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5月31日(水) マルバアオダモ

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そうか、花を見ただけで満足していたなぁ…と激しく反省です。「これでも丸葉と言うのだろうか」と及び腰だった初掲載も、トネリコ属の特性に触れながら「わかったような」ことを書いた2回目掲載も、要は花だけ写してウフフでした。
そして今回、この木を見上げ、最初、「カエデ類か?」と呟いたなんてことを本当はここに書きたくありません。とみに衰える視力のせいで、実がヘラ型ではなくブーメラン型に見えたなんて苦しい言い訳も、できれば伏せておきたいことです。
考えればシマトネリコの実はしつこく追いかけたものです。薄茶がちだったあの実と、今回の華麗な薄紅色とはつながりにくいよねぇとボヤいたりして、どうにもこうにも恥の三度塗りみたいなマルバアオダモの三度目掲載でした。

過去のきょう 2022 ヤマウグイスカグラ 2021 シラサギカヤツリ 2020 ムギセンノウ(ムギナデシコ) 2019 ヘリコニア・ロストラタ  2018 ニオイウツギ 2017 コウモリカズラ  2016 クロヅル  2015 キハダ(雄株)  2014 コモチマンネングサ  2013 タチジャコウソウ(コモンタイム)  2012 コバンソウ  2011 アリウム・シュベルティ  2010 アーモンド  2009 ラカンマキ  2008 コウゾリナ  2007 サイカチ  2006 アスチルベ  2005 タチアオイ  2004 シロミミナグサ

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5月30日(火) ヨウシュクモマグサ

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ずいぶん昔にクモマグサとして登場させた記事を訂正しながら、花の賑やかな季節に再掲です。花数の多さだけでなく、花茎の立ち上がりがとても目立ちます。
別種かと心配し、かつての写真を見直したら、摘み取られたような花茎の痕跡がたくさんありました。あのひと鉢は近所の庭先にあったもので、いまにして思えばオーナーは花が萎れた茎を丁寧に切除するお世話好きさんだったようです。
あれに比べると、今度の管理人さんは鷹揚な人のようで、おかげでヨウシュクモマグサ(欧州産の野生種から作出された園芸品種・別名セイヨウクモマグサ)の自然っぽい姿を確認できました。根生する葉は密度が高くてよく地表を覆うし、そこから派手めの花がこれだけ突出してくれると、花壇の前景役に重宝です。

過去のきょう 2022 ヘリクリスム・コルマ 2021 タチバナアデク(ピタンガ) 2020 イングリッシュラベンダー 2019 トウカエデ 2018 カタヒバ 2017 シシガシラ  2016 ゲジゲジシダ  2015 ナガエアオイ  2014 アカガシ  2013 アサギリソウ  2012 コアジサイ  2011 ウコギ  2010 セイヨウミザクラ  2009 キハダ(雌株)  2008 フデリンドウ  2007 ムギセンノウ  2006 コウホネ  2005 ヤナギハナガサ  2004 オオキンケイギク

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5月29日(月) ツルアダンとアダン

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これでも花だそうで、なかに2本ある砂糖まぶしみたいなスティックが実です。石垣島と西表島のほか、小笠原の父島・母島に分布します。
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葉がアダンに似て、しかし蔓性で、ほかの木に絡んで這い上がります。
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…とツルアダンを引き金にして、20年も昔に奄美で撮ったアダン(↑)が登場です。
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ハンドボールサイズの実がボコボコしているかわいさと、ノコギリ状でほぼ「危険物」の葉の組み合わせがとても印象的でした。
両種ともにタコノキ科(注)で、属違いになります。

<既収録のタコノキ科・和名50音順>アカタコノキ(ビヨウタコノキ) ☆ タコノキ ☆ フイリタコノキ
<補注> ツルアダンと同属(Freycinetia)のフレイキネティア・ムルチフロラを収録しました。(2024年3月30日

過去のきょう 2022 トウジュロ 2021 フダンソウ(小葉種) 2020 スズメノチャヒキ 2019 オオムギ(二条大麦) 2018 オニシバリ 2017 アワブキ  2016 クロガネモチ  2015 ヘンルーダ(ルー)  2014 ツルマンネングサとメキシコマンネングサ  2013 ベニバナエゴノキ(アカバナエゴノキ)  2012 ナガミヒナゲシ  2011 ヒメシャガ  2010 イザヨイバラ  2009 カキネガラシ  2008 ヤマグルマ  2007 ハナミョウガ  2006 ガクウツギ  2005 ノビル  2004 ナツグミ

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5月28日(日) エゾヒナノウスツボ

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ヒナノウスツボという摩訶不思議な名前を思い出せたのはうれしいことでした。ただ、かつて見たオオヒナノウスツボに比べるとグッと筋骨隆々です。
この筋金入りの体型はエゾヒナノウスツボでした。太平洋側だと岩手以北、日本海側なら石川以北に育つそうで、この丈夫さは寒地仕様なのでしょう。
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花の形や咲き方は「オオ」と大差ありません。ただ、こちらは葉や花茎が対生だし、あちらは互生でした。属が同じ(Scrophularia=ゴマノハグサ属)なのに面白いことで、ちなみにこの属の代表ゴマノハグサは対生です。
そしてこの茎のヒレが「エゾ」であることの証明です。種小名に「翼のある」という意味のalataをつけられたくらいで、手が切れそうな鋭さです。

過去のきょう 2022 ソトフオリヅルラン 2021 ダイオウグミ 2020 タチシャリンバイ(シャリンバイ) 2019 ツルアジサイ 2018 ハマボウフウ 2017 シロアヤメ  2016 アリストロキア2種  2015 スターチス(リモニウム)  2014 シュロチク  2013 ヒシ  2012 ガマズミ  2011 アオハダ  2010 シャクヤク  2009 ノアザミ  2008 ミツガシワ  2007 オオバオオヤマレンゲ  2006 オモト  2005 サラサウツギ  2004 タイサンボク

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5月27日(土) イブキジャコウソウ

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これはドローンで撮影したい場所でした。「見渡す限り」はややオーバーでも、まわり一面がピンクです。もっとも、これ以上カメラを引いたらただただ桜色だけの画面になってしまいます。植物写真という限度ギリギリでまずパシャリ。
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そしてグッと寄ってみて、まだまだ蕾がいっぱいついていることを見つけました。冬でも咲くほどのスタミナがあるわけで、旬の花数は見事!というしかありません。
もう一つ、葉の色と形に惚れ直しました。シソ科というと筋の強い葉をイメージしてしまうのに反し、まるで練り切り細工に卵白を塗ったような美しさです。

過去のきょう 2022 ロサ・ムリガニー 2021 ムギセンノウ(ムギナデシコ) 2020 パセリ 2019 アミメヘイシソウ(サラセニア・レウコフィラ) 2018 ツタ(ナツヅタ) 2017 タカノツメ  2016 ハゼノキ  2015 リンボク  2014 アルブカ・スピラリス 'フリズルシズル'  2013 ハグマノキ  2012 ムシトリナデシコ  2011 ギンラン  2010 ワニグチソウ  2009 テマリカンボク  2008 オヤブジラミ  2007 ヤグルマソウ  2006 クサイチゴ  2005 ツリバナ  2004 クリ

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5月26日(金) インゲンマメ(つるなしインゲン)

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「つるなしインゲン・さつきみどり」です。おいおい、そんなパクリ、大丈夫?と心配したら、大手種苗会社さんの有名銘柄なので問題ないのでしょう。
先月5日に種を播いて、ひと月半ほどで花が咲き出し、細くて小さな実(↑写真右側)をつけ始めました。なるほど五月になってみどり…適切な名前です。
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3出複葉で、ほかの豆類と同じように、太陽光線が強すぎると、自分で葉の角度を調整します。あと、葉の最初の1セットだけは単葉で対生(3出複葉になると互生)だったので、あれが双葉だったみたいです。
2枚目写真左側に見るように、地上に最初に出るのはお豆が割れたみたいなもので、それを双葉だと思っていたのに、どうも違うみたいです。暑くなってどじょうインゲン(さつきみどりはこのタイプ)が収穫できれば双葉のことなんて忘れそうでも、自分で種を播いてみて気づいたインゲンマメの「秘密」です。

<追録1> 花がピンクのインゲンマメ(品種名不明)を見ました。てっきりインゲン=白花と思い込むところでした。(撮影:2023年5月27日)
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<追録2> 種蒔きから1カ月もせず(正確には28日間)、収穫ができました。
初日は天麩羅、次の日は茹でてサラダに使いました。色合いも味わいも「茹で」の方が数段上等でした。(撮影:2023年6月6日)
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<補注> インゲンマメと混同しやすいササゲを収録しました。(2023年7月21日

過去のきょう 2022 アミメヘイシソウ(サラセニア・レウコフィラ) 2021 ドドナエア 2020 ハクチョウゲ 2019 ナツハゼ 2018 ヒナゲシ(ポピー) 2017 ウワバミソウ  2016 カワラサイコ  2015 ウサギノオ(ラグラス)  2014 シナユリノキ  2013 オヤブジラミ  2012 ヤブデマリ  2011 アカマツ  2010 ギョリュウ  2009 マユミ  2008 イワカガミ  2007 ネメシア  2006 ワジュロ  2005 スイカズラ  2004 キョウチクトウ

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5月25日(木) ウスベニキササゲ

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中国南部の丘陵に産し、市街地にも植えられるそうです。こういう圧倒的な美しさを眺めて暮らしたら、さぞや福々しい人相になるはずなのに、あの国のかのお人はいつも苦虫を噛み潰したようで、たまには野山徘徊などいかが…。
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あいや、お節介はやめてウスベニキササゲです。5~6cmもある大きな花は、まるで一杯機嫌の仙人が笑っているようです。また、キササゲとしてはやや小型の葉は灰みを感じる色合い(注)で、花色と相俟って眺めをほんのりしたものにしています。
さらにすごいのが実の莢で、まっすぐなら60~70cmは下らない長さです。それがまるで空から根が降りたみたいな様子で、いやはや大した木です。

<補注> 漢名・灰楸はこの葉色のことを言っているようだし、和名をコバノキササゲとも言うのはこのサイズに拠っています。
<既収録のCatalpa(キササゲ属)・和名50音順>アメリカキササゲ ☆ オオアメリカキササゲ(ハナキササゲ) ☆ キササゲ
<追録> 当年と前年の莢が競演していました。(撮影:2023年6月13日)
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過去のきょう 2022 アタミカンザクラとカワヅザクラ 2021 リシマキア・コンゲスティフローラ・バリエガタ(リッシー) 2020 カモジグサ 2019 ヒメハギ 2018 ヤマウコギ 2017 キウイフルーツ  2016 アジサイ・エンドレスサマー  2015 ウリハダカエデ(雌株)  2014 クマザサ  2013 シキザキアカシア  2012 アスパラガス  2011 エビネ  2010 ミツバウツギ  2009 ヒトリシズカ  2008 キハダ  2007 オオムラサキツユクサ  2006 ムラサキツユクサ  2005 センダン  2004 ハコネウツギ

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5月24日(水) バプテシア・バニラクリーム

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バプテシア(Baptisia)はムラサキセンダイハギのことで、和名のせいで在来品と誤解されそうでも北米東部の原産です。その紫色が黄色となったこれはバプテシアの園芸種で、やたらとおいしそうな名前をつけられています。
同じように花色が黄色の園芸種には、キャロライナムーンライトとかレモンメレンゲとか、見分けにくそうな品種があり、絞り込みに迷いました。
決め手は萼や茎の色合いで、上記2種はそこがアッケラカンと緑色、対するにバニラクリームはいかにも日本人好みにそこが銀灰色にくすみます。派手なら派手で通せばいいものを、ちょいと陰りを持たせたい…日本人は面倒です。

過去のきょう 2022 ヤマタツナミソウ 2021 アニソドンテア・マルバストロイデス 2020 カロリナハコヤナギ(カロリナポプラ) 2019 ツブラジイ 2018 ヤシャゼンマイ 2017 カキツバタ(斑入り)  2016 アスパラガス  2015 ヤブヘビイチゴ  2014 クロジクアジサイ  2013 フランスギク  2012 カジイチゴ  2011 ノイバラ  2010 コウモリカズラ  2009 ヒメサユリ  2008 ネズミムギ  2007 ブラシノキ  2006 トキワツユクサ  2005 カルミア  2004 センダン

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5月23日(火) オオバアサガラ

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去年、大量の実をぶら下げていた、あの木です。真夏よりはまだ周囲が歩きやすく、開花具合をうまい具合に順光でカメラに収めることができました。
満開にはもう少しという段階でも、いろんな虫で早くも大賑わいです。その虫たち、あまり飛び回ることのないジックリ型ばかりで、とても静かです。ワンワンと羽音を楽しめる木もあれば、こんな無音状態の開花もあって、これも「多様性」なのでしょう。
花穂が縦にのびて、いかにもオオバアサガラという姿です。ふつうのアサガラはこれが横広がりだそうで、その特徴を忘れないうちに早く会いたいものです。

過去のきょう 2022 マイソルヤハズカズラ 2021 フウリンソウ(カンパニュラ・メディウム) 2020 マツバウンラン 2019 メコノプシス・グランディス(ヒマラヤの青いケシ) 2018 モミ 2017 ハンノウツツジとコアジサイ  2016 ハリグワ  2015 ハンショウヅル  2014 キンポウゲとウマノアシガタ(キンポウゲ)  2013 ツリガネカズラ  2012 スズメノエンドウ  2011 コウシンバラ  2010 シュロ(ワジュロ)  2009 キバナフジ  2008 ユキザサ  2007 コマツヨイグサ  2006 ジャガイモ  2005 オランダカイウ(カラー)  2004 トキワツユクサ

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5月22日(月) ヒメイカリソウ

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写真右下でボケているスケールが異様に大きく見えて、このイカリソウのプチサイズ度合いがわかります。嵌め込み写真では花びらが脱落したり種が見えたりしていて、開花写真を得るには時期的に少しだけ遅かったようです。
どの資料にも必ず書かれているのは「イカリソウバイカイカリソウの雑種起源」という説明です。幸いにその2種を先に収録していたのは喜ばしいことでも、どうしてあの2種の交雑が小型化につながったのかがまったく想像できません。
ふつうとふつうの掛け算なら答えはふつうになりそうなのに、天邪鬼な遺伝子がどこかに潜んでいたのかなと、あの螺旋の図をボンヤリ思い浮かべます。

<トピックス> きょうは「植物学の日」です。牧野博士の誕生日にちなんだ記念日で、生誕161年になります。今年はNHKの朝ドラのモデルにされてしまって、野良でしゃがみ込むのが気恥ずかしくて困ります。
その博士の大作・牧野図鑑(昭和版も令和版も)にはきょうの出し物・ヒメイカリソウは収録されていなくて、なんとなく「ウフフ」のはた衛門です。

過去のきょう 2022 カンパニュラ・ピンクオクトパス 2021 ソヨゴ 2020 ムラサキハクチョウゲ 2019 ガクウラジロヨウラク 2018 ミカワバイケイソウ 2017 サクラマンテマ(フクロナデシコ、シレネ・ペンデュラ)  2016 ウマノアシガタ  2015 イヌガラシ  2014 バリバリノキ(アオカゴノキ)  2013 ムラサキウンラン(ヒメキンギョソウ、リナリア)  2012 ハチク  2011 サクラバラ  2010 タチバナ  2009 ショウブ  2008 クヌギ  2007 ノースポールギク(クリサンセマム・パルドサム)  2006 ニオイシュロラン  2005 ニオイバンマツリ  2004 ユスラウメ

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5月21日(日) ハナエンジュ

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おっきいなぁ…という感動をこの写真の仰角具合から思い出したいものです。図鑑的に樹高3mとされているので、この木はほぼMAXまたはMAX超えでしょう。
付近の河原とか里山ではハリエンジュの白い花が盛りで、両種が北米大陸に産する同属(Robinia・ハリエンジュ属)なのだと認識を新たにします。ただ、この淡いピンク色はハリエンジュほど跋扈していなくて、やや貴重な眺めです。
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花の色合いはじつにゆかしくて、樹勢の本質は奔放でも、剪定すれば庭木に収まりそうなので、もっと身近に増えてほしい樹種の一つです。

<補注1> かつてハナエンジュとして掲載したものは、あまりに花色が強すぎました。調べ直すと、ハナエンジュ(Robinia hispida)の変種であるR. hispida var. fertilisであったろうと思われるので、過去記事は訂正しておきます。
<補注2> 実ができていました。(2023年7月10日

過去のきょう 2022 セイロンニッケイ(シナモン) 2021 オオチゴユリ 2020 スイセンノウ(フランネルソウ) 2019 ゴゼンタチバナ 2018 ベニバナニシキウツギ 2017 コヤスノキ  2016 コウゾ  2015 ツルウメモドキ(雄株)  2014 チガヤ  2013 ニガキ(雄花)  2012 ノミノツヅリ  2011 オニタビラコ  2010 ケシ  2009 バッコヤナギ  2008 ザイフリボク  2007 クスノキ  2006 カスミソウ  2005 ユウゲショウ  2004 クレマチス

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5月20日(土) ハマエンドウ

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砂地を逞しく這い回るハマエンドウです。葉っぱの先のツンツンとか、茎の先のクルンクルンとか、地味にコケティッシュで男心をくすぐります。
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浜を名乗り砂地とくれば海岸を連想しても、ここは内陸部の池畔です。海辺はもちろん主要なテリトリーでも、川岸とか湖の畔とか、水気の近くでも見られます。特に塩分が不可欠なのではなく、どうやら砂地が生育条件なのでしょう。
来月になれば、いかにもおいしそうな豆をつけます。ただし、今回の学習でその豆は口に入れない決意をしました。食すと下半身が麻痺するらしく、それはマメ科レンリソウ属(Lathyrus)に共通毒性で、属名からラチルス病というそうです。
レンリソウはもちろん、スイートピーも危険物というわけで、気をつけなくてはいけないのは野原徘徊老人だけでなく、園芸愛好家さんも要注意!です。

過去のきょう 2022 クサナギオゴケ 2021 サワフタギ 2020 トベラ 2019 カンボク 2018 キバナカイウ(カラー・エリオッティアナ) 2017 ホソバヒナウスユキソウ  2016 オヘビイチゴ  2015 ハタケニラ  2014 ホオベニエニシダ  2013 コチョウラン  2012 セイヨウサンザシ  2011 ケヤキ  2010 ハグマノキ  2009 アオダモ  2008 ヤブジラミ  2007 カルケオラリア  2006 ツルウメモドキ  2005 トベラ  2004 カキノキ

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5月19日(金) ヨーロッパブナ

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新緑の季節に間違いないことは遠方に見えるほかの木が証明しています。ならばこれは若葉が赤い樹種なのかというと、嵌め込んだ写真が否定しています。
赤茶色になった葉には生命の息吹が希薄で、これが秋冬の紅葉の残骸であることを示しています。ヨーロッパブナはこうして紅葉を春まで木に残すクセがあって、これをフランス語でmarcescence、「萎(しお)れ」「落下せず枯れる」と言うそうです。
ただし、ヨーロッパブナにはプルプレアという園芸種があって、それだと新葉段階から赤紫です。たぶん来月あたりには写真の木も落葉し(ヨーロッパブナは落葉樹)、若緑の葉を見せてくれるはずで、この記事には「追録」が必須です。

過去のきょう 2022 テイカカズラ(桃花種) 2021 セイヨウフダンソウ(スイスチャード) 2020 イヌムギ 2019 コチャルメルソウ 2018 マルバシャリンバイ(シャリンバイ) 2017 エルサレムセージ  2016 コバノハシドイ  2015 ツクバネウツギ  2014 アリウム・オストロスキアヌム(ベニオトメニラ)  2013 ツガ  2012 コウゾリナ  2011 カキツバタ  2010 ヒメグルミ  2009 ヒメツルニチニチソウ  2008 ヤマシャクヤク  2007 ツボサンゴ  2006 フランスギク  2005 チョウジソウ  2004 タチアオイ

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5月18日(木) サルビア・ネモローサ・カラドンナ

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腰丈ほどまでのび上がって勢揃いした紫の花穂がインパクトのある景観でした。さも密植しているように見えても、一つの株から10本以上の花茎が叢生しているので、庭造りにはとてもお得なアイテムに思えます。
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さらに、シソ科によくあるように、本来の花が落ちても同じ紫色の萼がそのまま残るので、花壇づくりをする人には便利でしょう。あるいは、萼に飽きたら切り戻しをすると二番穂が出るそうで、さすがに人気の園芸品種です。
惜しむらくは花色が青紫系に限られていることです。原種のネモローサには白花種もあるようだし、そのうちカラフルな仲間が出てくることを期待しましょう。

<補注> 花期は夏で終わるはずなのに、10月に入って花芽が上がり始めました。(2023年10月7日

過去のきょう 2022 シベリアヒナゲシ(アイスランドポピー) 2021 グレビレア・ロビンゴードン(ハゴロモノマツ) 2020 フレンチラベンダー 2019 グレビレア・アメジスト 2018 オカタツナミソウ 2017 タテジマフトイ  2016 ケキツネノボタン  2015 キクノハアオイ  2014 バイカウツギ  2013 温帯スイレン  2012 ニガキ(雌花)  2011 ウラジロノキ  2010 コメツブツメクサ  2009 サンショウバラ  2008 チングルマ  2007 スノーキャップ  2006 オオバコ  2005 サラサドウダン  2004 アヤメ

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5月17日(水) コロラドトウヒ(プンゲンストウヒ)と同・ホオプシー

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お里のロッキー山脈では20mほどまで育つそうで、狭い日本で植栽されてもなかなかの迫力で立ち尽くしていました。ふるさとの名を冠したコロラドトウヒが標準和名でも、学名(種小名)を用いたプンゲンストウヒ(注)もポピュラーです。
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そのいかつい原種を園芸改良したのがホオプシー(Hoopsii)です。意味を調べても出て来ないので、たぶん固有名詞(人名とか地名とか)でしょう。英語綴りはローマ字読みでいいはずでも、固有名詞だと現地発音を優先することがあります。自分的にはホオプシーとしたものの、ホプシーとかホープシーとか、揺れがあります。
そんな名前以上に厄介なのがお値段で、小さい苗でも軽く1万円超えです。写真の木は優に2mオーバーだったので、単純計算でも7万円!?!?
うーん、この緑白色の枝がそれほどの価値か???とハテナマーク連発の貧乏人は、遠くから「盗撮」させていただくのがせいぜいです。

<補注> プンゲンス(pungens)は「硬く尖った」の意で、葉の様子を示します。
<既収録のPicea(トウヒ属)・和名50音順>ウンナントウヒ(P. likiangensis) ☆ エゾマツ(P. jezoensis var. jesoensis) ☆ ドイツトウヒ(P. abies) ☆ トウヒ(P. jezoensis var. hondoensis)

過去のきょう 2022 ジュステキア・スピキゲラ(メキシカン・ハニーサックル) 2021 ヤナギチョウジソウ 2020 アゼナルコ 2019 プルモナリア 2018 キウイフルーツ 2017 サンザシ  2016 シマガマズミ  2015 カラミザクラ(シナミザクラ)とオオカンザクラ  2014 ギョウジャニンニク  2013 サルナシ  2012 ヤエムグラ  2011 トウバナ  2010 コゴメウツギ  2009 オオバナノエンレイソウ  2008 チゴユリ  2007 ユキノシタ  2006 ヘラオオバコ  2005 メキシコマンネングサ  2004 タイサンボク

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5月16日(火) シロイヌナズナ

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え、これ花でしょ。進む老眼にはなんとも意地悪サイズです。早っ! 種を播いて1カ月です。なるほど、このスピードが植物研究には最適なのでした。
そうかあ、これが紗英さんの恋人なんだ…と感慨ひとしおです。三浦しをん「愛なき世界」で知ったこの極小の草、どこでも見つからず、ついに自宅栽培です。
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芥子粒より小さな種をバラ播いたのが先月7日でした。5日後、土の上に現れた緑の物体は双葉でした。横に置いた米粒がビニール風船みたいです。
種があまりに小さすぎて、うまく散らして播けなかったもので、数日の間に芽はどんどん混み続けました。間引きしようにも小さすぎて、しばし放置です。
中旬からはなんとかピンセットで掴めるようになり、選別を進めました。そしておとといの朝、鉢を覗き込んで「え~っ」でした。うわあ、紗英さん、この花びらを開いて雄シベを切除とかしてたなぁ。うーん、はた衛門、開くだけでも無理(注)だわい。
さてこれ、ナズナですからねえ。これからペンペン太鼓もできる(注)のでしょうか。藤丸くんがペンペンペンして遊んでいなかったか、あれ、読み直してみましょっと。

<補注> きれいに開いた花は自分でも「雄シベ切除」が可能そうだった一方、ペンペン遊びはどうにも無理な形の種でした。(2023年6月10日

過去のきょう 2022 ニゲラ(クロタネソウ) 2021 ブルーベリー 2020 アオギリ 2019 ドロノキ 2018 コンロンソウ 2017 口紅シラン  2016 オオバウマノスズクサ  2015 キツネアザミ  2014 コハウチワカエデ  2013 コヒロハハナヤスリ  2012 カマツカ  2011 カジノキ  2010 ハクウンボク  2009 ジャケツイバラ  2008 コトネアスター  2007 ヒメヒオウギ  2006 カンボク  2005 ホオノキ  2004 ホオノキ

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5月15日(月) シルバープリベット

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ブワッ×ブワッ、じつに盛大な花盛りです。一つ目のブワッはこの開花具合で、これほど真っ白に咲き誇る様子はお見事!としか言えません。
二つ目のブワッはその香りで、おっと、素直に香りと書きました。ニオイとか臭いとはしなかったわけで、多少の息苦しさは感じても、勘弁してぇ!ではありません。分厚い芳香が周囲に漂います。さすがに園芸種として重用される存在です。
そう言えば、あの小癪なアパートの植え込みは、4年も経ったいま、あまり元気がありません。今回の写真の場所が広々したお庭で手入れ良好なのに比べると、明らかに条件が劣っています。やっぱり環境…孟子のお母さん、正解でしたね。

過去のきょう 2022 コガクウツギ 2021 ゲンゲ(レンゲソウ) 2020 サワオグルマ 2019 ミヤマヨメナ 2018 キンカン 2017 ウメ(緑萼、リョクガクバイ)  2016 マメイヌツゲ  2015 ミツデカエデ(雌株)  2014 キクムグラ  2013 ガクウツギ  2012 ヒルザキツキミソウ(モモイロヒルザキツキミソウ)  2011 タチシオデ  2010 ヒメウツギ  2009 カッコソウ  2008 カマツカ  2007 キツネアザミ  2006 カラスビシャク  2005 シロミミナグサ  2004 エゴノキ

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5月14日(日) サルビア・グレッギーとサルビア・ミクロフィラ

230514greggii
先日のサルビア・ヤメンシスについて、素性は在来2種の交雑品と述べました。しかし、その二つ(サルビア・グレッギーと同・ミクロフィラ)を「自分はまだ区別できない」と付記せざるを得なかったのはちょっと悔しいことでした。
そこで近所のチェリーセージ(上記3種の共通俗名)を探し回り、かつ参考サイトで交雑親2種の違いを確認しました。その成果が上下2枚の写真です。
まずはグレッギー(↑)で、このブログ初登場です。ミクロフィラに比べると、見かける率がかなり低くて、今回ようやく見つけました。
230514microphylla
そしておなじみのミクロフィラです。葉の形、サイズ、鋸歯の有無、表面の状態の4点について、グレッギーと対比できるコメントを書き込みました。ほかには花の内部にも相違箇所があるらしくても、葉の違いだけで十分に見分けはできそうです。

過去のきょう 2022 ユリズイセン(アルストロメリア) 2021 アコウ 2020 ヤマモモ 2019 イチョウ 2018 野沢菜 2017 メキャベツ  2016 トウダイグサ  2015 ベニバナダイコンソウ(ゲウム)  2014 ベニウツギとタニウツギ  2013 シライトソウ  2012 アメリカアサガラ  2011 アオハダ  2010 コンニャク  2009 ギシギシ  2008 オオカメノキ  2007 ヤセウツボ  2006 タラヨウ  2005 ゼニアオイ  2004 エゴノキ

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5月13日(土) ヤマボウシ(シナヤマボウシ)・ウルフアイ

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4年前にはちょっと悪態をつきすぎたウルフアイです。業界が推しているわりには近所でちっとも見かけないと言っていたら、ようやく現れました。
どこがウルフアイなんだ!というブータレも、4年の間には理解力が増したようで、この葉っぱの覆輪が狼の目ね、と素直に思えるようになりました。と言うか、花を見て、それがウルフアイとは関係ないことがわかって安心しました。
陽当たりが良すぎると葉の周囲がチリチリするそうで、この木はまさにその症状を呈していました。オーナーに教えてあげても、おいそれと植え替えはできないだろうし、ただれ目の狼もかわいいかも…と無責任にパシャリです。

<補注> 異常な夏を過ごした葉は悲惨な状態でした。(2023年10月10日

過去のきょう 2022 ムラサキフトモモ 2021 スイートピー 2020 ノースポールギク(クリサンセマム・パルドサム) 2019 オッタチカタバミ 2018 ヒヨクヒバ(イトヒバ) 2017 シナユリノキ(とユリノキ)  2016 ウンシュウミカン  2015 マロニエ(セイヨウトチノキ)  2014 マツバトウダイ(ユーフォルビア・キパリッシアス)  2013 ムレスズメ  2012 カイジンドウ  2011 キンラン  2010 ミツデカエデ  2009 スイバ  2008 アマドコロ  2007 サワフタギ  2006 ミヤコワスレ  2005 セイヨウオダマキ  2004 ソラマメ

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5月12日(金) クゲヌマラン

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鵠沼というのは、いまでも三つの駅に名を残していて、国道1号から海岸までの大きな字(あざ)だったようです。そのどこいら辺で見つけられたものか、戦前はこのランが安穏に育つことができる疎林や松林がまだまだ多かったのでしょう。
地名を冠された植物の分布域が、特にその場所に限定されないのは「業界の常識」で、このランもユーラシア大陸やアフリカ北部の温暖帯に広く生息します。やたらと局地的な名前にビビリがちでも、案外に鷹揚な性質のようです。
ギンランと紛らわしく思えても、全体印象がほっそりして、かつ疎らな感じです。これは花や葉のつき方から受ける印象です。ただ、そんな相対的なことではなく、距が目立たない(小さい)のがクゲヌマランの特徴だそうで、これはいつもの「事後学習」だったので、次にまみえたときの撮影課題としておきます。

過去のきょう 2022 コアニチドリ 2021 トネリコバノカエデ 2020 レースラベンダー 2019 ミヤマガマズミ 2018 ツメクサ 2017 キエビネ  2016 コウヤワラビ  2015 ヘラオオバコ  2014 マルバウツギ  2013 セイヨウジュウニヒトエ(アジュガ・レプタンス)  2012 チャンチン  2011 ハクウンボク  2010 オオカワヂシャ  2009 タラヨウ(雌花)  2008 オトコヨウゾメ  2007 アメリカフウロ  2006 カラマツ  2005 ヤマボウシ  2004 カナメモチ

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5月11日(木) ビルベリー

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ビルベリーというのはアバウトな呼び方であり、Vaccinium(ツツジ科スノキ属)のなかのいくつかを括っての俗称です。もっと大きく言えばブルーベリーの仲間であって、実のサイズがあれより小さく、皮だけでなく果肉まで青紫色のものを言います。
ちなみに「ビルベリー」で検索するとサプリの写真がズラッと並びます。効能はそちらに詳しいので譲ることにして、この花の結実を待ちましょう。
Vaccinium230304
3月の初めまでは真っ赤な葉がまだ繁く残っていました。革質の落葉タイプ、つまりブルーベリーとはその性質も一緒で、葉幅がグッとスマートです。

<追録> 小さな実がすぐに目立ち始めました。若葉も出始めています。それを示している肌色物体ははた衛門の小指です。(撮影:2023年5月24日)
Va_myrtillus230524

過去のきょう 2022 カナクギノキ 2021 タチカメバソウ 2020 ルリヂシャ(ボリジ) 2019 アキタブキ 2018 ナツミカン(ナツダイダイ、ナツカン) 2017 レモン  2016 カシグルミ  2015 タラヨウ(雌株)  2014 ニガナ  2013 サンショウ  2012 クサソテツ  2011 カマヤマショウブ  2010 ハナイバナ  2009 ネコノメソウ  2008 クマガイソウ  2007 ナニワイバラ  2006 セリバヒエンソウ  2005 ポポー  2004 スイカズラ

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5月10日(水) ヒゴクサとエナシヒゴクサ

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ヒゴクサは肥後草だろうと思ったら、「なぜ肥後というか不明」と牧野博士は言っています。たしかに、特に別に熊本ではなくても、ここらで見かけます。
博士はまた「茎が竹ひごの感じなので」という説を紹介しています。言われてみれば、茎というより、長くのびる花柄が竹ひごを撓らせた状態に見えます。
その長い花柄の先で揺れる金平糖状のものが雌花穂、その上に突き出たボロ槍状のものが雄花穂です。おととい載せたコウボウムギはスゲ属では稀な雌雄異株だったのに、ヒゴクサはノーマルに雌雄同株です。
230510ca_aphanolepisさて、こういう野の草の正体調べはわりと手間取るもので、ズルズルと日を延ばしているうち、別の場所でエナシヒゴクサ(写真左側)に出会ってしまいました。ヒゴクサ(右側)と比べているうちに両方の素性がわかり、一挙両得(?)となりました。

過去のきょう 2022 イヌノフグリ 2021 マチルダ 2020 カシワ 2019 キバナウツギ 2018 ヤガミスゲ 2017 ヤマドリゼンマイ  2016 シラー・ペルビアナ(オオツルボ)  2015 トコナツ  2014 ジングウツツジ  2013 アレナリア・モンタナ  2012 トラフクロマツ  2011 マメヅタ  2010 モッコウバラ(白八重)  2009 エゾネギ(チャイブ)  2008 シャリンバイ  2007 ウスバサイシン  2006 セッコク  2005 ヤエコデマリ  2004 オオムラサキ

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5月9日(火) フジ(ノダフジ)

230509wi_floribunda
もっと長いレンズが欲しいと思うのはよくあるのに、たまには広角レンズを持っていたくなることもあって、この藤の大樹の下に立ったときがそれでした。
たいがいの藤は棚に縛られ整然と花房を垂らすのに、ここまで奔放、しかもデカイものにはなかなか出会えません。前に一度、同じくらいの大樹を見たのに、それはムチャクチャ深い崖の向こうで、写真になんかなりませんでした。
それが今回は足場もよし、花のタイミングもよしの大幸運でした。広角代わりにスマホで撮ることも考えはしたのに、やめました。まだまだスマホでは写したいように写せないことがあって、あえてSTYLUS-1Sを使った成果は画面右上に見えています。
蔓が左上→右下に向けて走るS巻きがハッキリと見て取れて、これがヤマフジではなくノダフジ(標準和名・フジ)であると証明できました。

過去のきょう 2022 キバナフジ(キングサリ) 2021 サルオガセモドキ 2020 ホソノゲムギ 2019 ハナウド 2018 ウグイスカグラ 2017 ドクウツギ  2016 シャクナゲ  2015 ハンカチノキ  2014 ヤナギトラノオ  2013 ボタン  2012 ヤエムグラ  2011 スイバ  2010 オニグルミ  2009 コエンドロ(コリアンダー)  2008 クレマチス・モンタナ  2007 オオアブラギリ(シナアブラギリ)  2006 イチゴ(優香)  2005 オオデマリ  2004 ミズキ

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5月8日(月) コウボウムギ

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前回出番はコウボウシバにお付き合いした形だったので、今回は立派に単独登場してもらいます。陽光を浴びて煌めく葉が健康美を誇っていました。
ただし、いくら葉が美しいとは言え、花穂はカヤツリグサ科スゲ属の範疇です。似たような写真を2枚載せるのは容量を食うので、貼り合わせ画像とケチりました。
右が透明感のある柱頭を持つ雌花(雌株)で、左のお菰さんが雄花(雄株)です。なんと、コウボウムギはスゲ属のくせに雌雄異株という珍しいタイプなのです。
類例はカンチスゲとヤリスゲ、あとエゾノコウボウムギ(すべて未収録)とされ、2,000種ほどもある仲間のなかにそれしかないのなら、見つけてあげたい気がします。

過去のきょう 2022 ヤグラネギ 2021 ダイオウグミ 2020 ニオイロウバイ 2019 シラカシ 2018 ヒメイズイ 2017 ペチコートスイセン  2016 トガクシショウマ  2015 クジャクシダ  2014 モモイロハナエンジュ(バラアカシア)  2013 ツタバウンラン(ツタガラクサ)  2012 クレマチス・アーマンディ  2011 カジノキ  2010 ハイノキ  2009 ツボスミレ(ニョイスミレ)  2008 イヌガヤ  2007 ヒイラギソウ  2006 リムナンテス  2005 アサツキ  2004 ウツギ

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5月7日(日) サルビア・ヤメンシス

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白い花が次々と咲くのできれい…なはずが、その花びらはすぐに茶色く萎れるので、「決め」の写真がなかなか得られません。あきらめてパシャリ・涙。
日本ではともにチェリーセージと呼ばれるSalvia microphyllaとS. greggii(自分はこの2種をまだ区別できない)(注)が交雑したものだそうで、白のほかにピンクやクリームの花色もあります。常緑性だしよく分岐するので、低い垣根に向きます。
ふた親の葉はふつうの「葉っぱ」型なのに対し、このヤメンシスの葉は細くて分岐していて、鳥の足を思わせます。葉っぱ×葉っぱ=鳥の足、、、不思議です。

<補注> ヤメンシスの二親を比較掲載しました。(2023年5月14日

過去のきょう 2022 トキワサンザシ(ピラカンサ) 2021 オオジシバリ 2020 カマヤマショウブ 2019 シルバーレース 2018 カザンデマリ 2017 シロヤシオ(ゴヨウツツジ)  2016 ヒメシャクナゲ  2015 エニシダ  2014 ツリガネズイセン(ヒヤシンソイデス・ヒスパニカ)  2013 ウラジロノキ  2012 サクラソウ  2011 ヒメハギ  2010 マルメロ  2009 アメリカイワナンテン  2008 ヒルガオ  2007 スイートピー  2006 ベニバナツメクサ  2005 モモイロヒルザキツキミソウ  2004 ハリエンジュ(ニセアカシア)

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5月6日(土) シラタマソウ(シレネ・ブルガリス)

230506silene_vulgaris
これが緑の蛸さん=グリーンベルのお母さんです。このままで十分にかわいいのに、この画面でもいくつか見えている緑の膨らみを選抜培養するとかして、さらに腹囲をググッとサイズアップして、ああいう園芸品を作り上げるのでしょう。
さて話はこのシレネ・ブルガリスの種小名vulgarisです。わりとよく使われる表現で、ウツボグサとかノボロギクとかの野草系、あるいはフダンソウとかコモンタイムなどのお料理素材系、その他諸々にこの名前は使われています。
さていったいそれらに共通する形質ってなんだろう?vulgarisってどんな意味?と調べたら、「俗な・並みの・ありふれた」でした。うわ、ずいぶん見捨てた言い回しだことと憤慨しつつ、これだけ繁茂している様子を見ると、なるほどねと納得です。

過去のきょう 2022 ニゲラ(クロタネソウ) 2021 ゼノビア・プルベルレンタ(スズランノキ) 2020 ムクノキ 2019 ユスラウメ 2018 シロバナツタバウンラン 2017 コバノタツナミ  2016 ヤマガラシ  2015 セキチク(カラナデシコ)  2014 コバノガマズミ  2013 ハッカクレン  2012 ハイノキ  2011 チョウジガマズミ  2010 カンザン(関山)  2009 シュロ(ワジュロ)とトウジュロ  2008 オサバグサ  2007 ピラカンサ  2006 オーニソガラム  2005 キリ  2004 ヤマボウシ

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5月5日(金) ボロニア・ピンナタ

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あれから1年、じつに「大樹」になったなぁ…と感動の一枚です。ただ、2月末に目論んだ「一番豪華に見えるタイミング」はなかなかに訪れません。
と言うより、開花はこんな程度でズーッッと、あえて言えばダラダラと続きます。決してすべての蕾が一斉にパーッと開くことはないのです。それでもたくさんのピンクの点々が配されているので、全体アバウトに眺めるなら賑やかではあります。
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そんなダラダラ状態に気づいてジトーッと見つめたら、おいおい、せっかく開いた花が二・三日後には閉じるではありませんか。受粉を終えた雌シベを守るように、4枚の花びらがシャッター羽みたいに組み合ってシベを包んでしまうのです。
もしそのあとでたくさんの実ができるのなら感心な努力なのに、じつに肩透かしなのはこのお包みがすぐにポロポロ落ちるのです。不稔です。
別に種を採りたいとは思わないのでこれでかまわないとは言え、こういう思わせぶりはちょっとムカつきます。花のしかけというのは本当に多彩です。

過去のきょう 2022 ユズリハ 2021 耐寒マツバギク(デロスペルマ・ルミナスレンジャー) 2020 カズノコグサ 2019 ヘミジギア 2018 クマイチゴ 2017 ショウキウツギ  2016 ヤチヤナギ  2015 キクザクラ  2014 ニワナズナ(アリッスム)  2013 トドマツ  2012 ムラサキカタバミ  2011 ジョウリョクヤマボウシ  2010 タブノキ  2009 ダイコン  2008 ナラガシワ  2007 イチハツ  2006 ハナイカダ  2005 ユリノキ  2004 ムクロジ

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5月4日(木) ユウギリソウ

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丈夫なのか、蒲柳の質なのか、なんともつかみきれない性質です。
案外に丈夫だなと思ったのは、冬を簡単に乗り切り、植え替えをしてあげたら元気に茎を立ててきた点です。ところが、陽に当てすぎると茎がヘナッと萎れるのです。決して水切れではないのに、なぜかクタッとうなじを垂れてしまうのです。
そのくせ、徒長気味に思えるくらい背がのびて、いまの段階で60cm超えです。摘芯をすべきか、ちょっと悩んでしまいます。まだ茎の先端に花芽が見えない一方、脇芽がたくさんついているので、そろそろ決心のしどきです。
育て方の指南ページを見ると、「摘芯せずに大輪VS脇芽を出して花数狙い」の二択なのです。大輪も欲しいし数もつけたいという欲張り爺さんには、まごまごしているうちに枯らしてしまうという悲惨な結果が待っていそうで、さあどうしましょう。

<追録1> 上の記事から幾日も置かず、「決断」をしました。一番背が高かった茎を残し(大輪狙い)、ほかはけっこうバッサリ詰めた(花数狙い)のです。
結果は立派に成功で、下の写真・手前が大輪(すでに花瓶挿し)で、背景がたくさんついてくれた脇芽です。ヘナヘナするクセも陽射しの調整でどうにか手なずけ、2年目のユウギリソウ、絶好調です。(撮影:2023年6月17・18日)
Tr_caeruleum2306
<追録2> 鉢植えではなんとも収拾がつかなくなってきたので、アレンジメントに活用しました。(撮影:2023年7月2日)
Arrange
<補注> 特に育て方のコツをつかんだつもりもないのに、二度目の冬越しができてしまいました。(2024年3月1日

過去のきょう 2022 ゲンゲ(レンゲソウ) 2021 ヤモメカズラ(ペトレア・ボルビリス) 2020 ハナミズキ(アメリカヤマボウシ) 2019 シロバナフジ 2018 サンカヨウ 2017 セキショウとショウブ  2016 ビオラ・つぶらなタヌキ  2015 ハハコグサ  2014 ダイオウグミ  2013 ゼンマイ  2012 イチハラトラノオ(市原虎の尾)  2011 セイヨウバクチノキ  2010 ベニシダ  2009 トウカエデ  2008 ニワトコとムベ  2007 キモクレン  2006 ヒメコウゾ  2005 スズラン  2004 ハルジオン

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5月3日(水) ダイオウマツ

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天をつくようなダイオウマツが新芽の時期でした。枝の天辺ごとに白っぽい若葉の塊が萌え出していて、これがすべて夏にかけてバオバオとのびるのでしょうから、年ごとにドンドンと背はのびるばかりです。
その数え切れないほどの新芽のなかのたった1カ所にだけ、雌花を見つけました。緑と白のなかの赤色ですから、とてもよく目立ちます。
ただ、これは無念の集合写真です。まずは高すぎて雌花の細部に迫ることがまるで無理です。そして、雌花に送粉すべき雄花が1個も見つかりません。
おそらくは雌雄の開花に多少の時間差があるのでしょうから、雄花が熟すまでに、どこかもう少しググーッと近づける1本を探すことにします。

<ダイオウマツの過去記事・掲載順> ☆ 葉 : 2006年1月28日 ☆ 樹冠(葉・枝) : 2011年1月2日 ☆ 毬果・葉・枝 : 2018年2月10日
<参考例> 赤松の雌花・雄花 : 2011年5月26日

過去のきょう 2022 シロバナオオベニゴウカン 2021 レンリソウ 2020 ベニバナツメクサ 2019 スズランとバイモ 2018 ウラジロウツギ 2017 ウバメガシ  2016 ヤドリギ  2015 チリメンガシ  2014 サギゴケ(ムラサキサギゴケ)  2013 ニッサボク  2012 セイヨウタンポポ  2011 シライトソウ  2010 ヘビノボラズ  2009 ギンラン  2008 フサスグリ  2007 シュンギク  2006 ムクノキ  2005 ワスレナグサ  2004 カリフォルニアポピー

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5月2日(火) ネメシア・ケイランサス

230502ne_cheiranthus
某タレントさんではないけれど、思わず「クセつよぉ~」と呟いてしまいます。ホタルイカが浜辺に打ち上げられたにしては黄色い花冠下唇が余計です。
これがネメシアの種類であることは、俯いた花が見せる萼で納得です。前に「タスキ掛けしたように見える」と述べたことがあって、ネメシアが持つ特徴です。
花屋さんではこの品種をシューティングスターとかマスカレードと呼んでいて、どちらもなかなか蘊蓄に富んだ名付けです。栽培品種であり、両方ともきちんと学名登録されているので、どちらがどうと贔屓ができません。なので、自分的には品種名であるケイランサス(cheiranthus)を前面に立てることにしました。
この種小名は「よく匂う花」くらいの意味で、見た目のアバンギャルドさと並ぶこのネメシアのもう一つの特徴を表現しています。

過去のきょう 2022 イワカラクサ 2021 シラカンバ 2020 アキグミ 2019 ベニバナシャリンバイ 2018 タマノカンアオイ 2017 キバナオドリコソウ(ツルオドリコソウ)  2016 コイヌガラシ  2015 シャクヤク  2014 マルバアオダモ  2013 カントウタンポポ  2012 シロダモ  2011 カジカエデ(オニモミジ)  2010 クヌギ(雌花)  2009 キンラン  2008 マイヅルソウ  2007 ジュウニヒトエ  2006 カキドオシ  2005 シラー・ペルビアナ(オオツルボ)  2004 カリフォルニアポピー

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5月1日(月) カワノナツダイダイ(アマナツ)

230501f_kawanonatsudaidai
大きなお庭で花が満開だった柑橘類を遠くから見上げて撮りました。この季節はレモンから温州蜜柑まで、柑橘類が一斉に花どきです。
3個だけ木についていた実を見ながら、ハッサクだろうか、実の表面の凸凹が少なすぎるからナツミカンではなさそう…とか記憶フル回転です。花に迫りたくて別の角度に回り込んだら、風に乗ったシトラス香にまとわりつかれました。嗅覚に自信のない自分でもはっきりわかるほどの強さです。
さて種類の見分けです。上に書いたように、ナツミカン(ナツダイダイ)の線は最初から消していて、ハッサクの果実表皮から確認です。ブンタンに近い系統なので、果皮は分厚く、油点のようなブツブツ模様は目立っても表面は滑らかです。
そんな調べのなかで浮かんだのは甘夏でした。表皮のボコボコがちょうどこのくらいだし、花の香りが強いとか樹高があるという説明も符合しています。通称・アマナツは、ナツミカンの枝変わり品種で、大分の川野さんが育て上げたそうで、正式名称も川野さんの名前がしっかり織り込まれたものでした。

過去のきょう 2022 ジャカランダ・ドワーフ(矮性ジャカランダ) 2021 ホソバヤハズエンドウ 2020 カワヂシャ  2019 キバナホウチャクソウ 2018 ナギ 2017 ダンコウバイ  2016 シマセンネンボク(ドラセナ・フラグランス・マッサンゲアーナ、幸福の木)  2015 タラヨウ(雄株)  2014 アツモリソウ  2013 チシャノキとマルバチシャノキ  2012 ヨウラクユリ(フリチラリア・インペリアリス)  2011 イヌリンゴ  2010 セイヨウシャクナゲ  2009 ユズリハ(雌花)  2008 ハシリドコロ  2007 チャボタイゲキ  2006 カシワ  2005 シラン  2004 ベニバナトチノキ

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