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12月12日(火) ブドウホオズキ

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日中がいくら「暑く」ても、夜から明け方はそれなりに冬なので、ブドウホオズキの葉がかなり怪しくなってきました。うっかりしていると、ある朝、ゲゲーッ全滅!という虞なきにしもあらず…ということで、まめに経過の記録をしておきます。
心配なのは実(白矢印)の色がさっぱり進展しないことです。葉色の変化に比べると、鉄面皮というか不動心というか、緑の色味がまったく衰えないのです。
最初にこの植物を見たのは温室内だったせいか、秋の入口で葉はまだ健全VS実はもうできあがりという状態でした。どうも生長シナリオがつかめません。
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さらに、葉の衰えを尻目に花はまだまだ咲き続けます。結実したところで、この先は大きくなれないので、前回記事では疑問のままだった雌シベに迫ってみました。
ふつうは左側写真のように雄シベ(の葯)に囲まれて雌シベは見えません。なので、5個のうち4個の葯を切除したのが右側写真です。拡大してもこんなにわかりにくくて、5本の花糸の中央で、先を開いた物体がどうやら雌シベなのでしょう。
そして、ワタシの乱暴狼藉のせいで全体が花粉にまみれて白くなっているなかで、花糸の付け根あたりがテロリと輝いています。これはたぶん虫をおびき寄せる蜜でしょう。そう言えば、ごくたまに、ごく小さなハエもどきがうろついていることがあって、人間から見ればあるかなきかの極小世界にも、幸せは確実に存在するのでした。

<補注> 最初の試食はフライングに終わりました。(2023年12月28日

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