7月14日(金) グネモンノキ

グネツム科のGnetum gnemon、標準和名はグネモンノキです。あるいは「ノキ」なしのグネモン(種小名のまま)でも通用しています。一方、グネツムと属名で呼ぶケースは多くても、この属にはまだ仲間がいるので、それは避けるべきと感じます。
東南アジアに分布し、果実を煮たり焼いたり揚げたり、あるいは若葉や花を野菜的に使うなど、現地ではなかなかお役立ち(注)の資源です。
さて問題は今回見たこの木がその魅力的な実をつけ、赤く熟してくれるかです。基本は雌雄異株だそうで、写真右手の姿を見る限り、これは雄株に見えます。
いやいや、近くに雌株があるかもしれないし、雄株にも胚珠(裸子植物)ができることがあるとも言うし、気長に行く末を楽しむといたしましょう。
東南アジアに分布し、果実を煮たり焼いたり揚げたり、あるいは若葉や花を野菜的に使うなど、現地ではなかなかお役立ち(注)の資源です。
さて問題は今回見たこの木がその魅力的な実をつけ、赤く熟してくれるかです。基本は雌雄異株だそうで、写真右手の姿を見る限り、これは雄株に見えます。
いやいや、近くに雌株があるかもしれないし、雄株にも胚珠(裸子植物)ができることがあるとも言うし、気長に行く末を楽しむといたしましょう。
<補注> 樹皮から採る繊維は釣り糸や漁網、あるいは弓弦として利用され、そこからユミヅルノキという別名まで持っています。
過去のきょう 2022 ミゾカクシ 2021 カサブランカ 2020 ムラサキバレンギク 2019 オオグルマ 2018 ランダイスギ 2017 ユクノキ 2016 セイヨウヤブイチゴ(ブラックベリー) 2015 ユリノキ 2014 シマススキ 2013 クロモジ 2012 トチバニンジン 2011 ノウゼンカズラ 2010 ベニバスモモ(ベニスモモ) 2009 ミヤギノハギ 2008 ジュンサイ 2007 チョウセンシラベ・シルバーロック 2006 カランコエ 2005 マルバマンネングサ 2004 ホテイアオイ
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コメント
突然のメールにて、失礼致します。
よろしくお願い申し上げます。
草木365日ブログを拝見致しました。
たくさんの記事、素晴らしいですね。
もし、分かりましたら、『 グネモンノキ 』について、お伺いをしたいと思います。
●本日(4/21/日曜日)、朝、NHK BS にて、インドネシアでもスーパーフードについての番組がございました。
その中で 『 メリンジュ 』 として紹介をされておりましたが、メリンジュ = グネモン = グネモンノキ のようです。
健康に大変良いようです。
もう少し詳しいことが分かりましたら、知りたいと思いまして、メール致しました。
よろしくお願い申し上げます。静岡県浜松市、鈴木誠治。
投稿: 鈴木誠治 | 2024-04-21 16:46
鈴木誠治さま
ご連絡(コメント)、ありがとうございます。
グネモンノキにメリンジョ(Melinjo)という異名(現地名)があることを初めて知りました。
ここ20年、こんなブログをやっておりますが、グネモンノキはこの1本しか存じません。日本ではかなりレアだと思います。
たまたま撮影できたあと、泥縄でこの木のことを学習した次第で、記事に書いた以外、なにも知識がない状況です。
早く雌株を見つけたいし、ご指摘の番組をNHK・BSがもし再放送してくれたら勉強させていただきます。
今後ともいろいろお教えいただければ誠にありがたく存じます。
お役に立てず、申し訳ございません。
投稿: はた衛門 | 2024-04-21 20:42