるもの(↓)を見つけてホッとする始末…「なによ、きょうはアタシの話じゃないの」とルリハナガサがむくれています。

<花が5弁のキツネノマゴ科メンバー:50音順>イセハナビ ☆ エランテムム・ワッティー ☆ ケブカルイラソウ ☆ ヒロハサギゴケ(ミヤコジマソウ) ☆ ホワイトキャンドル(ウィトフィルディア・エロンガタ) ☆ ルエリア・マコヤナ

過去のきょう 2023 シマオオタニワタリ(斑入り)  2022 タコノアシ  2021 エルサレムセージ  2020 ディネマ・ポリブルボン  2019 サワシバ  2018 ユウゲショウ(アカバナユウゲショウ) 2017 ハマビワ 2016 マルバウツギ 2015 フクジュソウ 2014 ベニバナイチゴノキ 2013 ヒマラヤザクラ 2012 ムサシアブミ 2011 オオバギボウシ 2010 カモジゴケ 2009 シノブ 2008 ガビサンハンショウヅル 2007 キンポウラン 2006 ホウレンソウ 2005 アセビ

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