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1月3日(水) カイトウメン

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この高級綿(の原料)については、最も勢いあふれる季節の開花状態をかつて取り上げています。ときは巡り、一年草に訪れたこれが終焉期の姿です。
なるほど、いかにも繊維が長そうで、割れた実から綿がこぼれています。細い繊維1本1本の長さが5cmもあるそうで、綿の世界生産量の9割を占めるキヌワタ(リクチメン)のそれに比べると倍ほどの長さを誇ります。
右側の綿のなかに1粒見える黒いものが種です。綿の繊維はこの種の表面に生えていて、種の保護材になり、水に落ちたときの浮力稼ぎも勤めます。元々はインダス流域で栽培されていたキヌワタがそうして長い航海をして世界に広がり、人間の豊かな生活に貢献したのかと考えると、モフモフの姿が崇高なものに見えてきます。

<補注> キヌワタをモデルにして、ワタ類の播種・開花・結実・収穫のサイクルを学び直しました。(2024年5月26日

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