1月12日(金) マカダミア

前の掲載では「まん丸な実」だとしていて、そこを訂正する記事です。あれはたった1個しかついていなかった実を付け根側から眺めたための誤解でした。
今回見た木はかなり大きくて、このように1カ所に3個ついていました。そのそれぞれが勝手な向きで、味のマイルドさのわりに実の付き方は「クセつよ」です。ただし、それらの実の先端は窄んで尖っていて、全体の形はいわゆる擬宝珠型でした。
さらにクセ強なのはこの葉で、今回の木だけでなく前のも丸まって歪んでいたし、参考写真でも同じ様子です。決して木が不調なのではなく、こんな性質なのでしょう。むしろこの葉で大切なのは鋸歯がない(全縁)ことで、学名Macadamia integrifoliaの後半はこの特徴を示します。全縁自体はそれほど特異な性質でもないのに、あえてそれを種小名とされた(注)あたりもなかなかに個性的な木ではあります。
今回見た木はかなり大きくて、このように1カ所に3個ついていました。そのそれぞれが勝手な向きで、味のマイルドさのわりに実の付き方は「クセつよ」です。ただし、それらの実の先端は窄んで尖っていて、全体の形はいわゆる擬宝珠型でした。
さらにクセ強なのはこの葉で、今回の木だけでなく前のも丸まって歪んでいたし、参考写真でも同じ様子です。決して木が不調なのではなく、こんな性質なのでしょう。むしろこの葉で大切なのは鋸歯がない(全縁)ことで、学名Macadamia integrifoliaの後半はこの特徴を示します。全縁自体はそれほど特異な性質でもないのに、あえてそれを種小名とされた(注)あたりもなかなかに個性的な木ではあります。
<補注> 同じようにintegrifoliaという種小名を持つ既収録品にはタッカ・インテグリフォリアとバンクシア・インテグリフォリアがあります。
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