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11月20日(日) ホソグミ(ロシアンオリーブ)

221120elaeagnus_angustifolia
流通名がロシアンオリーブ(注1)で、去年までならいざ知らず、このごろはイメージ悪いでしょうよ!と心配です。さらに、こんな真っ赤なオリーブ、ありますかい?
一粒いただいてみると、これは完璧にグミでした。少しエグさはあっても、これだけ稔ればジャムにできます。なんと、この木が植えられたのは今年の春です。あっという間に空を突く高さになり、これだけワサワサと実がつきました。
ものすごく丈夫な木で、埼玉の暑さは軽々越えたし、冬の寒さも平気の平左(注2)だと言います。ロシアと冠せられたのは、その耐寒性アピールだったようです。
もっとも、原産地は中央・東アジア方面とのことで、ロシアを称してもそんなにウソではないかと擁護しておきます。さらに葉がたしかにオリーブっぽくて、北国のお庭にも地中海の風情を提供したいという高邁なネーミングと称えておきましょう。

<補注1> 標準和名はホソグミとされていても、ホソバグミとかヤナギバグミという呼び方もあります。またスナナツメ(砂棗)という渋い名前もあって、これはこの木が例の新疆ウイグル自治区(砂漠が多い)でたくさん見られることにちなんでいます。
<補注2> 冬の姿がとてもきれいでした。(2023年1月29日
<補注3> 花はとても密に、そして香り高く咲きました。(2023年4月9日
<補注4> 5月末には実の赤ちゃんを見たのに、最終的には稔りが完全にゼロの年でした。(2023年11月21日

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