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7月21日(金) ササゲ(ジュウロクササゲ)

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この棚のオーナー&そのお友達と豆談義に及びました。オーナー曰く「アタシ、ササゲは好きじゃない」、お友達「そうそう」、インゲンに比べると、このごろは人気が一段劣るとされるササゲです。育てている人が言うのだから間違いありません。
こんなに立派に実をぶら下げているササゲが不憫です。豆を赤飯に使うには莢を枯らして豆を剥き出すのが面倒、緑の莢を料理しても味がつまらない…女性陣の言いぐさはボロカスです。「あなた、好きなの? 持ってって」、ゴチです。
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俗にササゲ(大角豆)とは言っても種類があり、本来のササゲ(Vigna unguiculata var. unguiculata)はもう少し莢が短いようです。対して写真のものはジュウロクササゲ(十六大角豆 : V. unguiculata var. sesquipedalis)で、豆が16個並ぶのでこの名前だと言います。もっとも、地方によっては十八ササゲとも三尺ササゲ、あるいは単に長ササゲとも言うので、豆数や莢の長さは気分次第のようです。
2枚目写真左上がササゲの語源(の一つ)である莢のでき始めです。両の手を差しのべたようで、「捧げ」ている姿に見えます。
船弁のなかで急速に生長する豆は、花弁や雄シベを道連れにしてグングンと寸法をのばします。花茎には恐竜が口を開けたような萼が残るので、ササゲもお豆類のパターンである上位子房タイプと確認できました。

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