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9月9日(金) カカツガユ

220909cochinchinensis
長いトゲの恐ろしさが記憶に強烈に残ります。加えて刺激的なのがその名前で、どなたもその由来を解説してくださいません。牧野博士も「和活が油の意味だというが語源ははっきりしない」としています。
別名のソンノイゲ(注)についても、「長崎の方言で、イゲは刺であるが、ソンの意味は不明である」と、いつになく冴えない物言いです。
もう一つ、ヤマミカンという別名があって、これは「果実が食べられるから」と明瞭なのに、残念ながら撮影した木にはそれがついていませんでした。雌雄異株だそうで、雄株というのはじつに悲しいものです。新たな出会いを待ちましょう。

<補注> 「イゲ」の名を持つ植物の収録一番目はクスドイゲ(本文中リンク)であり、このカカツガユ(ソンノイゲ)は二番目です。そしてさらに三番目となるクロイゲを収録できました。(2022年11月14日

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