11月30日(木) ブドウホオズキ
きょう現在、1株あたり10個ほどのホオズキがプラプラ揺れています。だいぶ恰幅が良くなってはきたものの、味見まではまだ遠そうな色合いです。
そんな花から実への変化を見ていて楽しかったのは萼の癒合です。いや、ボンヤリマナコにはまるで癒合したように見えても、じつは単に閉じているだけです。
萎れた花は少しの揺れでもポロリと落ちます(13日写真)。萼に花が残ったまま撮影したかったのに、シャッターを押す前に落ちてしまい、拾い上げて撮りました。
ここで面白いのは、ふつうのホオズキと違って雌シベが果実に残らない点です。翌日、別の萼のなかを覗き込んだ写真でも、実の赤ちゃんは雌シベなしです。
そしてさらに一日経ち、萼の開口部はかなり狭まりました。なかの実と同様、萼も生長を続けていて、皮の外側部が内側部より早くのびてこうなると考えられます。
18日の写真ではもう袋が閉じたかに見えます。しかし、萼が急激に大きく膨らんだせいで先端部分は相対的に小さくなり、クチャッとまとまってしまったものの、特に接着成分が出ているわけではなく、指で開けば簡単になかが見えそうです。
ただし、それで実がご機嫌を損ねたら困るので、そんな危険はまだ犯しません。最初の味見が済んだら、その辺の解剖ごっこも心置きなくやってみます。
<補注1> 実の色が進展しないのに、花は咲き続けています。(2023年12月12日)
<補注2> 最初の試食はフライングに終わりました。(2023年12月28日)
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