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12月31日(日) ゴールドクレスト

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へえ、これがアイツの兄貴分か…と大木を見上げました。「これ」とはモントレーイトスギの園芸種・ゴールドクレストのこと、「アイツ」とはそれをさらに園芸改良したウィルマ(先週月曜掲載)のことです。ギリギリ年内にタスキを繋ぐことができました。
さてこうなると母種のモントレーイトスギ(Hesperocyparis macrocarpa)の収録が急がれます。新しい年の課題ができました。
どうもこれまでの徘徊範囲では出会っていないようで、ならば「本来はモントレー近郊に局在する」と言われるモントレーに行ってみるかとその場所を調べたら、あらま~、大谷くんの住むロサンゼルスから北へ200kmほどの海沿いの町でした。
うーん、そこまで行ったら大谷くんを見たいのに、もはやドジャー・スタジアムも周辺ホテルもレートがやたら高騰しているのだそうで、この案は即・却下です。どこか近場でモントレーイトスギが見つかりますように…初詣のテーマです。

過去のきょう 2022 オオトクサ 2021 アカジソ 2020 バラ(グリーンローズ) 2019 キルトスペルマ・ジョンストニイ 2018 ゴバンノアシ 2017 エビスグサ 2016 クマシデ 2015 ソシンロウバイ 2014 カラスノゴマ 2013 フッキソウ 2012 コブシ 2011 シシバタニワタリ 2010 ソヨゴ 2009 ヒマラヤスギ 2008 スエコザサ 2007 サカキ 2006 オキザリス・プルプレア 2005 クリハラン 2004 マンリョウ

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12月30日(土) オオセンボウ

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意識低い系で眺めてしまうとハランと間違えそうです。そこで注意力のレベルをグイッと上げると、まずは筋張りの凹凸が強いし、かつ直線的です。
と言うよりも、可能性から言えばオオセンボウ(またの名はオオキンバイザサ)を関東の露地で見ることはまずありません。ご出身が熱帯地域だからです。
聞き慣れないセンボウは仙茅と書き、中国での呼び名であり、かつ漢方名です。葉が茅に似て、乾燥した根茎が良薬(仙)とされています。
また、別名にあるキンバイは金梅です。夏、根もと近くに黄色い6弁花をつけるそうで、資料画像を見てもまるで梅に見えないはた衛門は想像力低い系のようです。

過去のきょう 2022 ヤマハクレン 2021 ローツス・ヒルスツス・ブリムストーン 2020 オガルカヤ 2019 シャリンバイとハナミズキ 2018 シクラメン・かがり火 2017 ヒイラギ 2016 レックスベゴニア・ワイルドファイアー 2015 ガザニア(クンショウギク) 2014 ヤブミョウガ 2013 ホトケノザ 2012 スハマソウ 2011 ミカイドウ 2010 ネメシア 2009 サワラ 2008 ヨルガオ 2007 ポインセチア 200 コガマ 2005 コトネアスター 2004 ソシンロウバイ

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12月29日(金) キナノキ

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マラリアというのは怖い病気で、世界中の熱帯・亜熱帯地域で年間50万(200万とも)からの死者があるそうです。戦争どころではない「凶悪さ」です。
その恐ろしい災厄に有効なのがキニーネで、現地南米ではキナと呼ばれるこの木の皮からそれを抽出します(現在では世界各地で栽培)。高熱に浮かされる患者にとっては救いの神の木でしょう。キニーネという薬名もこのキナに発しています。
今年の夏を思い出すと、各家庭に1本、この木を植えておくのも無駄ではないような気がします。来年はどうか「キナノキいらず」の夏でありますように…。

過去のきょう 2022 クロホオズキ 2021 アグラオネマ・カーティシー 2020 サンゴシトウ(ヒシバデイゴ) 2019 クロコダイルファーン 2018 エスキナンサス・ツイスター 2017 チャボタイゲキ 2016 モクセンナ 2015 クロガネモチ 2014 ヤドリギ 2013 オタフクナンテン 2012 シナマンサク 2011 アオネカズラ 2010 カシワバハグマ 2009 イタドリ 2008 セイタカアワダチソウ 2007 ツルマサキ 2006 サツキ 2005 トサミズキ 2004 キダチアロエ

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12月28日(木) ブドウホオズキ

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ずいぶんと手こずらせてくれるヤツです。辛抱堪らず、規格外品みたいなイジケたホオズキを開いてみました。袋の色合いは比較している正常品と一緒でした。
ギャッ、まだ若緑色でした。最初のころの白っぽさこそなくなってはいても、これを口に運ぼうと思う人はいないでしょう。しかし、稀にそんなバカはいて、噛みついてみたら、あら悲しや、歯が立ちません。皮が切れずに滑ります。歯はいいのに・涙。
ならばと奥歯で噛みました。破れました。ギェーー、酸っぱい! でも、苦いとか刺さるとかの悪い味はしません。ただひたすら爽やかな酸味だけが口中を満たします。
これで年またぎが決定です。花も咲き続けて、正月を飾る気、十分です。

<補注> どうにか実がオレンジ色になるところまで見届け、ブドウホオズキの観察終了としました。(2024年2月14日

過去のきょう 2022 ホウオウチク 2021 パッシフローラ・デカイスネアナ・ブルーヘブン 2020 アカバナ 2019 メヒルギ 2018 カクチョウラン 2017 オケラとホソバオケラ 2016 ブラサボラ・デビッドサンダー 2015 メドハギ 2014 ビロードモウズイカ 2013 フユノハナワラビ 2012 ススキ 2011 バラ(シャルル・ド・ゴール) 2010 サルトリイバラ(サンキライ) 2009 イイギリ 2008 ヤツガシラ 2007 ヤブツバキ 2006 サネカズラ 2005 カンアオイ 2004 ブルーデージー

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12月27日(水) ブルーアイス

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縁は異なもの味なもの…まるでかけ離れた物事が思いがけずつながるときの驚きはうれしいものです。おととい掲載のウィルマがCupressusという属のメンバーであることから、同属であるホソイトスギを久しぶりに思い出したものでした。
一方、志木の花屋さんでこのブルーアイスに出会ったのです。「へー、けっこう大木であるブルーアイスが花材に!」と意外な思いでいたら、ご主人がリースを作るためにその枝をさらに切って形を整え始めました。途端、メンソールのような清々しい香りがその場に漂ったのです。切ればもちろん、触っても香るのだそうです。
どれどれと調べて見ると、ブルーアイスもCupressusメンバーでした。C. arizonica(アリゾナイトスギ・未収録)から作出された園芸種だったのです。そこで、かつて撮影はしていたものの、出しそびれていた上の写真に出番が訪れました。
じつはおととしの秋(10月)に撮ったものなのに、写真からは季節がほとんどわからない針葉樹というのは、当ブログにはとてもありがたい存在です。

過去のきょう 2022 アンスリウム・スペクタビレ 2021 シロアミメグサとコガタシロアミメグサ 2020 ケヤキ・むさしの1号 2019 シクラメン 2018 ドラセナ・コンシンナ・トリカラー・レインボー 2017 エスキナンサス・スペキオスス 2016 ドンベヤ・里見の春 2015 タラノキ 2014 ヤマハギ 2013 チドリノキ 2012 キミノセンリョウ 2011 球根ベゴニア 2010 スギ 2009 ナツメヤシ 2008 ハスノハカズラ 2007 オレガノ・バーバラチンゲイ 2006 ムサシアブミ 2005 ヒヨドリジョウゴ 2004 レースラベンダー

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12月26日(火) エケベリア・パウダーブルー

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ハリがあってきれいなお肌です。うらやましい…。
ただ、お名前がねえ。パウダーと言ってもあまり粉っぽくはないし、ブルーに至っては「どこがぁ?」とひっくり返したくなります。葉の縁なんて赤っぽいですもんねえ。
ただ、こういう園芸品の名前は「つけた者勝ち」でしょうから、門外漢がブータレるのは失礼な話です。というか、的外れで覚えやすい効能に感謝しておきます。

<既収録のエケベリア・掲載順>サブセシリス ☆ トプシータービー ☆ プロリフィカ ☆ プルビナタ・フロスティ

過去のきょう 2022 カラフトイバラ 2021 マホニア・チャリティー 2020 キダチチョウセンアサガオ 2019 ミカエリソウ 2018 シマサンゴアナナス 2017 ツルギキョウ 2016 リュウビンタイ 2015 ヌマツルギク 2014 ウラハグサ(フウチソウ) 2013 リョウメンシダ 2012 メガルカヤ(とオガルカヤ) 2011 ワイヤープランツ 2010 ポピ-マロー 2009 フサザクラ 2008 ハマボウ 2007 レンギョウ 2006 ハナイソギク 2005 ウキツリボク(アブチロン、チロリアンランプ) 2004 センダン

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12月25日(月) ゴールドクレスト・ウィルマ

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そんな日なので、そんな遊びです。添えたノイバラの実が巨大に見えるほどメインの被写体は幼くて、1本148円でした。大盤振る舞いの2本買いです。
勇んで持ち帰ったワタシに大蔵大臣が放った言葉は「どっちも同じ値段?」です。うーん、さすがというか正論というか、テキトー爺さんは凹みます。ちなみに育ちのいい左側の背丈はちょうど20cmです。仮鉢に入れたので、春に植え替えましょう。
ホソイトスギの仲間であるモントレーイトスギ(Cupressus macrocarpa・未収録)から選抜育成されたという素性で、まとまった円錐形を作ります。水を切らさないように(水が好きらしい)して、グングンと背丈をのばしてもらいましょう。

<補注> すぐにウィルマ君のお友達を乗せてあげ(2023年12月27日)、続いて兄貴分も収録できました。(2023年12月31日

過去のきょう 2022 アロエ・ドロテアエ 2021 パナマソウ 2020 ヤナギイチゴ 2019 ジゴペタルム・マッカイ 2018 アマミヒイラギモチ 2017 カラスザンショウほか(時間差離脱総集編) 2016 フユイチゴ 2015 モクレイシ 2014 サネカズラ 2013 マユミ 2012 モミ 2011 ルメクス 2010 コウヨウザン 2009 クロガネモチ 2008 ハマゴウ 2007 ノササゲ 2006 シロタエヒマワリ 2005 キンメイモウソウチク 2004 ボケ

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12月24日(日) アロエ・ブランドライエンシス

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繊細極まる美です。小紋風のこの縞模様、メッチャ日本人好みでしょう。
一方でいただけないのは凶暴極まる赤い爪です。手入れには救急絆創膏が欠かせません。繊細+凶暴=温室品の観賞にとどめるのが正解です。
実際、なかなかの気むずかし屋らしく、育ちが遅いと嘆くページもありました。強く心を揺さぶられる縞模様とは言え、先の短い老人は買い控えます。
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ただし!なのです。花は二の次の多肉植物とは言え、ずいぶんそそってくれる花が咲いていました。例によって中空遙かに展開してくれるので、1枚目写真の中央に屹立する茎と2枚目の花穂を「心眼」で合成しなければなりません。
なお、種小名のbranddraaiensisを自分ルールでブランドライエンシスとしたものの、流通場面ではブランドレイエンシスとするのが主流のようです。どうせ自分はアロエ・ブランドまでしか覚えられないし…と、かなり手を抜いた突っ張り理由です。

過去のきょう 2022 ハマベノキ 2021 カエンカズラ 2020 チコリー・プレコーチェ 2019 アブラツツジ 2018 ペペロミア・アルギレイア(シマアオイソウ) 2017 ツワブキ 2016 レリオカトレア・リグレイ(洋ラン) 2015 ノカンゾウ 2014 コセンダングサ 2013 ツチアケビ 2012 ノガリヤス 2011 メグスリノキ 2010 ヤバネヒイラギモチ 2009 タラノキ 2008 コウヨウザン 2007 シキザクラ 2006 シキザキホソバアカシア 2005 シモバシラ 2004 ポインセチア

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12月23日(土) オガサワラビロウ

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基本種となるビロウを載せてから小笠原バージョンを取り上げたいところなのに、この怪しい色合いに負けました。乏しい語彙ではまったくお手上げです。
さらにその形も魅力的です。ふつうのビロウがマルミビロウという別名を持つところからして、このやや縦寸があり微妙に下ぶくれの姿はこの種の特徴なのでしょう。
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幸運にも花まで見ることができました。本来の土地では5月に咲くようです。色形からワジュロの花を思い出したものの、あちらは雌雄異株、こちらは雌雄同体です。
長くて丈夫な葉は、かつては屋根を葺くのに使われたと言います。多雨の季節、そんな屋根の軒端から滴る雨を眺める…その幸せ=プライスレスでしょう。

過去のきょう 2022 エケベリア・プロリフィカ 2021 シマクワズイモ 2020 コムラサキ 2019 ツルバギア・フラグランス 2018 ブーゲンビリア 2017 チョウセンレンギョウ 2016 センダンとエンジュ 2015 アメリカアサガラ 2014 セイヨウキヅタ(ヘデラ・ヘリックス、イングリッシュ・アイビー) 2013 カラスザンショウ 2012 リュウキュウマメガキ 2011 センボンヤリ 2010 シロガネヨシ(パンパスグラス) 2009 マメキンカン 2008 ユキツバキ 2007 ミヤマフユイチゴ 2006 ユリオプスデージー 2005 スイカズラ 2004 ニワナズナ(アリッスム)

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12月22日(金) ウスバヤブマメ

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おお、ヤブマメがまだ青々として元気だこと!とナデナデしたら、なにやら葉が薄くて手応えが頼りなく、ずいぶんと繊細な感じがします。
ふつうのヤブマメとは区別せず、ウスバヤブマメを単にヤブマメの別名とする考えが主流のよう(YListはこの立場)でも、せっかく見つけたはた衛門は頷けません。いつもさんざんお世話になっている斯界の権威にもすぐに盾突く恩知らずです。
その強気の根拠は葉質だけではありません。3出小葉の中央の葉がかなり尖って細くのびているのです。比べてみると、ふつうのヤブマメのそこは緩やかにラウンドしていて、「尖り」は感じられません。もちろん、植物の葉に変異幅があるのは承知で、素人の強気は怪しいところがあっても、とりあえず「冬の陣」は別種説です。

過去のきょう 2022 ルッティア・フルティコサ 2021 トウグミ 2020 ノウゼンハレン(キンレンカ、ナスタチウム) 2019 ウメ 2018 ベゴニア・マソニアナ 2017 スノードロップ 2016 赤ダイコン(紅ダイコン) 2015 ムシトリナデシコ 2014 ヤマユリ 2013 ヒメツルソバ 2012 ツワブキ 2011 トネリコバノカエデ 2010 トウワタ(アスクレピアス) 2009 ナナミノキ 2008 カラシナ(セイヨウカラシナ) 2007 ミヤマシキミ 2006 ナガエコミカンソウ(ブラジルコミカンソウ) 2005 グリーンアイス 2004 トベラ

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12月21日(木) エクレール

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親指の先ほどの花がポコポコポコと並んでいて、いわゆるバラのイメージとはずいぶんかけ離れた愛嬌に満ちています。四季咲き性なので寒さも平気です。
系統的にはポリアンサで、ここにはすでにアンマリー・ド・モントラベルグロリア・ムンディを収録していますが、花の色目と開き方がまるで異なっています。2007年に日本で作出されたと聞くと、けっこう誇らしい気分になります。
そんな愉快な気持ちでこの愛らしいバラに触ったら、おっと、チクリときました。見た目ではそれと気づかないのに、刺はふつうに備わっています。どんなに風変わりであろうとも自分はバラなのだ!と主張しているようで、それもかわいさの内でしょう。

過去のきょう 2022 アグラオネマ・ホワイトレイン 2021 コダチダリア(キダチダリア、皇帝ダリア) 2020 イチョウ 2019 ジャーマンアイリス 2018 ロスマニア・ロンギフロラ 2017 シラカンバ 2016 アカメガシワ 2015 西洋ツゲ(ボックスウッド) 2014 ブナ 2013 ツクバネウツギ 2012 イイギリ 2011 ナタマメ 2010 カエンキセワタ(レオノティス) 2009 カラスザンショウ 2008 タネツケバナ 2007 カラタチバナ 2006 ユキヤナギ 2005 ハンノキ 2004 ギョリュウバイ

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12月20日(水) トウモロコシ

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な、なんじゃこれは!? きょうは何月何日!? と呟いたのは紛れもなく今月11日のことでした。まだ周期的に「暑さ」が戻っていたころとは言え、一応は冬ですし、南の島(注)ではなくて関東平野の真んなかで、これはどう見てもトウモロコシです。
しかも、けっこうそれなりにグラマラスに実が膨らんでいます。あまつさえ、雄花が豪快に咲き誇って、花粉出しまくり状態ではありませんか。
ここはぜひ畑のオーナーにインタビューと思ったものの、残念ながらお住まいは静まりかえって人の気配がありません。仕方なく自分で調べたら、トウモロコシにも晩生の品種があり、かつそれらは飼料用なのでした。ふーん、サンタさんに茹で立てのトウモロコシをご馳走してあげようと思ったのに、それは叶わぬ夢でした。

<補注> なお、ネットをウロウロしていたら、沖縄ではきょう現在も立派に人間様用のトウモロコシが売られているのを見つけました。志木で見つけたトウモロコシも、飼料用と決めつけることは決してできない気がしてきました。

過去のきょう 2022 ミツバカズラ(属のなにか) 2021 キバナカエンボク 2020 コマツヨイグサ 2019 イチョウ 2018 ブラキカム・チェリッシュ 2017 ヒルムシロ 2016 熱帯スイレン 2015 ヒデリコ 2014 ナルコユリ 2013 カラスウリ 2012 ナギナタコウジュ 2011 トキワサンザシ(ピラカンサ) 2010 アマクリナム 2009 センリョウ 2008 タンキリマメ 2007 クネンボ 2006 ヒイラギ 2005 キリ 2004 イヌホオズキ

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12月19日(火) ホヤ・ムルチフロラ

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うひょひょ、犬神です。Hoya(サクララン属)なので、そう思って見ればサクラランとよく似たつくりなのに、花が開くか開かないかでずいぶん印象が違うものです。
ムルチフロラ(multiflora)は「多花」の意味で、サクラランだって1カ所に20個以上の花をつけて十分に多花なのに、こちらはその塊が連続していて豪華です。
雲南から東南アジアの原産で、漢名には蜂出巢とか流星球蘭があります。ふふ、もののけ姫を見てないなとほくそ笑みつつ、イヌガミランという和名もなくて、学名そのままで呼ぶしかないのはアニメ日本の一員としてはやや寂しいことです。

過去のきょう 2022 プレウロタリス・タランツラ 2021 インパチェンス・コンゴレンシス 2020 マツブサ 2019 ゴヨウアサガオ 2018 アイスバーグ 2017 ネーブルオレンジ 2016 ツタ(ナツヅタ) 2015 タイワンサザンカ 2014 イヌブナ 2013 イイギリ 2012 オガタマノキ 2011 ススキ 2010 クロマツ 2009 イチョウ 2008 モチノキ 2007 ハクウンボク 2006 フユザクラ 2005 トコナツ 2004 ジュウガツザクラ

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12月18日(月) アカザカズラ(オカワカメ)

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おっと、知らんかったなぁ…、オカワカメは零余子(むかご)をつけるのでした。ヤマノイモのそれと同じく食べることができ、囓るとカリコリした良い歯触りがあります。ただ、生だと底に渋み(エグ味)があるので、加熱した方が良さそうです。
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気の早い株からはもうポロポロ落ちて発芽を始めました。ググると発芽は春とあるのに、この12月の「暑さ」なら十分のコンディションなのでしょう。もしかしてこれから冬が本格化し、この先発隊が挫折しても、地中には根茎があるので安全です。
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そして3つめの増殖手段が種のはずなのに、どうやらオカワカメは零余子と根茎で「もういいや」と考えているようです。花はこれでもかと咲くのに、どの穂をしごいても実ないし種らしきものが手に残りません。もしかして顕微鏡レベルの微細な種を作っているかしれなくても、そんな記述はいまのところ見つかりません。
そもそも、零余子や根茎に頼らずとも、こんな冬なら青々とやり過ごすことができそうで、オカワカメ(標準和名:アカザカズラ)、見上げた作物です。

過去のきょう 2022 オオモミジ(滝野川) 2021 アエスクルス・パルビフローラ(ボトルブラッシュバックアイ) 2020 小菊(イエギク) 2019 トゲバンレイシ 2018 ペペロミア・クルシフォリア 2017 ススキ(とオギとヨシ) 2016 エイザンスミレ 2015 ベニニガナ 2014 クサソテツ 2013 シオデ 2012 シモバシラ 2011 ソシンロウバイ 2010 リンドウ 2009 チドリノキ 2008 マルバアキグミ 2007 ハクサンボク 2006 ムクロジ 2005 マリアアザミ 2004 ワビスケ

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12月17日(日) ハチジョウキブシ

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なれの果てと言ったら酷でも、見たい・見たいと思っていたキブシの実の「その後」はカラカラのミイラでした。7月から8月にかけ、緑一色の状態しか確認できていなくて、それからは赤くも青くもならず、黄褐色を通過して干物がゴールなのでした。
ところがこれでもけっこう鳥や獣に人気があるのだそうで、道理で黄褐色状態(たぶん食べごろ)は目にできなかったわけです。この場所は鳥濃度が低くはないのに、どういう弾みで啄まれなかったものか、取りあえずは幸運に感謝しておきます。
その果穂の長さが失われていたのは残念でも、葉に艶があり細くて長いことから、これはハチジョウキブシのようです。ふつうのキブシとは区別しない考えもあって扱いに迷いますが、花のときもそして実が骸になってさえ、かつて感じたボテッとかモッコリというニュアンスが変わらずにあって、ハチジョウキブシ立項賛成派です。

過去のきょう 2022 コガタムラサキオモト 2021 ムラサキバレンギク(エキナセア・シャイアンスピリット) 2020 ムユウジュ 2019 セッカタマシダ・ダフィー 2018 ウォレミマツ(ジュラシックツリー) 2017 イヌカラマツ 2016 テッケンユサン(アブラスギ、ユサン) 2015 オリーブ 2014 パキラ 2013 アツバキミガヨラン 2012 フウ 2011 クリスマスローズ(ニゲル) 2010 ニワウルシ(シンジュ) 2009 アキニレ 2008 ハマヒサカキ 2007 キジョラン 2006 ヤブコウジ 2005 ローズマリー 2004 トウネズミモチ

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12月16日(土) ハチジョウアザミ

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前に少し悪態をつきすぎたハチジョウアザミです。あのときはまだまだヌクイ季節だったのに対し、12月も半ばに来て、葉がだいぶくたびれてきています。
かわいそうに本土に連れてこられ、ガス臭くて乾いた冷気に大迷惑でしょうが、花は健気にまだまだ咲いていました。その適応力に驚きます。
驚きついでにこの株がどのくらいのストレスに耐えているか、八丈島とさいたま市の気候を比べ(気象庁・2011~20年平均)てみました。まずは12月の平均気温で八・12.6 vsさ・6.2、うへー、八(八丈島)はさ(さいたま市)の倍も暖かです。
さらに差がつくのは最低気温で、八・9.9 vsさ・1.2…9度近くも違います。あるいは降水量だと八・199mm vsさ・45mm、東京砂漠ならぬ埼玉砂漠です。
人間だったら速攻で風邪をひきそうな環境激変にさらされているのだもの、葉が多少黄変しようが花がなんとなく小ぶりだろうが、これは激賞に値する姿です。

過去のきょう 2022 ホワイトキャンドル(ウィトフィルディア・エロンガタ) 2021 アリストロキア・トリカウダタ 2020 チョロギ 2019 テイキンザクラ 2018 キフゲットウ 2017 シラヤマギク 2016 ミズヒキ 2015 タカサゴユリ 2014 ハキダメギク 2013 洋ラン(品種不明) 2012 イソギク 2011 コウシンバラ 2010 フウ 2009 サンビタリア 2008 シラキ 2007 コスモス(矮性) 2006 タアツァイ 2005 リュウキュウマメガキ 2004 ネズミモチ

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12月15日(金) ハナチョウジ

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たった1個だけだから、花は美しいのです。群れ咲けばいいものではありません。
その花が上を向いていたら「丁字」に見えるという名付けであっても、別に花に逆立ちしてもらわなくても自分で逆さまに見立てればいいだけの話です。
また、ふくよかに広がるだけが葉の形ではなくて、藁だか茎だかゴミだかわからないような葉の姿であっても、誰に迷惑をかけるわけでもありません。
そしてこれがオオバコ科だとか木本だとか理不尽なことを言われても、齢(よわい)を重ねることで笑ってやり過ごすことができるようになりました。
…などなどはすべて悔し紛れです。まあ、こんな季節だからとりあえず掲載はしてやるとして、次に現れるときはもう少し気合い入れて来いよな(捨て台詞)。

過去のきょう 2022 ナツシロギク(フィーバーフュー、マトリカリア) 2021 ニトベギク 2020 イヌマキ 2019 カラテア・ムサイカ 2018 ナリヒラヒイラギナンテン 2017 ウバメガシ 2016 ザボン(ブンタン、ボンタン) 2015 ホソバシャリンバイ 2014 カシワ 2013 シシユズ(オニユズ) 2012 マンサク 2011 ビオラ 2010 コダチダリア(キダチダリア、皇帝ダリア) 2009 アオギリ 2008 ツクバネ 2007 カラスザンショウ 2006 チャボヒバ 2005 クロガネモチ 2004 カナムグラ

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12月14日(木) エランテムム・ワッティー

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特に光線が悪かったわけでもないのに、花色が冴えません。淡い紫だったものが次第に濁って濃くなるようで、ドスが効いていると褒めることもできそうです。
ところがこの多年草の花言葉は「可憐の極致」だそうで、ああ、インド(原産地)では乙女がこんな色のサリーをつけるのだろうか、などいい加減な妥協をします。
資料写真にあたってみると、花はだいたいこんな色合いなのに対し、葉はもう少し生きのいい状態を見ることができます。緑がもっと濃く、艶もあるようです。こういう温室では、性格の違う植物を多数管理するわけで、ご苦労が偲ばれます。

過去のきょう 2022 ヘンリーヅタ 2021 カマツカ 2020 クダモノトケイソウ(パッションフルーツ) 2019 ネジキ 2018 ヨウサイ(クウシンサイ) 2017 フランネルフラワー 2016 ヘミグラフィス・エキゾチカ 2015 ハイアワユキセンダングサとウインターコスモス 2014 カリガネソウ 2013 タコノアシ 2012 キジョラン(とアサギマダラの卵) 2011 フサザクラ 2010 ノハラアザミ 2009 サンパチェンス 2008 カラスザンショウ 2007 フウ 2006 ムラサキキャベツ 2005 ハナヒョウタンボク 2004 ホオズキ

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12月13日(水) オオムラサキシキブ

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1カ月も早かったら、実はまだ緑を強く残していたし、つき方も上向きでした。それが完熟すると、重さで枝は撓うし、自分も俯いて葉陰に埋もれます。
ごめんなさいよと葉をどかした手はスケールも兼ねていて、実の房や葉の大きさを示しています。かつて出会った木は大きすぎ、こんなことは無理でした。
そして近接撮影できた最大の効果は白矢印の先です。このオオムラサキシキブがムラサキシキブの変種という証拠で、葉柄と花(果)柄の付け根が接しています。かつての写真では木(と葉)のサイズだけしか見分け根拠がなかったのに、しつこく歩き続けていると、ごくたまにこういう幸運に恵まれます。

過去のきょう 2022 アグラオネマ・ホワイトステム 2021 ホワイトバットフラワー 2020 コーヒーノキ 2019 サルビア・コッキネア 2018 ツルラン 2017 ハゼノキ 2016 セコイア(センペルセコイア、アメリカスギ) 2015 ヌマミズキ 2014 ヒマラヤスギ 2013 サザンカ 2012 カキノキ(次郎) 2011 タヌキマメ 2010 キッコウハグマ 2009 イタヤカエデ 2008 カラハナソウ 2007 ハンカチノキ 2006 カランコエ・ベハレンシス 2005 ワビスケ 2004 イシミカワ

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12月12日(火) ブドウホオズキ

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日中がいくら「暑く」ても、夜から明け方はそれなりに冬なので、ブドウホオズキの葉がかなり怪しくなってきました。うっかりしていると、ある朝、ゲゲーッ全滅!という虞なきにしもあらず…ということで、まめに経過の記録をしておきます。
心配なのは実(白矢印)の色がさっぱり進展しないことです。葉色の変化に比べると、鉄面皮というか不動心というか、緑の色味がまったく衰えないのです。
最初にこの植物を見たのは温室内だったせいか、秋の入口で葉はまだ健全VS実はもうできあがりという状態でした。どうも生長シナリオがつかめません。
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さらに、葉の衰えを尻目に花はまだまだ咲き続けます。結実したところで、この先は大きくなれないので、前回記事では疑問のままだった雌シベに迫ってみました。
ふつうは左側写真のように雄シベ(の葯)に囲まれて雌シベは見えません。なので、5個のうち4個の葯を切除したのが右側写真です。拡大してもこんなにわかりにくくて、5本の花糸の中央で、先を開いた物体がどうやら雌シベなのでしょう。
そして、ワタシの乱暴狼藉のせいで全体が花粉にまみれて白くなっているなかで、花糸の付け根あたりがテロリと輝いています。これはたぶん虫をおびき寄せる蜜でしょう。そう言えば、ごくたまに、ごく小さなハエもどきがうろついていることがあって、人間から見ればあるかなきかの極小世界にも、幸せは確実に存在するのでした。

<補注> 最初の試食はフライングに終わりました。(2023年12月28日

過去のきょう 2022 シンジュノキ(ハッピーベリー) 2021 アリストロキア・サルバドレンシス 2020 センニンソウ 2019 ノックアウトとダブルノックアウト 2018 ウラジロノキ 2017 フジバカマ 2016 タチツボスミレ 2015 スカシタゴボウ 2014 タコノアシ 2013 オオツワブキ 2012 ヤブタバコ 2011 カマクラヒバ 2010 チョコレートコスモス 2009 ネズミモチ 2008 ツルアリドオシ 2007 カラマツ 2006 エピデンドラム・ラディカンス 2005 ノゲシ 2004 イヌリンゴ

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12月11日(月) ヒトツバハギ

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あーらまぁ、初めてヒトツバハギの雌株に会えたというのに、当たり前ながら枝には花など一つもなく、実だらけでした。きのうの嘆き節とまったく同じで、もし夏が「ふつう」だったなら、ここでめでたく雌花を撮れたのに、悔しいったらありゃしません。
それなら実は見たくなかったかと言えばとんでもないことで、はいはい、なるほど、三方に膨れたこの実を見れば、コミカンソウ科であることに納得です。お尻に雌しべの残骸があって、来年はぜひ「女盛り」を写したいものです。
あと、雄だけ見ていてヒトツバハギの枝は空に向かうものと思っていました。いや、雌雄で枝振りが異なるはずもないので、雌株の枝が実の重さに負けて撓垂れるタイミングというのも知りたいものです。暑さにビビらない気力を養いましょう。

過去のきょう 2022 ドロセラ・アデラエ(ツルギバモウセンゴケ) 2021 ノコンギク 2020 サポジラ 2019 木立性ベゴニア・ホワイトカスケード 2018 ハマヒサカキ 2017 コウシンバラ 2016 イイギリ、ほか2種 2015 イタヤカエデ 2014 ハナゾノツクバネウツギ 2013 ヒマラヤザクラ 2012 アスナロ 2011 ゴクラクチョウカ 2010 ヤマアジサイ 2009 ノイバラ 2008 ラシャカキグサ 2007 シャシャンボ 2006 デルフィニウム 2005 トウカエデ 2004 ウキツリボク(アブチロン、チロリアンランプ)

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12月10日(日) アオノクマタケラン

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12月も中旬に移ろうというのに、日中はまだ20度になんなんとする「暑さ」です。アオノクマタケランの実を眺めながら、梅雨明けどきにここに来たなら花を撮れただろうという後悔は一瞬で却下です。命懸けの外出などまっぴらの夏でした。
暖地の植物なので、関東の露地でふつうに見ることは叶いません。同属ではハナミョウガならこの辺でもわりと育つくらいで、ほかにはゲットウ類(アカボゲットウキフゲットウゲットウフイリゲットウ)やヤクチなど、たいがい温室に依存です。
そんな事情で、名前的に本筋となるクマタケランが未収録なのが無念です。ただ、アオノクマタケランの「アオノ」は「赤味がどこにもない」(牧野図鑑)という意味の命名だそうで、今後クマタケランに会えたときは、ぜひ「赤さ」に着目するとします。

過去のきょう 2022 オウギバショウ(タビビトノキ) 2021 バオバブ(アダンソニア・ディギタタ) 2020 フクリンチトセラン(サンセベリア・ローレンチー) 2019 イチョウ 2018 セレウスサボテン(鬼面角) 2017 キンミズヒキ 2016 ウチワゴケ 2015 ストック(アラセイトウ) 2014 ヒメガマ 2013 セリバオウレン 2012 ワラビ 2011 ウワミズザクラ 2010 リコリス・オーレア 2009 ヤーコン 2008 チョクザキヨメナ 2007 メグスリノキ 2006 ゴクラクチョウカ 2005 ブルーベリー 2004 フクシア

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12月9日(土) メガスケパスマ・エリスロクラミス

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受験式記憶法はなかなかいいもので、2年ぶりに見たこの木の名前がわりとスルッと出ました。もちろん、最初から捨てていた種小名はチロリとも出ません。
一属一種なのだから属名だけ覚えれば十分とは言いながら、こうなると完全制覇を狙いたくなる困った性格です。エリスロクラミス、これも受験式でやってみますか。「襟白くしてよ、ラミレスのレ抜き」…うーん、苦しすぎです。やめましょう。
さて、今回再掲する狙いです。一つは枝葉の具合が前よりスッキリ見えます。オマケで花穂がキリッと立ち上がっています。見映え、2段階向上です。
あるいは、白い花の形からキツネノマゴ科であることがはっきりわかります。さらに、派手な赤いパーツが苞であること、おっと、それは前の写真で十分でした。

過去のきょう 2022 ホテイアオイ 2021 ガステリア・グラキリス 2020 ミツバツツジ 2019 チューリップ 2018 ズミ(キミズミ) 2017 チャンチン 2016 エンジュ 2015 ヒメタイサンボク 2014 トウカエデ 2013 コナラ 2012 ウラムラサキ(ストロビランテス・ディエリアナ) 2011 ヤハズエンドウ(カラスノエンドウ) 2010 イロハモミジ 2009 メタセコイア 2008 アオハダ 2007 ケヤキ 2006 サンダーソニア 2005 サンシュユ 2004 メキシカン・ブッシュ・セージ

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12月8日(金) イヨカズラ

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思ったよりもコンパクトでした。種の数も、種髪の長さも、ガガイモとかキジョランに比べるとヤケに慎ましやかです。公達の風情と言っておきましょう。
割れていたのはこの1個だけ、この場にあったあとの4~5個はまだ口を閉ざしたままでした。3月末にカラッポの莢を見つけ、翌月花を見て、それから緑色の袋果が淡く色づき、さらにこうして割れるまで、なんとこの1年ですべて見てしまいました。
あまりにも順調すぎて、ツキが売り切れになるといけません。この幸運をぜひ来年に持ち越し、年が改まってから、種髪が風に乱れる様子を狙うこととします。

過去のきょう 2022 ニシキギ 2021 イヌエンジュ 2020 ツバキカズラ 2019 シロモジ 2018 タカナ 2017 コアカザ 2016 オウゴンカズラ(ポトス・エンジョイ) 2015 ハグロソウ 2014 テンニンソウ 2013 オオハナワラビ 2012 ヤブマメ 2011 ネコノチチ 2010 ホソバオケラ 2009 イイギリ 2008 ギンリョウソウモドキ(アキノギンリョウソウ) 2007 ダケカンバ 2006 コクサギ 2005 サルトリイバラ(サンキライ) 2004 ガーデンシクラメン

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12月7日(木) アオギリ

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へえぇ、アオギリもそんな技ができたとは…。本家・ホオズキの「抜け方」には遠く及ばないものの、莢の向こうに青空が一応透けて見えています。ご立派!
これまでも、年を越すとそれらしい風情を見せはしていました。しかし、ジングルベルさえまだ聞こえないいま、さらにあのアホな夏を過ごしてこの姿は見事です。
そして、毎度毎度の疑問です。コヤツ、こうして枝に残って枯れ果てて、いったいなんの役に立つのでしょう。種の粒だって、これ、完全に干物!でしょう。
なんせ、翌年、煌めく青葉を尻目に枝にしがみついているのも見ています。このごろ、某市の若手市長さんが古参議員たちに吐いた「恥を知れ、恥を!」という激が動画サイトでウケウケで、ワタシもあれを真似てアオギリを叱りたくなりました。

過去のきょう 2022 タッカ・インテグリフォリア(ホワイトバットフラワー、ホワイトキャットフラワー) 2021 イワギク 2020 エリカ・ファイアーヒース 2019 キャベツ 2018 ハナヒリノキ 2017 アズサ(ヨグソミネバリ) 2016 カイノキ 2015 カナクギノキ 2014 イヌザンショウ 2013 ムラサキシキブ 2012 ヤマコウバシ 2011 メキシカン・マリーゴールド 2010 アカガシワ 2009 ウシハコベ 2008 コハウチワカエデ 2007 ギヌラ・パープルパッション 2006 ヤマハゼ 2005 ストック 2004 イチョウ

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12月6日(水) ホソバクリハラン

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温室で撮影したことがあからさまで、管理された施設の植物の葉にはこんな白い痕跡が目立ちます。ふつう、これをカルキ汚れと呼ぶし、自分も水道水の宿命と思っていました。ところが真面目に調べるとこれは無機成分の残滓だそうで、つまりはミネラルウォーターとか、もっと言えば井戸水だってこういう斑点を残すのだと言います。
もちろん、雨水ならそれはないわけで、「白い斑点がイヤなら小笠原の森においでなさい」とホソバクリハランにたしなめられました。恐縮して葉の裏側を拝見すると、おお、こちらは斑点なしで現地の森での状態を彷彿とすることができます。
クリハランの名を借りてはいても属違いで、この小笠原固有種はノキシノブヒメノキシノブの仲間になります。たしかに葉の波打ち具合や胞子の並び方はクリハランを思わせてくれるので、分類がどうこうと面倒を言わずに姿を愛でることにします。

過去のきょう 2022 トウジュロ 2021 ヒラドツツジ 2020 マルバチトセラン(サンセベリア・ハーニー) 2019 ヤツデ 2018 シロガネチカラシバ 2017 アキノノゲシ 2016 ヘミグラフィス・アルテルナタ 2015 タイワンホトトギス 2014 ツルムラサキ 2013 タチシオデ 2012 ノブキ 2011 ホソイトスギ(イタリアンサイプレス) 2010 フユザンショウ 2009 ハゼノキ 2008 ハウチワカエデ 2007 ソヨゴ 2006 タラノキ 2005 メギ 2004 ダリア

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12月5日(火) アメリカスズカケノキ

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アメリカスズカケノキの紅葉を見上げながら、唯ちゃんの躍動する姿を連想してしまいました。ウェストハムもマンチェスターも、なぜかユニフォームの色が葡萄茶基調で、最初は目が馴染まなかったのに、いまや「憧れ色」です。
それにしても、スズカケ姉妹のなかでこれだけ豊かに葡萄茶(注)色を見せるのはアメリカ版だけです。ふつうのスズカケノキモミジバスズカケノキも、感じとしては緑がだんだん汚くなるばかりで、気がつけば枝はすっかり淋しくなっています。
3種の生い立ちは冒頭のリンク先で述べていて、こういうのも「氏より育ち」と言うのかと浅はかなことを考えました。そして浅はかついでに、葡萄茶の葉が風に翻るたび、唯ちゃんが相手をクルッとかわしてパスを出すシーンを重ねるのでした。

<補注> 葡萄茶(えびちゃ)は海老茶とも書かれますが、本来はエビヅルに由来しており、その「エビ」はブドウの古名です。つまり葡萄のような赤茶を指すのが色名の意味であり、海老の殻も赤茶なので混乱しますが、ここでは本来の字をあてておきます。

過去のきょう 2022 モノレナ・プリムリフローラ 2021 リプサリス・ラウヒオルム 2020 クスドイゲ 2019 ベニツツバナ(オドントネマ・ストリクツム) 2018 コバンノキ 2017 コヤスノキ 2016 アメリカハナノキ 2015 アブラチャン 2014 ツタ(ナツヅタ) 2013 フユザンショウ 2012 バンジロウ 2011 カラミンサ 2010 デンジソウ 2009 コンテリクラマゴケ 2008 チドリノキ 2007 イヌリンゴ 2006 ツルリンドウ 2005 ナンテン 2004 ネリネ

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番外編 : 大谷くんの貢献度

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大谷くん、どこ行くのぉ~という外野の興味などどこ吹く風で、ウインターミーティングが始まったのに、その去就は鉄のカーテンに守られたままです。
いえ、ユニフォームが何色に変わろうと、来年もまたMLB中継に釘付けになるのはわかりきっているんですが、彼の行き先が発表になる前に、ちょっとだけ冷静に今季の彼の力量を数値化してみました。なんか、マスコミの移籍予想報道を観ている限り、どうもこういう基本的なことが説明されなくて、たぶんどこかには掲示されているのでしょうが、ヒマな爺さん、自分で計算してみました。
大谷くんが出るか出ないかでエンゼルスの勝率がどう変わるか…うーん、0.87という差をどう見ればいいのでしょう。これ、400mリレーと箱根駅伝の違いを想起します。もし、400mリレーのエースが故障して、第5のランナーが出場したら、二人の持ちタイム差がたとえばコンマ数秒でも、そのチームは確実に負けるでしょう。対して箱根で同じ状況を考えたとき、持ちタイム差1分くらいはどうにでもなりそうな気がします。
DHを含めて10人で戦う野球で、一人の力がどれだけ戦果に影響するものか、それを考えると、一見些細な数字の0.87が案外に大きく見えてきたりします。
さらに、投手で先発したときのチーム貢献度は明確です。と言うか、これはもっと強いチームにいれば勝率8割も夢ではなかろうよ…と思う始末です。
などなどあれこれ考えつつ、さて来季はとりあえず60本くらいは打ってもらい、その翌年は20勝とかしてもらって、ハハハ、爺さん、幸せです。

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12月4日(月) プラティケリウム・エレファントティス

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状態があまりよろしくないのは、この温室の管理技術不足ではなく、象さんがとても気むずかしいからのようです。暑いのも寒いのもイヤ、お陽さまは嫌い、水を切らしたら怒るからね!という我が儘ぶりですから、これでも感謝感激で撮影です。
そのダンボ耳(胞子葉)の下側を構図からはずした事情は推して知るべしです。さらに、そそり立つ貯水葉の割れ目が写るのは不可避でした。
そもそも胞子葉が50~60cm、貯水葉が40cmもの長さがあり、合わせて1mにもなるこの象さん(エレファントティス)を飼育(笑)できる部屋などそうそうあるものではなく(と思いたい)、飼いにくいことを嘆く必要は、ワタシに限れば皆無です。

<既収録のビカクシダ(Platycerium)類・掲載順> ☆ P. bifurcatum : a. 2013年1月29日 b. 2017年1月21日 ☆ P. alcicorne : 2022年3月7日 ☆ P. holttumii : 2022年10月2日 ☆ P. bifurcatum ssp. Willinckii : 2023年10月25日

過去のきょう 2022 ヒコサンヒメシャラ 2021 クラッスラ・ゴーラム 2020 トウガラシ(万願寺とうがらし) 2019 コラ(ヒメコラノキ) 2018 アメリカアリタソウ 2017 ツルマメ 2016 バルボフィラム・エリザベス・アン・バックルベリー 2015 ハナミョウガ 2014 ハナビシソウ(カリフォルニアポピー) 2013 ヒヨドリジョウゴ 2012 シュロソウ 2011 シマトネリコ 2010 クサボケ 2009 カラスザンショウ 2008 コシアブラ 2007 ハンノキ 2006 センニチコボウ 2005 フユイチゴ 2004 カラスウリ

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12月3日(日) ブルンフェルシア・ウンドゥラタ

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ずいぶんとカメラに収まりにくい花で、それが撮影者の責任ではないことを嵌め込み写真で示しています。もうやたらと歪んでいて、とらえどころがありません。
同じように名前も「なんとかならんか」と悩みますが、日本ではまだまだレアものなので、適切な和名はもらえていません。ブルンフェルシア(Brunfelsia)はバンマツリ属のことで、そう言えばニオイバンマツリアメリカバンマツリ(注)もこんな花でした。
後半のウンドゥラタ(undulata)は「うねりを持つ」の意味なので、前後合体して「ウネリバンマツリ」でどうよ!と思いはしても、粗略に過ぎる気もします。undulataはカワヂシャとかスジギボウシとか、そこそこ使われる種小名なので、この際、学名丸々のこのややこしいカタカナ名前をすっきりと飲み込む努力をいたしましょう。

<補注> このBrunfelsia undulataとアメリカバンマツリ(B. americana)は見かけがかなり似ていて、実際2種を混同している植物サイトもあります。しかし、americanaの葉はやや小型でかつ葉脈が強く、ブッシュもやや疎らです。

過去のきょう 2022 カラテア・ドッティ 2021 コバルトセージ 2020 エンピツビャクシン 2019 ラッキョウ 2018 サワシバ 2017 ヒイラギ 2016 ハナノキ 2015 サワフタギ 2014 トサミズキ 2013 ハゼノキ 2012 アメリカマンサク 2011 ルドベキア・プレーリーサン 2010 アカメガシワ 2009 フウトウカズラ 2008 タカノツメ 2007 アカカタバミ 2006 スギナ 2005 ナンキンハゼ 2004 キダチチョウセンアサガオ

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12月2日(土) ヨナクニトキホコリ

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国境の島・与那国だけに生息します。ふつうのトキホコリが絶滅危惧Ⅱ類だったのに対しこちらはIA類なので、稀少度合いが2段階上となります。
その与那国島でもたった2カ所にしか自生していないそうで、それを探して大捜査…などというわけもなく、温室で大切に保存育種されていたものをパシャリです。
それだけに、わりとウワバミソウ属らしい花を写すことができました。ふつうのトキホコリ撮影の時は薄暗い渓流沿いで怖々だったのに比べ、やや余裕です。
それにしても、与那国島の人口1,600人少々のうち、自衛隊関連(ご家族含む)が250人だそうで、このヨナクニトキホコリ(島の名前はヨナグニなのに、トキホコリに冠された与那国は濁りません)だけはどうか踏みつぶさないでくださいまし。

過去のきょう 2022 カキノキ(富有) 2021 ウラジロアカメガシワ 2020 カンガレイ 2019 オキシデンドルム・アーボレウム(スズランノキ)  2018 コマツナ 2017 マメグンバイナズナ 2016 クレマチス 2015 シャガ 2014 アメリカセンニチコウ 2013 サフラン 2012 球根ベゴニア 2011 セイオウボ(西王母) 2010 ナナミノキ 2009 ハダカホオズキ 2008 サンザシ 2007 アラカシ 2006 アメリカツルマサキ 2005 ビワ 2004 ユズ

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12月1日(金) チョウジュキンカン(オオミキンカン)

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人の背丈ほどある木に艶やかな実がついていました。橘の実よりはふた回りほど小さくても、ふつうの金柑よりはふた回り以上も大きくて、さてこれはなに?
幸い、店先で苗によく巻かれている名札がまだ残っていて「大実金柑」とあります。キンカンを称するわりには妙に平たく窪んだお尻が目立つので、サイズ違いということだけではなく、なにか素性からして曰くがありそうです。
苗木屋さんのHPを参照すると、大実金柑の別名を福寿金柑としたり、あるいは大実金柑・福寿としたり、つまり業界では福寿という呼び方も通っていると見受けます。ここで膝ポンしたのは、YListがCitrus japonica 'Obovata'としている園芸品種の標準和名がチョウジュキンカンであり、その別名がフクシュウキンカンということです。
このフクシュウは福州つまり福建省のことであり、中国東部原産でキンカン類最大の品種がこの自称・大実金柑なのでしょう。フクシュウとチョウジュの音が微妙に混乱するうちにフクジュとなり、一方で素性とは別にオオミとする通称も生まれ…という流通現場の経緯や事情が想像できて、きょうのタイトルは深い味わいに満ちています。

過去のきょう 2022 エラチオール・ベゴニア 2021 ナカフオリヅルラン 2020 ショウジョウソウモドキ 2019 ヘツカラン 2018 アズキナシ 2017 セイヨウヒイラギ 2016 トチノキ 2015 アオキ 2014 カラタチバナ 2013 カカオ 2012 イタビカズラ 2011 ムラサキセンブリ 2010 カンレンボク 2009 コウヤボウキ 2008 イブキジャコウソウ  2007 クヌギ 2006 イヌツゲ 2005 マユミ 2004 シチヘンゲ(ランタナ)

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