7月19日(水) マイアンテムム・ステッラツム
手鞠のような実が剽軽で、しかしジトッと見ると実ごとにその条数が違っていて、わりと融通のきく体質と見受けられます。その融通が効き過ぎたのか、同属のユキザサの実ならほんのり甘い液果なのに、こちらにはそういう楽しみがなさそうです。
春のうちに出会っていれば、ユキザサに似た純白の花を見られたはずです。ただなにせ北米産で、日本には数が出回っておらず、まだまだ珍品です。
そのせいか、旧属名のスミラキナ(Smilacina)も呼び名として残っていて、いまの名前(Maianthemum)も十分覚えにくいのに、ややこしいことです。どんどん普及して、安直にアメリカユキザサ(注1)とか呼ぶ向きが増えないかと願ってしまいます。
春のうちに出会っていれば、ユキザサに似た純白の花を見られたはずです。ただなにせ北米産で、日本には数が出回っておらず、まだまだ珍品です。
そのせいか、旧属名のスミラキナ(Smilacina)も呼び名として残っていて、いまの名前(Maianthemum)も十分覚えにくいのに、ややこしいことです。どんどん普及して、安直にアメリカユキザサ(注1)とか呼ぶ向きが増えないかと願ってしまいます。
<補注1> 英語圏の通称はいくつか(いくつも)あっても、みなヒネリすぎで日本には馴染みそうにありません。まったくの素人発想ながら、アメリカユキザサという植物はほかに見当たらないようだし、いい思いつきみたいな気がしています。
<補注2> 同属のハルナユキザサを収録しました。(2024年10月15日)
過去のきょう 2022 タイワンコマツナギ 2021 ゼノビア・プルベルレンタ(スズランノキ) 2020 オオバヤドリノボタン(メディニラ・マグニフィカ) 2019 アオギリ 2018 ウワバミソウ 2017 トモエソウ 2016 アカバナルリハコベ 2015 ジュウモンジシダ 2014 ヒペリクム・ヒドコート 2013 アマチャヅル(雄花) 2012 ボタンクサギ 2011 ヨロイグサ 2010 チチコグサ 2009 メハジキ 2008 オオツヅラフジ 2007 チゴザサ 2006 ベニクロバナキハギ(ヤクシマハギ) 2005 コバギボウシ(斑入り種) 2004 ヒメヒオウギズイセンとミズヒキ
| 固定リンク
コメント