7月28日(木) ユウギリソウ
夕霧草だなんて、てっきりでっち上げのデキ星園芸品だと思いました。なんと、近所の食品スーパーの出入り口に並んでいたのです。
ニチニチソウとかマリーゴールドとか、ありきたりの花が並ぶ棚で、疑いの眼差しにも負けず、花も葉もやたらシックで心にググッと迫ります。調べたら、地中海沿岸に産して、あちらではThroatwortと通称される有名な存在でした。
これはラッキーと持ち帰ったのは良くても、湿気が嫌いという性格の植物は自分には鬼門なのです。つい水遣りをビビっているうち、なんとせっかく咲いていた二つの大きな花房を枯らしてしまいました。途中でちょん切れている茎はその痕です。
かなりのダメージを与えてしまい、これは失敗と覚悟しました。しかし、茎を見ればわかるように、本来はかなりタフでした。水遣りと日光調整の調子をつかんだら、なんと二度目の開花を始めました。蕾もたくさん上がってきています。
そして、夕霧の意味もこのごろ自分的に飲み込めてきました。一つひとつの花が小さすぎて肉眼ではさっぱり見えないのです。花房全体がまさに夕霧です。
接写して拡大して、ようやく個々の花のつくりがわかりました。こうして見つめる前、てっきり雄シベの葯だと思っていた白いツンツンは雌シベの柱頭でした。その付け根に埋もれているのがどうやら雄シベのようです。
どこがキキョウ科なのだろうと思っていたのに、こうして雄性・雌性の出方とか、5裂した花びらを見るとしみじみ納得です。原産地では多年草(注)で、そもそも暑さ・寒さには強いのだそうで、さあ、ここからはどんどん霞んでいただきましょう。
ニチニチソウとかマリーゴールドとか、ありきたりの花が並ぶ棚で、疑いの眼差しにも負けず、花も葉もやたらシックで心にググッと迫ります。調べたら、地中海沿岸に産して、あちらではThroatwortと通称される有名な存在でした。
これはラッキーと持ち帰ったのは良くても、湿気が嫌いという性格の植物は自分には鬼門なのです。つい水遣りをビビっているうち、なんとせっかく咲いていた二つの大きな花房を枯らしてしまいました。途中でちょん切れている茎はその痕です。
かなりのダメージを与えてしまい、これは失敗と覚悟しました。しかし、茎を見ればわかるように、本来はかなりタフでした。水遣りと日光調整の調子をつかんだら、なんと二度目の開花を始めました。蕾もたくさん上がってきています。
そして、夕霧の意味もこのごろ自分的に飲み込めてきました。一つひとつの花が小さすぎて肉眼ではさっぱり見えないのです。花房全体がまさに夕霧です。
接写して拡大して、ようやく個々の花のつくりがわかりました。こうして見つめる前、てっきり雄シベの葯だと思っていた白いツンツンは雌シベの柱頭でした。その付け根に埋もれているのがどうやら雄シベのようです。
どこがキキョウ科なのだろうと思っていたのに、こうして雄性・雌性の出方とか、5裂した花びらを見るとしみじみ納得です。原産地では多年草(注)で、そもそも暑さ・寒さには強いのだそうで、さあ、ここからはどんどん霞んでいただきましょう。
<補注1> 冬を乗り切り、無事に植え替えを済ませたものの、やはりなかなかの気難し屋さんです。(2023年5月4日)
<補注2> 特に育て方のコツをつかんだつもりもないのに、二度目の冬越しができてしまいました。(2024年3月1日)
過去のきょう 2021 カッコウソウ 2020 キンマ 2019 ヒメスイレン 2018 イヌエンジュ 2017 ツタ(ナツヅタ) 2016 ウメモドキ 2015 ギンヨウアカシア 2014 クサソテツ 2013 ミカイドウ 2012 ネジバナ 2011 アルカネット 2010 アメリカホド(アメリカホドイモ、アピオス) 2009 ギンパイソウ 2008 アオヤギソウ 2007 ソクズ 2006 ウマノスズクサ 2005 コガマ 2004 オオニシキソウとコニシキソウ
| 固定リンク
コメント