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7月19日(水) マイアンテムム・ステッラツム

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手鞠のような実が剽軽で、しかしジトッと見ると実ごとにその条数が違っていて、わりと融通のきく体質と見受けられます。その融通が効き過ぎたのか、同属のユキザサの実ならほんのり甘い液果なのに、こちらにはそういう楽しみがなさそうです。
春のうちに出会っていれば、ユキザサに似た純白の花を見られたはずです。ただなにせ北米産で、日本には数が出回っておらず、まだまだ珍品です。
そのせいか、旧属名のスミラキナ(Smilacina)も呼び名として残っていて、いまの名前(Maianthemum)も十分覚えにくいのに、ややこしいことです。どんどん普及して、安直にアメリカユキザサ(注1)とか呼ぶ向きが増えないかと願ってしまいます。

<補注1> 英語圏の通称はいくつか(いくつも)あっても、みなヒネリすぎで日本には馴染みそうにありません。まったくの素人発想ながら、アメリカユキザサという植物はほかに見当たらないようだし、いい思いつきみたいな気がしています。
<補注2> 同属のハルナユキザサを収録しました。(2024年10月15日

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