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9月11日(月) アキザキスノーフレーク

230911ac_autumnalis
あえて哀れな姿を記録する理由は来年への期待です。お盆前、知らない名前の球根をホムセンで見つけました。「リューコジューム・セプテンバースノー」…ずいぶん思わせぶりな名前(注)なのに、網袋のなかは小指の先ほどの塊が3個だけです。
「9月の雪」とは大きく出たねと笑いながら植えたら、なんと3~4日後には芽が出て、また3~4日したら花が咲きました。ずいぶんセッカチ系です。
かつ、3個が全部発芽し開花したので、簡単&丈夫系でもあります。そして、最初の花が悲しくなったら、2個目が咲き、さらに3個目が咲きました。花茎1本につき、順に3個が咲き、それがきちんと結実した過程がこの写真の意味です。
また、この状態から数日して、地面から芽が1cmほど飛び出しました。葉だろうか、あるいは2本目の花茎だろうか(注2)、楽しみです。
ほったらかしでいいのも大きなポイントで、暑さにくたびれ果てた季節、毎年、涼しげな白花をぶら下げてくれるとは、これはいい出会いをしたものです。

<補注1> 商品名のリューコジュームは、シノニムの属名(Leucojum:本来のスノーフレークが所属)であり、現在ではAcisに分類されています。加えてなるべく属名だけでは呼ばないという自己ルールもあり、この記事タイトルは標準和名だけとします。
<補注2> あとから出た芽は2本目の花茎で、1本目と同じく複数の花を咲かせました。(2023年9月30日)
<追録> 最終的には、1球から3本の花茎が時間差で立ちました。また、花茎と変わらない細さの葉は1球あたり5~6本出ました。
ただ、花茎はすぐに倒れてしまいやすく(↓)、来年、土を少し深めに盛れば解決できるのか、持ち越し課題です。(2023年10月31日)
Ac_autumnalis1031
Ac_autumnalis1023
なお、幸運にもプロが育成しているアキザキスノーフレーク(↑)を見ることができました。(撮影:2023年10月23日)
葉が繁く立っているのはさすがであるものの、1茎に1輪ずつ時間差で咲くという性質は如何ともしがたいようで、これを侘しいと感じるか慎ましやかと思うか、心の修行が必要な品種ではあるようです。

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