11月18日(金) キンヨウボク(錦葉木、アフェランドラ・スクアロサ・ダニア)
ようやくアフェランドラ(Aphelandra)との対面が叶いました。自分的に「キンキン問題」と名付け、素人を惑乱させる意地悪だと眉を曇らせていたキンヨウボク(金葉木)とキンヨウボク(錦葉木)が、このブログ上で写真対比できるようになりました。
詳しい人には「なにを悩んでいるんだか」と笑われるはずでも、そもそもは某温室の表示間違い(金錦取り違え)に端を発した迷走です。プロでもやっちゃうエラーだったのだから、ブログ上で独りブータレていたのは許してもらいましょう。
さて、お初のアフェランドラです。葉の斑に黄色成分が感じられません。そして斑の滲み(ギザギザ)が明確です。かつ、側脈の斑は葉の縁に達していません。
また、花穂に目を移すと、薄くて黄色い質の苞が目立ちます。同パーツに赤さを感じたサンケジア(Sanchezia)との歴然たる違いです。
などと両者の違いを得心してみても、腹の底には不満が残ります。斑が黄色いから金葉木(Sanchezia)はわかります。しかし、白と緑の二色で「錦」とするのは如何なモノでしょう。錦には赤や金銀がつきものです。白と緑だけでは無理です。
というのはナントカの遠吠えで、YListさんも Aphelandra squarrosa にはきっちりとキンヨウボクの和名をあてがって(Sanchezia は収録なし)います。自分のブログのルールに従えば、タイトルはキンヨウボクを前に出さざるを得ません。
ところが、今回出会った Aphelandra は真性キンヨウボクではなく、園芸種でした。日本で見られる Aphelandra はほぼこのダニア(cv. Dania:注1)だそうで、さてこれをキンヨウボク・ダニアとするのもまた如何なモノか?となってしまいます。
そんなわけで、きょうのタイトルは面倒なものになりました。これをはた衛門的に言うならば、「錦のキンヨウボクだけどね。アフェランドラ・ダニアなんだよね」となるわけで、一件落着したわりにはなんとも歯切れの悪い事態ではあります。
詳しい人には「なにを悩んでいるんだか」と笑われるはずでも、そもそもは某温室の表示間違い(金錦取り違え)に端を発した迷走です。プロでもやっちゃうエラーだったのだから、ブログ上で独りブータレていたのは許してもらいましょう。
さて、お初のアフェランドラです。葉の斑に黄色成分が感じられません。そして斑の滲み(ギザギザ)が明確です。かつ、側脈の斑は葉の縁に達していません。
また、花穂に目を移すと、薄くて黄色い質の苞が目立ちます。同パーツに赤さを感じたサンケジア(Sanchezia)との歴然たる違いです。
などと両者の違いを得心してみても、腹の底には不満が残ります。斑が黄色いから金葉木(Sanchezia)はわかります。しかし、白と緑の二色で「錦」とするのは如何なモノでしょう。錦には赤や金銀がつきものです。白と緑だけでは無理です。
というのはナントカの遠吠えで、YListさんも Aphelandra squarrosa にはきっちりとキンヨウボクの和名をあてがって(Sanchezia は収録なし)います。自分のブログのルールに従えば、タイトルはキンヨウボクを前に出さざるを得ません。
ところが、今回出会った Aphelandra は真性キンヨウボクではなく、園芸種でした。日本で見られる Aphelandra はほぼこのダニア(cv. Dania:注1)だそうで、さてこれをキンヨウボク・ダニアとするのもまた如何なモノか?となってしまいます。
そんなわけで、きょうのタイトルは面倒なものになりました。これをはた衛門的に言うならば、「錦のキンヨウボクだけどね。アフェランドラ・ダニアなんだよね」となるわけで、一件落着したわりにはなんとも歯切れの悪い事態ではあります。
<補注1> Dania はデンマークの意のようです。熱帯アメリカの産である Aphelandra をデンマークで園芸改良(小型化&葉色鮮やか)したものでしょう。
<補注2> 意外と早めにアフェランドラ属の仲間を収録しました。(2023年2月10日)
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