9月2日(土) トキワガマズミ(ビバーナム・ティヌス)

どうにも特徴のない葉にはとりつく島がなく、困っていたら実を見つけました。このガンメタ色の小さな実を手がかりに、鋸歯がなくて形がふつうの葉、対生、若い枝葉に微細な和毛…という特徴を加えていくと、トキワガマズミに辿り着きます。

背丈ほどの木をさらに眺め回すと、花も咲いていました。本来の開花という様子ではなく、この狂気の天気に同調したか、チラホラと白い花房がついています。
ふつうの花期は春のようで、ついている実はその正常開花の成果品でしょう。ガマズミを名乗るとおりViburnum(ガマズミ属)で、地中海沿岸がお里です。
この属メンバーは落葉性が基本なのに、トキワと称されるとおり、このV. tinusは常緑性です。さらに、ガマズミを初めとして真っ赤な実であるべき常識(下欄の同属木々の実を参照)を覆し、こんなふてくされた色の実です。
たぶん、「なにかとふつうではないもの」が好きな園芸ファンが一定数はいるようで、なかなかに「いいお値段」で流通している様子が見られます。

背丈ほどの木をさらに眺め回すと、花も咲いていました。本来の開花という様子ではなく、この狂気の天気に同調したか、チラホラと白い花房がついています。
ふつうの花期は春のようで、ついている実はその正常開花の成果品でしょう。ガマズミを名乗るとおりViburnum(ガマズミ属)で、地中海沿岸がお里です。
この属メンバーは落葉性が基本なのに、トキワと称されるとおり、このV. tinusは常緑性です。さらに、ガマズミを初めとして真っ赤な実であるべき常識(下欄の同属木々の実を参照)を覆し、こんなふてくされた色の実です。
たぶん、「なにかとふつうではないもの」が好きな園芸ファンが一定数はいるようで、なかなかに「いいお値段」で流通している様子が見られます。
<ガマズミ属メンバー(抜粋)の実・和名50音順> ☆ オオカメノキ(ムシカリ) ☆ オトコヨウゾメ ☆ ガマズミ ☆ カンボク ☆ ゴマキ(ゴマギ) ☆ サンゴジュ ☆ ハクサンボク ☆ ヤブデマリ
過去のきょう 2022 オオイヌタデ 2021 ネオベンサミア・グラシリス 2020 ダキバヒメアザミ 2019 ニラ 2018 オオバゲッキツ 2017 アカマツ 2016 カゴノキ 2015 ウリハダカエデ 2014 キツネノマゴ 2013 ヤマボウシ 2012 カナムグラ 2011 ハナトラノオ(カクトラノオ) 2010 シロネ 2009 ツルガシワ 2008 ミズカンナ 2007 ヒメシロネ 2006 イヌタデ 2005 ハス 2004 ピンクノウゼンカズラ
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