12月1日(金) チョウジュキンカン(オオミキンカン)
人の背丈ほどある木に艶やかな実がついていました。橘の実よりはふた回りほど小さくても、ふつうの金柑よりはふた回り以上も大きくて、さてこれはなに?
幸い、店先で苗によく巻かれている名札がまだ残っていて「大実金柑」とあります。キンカンを称するわりには妙に平たく窪んだお尻が目立つので、サイズ違いということだけではなく、なにか素性からして曰くがありそうです。
苗木屋さんのHPを参照すると、大実金柑の別名を福寿金柑としたり、あるいは大実金柑・福寿としたり、つまり業界では福寿という呼び方も通っていると見受けます。ここで膝ポンしたのは、YListがCitrus japonica 'Obovata'としている園芸品種の標準和名がチョウジュキンカンであり、その別名がフクシュウキンカンということです。
このフクシュウは福州つまり福建省のことであり、中国東部原産でキンカン類最大の品種がこの自称・大実金柑なのでしょう。フクシュウとチョウジュの音が微妙に混乱するうちにフクジュとなり、一方で素性とは別にオオミとする通称も生まれ…という流通現場の経緯や事情が想像できて、きょうのタイトルは深い味わいに満ちています。
幸い、店先で苗によく巻かれている名札がまだ残っていて「大実金柑」とあります。キンカンを称するわりには妙に平たく窪んだお尻が目立つので、サイズ違いということだけではなく、なにか素性からして曰くがありそうです。
苗木屋さんのHPを参照すると、大実金柑の別名を福寿金柑としたり、あるいは大実金柑・福寿としたり、つまり業界では福寿という呼び方も通っていると見受けます。ここで膝ポンしたのは、YListがCitrus japonica 'Obovata'としている園芸品種の標準和名がチョウジュキンカンであり、その別名がフクシュウキンカンということです。
このフクシュウは福州つまり福建省のことであり、中国東部原産でキンカン類最大の品種がこの自称・大実金柑なのでしょう。フクシュウとチョウジュの音が微妙に混乱するうちにフクジュとなり、一方で素性とは別にオオミとする通称も生まれ…という流通現場の経緯や事情が想像できて、きょうのタイトルは深い味わいに満ちています。
過去のきょう 2022 エラチオール・ベゴニア 2021 ナカフオリヅルラン 2020 ショウジョウソウモドキ 2019 ヘツカラン 2018 アズキナシ 2017 セイヨウヒイラギ 2016 トチノキ 2015 アオキ 2014 カラタチバナ 2013 カカオ 2012 イタビカズラ 2011 ムラサキセンブリ 2010 カンレンボク 2009 コウヤボウキ 2008 イブキジャコウソウ 2007 クヌギ 2006 イヌツゲ 2005 マユミ 2004 シチヘンゲ(ランタナ)
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